女性にとって大きな悩みの種となるのが、「胸」のことですよね。
胸の大きさはもちろん、胸の形に悩んでいる女性も少なくありません。
その中でも、左右の胸が横に広がってしまう「離れ乳」に悩んでいる女性は意外と多いのではないでしょうか?
「離れ乳は改善できない」と思ってあきらめている人が多いですが、実は、筋トレやエクササイズで離れ乳を改善することも可能です。
そこで今回は、離れ乳の改善に効果的な筋トレ&エクササイズをご紹介します。
左右の胸が横に広がってしまう離れ乳を改善して、くっきりとしたキレイな谷間をつくりましょう!
目次
離れ乳とは?
離れ乳とは、左右の胸が横に広がって離れている胸のことです。
自分の胸は離れ乳なのかどうか、以下のチェックポイントで確認してみましょう。
- バストトップが外側を向いている
- 胸が「ハ」の字に広がっている
- ハリがなく、たるんでいる
- バストの位置が下がり気味
離れ乳は、左右の胸が外側を向いているだけでなく、ハリがなく垂れ気味なのも特徴の1つ。
つまり、「離れ乳」と「垂れ乳」は併発することが多いと思っていきましょう。
離れ乳になる原因
では、離れ乳になる原因とは何か、ここで簡単に解説します。
離れ乳になる原因はいくつかありますが、おもに以下の4つの影響が大きいです。
- 筋力の衰え
- クーパー靭帯の損傷
- 加齢
- 就寝時にノーブラ
胸はほとんどが脂肪なので、やわらかく形が崩れやすい特徴があります。そんなやわらかい胸を、大胸筋とクーパー靭帯が支えています。
胸の土台部分にある「大胸筋」が脂肪を支え、「クーパー靭帯」というコラーゲン繊維が、胸を高い位置にキープしているのです。
クーパー靭帯は筋肉ではないので鍛えられませんが、胸の土台にある「大胸筋」なら鍛えられます。
筋肉は加齢とともに衰えるので、大胸筋を鍛えないと離れ乳や垂れ乳を引き起こし、バストの形が崩れてしまうでしょう。
また、大胸筋の奥に「小胸筋」という筋肉があります。小胸筋とは、肩から脇に伸びている筋肉で、胸を引き上げる役割があります。
この小胸筋が衰えると胸が横に流れてしまうので、離れ乳対策には大胸筋だけでなく、小胸筋も鍛えることが大切です。
離れ乳がもたらすデメリットとは?
離れ乳は、服を着ていてもわかってしまう場合があるので、見た目に影響を及ぼします。
ボディラインを気にする女性にとって、離れ乳はデメリットでしかありません。
離れ乳がもたらすデメリットは、おもに以下の4つです。
- 太って見える
- 老けて見える
- 実際よりも胸が小さく見える
- 谷間ができない
胸が横に広がると、体の横幅が強調されて太って見えるデメリットがあります。
横に広がることで左右の胸を寄せにくくなり、谷間ができないのもデメリット。
また、胸の脂肪が「脇」や「背中」に流れることで、背中が太って見えたり、実際よりも胸が小さく見えたりしてしまうのです。
さらに、胸が横に広がるだけでなく、胸の位置が低くなってしまう離れ乳は、老けて見えるデメリットも。
ツンと上向きの胸なら若々しく見えますが、胸が左右や下へズレていると、老けて見えてしまうのです。
こんなデメリットだらけの離れ乳は、何としても改善したいところですよね。
離れ乳を改善するための筋トレ&エクササイズ
離れ乳対策のためには、大胸筋と小胸筋を鍛える筋トレやエクササイズをすることが効果的です。
大胸筋は、バスト全体の脂肪を支える役割があります。大胸筋が衰えると、バストが重力に負けて下がってしまうため、垂れ乳の原因になります。
この大胸筋を鍛えることで、ツンと上向きのバストをつくることができます。
また、小胸筋は、左右のバストを内側に引き寄せる役割があります。小胸筋が衰えると離れ乳の原因になってしまうため、離れ乳対策には小胸筋の筋トレが欠かせないんです。
では、離れ乳対策のための筋トレ&エクササイズを4種類ご紹介します。
大胸筋の筋トレ
- 仰向けになり、腰を持ち上げてアーチをつくり、肩は上がらないように。
- 両手にダンベルを持ち、真上からスタート。(動画では片手3キロからスタート)
- 肘が肩の横を通るように弧を描きながら開いていきます。
- 胸のストレッチを感じたら戻します。肩の真横くらいで止めます。
- 10回くり返しましょう。
肘が下がり過ぎると大胸筋に効かず、肩の筋トレになってしまいます。あまり重いダンベルを使わなくてOK。
ダンベルがない人は、水の入った500mlのペットボトル(0.5キロの重さ)でも代用できます。
小胸筋のエクササイズ
- 立った状態で、背筋を伸ばします。
- なるべく腕は動かさず、肩だけを後ろに引きます。肩甲骨を寄せるイメージ。
- ゆっくりと肩だけを前に出します。背中が丸まらないように伸ばしたまま。
- 10回くり返します。
肩を前に出すときは、前かがみにならないように注意しましょう。
離れ乳も垂れ乳も改善「美乳エクササイズ」
- 肘を90℃に曲げて、胸の高さに上げます。
- 息を吸いながら肘を両側に開き、胸も開きます。肘は肩と同じラインになるように。
- 息を吐きながら、肘を前に戻します。
- 3セット行います。
- 次に、両手を後ろで組み、なるべく手のひらをくっつけて肘を伸ばします。
- できるだけ肘を伸ばしたまま、肩を後ろに8回まわします。
大胸筋を鍛えるだけでは、男性的な厚い胸板になってしまうため、美乳エクササイズで女性らしいバストをつくっていきましょう!
胸を寄せる乳トレ「肋骨ほぐし」
- 右バストを左手で寄せます。
- 右手でグーをつくり、第二関節を脇の下に当てます。(1本目)
- 左手に向かってグーを動かし、一緒にバストトップまで滑らせます。
- 左手を離し、もう一度胸を寄せるように支えます。
- 右手のグーをさっきより少し下に当て、同じようにバストトップまで滑らせます。(2本目)
- 左手を離し、もう一度胸を寄せるように支えます。
- 右手のグーをアンダーバストのラインに当て、バストトップまで滑らせます。(3本目)
- 以上3本のラインを滑らせて、筋肉を流していきます。左右10回くらいずつ行いましょう。
肋骨の間にある「肋間筋」という筋肉をほぐすトレーニングです。
肋間筋が硬くなると離れ乳の原因になるため、乳トレでほぐしていきましょう!
横に広がる「離れ乳」を寄せて谷間くっきり!
離れ乳対策のための筋トレ&エクササイズをご紹介しました。
左右の胸が横に広がってしまう「離れ乳」の人は、きれいな谷間ができないことも悩みの1つですよね。
そんな離れ乳を改善するには、「大胸筋」や「小胸筋」を鍛えることが効果的です。
また、筋トレやエクササイズと並行して、ナイトブラをつけることも効果的。
ナイトブラをつけて寝れば、クーパー靭帯の伸びを防ぎ、バストの脂肪の横流れを防ぐことができますよ。
横に広がる離れ乳を中央に寄せて、くっきりとした谷間を手に入れましょう!