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脇汗の正しい拭き方|脇の臭いを防ぐコツと脇汗を止める方法

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脇汗の正しい拭き方で臭いを防ぐ方法

脇汗を小まめに拭くことは、「わきが対策」や「脇の臭いを抑える」ために効果的です。

しかし、拭き方を間違えると、かえって臭いを強くしたり、脇汗が増えたりしてしまいます。

そこで今回は、脇汗の正しい拭き方についてご紹介します。

脇の臭いを効果的に防ぐコツと、脇汗を止める方法も併せてご紹介していきますね。夏だけでなく、一年中気になる臭いを撃退していきましょう!

脇汗をかくと、なぜ臭うの?

脇に汗をかくと、他の場所にかく汗よりも臭いが気になりますよね。脇汗は、ストレスを感じたり、緊張しているときにかきやすく、その汗を「精神性発汗」と言います。

精神性発汗は、脇にある「アポクリン腺」という汗腺から出やすく、臭いが強くなりやすいのです。

脇汗は、発汗した直後はほぼ無臭ですが、時間が経つにつれて汚れなどと混ざり合い、雑菌が繁殖しやすい状態になります。

雑菌はもともと皮膚に住み着いていて、汗に含まれるタンパク質などを分解して臭いの元を発生させます。これが、脇汗が臭う原因です。

脇汗を「乾いたタオルで拭く」のはNG!

脇汗をかいたら、小まめに拭くことが臭い対策には大切です。しかし、脇汗を乾いたタオルで拭くのはNGなんです。その理由をご紹介していきます。

体温調節ができなくなり、汗を増やす

汗はもともと体温調節のために出ます。体温が上昇すると、体温を下げるために発汗し、その汗が蒸発するときに体温を下げるのです。

しかし、体温を下げる前に汗を拭き取ってしまうと体温を下げることができず、さらに汗を出します。

つまり、汗を拭けば拭くほど、汗を増やしてしまうのです。

臭いの元を拭き取れず、臭いが強くなってしまう

緊張やストレスによって出る汗は、体温調節のために出る汗とは性質が異なります。そのため、小まめに拭くことが大切ですが、乾いたタオルで拭くのはNGです。

乾いたタオルで汗を拭くと汗だけ拭き取って、臭いの元は肌の表面に残ったままになります。

すると、臭いの成分の濃度がどんどん濃くなっていき、臭いを強くしてしまいます。つまり、乾いたタオルでは、臭いの元を拭き取ることができないのです。

脇の臭いを防ぐ「脇汗の正しい拭き方」

では、脇汗の正しい拭き方とは、どのようにすれば良いのでしょうか?

脇の臭いを防ぐためには、濡れたタオルやウェットティッシュなどで拭くことが大事。

濡れたタオルで拭く場合には、水で濡らしたタオルを硬く絞るのがポイントです。

汗を拭いた後に肌が濡れていると、雑菌が繁殖しやすい状態を作ってしまうため、硬く絞ったタオルで拭くことが大切です。

また、ウェットティッシュで拭くのも良いですが、もっと効果的なのは「汗拭きシート」などのデオドラントシートを使って脇汗を拭くこと。

デオドラントシートは、汗を拭き取るだけでなく臭いの元も拭き取ることができ、さらに、殺菌や消臭効果もあるので脇の臭いを効果的に抑えてくれますよ。

汗拭きシート(デオドラントシート)の正しい使い方

汗拭きシート(デオドラントシート)で脇汗を拭くと効果的ですが、使い方や選び方を間違えると乾燥やかぶれを招くため、正しく選び、正しく使いましょう。

汗拭きシートに似ている「除菌アルコールティッシュ」は、乾燥やかぶれを招くのでNGです。

アルコール成分は肌の乾燥やかぶれを招きやすく、保湿成分が配合されていないものがほとんどなので、肌に負担をかけてしまう恐れがあります。

そのため、脇汗を拭くなら、汗拭きシート(デオドラントシート)として売られている商品を選びましょう。

汗拭きシートの使い方は、汗をかいてから1~2時間ごとに使用することです。小まめに使用することで、脇の臭いを効果的に抑えることができます。

また、汗拭きシートにはボディ用と顔用がありますが、ボディ用は顔に使用しないでください。

ボディ用は臭い対策の効果が高いため、殺菌や消毒作用が高く、皮膚が薄い顔には刺激が強すぎるからです。

顔の皮膚は薄くてデリケートなので、顔には顔用を使うようにしましょう。ちなみに、ボディに顔用を使うのはOKです。

汗脇パッドを併用するのが効果的!

