職場で嫌われる人の特徴と楽に付き合うための対処法
職場には、必ず一人くらい嫌いな人がいますよね。でも、毎日嫌いな人と一緒に仕事をするのって苦痛です。
しかも逃げ場がないから、どうにかして付き合わないといけない。
そんなふうに悩んでいる人へ、嫌いな人と楽に付き合うための対処法についてご紹介します。
職場で嫌われる人の特徴を知って、嫌いな人と楽に付き合っていきましょう!
目次
職場などで嫌われる人にありがちな心理とは?
職場などで嫌われる人は、心の中でどんなことを思っているのでしょうか? 嫌われる人にありがちな心理について見ていきましょう。
過去にトラウマがある
嫌われる人にありがちな心理は、過去のトラウマが尾を引いていること。
過去にいじめられたり、裏切られたりした経験がある人は、それがトラウマになって人に心を開くことができない場合があります。
その結果、極度に人に気をつかいすぎておどおどしたり、逆に、横柄な態度や冷たい態度をとって人から遠ざかろうとしたりします。
そのため、まわりからも扱いにくい人だと思われてしまうのです。
自己肯定感が低い
嫌われる人にありがちな心理は、自分自身が自分のことを認められないこと。
心の中では「どうせ私なんか」「どうせ俺のこと嫌ってるんでしょ」などと、否定的なことばかり考えています。
その結果、いつも相手の顔色をうかがって怯えたり、あえて嫌われる態度を取ったりするひねくれ者になってしまうのです。
そもそも嫌われている自覚がない
職場などで嫌われる人は、そもそも自分が嫌われている自覚がない人もいます。
おめでたい性格というか、鈍感というか、とにかく自分が嫌われている自覚がないから、直しようがないんです。この場合は、まわりがあきらめるしかありませんね。
考え方に柔軟性がない
人の数だけ意見や考え方があるはずなのに、それを受け入れられない人もいます。つまり、考え方に柔軟性がなく、人の意見を素直に聞けないのです。
また、「自分の考え方は絶対に間違っていない」と思っている人もいます。考え方に柔軟性がないと、一緒に仕事するのが大変でしょう。
職場で嫌われる人の特徴
職場で嫌われる人には、共通する特徴があります。嫌われる人の特徴を知って、楽に付き合うための方法を探っていきましょう!
人によって態度が変わる
職場で嫌われる人は、人によって態度が変わるのが特徴です。上司に媚を売ったり、異性への態度が変わったりするタイプ。
上司にゴマをすって、自分の立場を良くしようと企んでいる策略家でもありますが、それがまわりの人にバレバレだとかっこ悪いですよね。
また、まるで職場を婚活パーティー会場と勘違いしているかのような異性への接し方は目に余ります。
職場に好きな人がいてもいいですが、仕事中であることはわきまえて行動してほしいものです。
仕事ができないのに偉そう
職場では、仕事ができる人や能力の高い人が注目を集めます。
でも、職場で嫌われる人は、仕事ができないのにできるフリをしている、もしくは、仕事ができると思い込んでいるのが特徴です。
その結果、仕事ができないのに偉そうな態度を取りがちなんです。だから嫌われるんですね。
ミスを人のせいにする
職場で嫌われる人は、自分が何かミスをしても、責任転嫁するのがポリシーです。
自分のミスを人のせいにして、自分だけ逃れようという魂胆がみえみえ。だから、まわりの人に嫌われるんです。
ミスを素直に認めて改善すれば良いだけの話ですが、ミスすると「負けた」と感じてしまうのも嫌われる人の特徴の1つです。
だから素直に受け入れられず、人のせいにしてしまうのです。
いい仕事ばかり選ぶ
職場で嫌われる人の特徴は、いい仕事ばかり選ぶこと。楽な仕事や好きな仕事、注目を集めそうな仕事など、自分に都合のいい仕事しか選ばないんです。
そして、嫌いな仕事や面倒な仕事、何の評価にもならないような仕事には、見向きもしません。
誰かがやらなければいけないのに、誰もやりたがらないような仕事は、どんな手を使ってでも避けようとします。
そんな態度を取っていれば、まわりの人から反感を買うのも当然ですし、嫌われるに決まっていますよね。
自己中心的
職場で嫌われる人の特徴は、自己中心的な性格の人。自分のことしか考えていなくて、人がどうなっても構わないと思っています。
また、空気が読めない人も多いので、盛り上がって楽しんでいる輪を乱します。一瞬で場がしらけると、颯爽とその場を去っていきます。
意図的なのか、天然なのかは、人によって違うでしょう。
悪口や嫌味ばかり言う
