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上から目線の人に共通する特徴と心理とは?サラっと受け流すための対処法

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上から目線の人の心理と上手な対処法

どこにでもいる上から目線の人。それが身近な人だと、イライラさせられたり、不愉快な気分になったりしますよね。

そもそも上から目線の人は、なぜそのような態度を取ってしまうのでしょうか?

そこには、上から目線の人の意外な特徴や心理が隠れています。

そこで今回は、上から目線の人の心理や上手な対処法についてご紹介します。

上から目線の人の心理や上手な対処法を知って、心にやすらぎを取り戻しましょう!

上から目線の人の心理とは?

上から目線の態度を取ってしまうのは、ある心理が隠れているからです。では、上から目線の人は、どのような心理から人を不快にさせる行動を取ってしまうのでしょうか?

人に負けたくない

上から目線の人は、とにかく負けず嫌い。人に対してライバル心が強く、何としても自分が勝ちたいと思っています。

そのため、何かにつけて人と張り合うことが多いでしょう。「人に負けたくない」という気持ちが、上から目線の態度になって現れてしまうのです。

プライドが高く、自分が上に立ちたい

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上から目線の人は、つねに自分が上に立ちたいという心理が働いています。

無駄にプライドが高く、人に見下されることが何よりも嫌いなので、偉そうな態度を取って自分が上の立場であることを見せつけたいのです。

自分は間違っていないと思っている

上から目線の人の中には、自分の意見や考えが、絶対に間違っていないと思っている人もいます。

まわりの人が理解してくれないことに対して、「なんでわからないの?」とつねにイライラしています。

また、基本的に人の話を聞かないので、反論してくる人を一切受け付けないのも、上から目線の人の特徴です。

承認欲求が強く、認められたい

上から目線の人は承認欲求が人一倍強く、自分を認めてほしいと思っています。人のことは一切認めないのに、自分のことだけ認めてほしいという願望があるのです。

でも、何もしないとスゴイと思ってもらえないので、自慢話をしたり、話を盛ったりして大げさにアピールしてくるでしょう。

これは、幼少期の環境が原因かもしれません。何をしても親に褒めてもらえなかった人は、その欲求がたまりにたまって、大人になってから爆発してしまう可能性があります。

自信はないけど、大物に見せたい

上から目線の人は偉そうな態度を取りますが、基本的には自信がない人が多いです。自信はないけど、大物に見せたいのです。

上から目線の人は、自分に能力がないことを知っているからこそ、人に攻撃されたり、見下されたり、バカにされたりするのが許せません。

だから虚勢を張って、能力以上に自分を大きく見せようとしてしまうのです。

上から目線の人に共通する「話し方」の特徴

上から目線の人は、人とうまくやるという意識に欠けています。そのため、平気で人を傷つけるような発言をしてしまうのです。では、上から目線の人に共通する話し方の特徴について見ていきましょう。

まずは否定から入る

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上から目線の人は、人の意見を素直に受け入れることができません。そのため、まずは否定から入ることが多いでしょう。

たとえば、「いや、それは~」「でもさ~」「それって違くない?」などなど。

相手を否定することで、自分が勝ったと思いたいのです。

また、人からアドバイスを受けると、見下されたり、否定されているように感じてしまうため、相手を否定したくなってしまうのです。

バカにしたような言い方をする

上から目線の人の話し方は、相手をバカにしたような言い方をします。

まるで子どもに言っているような話し方をしたり、自分が上司にでもなったような言い方をしたりします。たとえば、「君にできるかなぁ?」とか「よく頑張ったね」など。

自己主張が強すぎる

上から目線の人は、基本的に主語が「自分」です。「私が」「私は」「僕が」「俺は」などから話がはじまる人は、自己主張が強すぎる傾向があります。

自分の意見を、何としても押し通したい気持ちの表れであると言えるでしょう。

むずかしい言葉を使って知識をひけらかす

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上から目線の人の話し方は、あえてむずかしい言葉を使って、知識をひけらかすのが特徴です。最近よくあるのは、カタカナの専門用語。

本当に頭の良い人は、誰にでもわかる易しい言葉で話すことを知らないのです。

そのうえ、「そんなことも知らないの?」「ちょっと、むずかしすぎたかな?」などと、見下した発言をするのも上から目線の人の話し方の特徴です。

基本的に人の話は聞かない

上から目線の人は、基本的に人の話を聞きません。自分が言いたいことだけ言って、スッキリしてその場を去っていくパターンが多いでしょう。

また、人が傷つくような言葉も平気で言いのけてしまうため、まわりがハラハラしてしまいます。傷ついている人がいても、悪びれる様子はないでしょう。

大げさに話を盛る

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上から目線の人が大好きな話。それは、自分の自慢話です。しかも、大げさに話を盛るので、やたらとスケールの大きな話になってしまう特徴があります。

芸能人とひとこと言葉を交わしただけで「芸能人と知り合いなんだ」と言ってしまうレベル。ひどい人になると、遠目で見ただけでも知り合いと言ってしまうほどの虚言癖があります。