脇汗を効果的に拭き取り、臭い対策をするなら、汗脇パッドを併用するのが効果的です。

脇汗は、いくら小まめに拭いても服に汗がついてしまいますよね。それに仕事中などは、なかなか小まめに拭くのがむずかしいもの。

そのため、汗脇パッドで汗をできるだけ吸い取り、定期的に脇汗を拭き取るのが効果的な臭い対策になります。汗脇パッドを定期的に交換すると、さらに効果的です。

実は、服についた汗がもっとも臭いが強く、時間が経つほどその臭いは強くなっていきます。すると、周囲の人にもわかるほどの悪臭を放つことがあるのです。

いったん服に汗の臭いがしみついてしまうと、いくら脇の下を拭いても臭いを防ぐことができなくなってしまうため、できるだけ服に汗がつかないように工夫をすることが大切ですよ。

脇汗を止める方法

ここまでは、出てしまった脇汗を対処する方法についてご紹介してきましたが、そもそも脇汗を止めることができたらいいですよね。そこで、ここでは脇汗を止める方法をご紹介します。

汗を抑えるツボを押す

人の体にはツボがたくさんありますが、「汗を抑えるツボ」というのもあります。汗が出そうだと思ったときに、ぜひ試してみてくださいね。

◆合谷(ごうこく)

手の甲側の「親指」と「人差し指」の間の骨の分かれ目の部分にあるツボです。やや人差し指寄りにあります。このツボを刺激すると、自律神経を整える効果があり、体温調節が正常になることで脇汗を抑えることができます。

また、気持ちが落ち着く効果もあるので、ストレスや緊張などによる「精神性発汗」を抑える効果もあります。

◆労宮(ろうきゅう)

手をグーにしたときに、手のひらに中指の先が当たる部分が労宮のツボです。深呼吸をしながら5秒押して5秒離すのをくり返しましょう。気持ちが落ち着き、交感神経を弱めることで汗を抑えられます。

◆後谿(こけい)

手をグーにしたときに、小指の付け根あたりにできる盛り上がった部分にあるツボです。手相でいう「感情線」の起点にあります。強めに押すと体の熱を鎮め、汗を抑える効果があります。

リラックスする

脇汗を抑えるために有効なのは、リラックスすることです。

脇汗は、ストレスや緊張によって発汗することが多いので、できるだけリラックスするように心がけると、汗を抑えることができます。その結果、脇の臭いの軽減につながります。

リラックス法として効果的なのが、腹式呼吸。腹式呼吸をすると副交感神経が優位になり、精神が落ち着くことでリラックスできます。

腹式呼吸のやり方は、お腹に空気をためるイメージで鼻からゆっくりと息を吸い込み、口から息を吐いてお腹をへこませます。

これを数回くり返しましょう。徐々に心が落ち着いてくるのを感じられますよ。

さらにリラックス効果を高めるポイントは、目を閉じて、草原やお花畑などをイメージすること。これは瞑想の一種で、ヨガでも取り入れられている方法です。

制汗剤を使う

手っ取り早く脇汗を抑えるには、制汗剤を使うのが良いでしょう。制汗剤は、汗腺を塞いで汗を抑えることができるので、脇汗を止めるには高い効果が期待できます。

ただし、制汗剤には使い方に注意点があります。

  • 制汗剤は汗の出口を塞ぐので、使いすぎると体温調節に影響が出る
  • 汗腺の出口を防ぐと老廃物が排出できなくなり、臭いが強くなってしまう

制汗剤は、使い方を間違えるとかえって体臭がきつくなってしまうので、自分に合ったものを選び、頻繁に使いすぎるのはやめましょう。

脇汗を正しく拭いて臭いも汗も抑えよう!

脇汗の正しい拭き方をご紹介しました。脇汗を正しく拭くことで、脇の臭いを効果的に抑えることができます。拭き方を間違えると、脇の臭いを悪化させたり、汗の量が増えたりしてしまうので、正しい拭き方をマスターしましょうね。また、プラスαの脇汗対策も取り入れて、効果的に脇汗と臭いを抑えましょう!