「ダイエット中なのにラーメンを食べてしまった!」と後悔した経験はありませんか?
【ラーメンは太る】というのは常識ですが、それでも食べたくなる時ってありますよね。
実は、太らない食べ方のコツを知れば、ダイエット中でもラーメンを食べて大丈夫なんです!
今回は、ラーメンが太ると言われる理由と、太らない食べ方のコツをご紹介します。
我慢ばかりのダイエットでは結果的に失敗してしまうので、好きなものを食べて楽しくダイエットを成功させましょう。
目次
ラーメンが太ると言われる理由
ラーメンは太る食べ物のイメージが強いですが、そもそもなぜ太ると言われているのでしょうか?
カロリーが高いのも1つの理由ですが、それ以外にも太る理由が隠れています。
ここでは、ラーメンが太ると言われる理由をご紹介します。
糖質が多い
ダイエット中の人だけでなく、健康に気を遣っている人も避けているのが「糖質」ですよね。
ラーメンは麺類なので、糖質が多い食べ物です。
ラーメン一人前を230gとすると、その糖質量は64.17g。
ご飯一膳は160gなので、糖質量は58.88gでご飯のほうが少ない計算になります。
糖質を摂ると太る理由は、血糖値が上昇してインスリンが分泌され、脂肪がつきやすくなるから。
つまり、ラーメンはほとんどが糖質なので脂肪がつきやすく、太ってしまうのです。
塩分が多い
塩分の摂り過ぎは良くないと言われていますが、その理由は体がむくみやすくなるからです。
一般的に日本人の塩分摂取量目安は、男性で11g、女性で9g未満と言われています。
しかし、ラーメン一杯に含まれる塩分量は、醤油ラーメンで6.7g程度、タンメンで13g程度もあります。
たった一杯のラーメンで1日の塩分量を超えてしまう場合もあるため、塩分を摂り過ぎて太ってしまうのです。
塩分を摂り過ぎると、体内の塩分濃度を薄めるために水分をため込みがちになります。
すると、足や顔がむくんでパンパンになり、代謝も低下して太りやすくなってしまうのです。
栄養バランスが悪い
ラーメンに含まれる栄養素はほとんどが糖質のため、栄養バランスが悪い食べ物です。
ダイエットでは代謝を良くすることが大切ですが、栄養バランスが悪いと体の機能が正常に働かなくなり、痩せにくくなってしまいます。
そのため、栄養バランスの悪いラーメンは、太りやすいと言われているのです。
タンパク質やビタミン・ミネラルなども摂り、栄養バランスを整えることがダイエットにおいて重要なポイントです。
よく噛まないで食べる
ツルツルと喉ごしの良いラーメンは、よく噛まないで食べることが多いですよね。
よく嚙まないで食べると早食いになり、血糖値が急上昇する恐れがあります。
血糖値が急激に上昇すると過剰にインスリンが分泌され、脂肪がつきやすくなります。
そのため、意図せずに早食いになってしまうラーメンは、太りやすい食べ物と言われているのです。
ラーメンの太らない食べ方
ラーメンは太る食べ物だから、ダイエットに不向きだと思っている人が多いですよね。
でも、食べ方を工夫すればダイエット中でも美味しくラーメンを食べられます。
ここでは、ダイエット中でも安心の「ラーメンの太らない食べ方」をご紹介します。
栄養バランスの良いトッピングを選ぶ
ラーメンの栄養はほとんどが「糖質」なので、トッピングで栄養バランスを整えるのが太らない食べ方。
ダイエットにおすすめのトッピングは、以下の4つです。
- チャーシュー
- 煮卵(味玉)
- 野菜
- ネギなどの薬味
チャーシュー
豚肉を煮込んで作る「チャーシュー」は、タンパク質が豊富に含まれている食材。
タンパク質は筋肉を作るもとになる栄養素のため、ダイエットには欠かせない栄養素です。
ラーメンの栄養バランスを考えるなら、タンパク質であるチャーシューをトッピングに選びましょう。
煮卵
卵もタンパク質が豊富なうえ、ビタミン・ミネラルも含まれている完全栄養食。
しかも、チャーシューよりも低カロリーなので、どれか1つだけトッピングするなら「味玉」で決まりでしょう。
野菜
野菜には「食物繊維」や「カリウム」が含まれている食材が多いため、ラーメンのトッピングにおすすめです。
食物繊維は満腹感があるだけでなく、脂肪の吸収を抑える効果も期待できます。
