30代からのバストアップに必要なことって何?
若い頃は形の整ったバストだったのに、30代になったら何だかハリがなくなってきた気がする……。そんなふうに感じてしまうことはありませんか?
「年齢だから仕方ない」と思っている人もいるかもしれませんが、あきらめるのはまだ早いですよ! 今からだって、美しいバストを取り戻す方法はあります。
そこで今回は、30代からのバストアップ方法をご紹介します。
いつもの生活に、マッサージやストレッチ、食習慣などをちょっとプラスするだけで、今よりもっとキレイなバストを手に入れることができますよ!
30代になるとバストダウンしたように感じる理由とは?
大きくて形の整ったバストは、女性の永遠の憧れ。でも、20代の頃に比べて30代になると、バストダウンしたように感じてしまうことってありますよね。
「若い頃のようなバストはもう取り戻せない」とあきらめる前に、なぜ30代になるとバストが衰えてしまうのか、その理由を見ていきましょう。
加齢によって新陳代謝が悪くなり、バストにハリがなくなる
肌のお手入れに力を注いでいる女性は多いと思いますが、肌にハリや弾力を与えているのは、肌の奥にある細胞です。
その細胞を「繊維芽細胞」といい、美肌に欠かせない成分を作り出してくれます。
その成分とは、「コラーゲン」や「エラスチン」、「ヒアルロン酸」などです。これらは美肌作りに欠かせない成分で、化粧品に良く使われているため知っている人も多いと思います。
コラーゲンは肌にハリを与える成分で、エラスチンは肌の弾力を保つ成分、ヒアルロン酸は肌にみずみずしさを与え、潤いを与えてくれる成分です。
どれも保湿効果が高く、加齢によって衰えがちな肌を美しく保ってくれます。
これらの成分は、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が活発に行われていると、繊維芽細胞の働きが活発になることで正常に生成され、若々しく美しい肌に生まれ変わることができます。
しかし、加齢によって新陳代謝が遅れがちになると、古い細胞が肌の上に残り、肌のハリや弾力が失われていきます。
これは、バストを覆っている肌にも同じことが言えます。加齢によってバストにハリがなくなるのは、肌の老化も関係しているのです。
エストロゲンの分泌が減少する
繊維芽細胞は、女性ホルモンの1つである「エストロゲン」の分泌をサポートする働きがあります。
エストロゲンには、バストを大きくする効果があるため、バストアップを目指す女性にとっては欠かせない存在です。
しかし、30代くらいになると、エストロゲンの分泌が少しずつ減っていき、バストにハリがなくなってしまうのです。
筋肉が衰えるとバストが垂れやすくなる
30代くらいからバストダウンしたと感じる理由の1つに、バストの垂れがあります。
バストは本来、胸の筋肉によって高い位置に保たれていますが、加齢によって胸の筋肉が衰えると、バストを支えきれなくなってしまいます。この筋肉は「大胸筋」といって、バストの土台部分にあります。
大胸筋がバストの脂肪を支えきれなくなると、バストトップの位置が横に広がったり、垂れ下がったりしてしまうため、胸が小さくなったように見えてしまうのです。
他にも、バストの脂肪が流れてしまうと、お腹や背中の脂肪と同一化してしまい、バストサイズが小さくなったり、ついて欲しくないところに脂肪がついたり、という最悪な状態になってしまいます。
また、大胸筋は姿勢を保つためにも必要な筋肉なので、猫背の姿勢が多い人は大胸筋が衰えやすく、バストが垂れやすくなります。
肩甲骨が歪むと血流が悪くなり、バストに栄養が届かなくなる
30代くらいからバストダウンしたと感じるのは、大胸筋の衰えだけでなく、肩甲骨の歪みも関係しています。
肩甲骨は、背中側の肩の部分にある骨のことですが、生活習慣や加齢などによって歪んでしまいます。
肩甲骨が歪むと、姿勢が悪くなることで血流が悪くなり、バストアップに必要な「栄養」や「女性ホルモン」をバストに届けることができなくなります。
すると、ハリのある女性らしいバストを育てることができなくなり、バストダウンにつながってしまうのです。
また、リンパの流れも悪くなってしまうので、老廃物を排出できなくなることでバストの成長に悪影響を及ぼします。
30代からバストダウンを感じるのは、バストそのものの問題だけではなく、バスト周辺の状態も関わっているのです。
30代からのバストアップ方法とは?
