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ダイエット中の口臭は糖質制限が原因!?口が臭いと感じたときの対処法

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ダイエット中の口臭の原因と対処法

「糖質制限は痩せる」と聞いてダイエットに励んでいる人は多いと思いますが、ダイエットが進むにつれて、体臭や口臭が発生することがあります。

痩せるのはうれしいけれど、体臭や口臭が発生すると困りますよね。

そこで今回は、ダイエット中の口臭にフォーカスしてご紹介します。ダイエット中の口臭の原因とは何か?

どのような対処法があるのか? について見ていきましょう。原因を知り、正しく対処すれば口臭を改善することができますよ。

ダイエット中の口臭の原因とは?

ダイエット中は、なぜ口臭が発生してしまうのでしょうか? 実は、糖質制限だけでなく、ダイエット中は口臭が発生しやすい状態になっているのです。では、その原因を見ていきましょう。

唾液の分泌量が減って「ドラウマウス」になる

ダイエット中は、食事の量を減らしたり、食事の回数を減らしたりしますね。すると、噛む回数が減ることで唾液の分泌量が減り、口の中が乾燥してしまいます。

口の中が乾燥すると、ドライマウスになって口臭が発生します。

唾液は雑菌の繁殖を抑える効果がありますが、口の中が乾くと雑菌が繁殖しやすくなり、口臭が発生してしまうのです。

また、過度なダイエットをすると、ストレスがたまることで唾液の分泌が減り、口臭が発生する原因になります。

糖質制限による「ケトン臭」が発生する

「糖質を減らすと痩せる」というのは、多くの人の常識になりつつありますよね。糖質が足りなくなると、脂肪をエネルギーにして消費するため、脂肪を燃焼しやすくなる効果があります。

主食のご飯やパン、麺類などをはじめ、甘いお菓子やイモ類などの野菜にも糖質が含まれています。

これらの食材をなるべく控え、肉や魚などのタンパク質を多めに摂るのが糖質制限ダイエット。しかし、これが口臭の原因になるのです。

体内の中性脂肪がエネルギーとして使われるとき、「ケトン体」という物質が発生します。このケトン体が息に混ざると、腐ったフルーツのような甘酸っぱい口臭が発生してしまうのです。

口臭だけでなく、汗や尿にもケトン体が混ざるため、体臭もきつくなります。このような体臭や口臭のことを「ケトン臭」と呼びます。

便秘によって「腸内環境」が悪化する

ダイエットを始めると、栄養バランスの乱れや食事量が減ることで便秘がちになりますよね。

便秘になると腸内に腐敗した食べカスなどがたまっていき、悪玉菌が増えて腸内環境が悪化します。この悪玉菌はガスを発生させるため、それが口臭となってあらわれてしまうのです。

また、先にご紹介した糖質制限ダイエットは、便秘になりやすいと言われています。

その理由は2つあり、1つは糖質を減らすことで、糖質に含まれる食物繊維を摂取できなくなること。食物繊維は腸内環境を改善し、便秘を解消する効果があります。

そしてもう1つは、糖質を摂らないことで体内に保水する効果がなくなることです。

糖質は水分を含む性質があるため、むくみやすい食べ物の1つですが、まったく摂らないと体内の水分量が減少し、便が硬くなってしまうのです。これが便秘になる原因です。

ダイエット中の便秘は悪化しやすく、痩せにくくなる原因にもなります。できるだけ早めに腸内環境を良好にすることが、口臭予防につながります。

ダイエット中に口が臭いと感じたときの対処法

口臭は、なかなか自分では気づきにくいものですよね。そのため人から指摘されてショックを受けることも少なくありません。そうなる前の予防として、また、指摘されたときの改善策として、ダイエット中に口が臭いと感じたときの対処法をご紹介します。

よく噛んで唾液の分泌を増やす

ダイエット中の口臭を予防するなら、よく噛んで唾液の分泌を増やすことが大事。早食いは太るだけでなく、口臭の原因にもなるため、ゆっくりとよく噛んで食べるようにしましょう。

口臭を予防するためには、意識的に硬い食べ物を選んで食べるのも効果的です。たとえば、フランスパンや玄米、厚切りステーキなどを食べることで、必然的に噛む回数が増えます。

また、ガムを噛むことで唾液の分泌を増やすことができ、しかも空腹対策にも効果的なので、ダイエット中はガムを噛むこともオススメですよ。

糖質を制限するより、糖質の種類を変える

糖質を制限すると、短期間で痩せる効果がありますが、口臭を改善するなら糖質を制限しすぎないことが大事。糖質も体に必要な栄養なので、糖質を制限するより、糖質の種類を変えるほうが効果的です。

たとえば、白米を玄米に変える、食パンをブランパンに変えるのがオススメ。

糖質をまったく摂らないのではなく、糖質制限のハードルを低くしましょう。それが口臭予防のポイントですし、健康的に痩せるコツでもあります。

乳酸菌や食物繊維で善玉菌を増やす

ダイエット中の便秘は、口臭の原因になるだけでなく、ダイエット成功の妨げにもなります。

そのため、便秘は絶対に避けたいところ。積極的に便秘を解消していくためには、乳酸菌や食物繊維を摂ることが効果的です。

これらの食品を摂ると、腸内の善玉菌が増え、腸内環境が良好になります。すると便秘がスルスルと解消され、口臭の原因となる悪玉菌も減少します。

乳酸菌は、ヨーグルトや納豆などの発酵食品に含まれていて、食物繊維は根菜類や海藻類などに多く含まれています。

また、便秘を解消するには、水分補給も大事。水分を摂ることで口の中の乾燥を防ぐこともできるので、口臭予防にも効果的です。

食事方法を変えればダイエット中の口臭を改善できる

ダイエット中の口臭の原因と対処法についてご紹介しました。糖質制限だけでなく、間違った食事制限によって口臭が発生することがわかりましたね。過度なダイエットは、口臭が発生するだけでなく体調不良の原因にもなります。それでは、痩せるどころではなくなってしまうので、正しい食事方法に変えるようにしましょう。そうすれば口臭を改善でき、健康的に美しく痩せることができますよ!