シミに効く美顔器を選んで効果的なシミケアを!
一度できてしまうと消すのが大変なシミ。鏡を見るたびに憂うつな気分になり、ため息が出てしまいますよね。
「エステや美容皮膚科に行ってみたい……」とは思うものの、お金と時間がかかるからなかなか行動に移せない人も多いのではないでしょうか?
そんなあなたにオススメしたいのが、本格的なケアが自宅で簡単にできる「美顔器」です。
肌に美容成分をたっぷり浸透させてハリを持たせたり、なかなか治らない肌荒れを改善してくれたりと、高い美肌効果が期待できる優秀な美顔器がどんどん増えています。
そこで今回は、シミに効く美顔器の選び方についてご紹介します。
美顔器に期待できるシミへの効果や、シミ改善の効果をアップさせる美顔器の使い方など、自宅ケアでも簡単にできる方法を見ていきましょう。
目次
美顔器に期待できるシミへの効果とは?
美顔器は、さまざまな肌悩みを改善してくれる「家庭用の美容機器」ですが、シミへの効果がどれくらいあるのか気になりますよね。美顔器でシミを改善するなら、次の2つの効果がある美顔器を使うのがオススメです。では、どんな効果がシミを改善してくれるのか見ていきましょう。
ターンオーバーを活性化させてシミ改善
肌の新陳代謝である「ターンオーバー」が乱れると、シミの元である「メラニン」を排出する作用が衰えて、シミを改善するどころか増えてしまうことも。
美顔器に期待できるシミへの効果は、このターンオーバーを活性化させてシミを改善してくれることです。
美顔器の種類によって機能は異なりますが、マッサージ効果で血行を促進したり、肌に足りない成分を肌の奥まで届けたりすることでターンオーバーを促し、メラニンを排出しやすい肌状態へと整えてくれます。
ターンオーバーは一般的に28日周期で行われ、新しい肌に生まれ変わりますが、加齢によってターンオーバーが遅れがちになったり、紫外線を大量に浴びてメラニンが大量につくられたりすると、メラニンの排出が追いつかなくなってシミができてしまうのです。
ターンオーバーのサイクルが正常に戻るまでは、美顔器の効果を十分に実感できないこともありますが、継続して使うことでシミのないクリアな素肌へ近づくことができるでしょう。
あきらめずに根気よく使い続けることが、美顔器でシミを改善するポイントですよ。
シミに効く美白成分を肌の奥まで浸透させる
シミを改善するには美白成分が有効ですが、通常のスキンケアでは美白成分を十分に肌の奥まで浸透させることができません。
美顔器に期待できるシミへの効果は、シミに効果的な美白成分を肌の奥までしっかりと浸透させることでメラニンの生成を抑え、シミを予防・改善してくれることです。
美顔器には、肌に電流を流したり、振動を与えたりすることで、通常のスキンケアでは届かない肌の奥まで美白成分を浸透させる効果があります。
シミの原因となる「メラニン」は肌の奥で発生するため、肌の奥まで美白成分を届けることがシミ改善の重要なポイントになります。
シミに効く美顔器と一緒に美白化粧品を使い、これからできるシミ予備軍にも、すでにできてしまったシミにも、効果的なアプローチをしていきましょう。
シミに効く美顔器の選び方
シミに効く美顔器を選ぶなら、上記で説明したような「シミへの効果」が期待できる美顔器を選ぶことが大切です。美顔器にはそれぞれ特徴があり、得意な機能があります。中には複数の機能を兼ね備えたタイプがあったり、1つの機能に特化した美顔器があったりとさまざまなので、より効果的にシミを改善してくれる美顔器を選びたいですよね。
では、シミを改善するために効果的な美顔器の選び方を見ていきましょう。
シミに効く美顔器の種類
美顔器にはさまざまな種類があり、シミに効く美顔器もあれば、しわやニキビに効く美顔器もあります。
その中でもシミに効く美顔器は、おもに以下の4種類がオススメです。では、それぞれにどのような効果があるのか見ていきましょう。
◆イオン導入
イオン導入とは、肌に微弱電流を流すことで肌のバリア機能を一時的に解除し、通常のスキンケアでは届かない肌の奥の部分まで美容成分を浸透させる機能がある美顔器です。