バストダウンを感じる理由はいくつかありましたが、30代からバストアップするには、どのような方法があるのでしょうか?
バストアップ方法には色々なものがありますが、30代からバストアップを目指すには、生活習慣や食事、筋トレやストレッチ、そしてマッサージなど、これらすべての方法をミックスすれば、まだまだバストアップを目指せます。
では、具体的にどのような方法を実践すれば良いのかご紹介していきますね。
女性ホルモンを活性化させる食べ物を摂る
30代からバストアップを目指すには、バランスの良い食事を摂ることは大前提です。その中でも、バストを大きくする効果のある食べ物を意識して摂ると良いでしょう。
バストを大きくする働きのある女性ホルモンは、「エストロゲン」でしたね。
食べ物の中には、エストロゲンの生成をサポートしたり、エストロゲンと似た働きをしたり、といったものがあります。
また、エストロゲンは繊維芽細胞に働きかけることで「コラーゲン」の生成を促し、肌にハリを与えてくれます。肌がキレイなことも、美しいバストをつくる上で大切なポイントですよね。
では、どのような食べ物がエストロゲンの働きをサポートしてくれるのでしょうか? これからご紹介する食べ物を、上手に食生活に取り入れていきましょう。
❤エストロゲンの生成をサポートする「ビタミンE」
加齢とともに分泌が減少してしまう「エストロゲン」を増やすには、エストロゲンの生成をサポートしてくれる「ビタミンE」を摂ると効果的です。
エストロゲンは卵巣から分泌されますが、卵巣は加齢とともに機能が衰えていきます。その卵巣に働きかけて、エストロゲンの生成をサポートしてくれるのがビタミンEなのです。
ビタミンEが多く含まれる食べ物は、アーモンドやカボチャ、アボカドやウナギなどがあります。
ビタミンEは抗酸化作用が高く、アンチエイジング効果も期待できるので、いつまでも若々しく美しくありたいと願う女性にとってはうれしい栄養素ですね。
❤エストロゲンと似た働きをする「イソフラボン」
加齢によって分泌が減少するエストロゲンは、食べ物で補うことができます。
大豆製品に多く含まれる「イソフラボン」という栄養素は、エストロゲンと似た働きをするため、加齢によって減少してしまうエストロゲンの働きをサポートしてくれる心強い食べ物なのです。
イソフラボンが含まれる食べ物は、納豆やきな粉、豆乳や豆腐などです。大豆製品を上手に食生活に取り入れることで、バストにハリが生まれ、ツンと上向きのバストをつくってくれますよ。
❤バストをつくる「良質なタンパク質」
人間の体を構成しているのは、おもに「タンパク質」です。バストを支えている大胸筋も、ハリのある肌も、タンパク質があることで正常な状態をキープできているのです。
しかし、不規則な生活によって食生活が乱れたり、無理なダイエットなどによって栄養バランスが崩れたりすると、タンパク質が不足しがちになってしまいます。
バストアップを目指すなら、十分なタンパク質を摂取するように心がけましょう。
大豆製品にも良質なタンパク質が含まれていますが、他にも鶏肉や乳製品、タマゴなどに含まれているので、毎日の食事に取り入れてみてくださいね。
❤エストロゲンの材料となる「コレステロール」
ダイエット中や健康に気をつかっている人は敬遠しがちな「コレステロール」は、実は、エストロゲンをはじめとした「ホルモン」の材料になると言われています。
女性特有の不調である生理不順は、「コレステロール不足」が原因の1つだと言われています。
つまり、エストロゲンを正常に分泌させ、ホルモンバランスを保つためには、コレステロールが必要だということですね。
コレステロールが含まれる食べ物は、肉や魚、乳製品や油などですが、やはりカロリーが気になるという人は、低カロリーの鶏肉や魚、タマゴなどがオススメです。
大胸筋を鍛えるバストアップ筋トレ
30代になると仕事や家事で忙しくなり、運動する機会が少なくなってきますが、バストアップのためには適度な筋トレが欠かせません。
バストの土台となる「大胸筋」を鍛える筋トレをすることで、バストにハリを取り戻せるのはもちろん、ストレスを解消してホルモンバランスを整えることにもつながります。
