仕事でやる気が出ない原因と対処法
「なんか仕事でやる気が出ないなぁ」と思っていませんか?
連日の残業でお疲れモードになっているのも原因の1つですが、もしかしたら他にも原因があるかもしれません。
そこで今回は、仕事でやる気が出ない原因と、仕事でやる気を出すためのちょっとしたコツについてご紹介します。
原因さえわかれば、現状をもっと良くするための方法がわかります。
仕事に対する意識も変わり、人生がどんどん良くなっていくことを実感できるようになるでしょう!
仕事でやる気が出ない原因とは?
仕事でやる気が出ないと、なかなか仕事が進まなくて困りますよね。さっさと終わらせて、余裕を持って過ごしたいのに、気がつけば時間ばかりが過ぎていく……。そんなもどかしさから解放されるために、仕事でやる気が出ない原因を突きとめていきましょう。
自分の仕事に価値や魅力を感じられない
仕事に慣れてくると、ふと「自分の仕事って、何の意味があるのかな?」と考えるときが来ます。
でも、自分の仕事に価値や魅力を感じられないと、やる気はどんどん失せていきますよね。
それは、「仕事の目標」や「将来のビジョン」が明確になっていないことが原因かもしれません。
「今度のプロジェクトを絶対に成功させる」とか「成績を出して、何年後には収入を〇〇円まで上げる」など、たどり着きたい場所を明確にすることで自然とやる気が湧いてきますよ。
単純に疲れている
仕事は体力勝負です。それなのに、連日の残業で無理ばかりしていると、体は疲れ果ててしまいます。
上司や得意先との付き合いで、十分に体を休めていない人もいるかもしれません。体が疲れていると、メンタルにも悪影響を与え、やる気が出なくなってしまうのです。
まずは休養を取りましょう。家に帰ったらしっかりと体を休め、週末ものんびり過ごすのがオススメ。
有休をとって、いつもと違う環境でのんびり過ごすのも良いでしょう。とにかく体を休めて、疲労を回復させることが先決です。
仕事がマンネリ化してつまらない
多くの仕事は、毎日同じことのくり返しです。だから、仕事がマンネリ化するのは当り前。
ただし、同じことのくり返しだからといって、手を抜くと急激につまらなくなります。なぜなら、成長を感じられないからです。
仕事がマンネリ化してつまらないと感じるのは、自分の限界に挑戦していないことや、仕事のやり方を工夫していないことが原因なのです。
「もっと効率よくする方法はないか」「もっと仕事の質を高める方法はないか」など、毎日考えてトライ&エラーをくり返していると、つまらないと感じている暇はありません。
仕事の工夫を考えている時点で、やる気が出てきます。
報酬が見合わない
仕事でやる気が出ない原因は、給料や報酬が見合わないことも考えられます。
報酬が低ければ、それ相応の仕事しかしたくないと考えてしまうもの。人間は、本能的に損したくないという感情があるのですね。
でも、他の人があなたよりも高い報酬をもらっているなら、努力しないといつまでも安い給料で働き続けることになり、一生やる気は出ないでしょう。
お金のために仕事を頑張る。それは当然のことです。「もっと給料上げてやるぞ」という気持ちで仕事をすれば、自然とやる気が湧いてきます。
誰からも褒められない・認められない
仕事でやる気が出ないのは、自分のやった仕事に対して、誰からも褒められなかったり、認められなかったりすることが原因かもしれません。
頑張った仕事に関しては、少しくらいは褒めてもらいたいですよね。それが、誰しも持っている「承認欲求」というものです。
だけど、現実では褒めてくれる人なんてそうそういません。人間には2種類のタイプがあり、褒められて伸びるタイプと、けなされて「なにくそ!」と頑張るタイプ。
ほとんどの人は、褒められて伸びるタイプだと見受けられますが、仕事ができる人は、ほとんどが「なにくそ魂」を持っている人。
つまり、仕事を頑張っているのに成果が出ないから、せめて頑張りを褒めてほしいと思ってしまうのです。
でも、厳しいことを言うと、仕事は結果がすべて。結果を出さなければ、必要のない人材と判断されても仕方ありません。それが社会です。学校ではないのです。
悔しいけど、結果を出すために頑張ってみませんか? そうすれば、自分で自分の価値に気づき、仕事へのやる気も湧いてくることでしょう。
人間関係にストレスを感じる
仕事は業務がメインのはずなのに、多くの人が1番悩んでいるのが人間関係です。
人間関係にストレスを感じていると、仕事でやる気が出ないのはもちろん、仕事に行きたくないとさえ考えてしまいますよね。
尊敬できない上司や嫌がらせをしてくる先輩、足を引っ張る同僚や使えない後輩などと接していると、やる気が出ないのも当然です。
もし可能なら、部署の異動願いを出してみてはいかがでしょうか? ただし、異動した先でまた同じような人がいる可能性もあります。
人間関係のストレスは、どこに行ってもあるもの。
人間関係に振り回されるのではなく、自分のやるべき仕事に集中すればステップアップもできるし、報酬もアップするし、人間関係なんて気にならなくなりますよ。
30代・40代にありがちなやる気が出ない原因とは?