職場で嫌われる人は、悪口や嫌味ばかり言うのが特徴です。
その場にいない人を選んで悪口を言っていることが多いので、あなたもどこかで悪口を言われている可能性があります。
でも、気にすることはありません。そういう人は、誰の悪口でも言うものなんです。だから誰からも信用されず、みんなから嫌われるのです。
また、言わなくてもいいことを嫌味っぽく言ってしまう人も嫌われます。
たとえば「あなたって本当にダメね」とか「こんなこともわからないんだ」とか、上から目線でバカにした言い方をする人が多いでしょう。
「あー、だからあなたって嫌われるのね」って言っちゃダメですよ。
まずは相手を否定する
職場で嫌われる人の特徴は、まずは相手を否定するところから話をはじめること。
相手の意見を素直に受け入れず、否定することで自分が優位に立ちたいと思っているのです。
また、誰かにミスを指摘されたりすると、「でも、それは〇〇さんがやるはずだったから」とか「だって、他にも仕事があったんです」とか、言い訳からはじまるのも特徴の1つです。
素直じゃない上に、自分の非を認めない人は、職場で嫌われます。
気分の浮き沈みが激しい
職場で嫌われる人は、気分の浮き沈みが激しいのが特徴です。精神的に不安定なので、ちょっとした出来事によって感情が揺れ動いてしまうのです。
たとえば、誰かに褒められたときは、天にも昇る勢いで自画自賛したり、自慢したりします。
でも、ちょっとミスを指摘されたりしたときは、物を破壊する勢いでイライラしはじめ、まわりの人に八つ当たりをしたりします。
このように、その日によってコロコロ気分が変わる人は、まわりの人からも厄介者扱いされているでしょう。そんな人に振り回されたら、こちらが疲れてしまいます。
嫌いな人と楽に付き合うための対処法
職場で嫌われる人の特徴がわかりましたが、では、どのように対処すれば良いのでしょうか? 嫌いな人と楽に付き合うための対処法をご紹介します。
なるべく関わらないようにする
嫌いな人への対処法は、なるべく関わらないようにするのが1番です。ちょっと離れた存在の人なら、少しずつ離れてフェードアウトしましょう。
直属の上司や同じ部署の先輩などの場合は、どうしても関わらないといけませんよね。
そんなときは、必要最低限のことだけの関わりにとどめましょう。深入りせずに、ビジネスライクに付き合うことです。
仲良くなろうとしない
誰だって人に嫌われるよりは好かれたいものですが、あえて嫌いな人と仲良くなろうとする必要はありません。
嫌いな人に無理に好かれようとするから、心も体も消耗してしまうのです。
自分が嫌いなんだから、相手にも嫌われていいんじゃないですか? 他の人と仲良くできれば、嫌いな人に嫌われても大した問題ではありません。
そんなことに労力を使うよりも、もっと大切なことに労力を使いましょう。
話には相づちをうつ程度にしておく
嫌われる人は、自分の話を聞いてほしくてたまりません。その感情を逆手にとって、まともに話を聞かないことも対処法の1つです。
適当に相づちをうつ程度にしておいて、軽く聞き流しましょう。
「そんなことしたら怒らせちゃうんじゃないの?」と思うかもしれませんが、真剣に聞いてくれない人に話してもつまらないので、他の人のところへ行ってくれるはずです。
攻撃的な態度ではなく、サラっと受け流すような感じで聞き流すようにしましょう。
挨拶や最低限の会話だけにする
嫌いな人といえども、職場では挨拶くらいするのがマナーです。だから、嫌いな人でも挨拶はするようにしましょう。
また、仕事上関わらないといけない相手には、最低限の会話だけにとどめます。
世間話に付き合ったり、無駄に気をつかう必要はありませんよ。職場は、仕事をする場所ですからね。
否定したり、悪口を言ったりしない
嫌いな人と接するとき、どうしても顔や態度に出てしまいがちですよね。でも、相手を否定したり、攻撃したりすると、かえって面倒なことに巻き込まれます。
だから、言葉を選んで接したほうが良いでしょう。
また、いくら相手が自分の悪口を言っているとしても、あなたが相手の悪口を言ってはいけません。そんなことをしたら、あなたも相手と同類になってしまいますよ。
長所を探してみる
ちょっと歩み寄る感じの対処法としては、嫌いな人の長所を探してみることです。どんなに悪い人でも、長所が1つくらいあるはずなんです。
ほんのちょっとした長所でも見つかれば、「この人も人間なんだな」と思えて心に余裕を持てるのではないでしょうか?
