ブラジャーサイズを正しく測って快適な胸に!
あなたのブラジャーは、サイズが合っていますか?
ブラジャーは、女性のからだを美しく見せる大切なアイテムですが、きちんとサイズの合ったブラジャーをつけないと、その効果を十分に発揮してくれません。
「ブラを外したら楽になった!」
「ブラがずり上がって不快……」
このように感じる人は、ブラジャーのサイズが合っていない可能性があります。
そこで今回は、ブラジャーの正しいサイズの測り方をご紹介します。「サイズが合わないブラジャーの見分け方」も併せてご紹介しますので、自分に合ったブラジャーを選ぶための参考にしてみてくださいね。
目次
ブラをつけないで測る採寸方法と、ブラをつけて測る採寸方法の違いとは?
ブラジャーのサイズの測り方には、2種類の方法があります。
1つは、ブラジャーをつけない状態で採寸する方法です。もう1つは、ブラジャーをつけた状態で採寸する方法です。まずは、2つの採寸方法の違いについて見ていきましょう。
ブラをつけないで測る採寸方法は、トップバストを測る際に体を90℃に折り曲げて、体の円周が1番長い部分を測定します。
この採寸方法の場合、直立した状態で測定してしまうと、バストが重力によって下に引っ張られてしまうので、正しい位置でバストサイズを測ることができなくなってしまいます。そのため、お辞儀をした状態で測るのがポイントです。
一方、ブラをつけて測る採寸方法は、バストを自然に持ち上げてくれるブラジャーをつけた状態で測定します。ブラパッドは外して、できるだけ自然に近い状態で測ることが大切です。
ブラジャーのサイズを測るときは、バストトップが正しい位置に来ている状態がベストなので、ブラジャーをつけて測る採寸方法のほうが、正しいサイズを測れる可能性が高くなります。
とくに、バストの垂れが気になる人や、バストサイズが大きい人は、ブラをつけた状態で測るのがオススメです。
ブラジャーの正しいサイズの測り方
では早速、ブラジャーの正しいサイズの測り方をご紹介します。1人で測るときは、メジャーが床と水平になっていることを確かめることが大事なポイントです。
そのため、鏡を見ながら、メジャーが斜めになっていないかどうかをしっかりチェックしましょう。
ブラジャーの正しいサイズの測り方は、以下の手順で行います。
- トップバストのサイズを測る
- アンダーバストのサイズを測る
- カップサイズを決定する
では、手順に従って見ていきましょう。
トップバストのサイズを測る
まずは、トップバストのサイズを測ります。バストの1番ふくらんでいる部分を含む、体の円周を測っていきましょう。
手でバストを持ち上げて測る方法もありますが、その方法では正しいサイズを測りにくいため、前項でご紹介した2つの採寸方法で測っていきます。
❤ブラをつけない状態の測り方
- ブラジャーをつけずに鏡の前に立ち、メジャーを背中から回します。このとき、メジャーが床と水平になっているか確認します。
- 体を90℃に傾け、バストトップを下に向けます。
- 鏡を見ながら、メジャーが床と垂直になっていることを確認します。
- バストトップはきつく押さえず、軽く押さえる程度で測りましょう。
❤ブラをつけた状態の測り方
- 一番つけ心地の良いブラジャーを選び、ブラパッドを外します。
- バストをしっかり持ち上げるように、ブラジャーを着用します。
- メジャーを背中から回し、鏡を見ながら、メジャーが床と水平になっていることを確認します。
- バストトップまでのサイズを測りましょう。
アンダーバストのサイズを測る
次に、アンダーバストのサイズを測ります。アンダーバストとは、バストのふくらみのすぐ下の部分のことです。
アンダーバストのサイズを正しく測ることは、ブラの不快感を軽減することにもつながるので、きちんと測りましょう。
- 直立の状態で鏡の前に立ち、メジャーが床と水平になるようにセットします。
- バストのふくらみのすぐ下のサイズを測りましょう。
カップサイズを決定する
最後に、トップバストとアンダーバストを元にして、カップサイズを決定します。
カップサイズを決めるための計算方法は、「トップバスト – アンダーバスト = カップサイズ」となります。
たとえば、トップバストが85センチ、アンダーバストが75センチの場合、差が「10センチ」となり、カップサイズは「Aカップ」になります。差が12.5センチなら「Bカップ」、差が15.0センチなら「Cカップ」となります。
カップサイズは計算しなくても、下着メーカーのサイトに「サイズ表」があるのでチェックしてみてください。
あなたのブラは大丈夫? サイズが合わないブラジャーの見分け方
ブラジャーの正しいサイズの測り方はわかりましたが、あなたが現在つけているブラジャーのサイズは合っていますか?
多くの女性は、実際のサイズよりも小さいサイズのブラジャーを選んでいることが多いので、現在つけているブラジャーのサイズが合っているかチェックしてみましょう。
では、サイズの合わないブラジャーの見分け方をご紹介します。
サイズが合わないブラジャーのチェックポイント
以下の項目に、1つでも当てはまる人は、サイズが合わないブラジャーをつけている可能性があるのでチェックしてみましょう。
- ブラジャーを外すと楽になる
- ブラジャーが体に食い込んで段になっている
- 頻繁にアンダーを上げ下げしてしまう
- ストラップが肩からずり落ちることが多い
- カップに空洞があり、押すとペコペコする
- 1年以上サイズを測り直していない
「ブラジャーを外すと楽になる」というのはサイズと関係ない気がしますが、実はサイズが合っていない可能性があります。
上の項目に1つでも当てはまった人は、次のチェックポイントを見て、どの部分のサイズが合っていないのか確認してみましょう。
どの部分が合っていないのかチェック!
