女性ばかりの職場で狙われないようにうまく振る舞うコツ
仕事の悩みでもっとも多いのが、職場の人間関係だと言われています。
とくに、女性ばかりの職場は色々な要素がからみ合って、ネチネチとした陰湿な関係性になりがちなんです。
ちょっとでも目立つと狙われやすく、いじめのターゲットになってしまうことも。
誰か味方になってくれる人がいるなら良いですが、一人で悩んでいる人は、今日ここで解決させましょう。
そこで今回は、女性ばかりの職場で狙われないように、うまく振る舞うコツについてご紹介します。
職場の人間関係が良くなれば悩みがなくなり、毎日を快適に過ごせるでしょう!
目次
女性ばかりの職場にありがちな雰囲気とは?
何かと悩みが多い「女性ばかりの職場」。職場の人間関係は、日頃のメンタルに大きく影響してくるので、すっきり解決したいですよね。
では、女性ばかりの職場にありがちな雰囲気とは、どのようなものなのでしょうか?
- 悪口や陰口、うわさ話がとにかく多い
- 初対面なのになぜか無視される
- 嫉妬や見下しによるいじめ
- いくつかの派閥グループに分かれている
「あるある!」と思った人も多いのではないでしょうか? とくに多いのが、数人のグループになって人の悪口を言っている状況。
自分の悪口ではないとしても、見ていて気持ちのいいものではありませんよね。
また、女性ばかりの職場にありがちなのが「お局様」による嫌がらせ。
暗黙の了解で、誰も口答えをしない緊迫した雰囲気の職場もあれば、お局様をボスとしたコミュニティができ上っている職場もあります。
そんな生きづらい女性ばかりの職場ですが、なぜか「いじめ」や「仲間外れ」のターゲットになりやすい人がいます。
もし今、女性ばかりの職場で悩んでいるなら、そのどれかに当てはまるかもしれません。
女性ばかりの職場で狙われやすい人の特徴とは?
純粋に仕事を頑張りたい女性は、職場の人間関係に振り回されて、ムダな労力を使いたくないですよね。そうはいっても、職場と人間関係はどうしても切り離せないもの。
では、女性ばかりの職場で狙われやすい人には、どのような特徴があるのでしょうか? 大きく分けて2種類の特徴があります。
- 「仕事ができる」「プライベートが幸せ」に対する嫉妬
- 「仕事ができない」「内向的な性格」に対する蔑み
考えてみると、どちらも悪いことではありませんよね。能力が優れていたり、生活が充実していることは素晴らしいことです。
また、できないことは誰にでもあるし、内向的な性格にコンプレックスがあるからこそ頑張ってコミュニケーションを取ろうとしているはず。
人の弱みにつけこんでいじめる人のほうが、人格を疑ってしまいます。
でも、もしかしたら、あなたにも何らかの原因があるかもしれません。では、女性ばかりの職場で狙われやすい人の特徴を見ていきましょう。
上司や男性から可愛がられている
女性ばかりの職場で1番狙われやすいのが、上司や男性から可愛がられている人。
女性ばかりの職場だと男性の存在が目立つため、楽しそうに話しているだけで嫉妬の対象になり、それがいじめのキッカケになってしまうのです。
とくに、新人や若い女性に対しては、既存の女性社員が目を光らせています。上司や男性が魅力的な人なら、もはや仕事とは関係なく、女としての嫉妬がからんでいるから厄介です。
もっと言えば、あなた自身が魅力的な女性の場合、嫉妬の炎はメラメラと燃え上がるばかり。
つぶされるのは時間の問題です。そうならないためにも、必要以上に上司や男性に話しかけないほうが無難です。
八方美人な態度で誰にでもいい顔をする
誰だって、人から嫌われるより好かれたいと思うもの。でも八方美人な態度は、時としていじめのターゲットになりやすいのです。
なぜなら、誰にでもいい顔をして媚びを売っているように見えるから。
いつも笑顔で人と接することは素晴らしいですし、仕事を円滑に進めるためには必要なことです。でも、度を超えると誤解を招くこともあるので気をつけましょう。
自分のほうがデキると心の中で見下している