嫌いな人と楽に付き合うための考え方
嫌いな人と楽に付き合うためには、あなた自身の考え方を変えてみるのがオススメです。「嫌いだ、嫌いだ」と思っていると、実はすごく疲れるんですよ。だけど、考え方をちょっと変えるだけで、想像以上に楽になれるんです。では、その考え方について見ていきましょう。
仕事だと割り切る
職場は、仕事をする場所ですよね。だから、人間関係は二の次と考えましょう。仕事だと割り切ることで、嫌いな人ともビジネスライクに付き合うことができます。
サラっと受け流すことができれば、気分的にもずっと楽になるはずです。
相手を変えようとしない
一番やってはいけない対処法が、相手を変えようとすること。人は、自分が意識しなければ変わることはできないんです。
相手が家族やパートナーなら変える努力も必要ですが、たかが職場の同僚なら変える必要はありません。
人を変えるのって、実はすごく頭を使うし、体力を使うんです。相手に否定的なことを言うだけでは、何も変わらないから。
では何をするのか。それは相手と真摯に向き合って、相手の気持ちを考え、例を出して説得していく。
そこまでの労力を費やす価値のある相手なのかどうかを考えたら、きっと「NO」という答えが出るはず。だから、相手を変えようとするのは無意味ですよ。
自分のやるべきことに集中する
そもそも仕事で大切なことは、仕事で成果を出すことですよね。それが人間関係によって左右されるなんて、もったいないです。
そのため、自分のやるべきことに集中して、結果を出しましょう。そうすれば嫌いな人なんて、眼中にも入らなくなりますよ。
嫌いな原因を考えてみる
嫌いな人と楽に付き合うためには、「そもそも嫌いな理由って何だろう?」と考えてみるのも良いかもしれません。
実は、ちょっとしたことが原因だったり、自分が相手を認められないことが原因だったりと、意外な発見があるかもしれません。
些細なことがキッカケとなり、人のことを嫌いになってしまうことはあります。でも、自分が楽になるためには、嫌いな人への見方を変えてみるのも良い対処法になりますよ。
好きになるように努力してみる
もし些細なことが原因で嫌いになってしまったのなら、好きになるように努力してみるのも1つの方法です。
我慢して付き合う必要はありませんが、いっそ好きになってしまったほうが格段に楽に付き合えるからです。
嫌いな人と接するのって、心も体も消耗して疲れるんです。だから、好きになるように努力してみるほうが、自分自身も楽になれますよ。
職場にいる嫌いな人への対処法
ほぼ誰にでもいる職場で嫌いな人。
そんな人への対処法は、「距離を置く」のか「近づくのか」によって変わってきます。
距離を置くのなら、「気にしない」「相手にしない」のが一番です。
嫌いな人と同じ土俵に立たないことで、嫌いな人はつまらなくなります。自分が勝たないと意味がないので、勝敗がつかないと思った時点でつまらなくなってしまうのです。
近づくのなら、「変に気をつかい過ぎない」「正当な付き合いをする」ことです。
相手を怒らせないようにすると、どうしても気をつかい過ぎてしまいます。するとあなたを見下して、調子に乗らせてしまう場合があります。
威嚇するわけでもなく、ご機嫌をうかがうわけでもなく、対等な付き合い方をしましょう。
また、陰で悪口を言うことはNGです。何か言いたい事があるなら、直接言いましょう。それができないなら、会社内の誰にも何も言わないことです。
嫌いな人だからこそ、誠実で正当な付き合いをすることがベストな対処法となります。
もしあなたが卑怯な手を使ってしまうと、相手に倍返しされる恐れがあります。そうなったら関係を修復するのはむずかしいでしょう。
職場に嫌いな人がいても楽しく生きる方法
職場で嫌われる人の特徴と、嫌いな人への対処法をご紹介しました。職場に嫌いな人がいても楽しく生きるには、プライベートを充実させることです。婚活しているなら、外見や条件にこだわらず、心がやすらげる人を本気で見つけることです。真の親友がいるのなら、その友人関係を大切にすることです。ペットを飼うのも、良いかもしれません。愛情を注げる相手がいると、心がやすらぐのです。
また、プライベートが充実していると、職場でのストレスも軽減されます。もし友人や恋人がいないのなら、何か趣味を持ちましょう。それでも解決できない場合には、転職するのも1つの方法かもしれませんね。スキルアップを目指して資格取得の勉強をしたり、お金を稼ぐために副業を始めるのも良いでしょう。何か打ち込めることがあれば、意外と「どうでもいいや」と思えるようになりますよ!