では、大胸筋を鍛える「バストアップ筋トレ」をご紹介します。筋トレといっても、女性でも簡単にできるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
❤合掌のポーズ
まずは、簡単な筋トレから始めてみましょう。運動が苦手な人でも、体力がない人でも簡単にできて、しかもどこでもできるバストアップ筋トレが「合掌のポーズ」です。
- 立った状態でも、イスに座った状態でもOKです。姿勢を正しましょう。
- 胸の前で両手を合わせて合掌します。
- 両手を押し合い、力を入れていきます。呼吸を自然にくり返しましょう。
- 合掌した両手を、前後左右にゆっくりと動かします。
- 前後左右、それぞれ10回ずつ動かしましょう。
大胸筋を使っていることを意識しながら行うのがポイントです。ちょっとしたスキマ時間にもできるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
❤膝つき腕立て伏せ
バストアップ筋トレといえば、代表的なのが「膝つき腕立て伏せ」です。ふつうの腕立て伏せよりも負荷が少ないので、女性でも行うことができますよ。
- 床に四つん這いになります。
- 手の位置は、肩幅よりも広めにとります。
- かかとを上げて、背中をまっすぐにキープします。
- できれば、胸を床すれすれまで下ろしましょう。
- 10回を2~3セット行ってみてください。
お尻を突き出した状態で、腕だけ曲げて行う腕立て伏せもありますが、ご紹介した腕立て伏せのほうが、大胸筋に効きやすいのでおすすめです。
ストレッチでバストの血流アップ
30代からのバストアップは、血行を良くしてバストに必要な栄養をしっかり届けることが大切です。
そのためには、肩甲骨やバストまわりの血行を良くするストレッチが効果的。では、肩甲骨とバストまわりのストレッチをご紹介します。
❤肩甲骨ストレッチ
肩甲骨のコリや歪みを改善するためには、肩甲骨ストレッチがおすすめ。簡単なので、夜のリラックスタイムや仕事中のリフレッシュにも活用してみてくださいね。
- 肩を上下に上げ下げします。上げるときは、耳に肩を近づけるように意識しましょう。
- 右手を右肩に、左手を左肩に乗せ、大きくゆっくりと肩を回しましょう。肩甲骨まで動かすのを意識しましょう。
- 次に、両手を後ろで組み、そのまま上半身を前に倒します。このときに、腕は自然と上げましょう。
- 倒したところで10秒ほどキープし、ゆっくりと戻します。
呼吸を止めずに、ゆっくりと行うのがポイント。無理をせず、気持ちいいと感じるところまでストレッチしましょう。
❤バストまわりのストレッチ
大胸筋を含むバストまわりのストレッチをすると、リンパの流れが良くなり、バストアップ効果が高まります。では、簡単で気持ちいいストレッチをご紹介します。
- 両手を頭の後ろで組みます。
- 肘を少し後ろに引き、胸を張って10秒キープします。
- いったん胸をゆるめて、同じように10回くり返します。
- 次に、肘を曲げて、壁に肘~手のひらまでをつきます。
- 壁に手をついたまま、上半身を壁とは逆側にひねり10秒キープします。
- 反対側も同様の行いましょう。
心地よくバストの上側が伸びているのを感じましょう。
バストアップマッサージでハリを取り戻す
筋トレやストレッチも効果的ですが、バストアップにマッサージは欠かせないポイントです。
マッサージで血液やリンパの流れが良くなれば、エストロゲンや栄養がバストまで届きやすくなり、バストアップ効果を高めてくれます。
ぜひ、リンパマッサージにもチャレンジしてみてくださいね。
❤バストアップマッサージのやり方
血液とリンパの流れを促すには、お風呂で温まっているときにバストマッサージをするのがおすすめです。ゆったりとリラックスしながマッサージしてみましょう。
- 左の鎖骨の上下に、右手の人差し指と中指を挟むように当てます。
- 鎖骨の内側から、外側に向かってさすります。
- 今度は、右手のひらを左バストの上部に当て、やさしく脇の下まで滑らせます。脇の下をやさしく押し上げてリンパを刺激します。