サイズを測って買ったはずなのに、実際にブラジャーをつけてみると体にフィットしていないと感じることもありますよね。それは、サイズが合っていないからです。
メーカーやブラの素材などによって、若干サイズの差があるため、ブラジャーを購入する際には試着することをオススメします。
とはいえ、使っているうちにバストのサイズが変化したり、ブラのアンダー部分が伸びてきたりして、ブラサイズが合わなくなることがあります。
以下の項目を見て、どの部分が合っていないのかチェックし、自分に合ったブラジャーを選びましょう。
❤カップの上や脇が浮いている
- カップサイズが大きい
- ストラップがゆるい
- アンダーサイズが大きい可能性も
❤ブラの真ん中(谷間の部分)のワイヤーが浮いている
- カップサイズが小さい
- アンダーサイズが小さい
- バストの幅よりワイヤーの幅が狭い
❤カップの上が食い込んでいる
- カップサイズが小さい
- アンダーサイズが小さい
- ストラップがきつい
❤カップの下に隙間ができる
- バストの形にワイヤーが合っていない
- ブラを着用する位置が低い
- カップサイズが大きい
- アンダーサイズが大きい
❤アンダーがずり上がる
- アンダーサイズが大きい
- ストラップがきつい
❤脇肉がはみ出ている
- カップサイズが小さい
- アンダーサイズが小さい
❤ストラップがずり落ちる
- アンダーサイズが大きい
- ストラップがゆるい
- 左右のバストの大きさが違う
サイズの合わないブラジャーをつけるデメリット
今までのチェック項目を見て、自分のブラジャーのサイズが合っていないと感じた人はいませんか?
では、サイズの合わないブラジャーをつけていると、どのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
❤ストラップがずり落ちる
ブラジャーがきつい、苦しいと感じる人は、アンダーバストのサイズを大きめにしがちですが、そうすると背中のホック部分がずり上がり、その結果ストラップがずり落ちて不快に感じます。
アンダーバストがきついと感じる場合には、アンダーサイズを大きくするのではなく、カップサイズを大きくしてみましょう。胸の圧迫感がなくなることで、苦しさが軽減される可能性があり、ストラップもずり落ちなくなりますよ。
❤バストの垂れやサイズダウンにつながる
ブラジャーのサイズが合っていないと、ブラジャーによるサポート力を発揮できず、バストが脇や下へ流れやすくなります。バストが流れて正しい位置にキープできないと、次第にバストの形が崩れたり、サイズダウンにつながってしまうこともあります。
正しいサイズのブラジャーを選ぶことはもちろん、バストの形への「フィット感」や「サポート力」などもチェックしながら選ぶと良いでしょう。
❤バストの血行不良を招く
バストを大きく見せたいからといって、「小さいアンダーサイズ」で「大きいカップサイズ」のブラジャーを選んでしまうと、アンダーの締めつけがきつ過ぎて血行不良を引き起こす恐れがあります。
また、バストの血流が悪くなることで、美バストから遠ざかってしまう原因にもなるため、無理にサイズの合わないブラジャーをつけることは控えましょう。
ブラジャーのサイズは定期的に測り直すことが大切
正しいサイズのブラジャーをつける重要性は、十分に理解していただけたと思います。といっても、1度測ったら終わりではありません。
自分に合った正しいサイズのブラジャーを見つけることができても、定期的に測り直すことが大切です。
たとえ体重は変わっていなくても、バストの形や大きさは変化していくからです。
たとえば、加齢によってバストは少しずつ垂れてしまうことが多いですし、育乳ブラをつけている人は、気づかないうちにバストサイズが大きくなっていることもあります。
また、同じブラジャーを使い続けているとブラジャーが劣化して、ブラのアンダーやカップ部分が伸びてしまうこともあります。
そのため、サイズを測り直すとともに、定期的にブラジャーを買い替えることも大切ですよ。
サイズを測り直す頻度は、最低でも1年に1回が目安です。できれば半年に1回くらいはサイズを測り直すことをオススメします。
女性のからだをより美しく見せるためにも、ブラジャーのサイズは定期的に測り直すようにしましょう。
ブラジャーのサイズをお店で測るメリットとは?
今回は、ブラジャーの正しいサイズを自分で測る方法をご紹介しましたが、お店で測るメリットはあるのでしょうか?
中には、お店で測ってもらうことに、ちょっと抵抗を感じてしまう人もいるかもしれません。
でも実は、お店で測ることにはメリットがあります。それは、プロに測ってもらったほうが正しく測れることはもちろん、その人の体型やバストの向き、柔らかさなどの条件によって、適切なブラジャーを選んでくれるからです。
自己流の測り方をして、間違ったサイズのブラジャーをつけている女性は、とても多いそうです。
間違ったサイズのブラジャーをつけていると、ブラをつけているだけで疲れたり、ずれて不快に感じたりしてしまうことが多いので、正しいサイズのブラジャーを選ぶことができれば、今感じているブラの悩みが一気に解決できることもあります。
ブラジャーのサイズ選びで悩んでいるなら、一度お店で測ってもらってはいかがでしょうか? あなたに合った快適なブラジャーが手に入るかもしれませんね。
正しいサイズの測り方で快適なブラジャーを見つけよう!
ブラジャーの正しいサイズの測り方をご紹介しました。サイズが合わないブラジャーの見分け方や、合わないブラジャーをつけるデメリットなどもご紹介したので、自分に合ったブラジャーをしっかり選びましょう。自分に合ったブラジャーが見つかれば、快適な毎日を過ごすことができますよ。