仕事には失敗がつきものだし、誰にだってミスはあります。とはいえ、誰かがミスすると、仕事がストップしてしまうことも多いですよね。
期限が迫っている仕事ほど、焦ってミスが多くなるものです。
そんなとき、露骨にイヤな顔をしていませんか? 自分では隠しているつもりでも、一瞬の表情の変化を見られているかもしれません。
それを見てしまった相手は、見下されているような気分になってしまいます。
実際、「わたしのほうがデキるのに」と見下している場合は、自分でも気づかないうちに態度や表情に出ているかもしれませんよ。
要領が悪く、仕事ができない
誰にでも、向き不向き・得意不得意があります。同じ仕事をしていても、正確でスピーディーに仕上げる人もいれば、遅いわりにミスも多い人もいます。
また、性格が内気で人間関係を築くのが苦手だったり、断れずに何でも引き受けてしまったりする人もいるでしょう。
とくに、「仕事が遅い」「仕事ができない」という「要領の悪い人」は、仕事の輪を乱すため狙われやすいのです。
「なんで、こんな簡単なことができないの?」「何度言えばわかるの?」「ちょっと考えればわかるでしょ」などとヒステリックに言われると、頭が真っ白になってしまいますよね。
女性ばかりの職場では、感情的に怒られることが最大のストレスになってしまうのです。
とはいえ、もし単なる嫌がらせではなく、本当にあなたの苦手な仕事だった場合は、転職を考えてみたほうが良いかもしれません。人間関係というよりも、仕事の問題です。
女性ばかりの職場で狙われないようにうまく振る舞うコツ
女性ばかりの職場でうまく生き残るためには、その環境になじむことが大切です。どの家庭にも、その家族にしか通用しない常識があるように、会社にも、その社員にしか理解できない常識があるのです。
新人の頃は、その常識に違和感を覚えることも多いですが、その職場で働いていきたいなら、独特の社内常識を受け入れることも大切です。「郷に入れば郷に従え」ということです。
では、女性ばかりの職場で狙われないように、うまく振る舞うコツについてご紹介します。
「やるべき仕事」と「挨拶」をきちんとする
女性特有の環境といえども、職場は職場。仕事をする場所です。やるべき仕事はきちんとこなし、たとえ無視されても、挨拶だけは忘れないようにしましょう。
社会人としての最低限のマナーは、どんなにいじめられても外してはいけません。そこを適当にすると、人間として「いじめている人以下」のレベルになってしまいます。
しかし、その最低限のことが普通にできない精神状態であれば、それは前向きに転職を検討したほうが良いでしょう。
メンタルが壊れる前に、自分の置かれている状況を冷静に見つめ直してみてください。
協力する姿勢を見せる
女性特有の性質として、コミュニティで協力しあうのが常識です。そのため、好きでもない人と仲良くコミュニケーションをとったり、連帯感を持ったりすることは普通にあります。
それは、自分が気持ち良くその職場で過ごすための知恵です。相手のご機嫌をとっているのではなく、自分のためにやっていることなのです。
だから、職場の人を好きになる必要はありません。協力する姿勢を見せるだけで良いのです。
協力してくれない人は、相手からすると敵。コニュニティーの中に敵がいたら、排除したくなるは当然ですよね。ただ、それだけのことなのです。
「年齢」や「時代」がわかる話をしない
女性なら誰しも、多少は年齢のことを気にしているもです。30歳を過ぎた頃から、若い女性が羨ましく見えることも増えてきます。だから、年齢や時代がわかる話には、極力触れないようにしましょう。
流行した歌や、自分が子ども時代の話などには要注意。
「この歌、四年生のときに学校で流行ったんですよ」なんて言ったら、「わたしは成人式だったけどね」と地雷を踏んでしまうので気をつけましょう。
プライベートな話はなるべく避ける
女性ばかりの職場で狙われないためには、プライベートな話はなるべく避けたほうが無難です。