- 次に、右手を左バストの下(バストと体の境目「バージスライン」)に当て、脇の下に向かってさすります。脇の下をやさしく押し上げます。
- 手を替えて、反対側のバストも同様にマッサージしましょう。
鎖骨や脇の下はリンパが集まっている場所なので、やさしく刺激してリンパの流れを促します。
お風呂上がりにマッサージをする場合には、クリームなどで滑りを良くしてマッサージを行いましょう。
❤バストアップクリームもおすすめ
バストアップマッサージの効果を高めるには、「バストアップクリーム」を塗って行うのもおすすめです。
バストアップクリームには、女性ホルモンに働きかける成分や、バストの脂肪を増やす成分、美肌効果のある成分などが含まれているものが多いので、お好みで選んでみましょう。
30代からのバストケアにはナイトブラが効果的
30代のバストの悩みを解消するには、ナイトブラが効果的です。
ナイトブラは寝るときにつけるブラジャーのことで、寝ている間に左右に流れやすいバストをしっかりホールドし、バストの垂れや型崩れなどを防いでくれます。
また、バストの形を整えたり、ボリュームアップを目指せる育乳ブラもおすすめ。
30代からバストアップを目指すなら、胸を美しい状態でキープすることが重要になってくるので、ぜひナイトブラや育乳ブラにもチャレンジしてみてくださいね。
質の良い睡眠で美胸へと導く
質の良い睡眠を十分とることは、バストアップに大きく関係しています。睡眠中には「成長ホルモン」というホルモンが分泌され、体の不調を修復したり、バストを大きくする働きがあります。
成長ホルモンは、22~2時に分泌が多くなると言われていますが、最近では入眠直後の眠りの深いときに分泌が高まると言われています。
いずれにしても、バストアップのためには、この時間にぐっすりと眠ることが大切です。質の良い睡眠を十分にとることでホルモンバランスが整い、バストアップ効果が高まりますよ。
美しいバストを保つために必要なこと
30代からのバストアップ方法をご紹介しましたが、これからも美しいバストを保つために必要なことをご紹介します。良質な睡眠をとることもその1つですが、それに加えて、以下のような習慣を心がけることが大切ですよ。
体を冷やさない
いつまでも美しいバストを保つためには、体を冷やさないことが大切です。体が冷えるとリンパや血液の流れが悪くなり、バストに必要な栄養やホルモンが届きにくくなります。
とくに女性は冷え性の人が多いので、慢性的な冷え性になるとバストダウンにつながります。
体を温めるためには、日頃からなるべく冷たい物を控え、温かい飲み物を飲むようにしましょう。また、ゆっくりとお風呂に浸かって体を温めることも大事ですよ。
ストレスをためない生活を心がける
ストレスをためない生活を心がけることは、バストアップにおいて大切なこと。ストレスがたまると自律神経が乱れ、女性ホルモンの分泌が減少してしまいます。
女性ホルモンが正常に分泌されなければ、美しいバストを保つことができなくなるため、日頃からストレスをためないように、適度にリフレッシュすることが大切ですよ。
姿勢を正す
猫背の姿勢が多いと、大胸筋が衰えやすくなり、バストの垂れにつながってしまいます。
また、猫背の姿勢が続くと、バストが下向きになり、美しいバストを保てなくなってしまいます。
とくに、デスクワークでパソコンの前に長時間座っている人は猫背になりがちなので、意識して姿勢を正すようにしましょう。
姿勢が良くなると見た目も美しくなり、魅力的なオーラをかもし出すことができますよ。美しい上向きバストをキープするためにも、姿勢には気をつけてくださいね。
まだまだ遅くない! 30代から美胸を目指そう!
30代からのバストアップ方法をご紹介しました。30代だって、まだまだ遅くはないんです。自然にまかせていたら垂れてしまうバストも、毎日の生活にちょっとした習慣をプラスしたり、ちょっとした心がけをするだけで、バストはまだまだ美しくなれます。30代からだって美胸を目指すことができるので、ぜひ今日から実践してみてくださいね。