30代・40代になると、仕事も体も20代とは違った状態になります。その変化が原因で、仕事でやる気が出ないのかもしれません。では、30代・40代にありがちなやる気が出ない原因について見ていきましょう。
将来に希望が持てない
30代・40代になると、このまま今の仕事を続けていくと、将来的にはどのポジションまで行けるのかが見えてきます。
その最終的な到達点が、自分が望んだ未来ではない場合、将来に希望が持てなくなります。それが、仕事でやる気が出ない原因になってしまうのです。
社会人になりたての頃は、「自分には何ができるのか」を考えるとワクワクして、「将来はこうなりたい」という願望もあったはず。
その希望が音を立てて崩れていくのを感じるのが、30代・40代なのです。
仕事で責任が増え、ストレスが多くなる
35歳くらいから仕事での責任が増えてきて、ストレスが多くなります。役職がつき、給料も上がるものの、そのぶん責任ものしかかってきます。
すると仕事がストレスに感じ、やる気がなくなってしまう人が多いのです。
とくに30代・40代は、中間管理職で上司と部下の板挟みになりがち。部下から「こうしてほしい」という要望を受けても、会社としては要望に応えることができない。
そんな状況がストレスになり、やる気を削いでいくのです。
プライベートでは自由がなくなる
30代以降になると、結婚する人も増えてきます。家族を持つことは幸せなことですが、そのぶん自分の自由な時間がなくなります。
そのため、休日の息抜きをする暇もなく、また一週間がはじまるというくり返しに。たまには、自分だけの時間をつくったほうが良いかもしれませんね。
また、結婚すれば家を買ったり、子どもが生まれたりします。そこで必要なのは、お金。
住宅ローンや子どもの教育費など、払うべきものが増えることで「絶対に仕事を辞められない」という切迫感がストレスになってしまう場合もあるでしょう。
体力がなくなり、自信もなくなる
男性も女性も、35歳くらいから急激に体力の衰えを感じるもの。今までは徹夜しても平気だったのに、体に無理がきかなくなってきます。
すると自分の年齢を感じ、自信がなくなってしまうことも多いのです。
男性は体力がなくなることで自信を失くし、女性は肌や体型などに自信を失くていきます。自分自身に自信が持てなくなってくると、仕事でやる気が出ないこともあるのです。
30代を過ぎたら、日頃から体力づくりをして、体を鍛えておくのがオススメ。肌の衰えも感じるなら、スキンケアにも力を入れてみましょう。
食べ物も体と深く関わっているので、生活習慣を整えて健康を維持することが、仕事へのやる気につながりますよ。
【解決策】30代・40代が仕事でやる気を取り戻すには?
30代・40代の仕事でやる気が出ない原因は、仕事だけでなく自分の体の問題だったり、プライベートな問題だったりします。
そのため、自分が快適に過ごせる環境を整えたり、自分だけの時間をつくったり、生活習慣を整えて健康な体づくりをしたりするのがオススメ。
また、仕事では転職のラストチャンスなので、もし会社に限界を感じているなら、今こそ転職すべき時かもしれません。
ただ単に、「転職すれば、すべての悩みが解決する」という希望的観測ではなく、現実的な問題を解決するために、転職を視野に入れて考えてみましょう。
仕事でやる気を出すためのちょっとしたコツ
では、仕事でやる気を出すためのちょっとしたコツについてご紹介しましょう。
仕事が終わった後のご褒美を考える
人は、ご褒美があるとそれに向かって頑張れるもの。
やみくもに仕事をするとダラダラしてしまいますが、「ここまで頑張ったら〇〇をやろう」などと決めると、そのために効率よく仕事を片付けようとする意識が生まれます。
たとえば、「1時間頑張ったらチョコレートを食べよう」とか、「仕事が終わったら友人と美味しいものを食べに行こう」など、ちょっとしたご褒美でOKです。
好きな音楽や香りで脳を刺激する
好きな音楽や香りには、五感を刺激する効果があります。五感を刺激すると脳を刺激することができ、物理的にやる気が湧いてきます。
そもそも、脳が疲れるとやる気が出なくなるので、好きなことで五感を刺激することは、脳の活性化にも効果的ですよ。
仕事場でアロマを炊くのがむずかしければ、ハンカチにアロマオイルを垂らして匂いを嗅ぐとか、ちょっとした休憩のときに、気分が上がる音楽を聴いてみると良いでしょう。
気持ちが上がる言葉を発する