また、カリウムは塩分を排出する効果が期待できるため、塩分の多いラーメンとの相性が抜群です。
ワカメや海苔、もやしやキャベツ、ネギやニラなど野菜なら何でもOK。
たっぷりの野菜をトッピングに選んで、栄養バランスを整えましょう。
ネギなどの薬味
トッピングとは少し違いますが、ネギなどの薬味を入れるのも太らない食べ方のコツです。
ネギやニンニク、ゴマやニラなどの薬味は、脂肪の吸収を抑えたり、糖質の代謝を促したりする効果があります。
テーブルに薬味があるときは、たっぷり入れると太りにくくなるでしょう。
麺の太さと硬さでよく噛む工夫を
ラーメンが太る理由は、よく噛まずに早食いになってしまうからです。
太らない食べ方のコツは、太めの麺と、茹で加減を硬めにすること。
そうすれば、必然的によく噛んで食べるようになります。
よく噛んで食べると早食い防止になり、血糖値の上昇もゆるやかになるため太りにくくなるでしょう。
食べる順番を考える
太らないためには、野菜から食べる「べジファースト」が良いと言われていますよね。
これは、食物繊維を先に食べることで、脂肪の吸収を抑えてくれるからです。
しかし、最初に食べると太りにくくなる食材は、野菜だけではありません。
最近では、お肉を先に食べるのも太りにくい食べ順と言われています。
そのため、ラーメンを食べる時は、最初にチャーシューを食べるのがおすすめ。
次に、卵や野菜を食べて、最後に糖質であるラーメン(麺)を食べましょう。
塩分を控えるためスープは飲み干さない
ラーメンを食べる時、スープを全部飲んでいますか?
ラーメンの旨味がぎっしり詰まったスープは、最後に堪能したいですよね。
しかし、太らない食べ方をするなら、ラーメンのスープは飲み干さないことが大事。
塩分の摂り過ぎになるため、麺をすする時に一緒に飲む程度にとどめましょう。
水かお茶を一緒に飲む
ラーメンの太らない食べ方のコツは、一緒に水かお茶を飲みながら食べること。
飲み物がないとスープを飲み過ぎてしまう恐れがあるのと、むくみ防止のためにも飲み物と一緒に食べるのがおすすめです。
また、お茶には脂肪の吸収を抑えるポリフェノールが含まれているため、ダイエットを意識するならお茶を飲みましょう。
手軽に飲めるお茶なら、ウーロン茶か緑茶がおすすめです。
絶対NG!ラーメンの太る食べ方
最後に、絶対に避けたい「太る食べ方」をご紹介します。
ラーメンが好きな人はやりがちな食べ方ですが、もしやっているなら肥満体型を避けられないでしょう。
ここでチェックして、太らない食べ方にシフトチェンジしてくださいね。
サイドメニューを注文する
ラーメンを食べる時に、サイドメニューを注文する人も多いですよね。
食べる量が増えればカロリーも増えるのは当然ですが、メニューによっては絶対に避けたいものがあります。
それは、糖質である「ライス」や「チャーハン」です。
ラーメンだけでも糖質量が多いのに、さらに糖質を増やしたら栄養バランスが崩れ、トッピングが無駄になってしまいます。
また、ライスを注文するとスープとからめて食べたくなるため、塩分も摂り過ぎてしまうことに。
そのため、ラーメンとご飯物を一緒に注文するのは避けましょう。
お酒を飲んだ後にラーメンを食べる
お酒を飲んだ後に、シメのラーメンを食べるのは格別な美味しさがありますよね。
しかし、アルコールと塩分でむくみやすくなるのはもちろん、夜の時間帯にラーメンを食べるのは太りやすくなるのでNGです。
ダイエット中にラーメンを食べるなら、ランチに摂るのがおすすめ。
昼は活動時間帯なので、夜までにカロリーを消費してくれるでしょう。
まとめ
ラーメンは太る食べ物ですが、太らない食べ方のコツがあるのでダイエット中でも食べられます。
ここで、ラーメンの太らない食べ方を確認しておきましょう。
【太らない食べ方】
- チャーシュー・卵・野菜などをトッピングする
- 太麺・硬めでよく噛んで食べる
- チャーシューから先に食べる
- スープは飲まない
- 水かお茶を一緒に飲む
栄養バランスを考えて、よく噛んで食べればダイエット中でもラーメンを食べられます。
好きな食べ物を我慢しすぎず、楽しく美味しくダイエットを継続させましょう。