リア充アピールをするつもりがなくても、相手は自慢されていると感じることもあるからです。
とくに反感を買いやすいのが、旦那や彼氏の話題。ハイスペックな男性であるほど、嫉妬の炎は燃え上がります。
また、お金の話題もシビアになりがち。相手が節約中の主婦だった場合は、贅沢できない環境でストレスがたまっています。
それなのに、独身のあなたが「海外旅行に行った」とか、「親のおかげでお金に苦労したことがない」なんて言おうものなら、無視や嫌がらせの対象になりやすいでしょう。
どう思われても気にしないなら、人は人、自分は自分と割り切ることも選択肢の1つですが、うまくやっていきたいと思うなら、少しは空気を読むことも覚えたほうが良いでしょう。
それは、女性ばかりの職場の宿命です。
無理にグループに入らない
女性ばかりの職場では、必ずグループができます。女性は一人でいると不安になる性質があるため、グループができるのは普通のことなのです。
でも、無理にグループに入る必要はありません。
下手にグループに入ると、他のグループとの関わりを制限されたりして、仕事がやりにくくなることがあります。
また、他のグループの人と話しただけで、裏切り者扱いされることも少なくありません。
くだらない派閥争いに巻き込まれるくらいなら、一人でいることを選ぶのもアリです。一人になったからといって、あなたが不安になる必要はありません。
それは仲間外れではなく、自分で一人を選んでいるのです。そういうキャラを作り上げれば、相手もあなたへの攻撃をあきらめるかもしれませんね。
悪口や陰口、うわさ話に同調しない
女性ばかりの職場でありがちな悪口や陰口、うわさ話には、同調しないほうが無難です。
自分から話題を提供するのはもちろん、人が話していても加わらないようにしましょう。気まぐれに話に加わると、そのグループの人だとみなされてしまいます。
すると、他のグループから敵対視されることもあるかもしれません。
また、その場ではあなたの味方のように見えても、後になって「〇〇さんが、あなたの悪口を言ってたわよ」なんて告げ口されてしまうことも多いのです。
だから、職場内の人のことは、誰に対しても言わないほうが良いでしょう。会社とはまったく関係のない友人に、愚痴を聞いてもらうのが1番です。
人によって態度を変えない
女性ばかりの職場で狙われないためには、人によって態度を変えないことが鉄則。とくに、上司や男性への態度には注意しましょう。
とはいえ、上司や男性社員とうまく付き合うことも仕事の一部なので、わざと冷たい態度をとる必要はありません。というより、それはダメですよね。
大切なのは、女性社員と接するときと、同じテンション・声のトーン・身振り手振りにすることがポイント。
そこに差が出ると、嫉妬の対象になってしまいます。女性社員と接するときのほうが、あえてテンションを上げるくらいでちょうど良いかもしれませんね。
つねに謙虚な態度を心がける
仕事上のことに限らず、職場内で納得できないことも起こると思います。
そこで自分の意見を言うことも1つの選択肢ですが、狙われないようにうまく振る舞いたいなら、つねに謙虚な態度を心がけることが大切です。
とりあえず、お局様には逆らわないようにしましょう。女性ばかりの職場で生き残るためには、素早く「女ボス」が誰なのかを見極め、とりあえず女ボスの心をつかんでおけばOKです。
でも、正義感の強い人は、「この人の腹黒い性格に、誰も気づいていないんじゃないの?」と憤りを感じるかもしれませんが、安心してください。
きっと、みんなも気づいています。
気づいているのに容認している理由は、そのほうが仕事がスムーズに進みやすいから。もしくは、面倒なことを避けたいからです。
だから、あえてそこにツッコミを入れるより、謙虚な態度を貫いたほうがメリットが多いでしょう。
職場のお局様とうまく付き合うための攻略法
では、女性ばかりの職場でお局様とうまく付き合うためには、どのような対応を心がければ良いのでしょうか? 最後に、お局様の攻略法をご紹介します。
そもそもお局様の心理って?
