加齢で胸が小さくなる変化は、40代で加速する!
「痩せたわけでもないのに胸が小さくなった気がする……」と悩む女性は、加齢とともに増えていきます。
服を着たときに鏡を見て、「バストの位置が下がった」と感じる女性も多いことでしょう。
悲しいですが、これはすべての女性が感じることです。でも、ここで諦めるのは早いですよ。
40代から急激に胸が変化することが多いですが、40代のバストだからこそできるバストアップ法もあります。
そこで今回は、加齢で胸が小さくなる原因と40代からのバストアップ方法をご紹介します。
バストの老化に負けないで、いつまでも若いバストをキープしていきましょう。
すべての女性は加齢で胸が変化する
加齢とともにバストの変化を感じることが多いですが、それはそべての女性に訪れることです。避けられないことではありますが、日頃のケアによって遅らせることは可能です。では、加齢によってどのような変化をするのか見ていきましょう。
胸は、加齢でどのように変化するの?
ほとんどのバストは、加齢によって「下垂れ」します。顔にたるみができたり、お尻が垂れたりするのと同じ老化現象の1つです。
そのほかにも、左右のバストが離れたり、しぼんだように小さくなったり、デコルテがそげてしまうような変化が起こります。
お尻や顔には筋肉があるので、筋トレをすれば改善できますが、バストに筋肉はありません。
バストを支えている土台には「大胸筋」という筋肉があるので、大胸筋を鍛えることも1つのバストアップ法です。
どんな流れで下垂れするの?
加齢によってバストが変化するのはわかりましたが、どんな流れで胸が下垂れしていくのでしょうか?
まずは、デコルテが痩せてきてバストの上側がそげたようになります。次に、バストトップが下がり、バストの下側がたるんだようになります。
そして最後に、バスト全体が下がり、左右のバストが離れてしまいます。
では、「下垂れ」「離れ胸」「そげ胸」になってしまうのは、何が原因なのでしょうか?
加齢に負けない美バストをキープするためにも、ぜひチェックしておきましょう。
加齢で胸が小さくなる原因とは?
加齢で胸が小さくなる原因は、「女性ホルモンの減少」が1番大きいですが、「授乳」によってバストの老化が加速してしまうことも多いです。では、詳しい原因も含めて見ていきましょう。
加齢とともに女性ホルモンが減少する
加齢で胸が小さくなる1番の原因は、加齢とともに女性ホルモンが減少するからです。
女性ホルモンは20代後半くらいから減少しはじめ、40代になると急激に減少します。これがバストの老化の原因です。
女性ホルモンが減少すると、バストが垂れたり、小さくなったりするので、バストにもアンチエイジングが必要です。
放っておくとどんどん老化して形がくずれてしまうので、胸の変化を止めるためにも「40代のバストアップ法」を実践しましょう。
乳腺が減り、脂肪が増えて柔らかくなる
若い頃は乳腺が多く、ハリのあるバストを保てますが、加齢で女性ホルモンが減少すると、乳腺が少なくなってハリがなくなります。
バストは「1割の乳腺」と「9割の脂肪」でできていますが、加齢によって乳腺よりも脂肪のほうが増えてしまうのです。
これは一見良いことに思えますが、乳腺が少ないのに脂肪が増えると、柔らかい脂肪がたるんで垂れてしまいます。これがバストの形を変化させる大きな要因です。
柔らかくなったバストは左右にも流れやすくなり、左右のバストが離れてしまうことも。
昔よりも胸が柔らかくなったと感じたら、脂肪が増えてバストが柔らかくなり、垂れやすくなっている状態です。毎日のバストケアで老化を阻止していきましょう。
肌のハリや弾力が低下して支えられなくなる
加齢によって肌にハリがなくなってしまうのは、顔だけではなく、バストの肌にもハリがなくなります。
ハリや弾力が低下すると、バストを支えられなくなって垂れてしまうのです。
加齢で胸が小さくなる原因は、肌のハリや弾力が低下することも関係していたのですね。
年齢が出やすいデコルテや、バストそのものの皮膚を保湿することで、バストのハリを取り戻す効果がありますよ。
ブラや運動でクーパー靭帯が伸びる
胸を支えるのは皮膚だけでなく、胸の中にある「クーパー靭帯」も活躍してくれています。
でも、ブラをつけないで寝ると胸が流れてしまったり、運動で激しく揺らすとクーパー靭帯が伸びて垂れてしまうのです。
胸が流れたり、揺れたりしないように、しっかりとブラで支えてあげることが大切です。
クーパー靭帯は一度損傷すると回復するのがむずかしいので、できるだけ早めに対処する必要があります。
バストの老化が加速する原因とは?