通常のスキンケアとどれくらいの差があるのかというと、なんと30倍以上にもなると言われています。美容成分が肌の奥までしっかりと浸透すれば、シミだけでなく、しわやたるみなどの改善にも高い効果が期待できるでしょう。
◆超音波
超音波とは、1秒間に数万回という高速の振動を肌に与えることで、肌にマッサージ効果を与える美顔器です。
このマッサージ効果によって血行を促進したり、肌にハリを与えたりすることでターンオーバーを活発にし、メラニンをつくりにくい肌にしてシミを予防する効果が期待できます。
シミ対策以外にも、肌のたるみを改善してリフトアップする効果や、肌のくすみを改善して透明感のある明るい素肌をつくることができるので、エイジングケア全般にオススメの美顔器です。
◆高周波
高周波とは、ラジオ波と呼ばれる電磁波によって肌の奥のほうを細かく振動させ、じわじわと温まってくることで温熱効果やマッサージ効果が得られ、リンパや血液の流れを促進させる効果がある美顔器です。
高周波美顔器は、肌を振動させることによる温熱効果や血行を促進する効果によってターンオーバーを正常に戻し、シミの元であるメラニンを排出しやすい肌状態へと近づけてくれます。
また、加齢とともに減少するコラーゲンやエラスチンの生成をサポートする効果もあるため、肌に弾力を取り戻し、たるみやほうれい線、小じわなどを改善する効果も期待できます。
◆LED
LEDとは、光の色の波長を肌の奥まで届けることで細胞を活性化させ、加齢とともに衰える細胞を目覚めさせる効果のある美顔器です。
細胞が活性化されると、加齢とともに減少する「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「エラスチン」などの美肌成分の生成を促し、その結果、ターンオーバーを活発にしてシミを改善しやすくしてくれます。
LEDは光の色によって肌に与える効果が異なり、シミの改善に効果が期待できるのは「黄色」と「緑」の波長です。
黄色の波長は、リンパの流れを良くすることでターンオーバーを活発にし、シミの元であるメラニンの排出をサポートしてくれます。
緑の波長にもターンオーバーを活発にする効果があり、シミやニキビ跡などの「色素沈着」を薄くする効果があると言われています。
シミの種類によって効果のある美顔器を選ぶ
ここまではシミに効く美顔器の種類をご紹介しましたが、実は、シミの種類によって、効果のある美顔器が異なるため、自分のシミがどの種類なのかを見極めることが、効果的な美顔器を選ぶコツになります。
では、シミの種類と併せて、効果的な美顔器の種類をご紹介していきましょう。
◆老人性色素斑
老人性色素斑はもっとも一般的なシミで、紫外線を浴びることで蓄積されたメラニンが、加齢とともに肌の表面に出てきたシミのことです。
加齢や生活習慣の乱れなどによってターンオーバーがうまく機能していないと、初めは薄かったシミがどんどん濃くなっていくのも特徴の1つなので、早めのケアが大切です。
老人性色素斑に効果が期待できる美顔器は、「イオン導入」です。メラニンの生成を抑える「美白成分」や、肌を保湿する成分などを肌の奥まで浸透させることで、シミを改善していく効果が期待できます。
◆肝斑(かんぱん)
肝斑は、女性ホルモンのバランスが崩れることでできるシミです。頬骨や額などにぼんやりとしたシミが左右対称にできるのが特徴で、妊娠中や閉経後に発症しやすいと言われています。
原因はホルモンバランスの乱れですが、紫外線を浴びることで悪化するため、生活習慣を整えるとともに、紫外線対策にも気をつけることがシミ対策として効果的です。
肝斑に効果が期待できる美顔器は、「イオン導入」と「LED」です。肝斑に効果があると言われている「トラネキサム酸」を、イオン導入によって肌の奥まで浸透させるとシミの改善に効果的です。
また、紫外線によって濃くなる特徴があるシミなので、LEDの効果でターンオーバーを活発にし、メラニンを排出しやすい肌状態に整えることも効果的ですよ。
◆そばかす