お局様は、なぜお局様になったのか考えたことはありますか? 人によって理由は違うと思いますが、実は、それほど悪い人ではないかもしれません。
もしかしたら、深い悩みを抱えているのかもしれませんし、仕事でつらい経験をしたのかもしれません。
たとえば、キャリアを積むために最愛の彼と別れを決断したのかもしれませんし、男社会で「女のくせに」と言われ続けてきたのかもしれません。
家では旦那さんの親の介護をしているかもしれませんし、友人が病気で苦しんでいるかもしれません。
人間は感情に左右される生き物ですから、背景にある色々な事情によって精神状態も変わってきます。
もちろん、それが嫌がらせやいじめの理由にはなりませんが、ちょっとだけ想像してみると案外人間らしい一面に気づけるかもしれません。
ぶっちゃけて言うと、いじめをする人は、何かの不満を抱えているか、寂しい人なのです。
プライベートがうまくいかないから、職場で発散している可能性が高いでしょう。だから、同じ土俵で戦うだけムダです。
「可哀そうな人だな」と思えば、ちょっとは気が楽になるのではないでしょうか?
では、お局様の攻略法を見ていきましょう。
TPOをわきまえた服装で清潔感をアピール
女性ばかりの職場では、服装をチェックされていることも多いはず。口には出さなくても、あなたの服装が原因で狙われている可能性もあります。
たとえば、ブランド物などの派手な服装、汚らしい服装、露出度の多い服装、オシャレすぎる服装などは、狙われやすいので気をつけましょう。
TPOをわきまえて、仕事にふさわしい服装を選ぶことが大切です。清潔感をアピールすることも忘れずに。
女性は本能として、汚らしいものが嫌いで、美しいものが好きなのです。
「お礼」と「謝罪」が女社会で生き抜くコツ
お局様とうまく付き合うコツは、「お礼」と「謝罪」を怠らないことです。
仕事を手伝ってもらったり、わからないことを教えてくれたりしたときは、どんな小さなことでも「ありがとうございます」と言いましょう。
お礼を言われてイヤな気分になる人はいません。照れてそっけない態度をされるかもしれませんが、そこはスルーしましょう。
また、自分が何かミスをしたり、誰かに迷惑をかけたりしたときは、「すみませんでした」と素直に謝ることが大事。
「これくらい大丈夫かな」とか、「終わったことだから今さらだよね」と自分に都合よく考えてはいけません。
お礼と謝罪を素直に言えることは、女社会で生き抜くためのコツなのです。
お局様に、なついてみる
お局様は、意外と「かまってちゃん」であることが多いんです。それが行きすぎると、嫌われてでもかまってほしくなる。その結果、お局様になった可能性もあるのです。
だから、お局様になついてみるのも1つの攻略法です。
時には相談してみたり、雑談に付き合ったり、手が空けば仕事を手伝ったりと、お局様のふところに入り込んでみると意外とうまくいくことも多いですよ。
できるだけ目立たないようにする
お局様の攻略法は、できるだけ目立たないようにすることです。
男性の場合は、仕事の能力が高いと妬まれやすいですが、女性の場合は、能力に限らず、注目されている人が妬まれやすい傾向があります。
服装や容姿、性格や能力、何においても目立ちすぎないことが大切です。
でも、自分では変えられないこともありますよね。その場合には、他の要素でカバーするようにしましょう。
たとえば、仕事を真面目にこなすとか、返事や挨拶が気持ちいいとか、仕事で高い評価を得るなど、文句を言えない雰囲気をつくり出すことも有効です。
女性ばかりの職場でうまく生き残ろう!
女性ばかりの職場で狙われないように、うまく振る舞うコツをご紹介しました。女性ばかりの職場は、とにかく面倒で厄介なことばかり。それでも生きていくためには仕事をしなければいけません。どうしても無理だと思うなら、転職を考えてみるのも良いでしょう。
でも、うまくやっていきたいと思うなら、ある程度の戦略を立てておくことが大切です。お局様を攻略することが、もっとも大きな戦略となるはず。そこを攻略できれば、女性ばかりの職場でうまく生き残ることができるでしょう!