20代の頃から以下のようなことに心当たりがある人は、同年代の女性よりもバストの老化が進行しているかもしれません。これ以上老けバストにならないためにも、バストの老化が加速する原因をチェックしておきましょう。
猫背になっている
デスクワークが多い人は、猫背になっていないか意識してみましょう。猫背になると胸が縮こまり、胸の血行を妨げてしまうのでバストダウンの原因になります。
肩が前に丸まったり、背中が丸くなってしまう人は、意識的に背筋を伸ばすように心がけてくださいね。
「ノーブラ」「楽ちんインナー」が多い
家で過ごすときは「ノーブラ」、外出するときは「楽ちんインナー」という生活を送っていませんか?
快適なブラを選ぶのはむずかしいかもしれませんが、女性にとってブラは、大切な胸を守ってくれる必須アイテムです。
できるだけノーブラの時間を減らし、楽ちんインナーではなくブラジャーをつけましょう。
寝ている間にバストの形が崩れやすいので、ナイトブラをつけるのもオススメします。ブラには色々なタイプがあるので、シーンによって使い分けると良いでしょう。
「肩こり」や「冷え性」がある
肩こりや冷え性は、若い女性でも悩んでいる人が多いと思います。これは体質的なことですが、日頃の生活習慣で改善することができます。
それを放置してしまうと、20代から老けバストの予備軍になってしまうことも。
肩こりや冷え性の原因は「血行不良」なので、体を温めたり、適度な運動で血行を良くすることが大切です。
ストレッチで血行を促したり、筋肉を増やすことも効果的ですよ。
食事の栄養バランスが悪い
毎日ジャンクフードを食べたり、偏った食生活をしていませんか?
忙しい日はコンビニのおにぎりだけだったり、単品メニューが多い人も栄養バランスが偏りがちになります。
外食ばかりしている人も、カロリーが高いわりに栄養バランスが悪くなってしまうことも多いです。
バストアップのために良い食事は、とにかく栄養バランスを考えること。
タンパク質・脂質・糖質の「バランス」と「割合」が大切です。とくにタンパク質は欠かせないポイント。毎食で何らかのタンパク質を摂るようにしましょう。
それにプラスして野菜や海藻類、魚介類なども取り入れると、ビタミン・ミネラルも豊富に摂ることができますよ。
タンパク質・脂質・ミネラルの中には、バストアップに効果的な栄養が含まれているので、バランスの取れた食事はバストアップに必須です。
激しい運動で胸が揺れることが多い
若い頃から部活などで激しい運動をしていた人は、胸が揺れることでクーパー靭帯が伸びている可能性があります。
40代になると、クーパー靭帯が伸びたり、切れたりすることが多いので、とくに注意が必要です。
スポーツをするときは必ず「スポーツブラ」をつけて、胸が揺れないように気をつけましょう。これから先の垂れを防ぐためにも、スポーツブラは必須です。
40代からのバストアップ方法
「加齢で胸が小さくなる原因」と「バストの老化が加速する原因」をご紹介しました。40代から急激に胸が変化することが多いですが、40代だからこそできるバストアップ方法があります。
下から持ち上げるブラで支える
40代のバストアップで大切なのは、「バストを支える機能」が高いブラを必ずつけること。
とくに下から持ち上げるブラで胸を支えれば、下垂れを防ぐことができます。
服を着ていてもバストの位置が下がったと感じる人は、このようなブラをつければ見た目が若返りますよ。
正しい姿勢で胸まわりの血行を止めない
40代からのバストアップ方法は、正しい姿勢をキープすることが大事。
猫背になると胸まわりの血行を止めてしまうので、バストは老化するばかりです。それを食い止めるには、胸まわりの血行を良くすることが大切です。
座っているときも立っているときも、背筋をピンと伸ばして、バストを開放してあげましょう。猫背になると、きっと胸が苦しがっていますよ。