そばかすは、子どもの頃にできるものと、大人になってからできるものがあり、頬や鼻のまわりに小さく散らばったようにできることが多いシミです。遺伝的な要因が強いシミですが、紫外線によって濃くなる特徴があるため紫外線対策もしっかりしましょう。
そばかすに効果が期待できる美顔器は、「LED」「高周波」「イオン導入」です。いずれも効果は違いますが、ターンオーバーを活発にすることで少しずつそばかすが薄くなっていく効果が期待できます。
◆炎症後色素沈着
炎症後色素沈着は、ニキビ跡や傷跡など、炎症が治った後にできてしまう色素沈着のことです。とくに、かきむしったりして炎症が悪化すると色素が沈着しやすくなり、シミになってしまいます。
炎症後色素沈着に効果が期待できる美顔器は、「イオン導入」です。ターンオーバーを活発にすることで、沈着している色素を排出する効果が高まります。
美顔器と一緒に「ビタミンC誘導体」などの美白成分を浸透させ、メラニンを排出しやすくするとシミ改善の効果が高まるでしょう。
専用ジェルなどのランニングコストもチェック
美顔器によっては、専用ジェルが必要な商品もあります。そのため購入の際には、ランニングコストがどれくらいかかるのかもチェックしておくと良いでしょう。
専用ジェルを使う理由は、おもに2つあります。
- 美顔器と肌の摩擦を軽減して肌への負担を減らす効果
- 美顔器の電流や振動などを肌にしっかり伝える役割
専用ジェルが必要な美顔器はいくつかありますが、その中でも超音波美顔器は、水分やジェルがないと肌に振動を伝えることができなくなり、十分な効果が得られなくなります。
また、水性のジェルや水分がないと美顔器の滑りが悪くなり、肌との摩擦が起きることで肌に刺激を与えてしまうことがあります。肌が常に濡れた状態で美顔器を使う必要があるので、ある程度の粘性があるジェルが必要なのです。
専用ジェル以外の化粧品を使用できる美顔器もありますが、説明書に従って使用してください。
どの美顔器にも共通しているのは、乳液やクリームなどのような「油分」が含まれている化粧品は避けることです。
美顔器は、肌を濡らすことで振動や電気を伝えることが目的なので、油分を多く含んでいると振動や電気が伝わりにくくなり、美顔器の効果が半減してしまうので気をつけましょう。
そのため、美顔器と一緒に使うなら、「水溶性のジェル」や「美容液」を使うことをオススメします。
「化粧水や水でも良いのでは?」と思うかもしれませんが、粘性が足りないと垂れてきたり、肌が乾いてしまうことで美顔器の効果が半減しまいます。
◆専用ジェル以外を使うなら美容液の「原液」が効果的
専用ジェル以外を使ってもOKの美顔器の場合、効果的なのは「美容液の原液」です。
美顔器と一緒に使う化粧品は、美顔器の浸透効果によって肌の奥まで浸透してしまうので、肌に刺激を与える「防腐剤」「香料」「界面活性剤」などの余計な成分が含まれていると、それらの成分まで肌に浸透してしまい、肌にダメージを与えてしまいます。
一般的な化粧品には、これらの余計な成分が含まれているものが多いので、心配なら「美顔器専用ジェル」を使うことをオススメします。
それでも「効果の高い美容液(原液)を使いたい!」という人は、ドラッグストアや通販などをチェックしてみると、美容液の原液が販売されていることが多いですよ。
美顔器と一緒に使いたい美容液
より効果的にシミを改善したいなら、シミを改善する効果のある美容液と一緒に美顔器を使うのがオススメです。もし使えないタイプの美顔器なら、その後にスキンケアをしてしっかり肌に浸透させると、シミの改善効果が高まりますよ。
では、美顔器と一緒に使うなら、どんな美容液が良いのでしょうか?
シミに効果のある美白成分
シミを改善する効果を高めたいなら、シミに効果のある美白成分が配合された美容液を使うのが効果的です。
シミの元となるメラニンは、肌の表面にある「表皮」の中でも奥のほうにできるため、美顔器の浸透効果によって肌の奥まで美白成分を届けることが大切なのです。では、どんな美白成分が効果的なのでしょうか?