耳から入ってくる言葉には、やる気を左右する力があります。自分が発する言葉は、自分の耳も聞いているのです。
そのため、「仕事やりたくないなぁ」とか「早く帰りたいなぁ」と言ってしまうと、心もネガティブになりがち。
逆に、気持ちが上がる言葉を発すると、不思議とやる気が湧いてくるものです。
「よし、あと1時間は集中するぞ」とか、「今日は絶対に残業しないで帰るぞ」などでもOKです。自分のテンションが上がる言葉を発し、自分に聞かせてあげましょう。
趣味やプライベートな時間を楽しむ
仕事には息抜きが必要です。そのため、趣味の時間をつくって、自分の好きなことをして過ごしましょう。
趣味がない人でも、1つくらいは好きなことがあるはず。仕事以外のプライベートな時間は、自分の好きなことをして楽しむことが大切です。
リフレッシュすることで、また明日からの仕事を頑張れるようになるのです。
マンガを読むとか、テレビを観るとか、何でもOK。好きなことをして、心と体をリフレッシュさせてあげましょう。
仕事が楽しくなる工夫をする
仕事でやる気が出ないのは、仕事が楽しくないからです。それなら、仕事が楽しくなる工夫をしてみましょう。たとえば、昔の自分よりも成長できた部分を探すのもオススメ。
毎日同じ仕事のくり返しであっても、処理スピードが速くなったとか、ミスなく正確に処理できるようになったとか、何か1つくらいは成長があるはずです。
その達成感を味わうだけで、自分が成長したことを実感できます。仕事のやる気は、達成感と大きく関係しているんです。
また、頼まれていないことまでやってみたり、自分がやったことがない仕事のチャレンジしてみるのも良いでしょう。
最低限の仕事だけやれば就業時間は過ぎていきますが、それでは成長する機会を逃していることになります。
自分の成長を感じれば、達成感を味わうことができ、チャレンジした自分に自信を持つこともできますよ。すると、どんどん仕事が楽しくなってくるでしょう。
うまくいっている人の真似をする
仕事でやる気が出ないのは、仕事がうまくいっていないからではないでしょうか? 仕事がうまくいっていると楽しくなり、自然とやる気が湧いてくるもの。
でも、仕事がうまくいっていないとつまらないし、やる気が起きなくて当り前です。
それなら、うまくいっている人の真似をしてみるのがオススメ。
職場内の目標にしたい人の真似をするのも良いですし、あこがれの芸能人をお手本にしてもOKです。
「こんなとき、あの人ならどんな行動をするかな?」と考えて、自分もその人になったつもりで行動してみましょう。
言葉づかいも、仕草も、考え方も、その人になりきることが大切ですよ。
真似していると、いつの間にかまわりにも認められて、本当にその人のような評価を得られるようになります。目標とする人になりきりましょう。
仕事でやる気を出すための習慣
仕事でやる気を出すためには、2つの習慣を身につけることが大事。今日から早速、やる気を出す習慣を実行していきましょう。
適度な運動
適度な運動で体を動かすと、筋肉が温まり、体が目覚めます。体だけでなく、脳も活性化されるため、リフレッシュしてやる気が湧いてくるのです。
スクワットなどの軽めの筋トレや、散歩してみるのも良いでしょう。あまり疲れてしまうと、今度は眠くなってしまうので、適度な運動がベストです。
思考の整理
やる気が出ないときは、何だか頭の中がグチャグチャになっていませんか?
頭の中が整理されていないと、やるべきことの優先順位が決められなかったり、仕事の効率が下がったりしてしまいます。
やるべきことを紙に書き出して、終わったタスクに線をひいて消していくと、1つずつ片付いている達成感があり、やる気が湧いてきますよ。
モチベーションは邪魔になることもある
仕事でやる気が出ないときは、無理にモチベーションを上げようとして、気合いで頑張ろうとするのは逆効果です。なぜなら、モチベーションには波があり、波が下がったときに仕事の効率が下がってしまうから。仕事には、毎日同じことをくり返す単調な仕事もあれば、頭を使う仕事もあります。モチベーションに頼ると、仕事にも波ができてしまうため、精神的にやる気を高めるのではなく、物理的にコントロールすることがポイントです。
仕事でやる気が出ない原因と、やる気を出すためのコツについてご紹介したので、ぜひ実践してみてください。目の前の仕事に本気で取り組み、ムダに焦らずに仕事をこなしていくと、自分でもびっくりするくらいの成果を出せるようになります。そうなれば、どんどんやる気が湧いてくることでしょう!