♥肩甲骨のストレッチもオススメ
肩こりは肩の血行が悪くなっていますが、バストと近い位置にあるので、バストアップのためにも肩の血行を良くすることは大事なポイント。
とくに肩甲骨の血行が良くなると、バストアップ効果が高まると言われています。もちろん肩こりを解消することもできます。
- 足を肩幅に開いて立ち、両手を後ろで組みます。
- 胸を開いて、左右の肩甲骨を引き寄せます。
- そのまま20秒キープします。
- これを5回くり返しましょう。
肩こりの人は、肩甲骨が硬くなっていることが多いので、毎日朝晩やってみましょう。
バストアップ効果があるのはもちろん、猫背を解消するためにも効果的です。
バストマッサージで胸が大きくなる可能性アリ
バストアップマッサージをしても、あまり効果がないと感じている人もいるかもしれませんが、40代のバストアップにはオススメの方法です。
40代はバストの脂肪が柔らかくなっているので、脂肪が動きやすいそうです。
急激に脂肪が移動することはありませんが、根気よく続ければ不可能ではありません。
バストマッサージをした後に、しっかりホールドしてくれるブラをつければ、胸が大きくなる可能性がありますよ。
♥バストマッサージのやり方
- 脇の下を手のひらで押し、脇の下からバスト上部へ手を滑らせます。
- 5回くり返します。
- そのままバストを一周して脇の下に戻ります。
- 5回くり返します。
- 二の腕から脂肪を流し、バスト上部まで持っていきます。
- 背中から脂肪を流し、バストを寄せます。
- それぞれ5回くり返しましょう。
お風呂の中で、体が温まったときにやると効果的です。お風呂上がりにやるなら、クリームを塗って滑りをよくしてからマッサージしましょう。
バストの皮膚がハリを取り戻せるように、「保湿クリーム」や「バストアップクリーム」を使うのがオススメです。
女性ホルモンをサポートするイソフラボンを摂る
3食規則正しく食事をして、栄養バランスにも気をつけることが基本ですが、とくに摂りたい栄養が「イソフラボン」です。
大豆製品に含まれるイソフラボンには、女性ホルモンをサポートする効果があります。
加齢とともに減少する「エストロゲン」のはたらきを活性化し、バストにハリを与えたり、乳腺を発達させたりすることでバストアップすることが可能です。
大豆製品にはバストにハリを与える「タンパク質」も含まれているので、とても効果的な食品です。
「睡眠」や「適度な運動」でホルモンバランスを正常に保つ
40代になるとホルモンバランスが乱れやすくなるので、「睡眠」や「適度な運動」でホルモンバランスを正常に保つことが大切です。
睡眠はできるだけ7~8時間確保し、質の高い睡眠をとることが大事。寝ている間に成長ホルモンが分泌されるように、22~2時に眠っているのがベストです。
また全身の血行を良くするためにも、ウォーキングなどの適度な運動を日課にしましょう。
適度な運動はストレス解消の効果もあるので、ホルモンバランスが整いやすくなります。ホルモンバランスが整えば、バストの老化を食い止めることができますよ。
自分に合ったブラジャーをつける
女性の多くは、自分に合ったブラジャーを選べていないと言われています。
サイズが合っていても何となくつけ心地が悪いとか、ワイヤーが当たって痛いと感じる人は、カップの形やバージスラインが合っていない可能性があります。
バストのサイズは合っていても、バストの形はそれぞれ違うので、バストの形に合ったブラジャーを選ぶことも大切ですよ。
加齢に負けない美バストをキープしよう!
加齢で胸が小さくなる原因と、40代からのバストアップ方法をご紹介しました。40代から急激にバストが老化してしまいますが、40代だからこそ脂肪が柔らかくなり、バストアップしやすい時期でもあります。諦めないで日頃から気をつければ、加齢に負けない美バストをキープすることは可能ですよ。