◆ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、メラニンの生成を抑えてシミをできにくくする効果が期待できます。また、コラーゲンの生成を助けることでシミを改善しやすい肌状態にすることができます。使い続けることで色素沈着を薄くする効果も期待できるので、シミを改善していくことができます。
◆プラセンタエキス
プラセンタエキスは、メラニンをつくる「チロシナーゼ」の働きを抑制して、シミをつくらせない効果がある美白成分です。さらに、ターンオーバーを活発にする働きがあるので、メラニンを排出してシミを改善する効果も期待できます。
◆トラネキサム酸
トラネキサム酸は、肝斑の改善に効果があると認められている成分です。シミの元である「メラニン」をつくりだす「メラノサイト」という細胞の働きを弱め、肌に色素が沈着するのを抑制することで、肝斑を改善する効果があります。
◆コウジ酸
コウジ酸は、味噌や日本酒などをつくる際に使用される天然由来の成分です。プラセンタエキスのように、チロシナーゼの働きを抑制し、シミをつくらせない効果が期待できます。シミやくすみなどを改善する美白効果のほかに、しわやたるみなどを改善するアンチエイジング効果も高いのが魅力です。
イオン導入にオススメの美容成分
イオン導入による浸透力は、一緒に使用する美容成分によって大きく変わってきます。
どんな美容成分でも肌の奥まで浸透できるわけではなく、イオン導入で浸透できる成分と、イオン導入では浸透しにくい成分があります。
イオン導入で浸透できる美容成分は、「水溶性の成分」「分子が小さい成分」であることが条件になります。
たとえば、「ビタミンC誘導体」「プラセンタエキス」「トラネキサム酸」などは分子が小さいため、肌の奥まで浸透しやすく、イオン導入に向いている美容成分です。
シミに効果のある美白成分でもあるため、これらの原液をたっぷりと肌の奥まで浸透させればシミ改善の効果がグンと高まりますね。
一方、イオン導入で浸透しにくい成分には、分子が大きい「コラーゲン」「ヒアルロン酸」などがあります。
イオン導入に向いている化粧品を選ぶのがむずかしい場合は「美顔器専用ジェル」を使っても良いですが、中には電流を流す効果だけに特化したジェルもあるので、できれば美容成分が含まれている「美顔器専用美容液」のほうがオススメです。
シミ改善の効果をアップさせる美顔器の使い方
では、シミを改善する効果をアップさせるための美顔器の使い方をご紹介します。自宅ケアでも効果的にシミ対策をするためには、正しく効果的に美顔器を使いましょう。
正しい使い方をチェックする
シミに効く美顔器にはいろいろな種類があり、それぞれに使い方が異なるので、まずは説明書をしっかりチェックしましょう。
せっかく機能性の高い美顔器を購入しても、正しい使い方をしなければ十分な効果が期待できなくなってしまいます。
正しく使ってこそ、美顔器の効果を最大限に高めることができますよ。
また、使用後の美顔器のお手入れ方法についても説明書に従って正しく管理しましょう。お手入れが不十分だと効果が半減したり、肌に刺激を与えたりすることもあるので気をつけてくださいね。
必ず洗顔後に使用する
美顔器は、必ず洗顔後に使用するようにしましょう。肌が清潔な状態で使用することで美顔器の振動が伝わりやすくなり、化粧品の有効成分もしっかりと肌の奥まで浸透させることができます。
朝の洗顔後に使用すれば化粧のノリが良くなり、寝る前に使用すればシミ改善の効果がグンと高まりますよ。
継続的に使用する
美顔器を使ったシミケアで1番大切なことは、美顔器の使用を継続することです。できてしまったシミを自宅ケアだけで改善するには、3ヶ月~1年以上かかることも少なくないので、かなり根気が必要なスキンケアなのです。
だからこそ、使い勝手が良く、お手入れに手間がかからない美顔器を選ぶことも大事なポイント。
使い続ければ、肌は必ずあなたの期待に応えてくれるでしょう。ただし、美顔器が原因と思われる肌トラブルが起きた場合は、すぐに使用を中止してくださいね。
美顔器を使う際の注意点
では最後に、美顔器を使う際の注意点についてもご紹介しておきます。シミ対策に効果的な美顔器ですが、使い方を間違えると逆効果になってしまう場合もあるので気をつけましょう。
使用頻度を守らないとシミが増えることもある
美顔器には高い美容効果があるので、毎日でも使いたくなってしまいますよね。
でも、美顔器を頻繁に使用すると肌への刺激になることがあるので、その刺激によってシミが増えてしまうこともあります。そのため、正しい使用頻度を守るようにしましょう。
一般的には、週1~2回の使用が目安です。それ以上使ってしまうと肌が弱くなり、自力で肌を回復させる力がなくなってしまうので注意しましょう。
美顔器の使用を控えたほうが良い場合とは?
美顔器は、妊娠中や授乳中の使用は避け、体調不良のときもなるべく使用を控えたほうが無難です。体調が悪いときは肌が敏感な状態になっているので、肌トラブルが起きることがあります。
また、美顔器の使用を控えたほうが良い場所は、傷跡や肌荒れがある場所、粘膜の近くです。
これらの場所に美顔器を使ってしまうと、余計に肌トラブルが悪化することが多いので気をつけてくださいね。
自宅でシミケアするなら効果的な美顔器を選ぼう!
シミに効く美顔器の選び方をご紹介しました。シミに効果的な美顔器や、正しい使い方を知ることで、効果的にシミを改善していくことができますよ。また、自宅でシミケアをするなら、継続することが大切です。効果的な美顔器を使って、将来的にはシミが気にならない輝く素肌を目指しましょう!