上から目線の人に共通する「性格」の特徴

次に、上から目線の人に共通する性格の特徴について見ていきましょう。

見栄を張ってしまう

上から目線の人は、人から「すごい!」と言われることが快感です。そのため、つい見栄を張って自分を良く見せようとしがち。

でも、実際の能力が伴っていないので、すぐにボロが出ます。

それでもめげずに嘘の上塗りをして、話を盛った自慢話でごまかそうとします。嘘をつくことに慣れているので、罪悪感はありません。

それよりも、自分が賞賛されることを優先させます。

人を見下す

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上から目線の人は、人を見下すような高慢な態度を取りがち。

つねに人よりも上の立場にいたいため、自分より優れている人がいても、負けたくないから見下すような態度を取ってしまうのです。

何より、自分が見下されることが耐えられず、苦し紛れに重箱の隅をつつくような指摘をしてきたりします。

意外と口が達者なので、気の弱い人は言いくるめられてしまうでしょう。

空気が読めない

上から目線の人は、いつでも自分が話題の中心にいたい人。だから、楽しげに話をしている輪に突然入ってきて、空気が読めない言動をします。

場の空気が凍っても、まったく気にする様子はありません。

というよりも、人の気持ちがわからないと言ったほうが良いでしょう。相手が愛想笑いで相槌を打っていても、「きっと妬んでいるだけ」と自分に都合よく解釈してしまうのです。

人の幸せが妬ましい

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上から目線の人は、自分以外の誰かが成功したときや、めでたい出来事があったときも、それを素直に喜んであげることができません。

人に幸せが妬ましくて仕方ないのです。友人に彼氏ができたとか、同僚が出世したと聞いても、「おめでとう」のひとことが言えません。

友人だと思っていた相手は、さぞかしガッカリするでしょう。「一緒に喜んでくれると思ったのに」と思いつつ、関係は冷めていくはずです。

そして最終的に、上から目線の人は一人ぼっちになってしまうのです。

人を褒めることができない

自分よりも優れている人がいても、上から目線の人は決して褒めません。褒めることで、自分のほうが下だと認めたことになると思っているのです。

それが部下であろうと、上司であろうと、自分の能力が低いと認めたくないという意識がつねにあります。

ただし、自分よりもはるかに能力が上の人に対しては、媚びて好かれようとします。その人についていれば、「自分も得するかもしれない」という損得勘定で行動するからです。

自分の非を認めない・謝らない

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上から目線の人は自分が正しいと思っているので、自分の非を認めないという特徴があります。もし自分が間違っていたとしても、決して謝らないことも特徴の1つ。

だから、人間関係がギクシャクしがちなんです。

たとえ心の中では「しまった!」と思っていても、それを態度に出したら負けだと思っているので、隠してしまうのです。

簡単にいうと、素直じゃない性格なんですね。

上から目線の人をサラっと受け流すための対処法

職場にいる上から目線の人や、友人の中にいる不快な人。そんな人と接していくためには、どのように対処すれば良いのでしょうか? 上から目線の人の上手な対処法についてご紹介していきます。

冷静に、サラっと受け流す

上から目線の人には、正直イライラさせられますよね。でも、それを受け取っていちいちイライラすると、こちらが疲れてしまいます。

だから、あえて冷静な態度を取り、イヤなことを言われてもサラっと受け流すのが良いでしょう。

また、自慢話ばかりするウザイ人には、適当に相槌を打ってサラっと聞き流すことです。

気をつかって褒めると調子に乗ってくるし、否定するとムキになってヒートアップしてくるので、余計に面倒なことになるので注意しましょう。

あえて褒めてみる

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上から目線の人は、自分を認めてほしい願望が強すぎるため、自慢話をしてくるのは日常茶飯事。でもそれは、裏を返せば自信がないからなんです。

もしくは、自分に能力がないことを知っているから、話を盛ってしまうのです。

だから、あえて乗っかって褒めてみるのも1つの対処法です。褒められて満足すれば面倒なことにはならないので、その場をすり抜ける策として、あえて褒めてみるのもオススメです。

「威嚇」や「攻撃」を必要以上に恐れない

上から目線の人の威嚇や攻撃を真に受けて、心の底から傷ついてしまうナイーブな人もいるかもしれません。

でも、上から目線の人は、基本的に弱い人です。小さな犬がキャンキャン吠えて、大きな犬がどっしり構えているのと同じ状態。

子犬は自分が弱いと知っているから、負けないように吠えているだけなのです。

だから、上から目線の人の威嚇や攻撃を必要以上に恐れることはありません。「本当は弱い人なんだな」と心の中で思い、落ちついて接すればこじれることは少ないでしょう。

上から目線の人にうまく対処して、心にやすらぎを!

上から目線の人の心理や対処法についてご紹介しました。どのような心理から上から目線の態度を取ってしまうのか。それがわかれば、イライラしたり、恐れたりせずに、うまく対処できますよね。サラっと上手に受け流して、心にやすらぎを取りもどしましょう!