めんどくさいを「やる気」に変える方法!
やらなきゃいけない事があるのに、めんどくさい……やりたくない。
そんなときって、誰にでもありますよね。
家事や仕事、プライベートでさえも、めんどくさいと思うことはあります。
でも、やらないきゃいけない事は、やらないと終わらない。
「じゃぁ、どうすればいいの?」
そこで今回は、めんどくさい心理がスゥ~っと消えて、やらなきゃいけない事をサクサク終わらせる7つの対処法についてご紹介します。
そもそも「めんどくさい」と思う心理は、どこから来るのか?
ちょっとしたキッカケをつかめば「めんどくさい」がなくなって、自然とやる気が湧いてきますよ!
目次
やらなきゃいけないのに「めんどくさい」と思う心理
やらなくていい事なら「やらない」という選択肢もあるけど、やらなきゃいけない事は、やるしか選択肢がありませんよね。
でも、めんどくさいからと言って先延ばしにしていると、期限ギリギリになって焦ってしまいます。
そんな悪循環をくり返している人は、「なぜ、めんどくさいと思ってしまうのか?」その原因が知りたいはず。そこで、「めんどくさい」という心理はどこから来るのか、その原因を見ていきましょう。
考えすぎている
やらなきゃいけない事があるのに、めんどくさいと思ってしまうのは「考えすぎている」からです。
たとえば、以下のようなことを考えていませんか?
- やってもできないと思ってしまう
- やらないほうが良い理由を考えている
- どうせやるなら完璧にやりたいと考えてしまう
たとえば、やらなきゃいけない事がたくさんあると、何から手をつけたら良いかわからなくなりますよね。
そう考えているうちに、「どうせやってもできない」と思っていませんか?
できないと思った時点で、めんどくさい感情が生まれます。一度できないと考えると、今度は、やらないほうが良い理由を考えてしまいます。
たとえば、「これをやると体が疲れる」とか。すると、それを「やる理由」が見つからなくなり、「やる意味がない」と考えてしまいます。
そんなネガティブな感情が出てくると、「めんどくさい」と思って先延ばしにしてしまうのです。
また、「どうせやるなら完璧にやりたい」と考えると、プレッシャーが強くなりストレスがたまります。
強いストレスを感じると、それから逃げたくなり「めんどくさい」と思ってしまうのです。
もともと人は、面倒なことから逃げたい性質があります。やらなきゃいけない事から逃げて先延ばしにしていると、ギリギリになって焦ります。
するとミスが増えて、自己嫌悪に陥ります。そして、また同じ様なことがあると「めんどくさい」と思ってしまうのです。
やりたくない事をやろうとしている
やらなきゃいけない事があるのに「めんどくさい」と思ってしまう心理は、やりたくない事をやろうとしているからです。
「やりたくない」と思う心理には、2通りの種類があります。
1つは、「嫌いな事だからやりたくない」という心理。「やりたくない事をやらされている」という感覚があると、自発的な気持ちではないため、めんどくさいと思ってしまうのです。
そしてもう1つは、「むずかしい事だからやりたくない」という心理。簡単に処理できない事は、頭を使わないとできない事だったり、やる気を奮い立たせないとできない事だったりします。
そもそも、本当にできるのか不安になり、その恐怖から逃げたくなります。その結果、「やりたくない」と思ってしまうのです。
やりたくない事をやろうとするときは、誰だって「めんどくさい」と思ってしまいます。
睡眠不足で疲労が残っている
体が疲れているときは、やらなきゃいけない事があっても体力がもちませんよね。それに加えて睡眠不足だと、脳の酸素不足によって頭が働かないことがあります。
たとえば、毎日残業で終電で帰っていると、ちょっと寝たら、またすぐ仕事に行かなくてはいけないですよね。
睡眠不足だと体の疲労も回復せず、脳も疲れたままなのでやる気が起きません。
すると、目の前の仕事だけでなく、「何もしたくない」と思ってしまいます。
友だちと会うのもめんどくさい、お風呂に入るのもめんどくさい、家に帰るのもめんどくさい、というふうに。
このように、体や脳が疲れていると、すべての事へのやる気が失われてしまい、何をするにも「めんどくさい」と思うようになってしまうのです。
めんどくさいけどやらなきゃいけない時の7つの対処法
いくらめんどくさくても、やらなきゃいけない事はやる必要があります。「仕事に行きたくない」と思っても、行かないと生活費を稼ぐことができませんからね。
では、めんどくさいけどやらなきゃいけない時の対処法には、どんな方法があるのでしょうか? 7つの対処法についてご紹介します。
何も考えずに少しだけやってみる
めんどくさいけどやらなきゃいけない時は、とりあえず何も考えないようにしましょう。頭の中をからっぽにして、思考を停止させるのです。
そして、何も考えずに「少しだけ」やってみましょう。ほんの少しでも手をつけると、それが刺激となって興奮し、不思議とやる気がわいてきます。これを「作業興奮」といいます。
たとえば、「掃除がめんどくさい」と思っていても、綺麗になっていく部屋を見ると、やる気が出てきて全部やってしまう。
このように、「いったん作業をはじめるとやる気が出てきて、簡単に作業を継続できるようになる」という行動心理のことを作業興奮といいます。
※ 作業興奮についてくわしく知りたい人は、以下のメカニズムをご覧ください。2つめの対処法が知りたい人は飛ばして、次に進んでくださいね。
◆作業興奮のメカニズムって、どうなってるの?
作業興奮のメカニズムは、以下のような流れになっています。
- 「手足」や「頭」を使う作業をする
- 脳の「側坐核(そくざかく)」という部分が刺激される
- 側坐核が刺激されると「ドーパミン」が分泌される
- ドーパミンが分泌されると、やる気が出てくる
このような作業興奮を利用するには、以下のような条件が必要になります。
- 睡眠が十分にとれている
- 達成感(メリット)を伴う作業である
- 達成感(メリット)に見合う労力である
作業興奮は、睡眠不足の状態では起こりにくいと言われています。また、一定の達成感(メリット)を感じられないと、脳内のドーパミンは分泌されません。
達成感(メリット)とは、たとえば「部屋がキレイになる」「処理済みの書類が増えていく」などが当てはまります。
さらに、その作業によって得られる達成感(メリット)が、労力に見合っているかどうかもポイントです。
たとえば、読書が苦手な人が難解な専門書を読んでも、なかなか理解できません。このように、労力が大きいわりに得るものが少ないと、作業興奮は起こりにくいのです。
作業興奮を利用してやる気を出すためには、達成感を得て「気持ちいい!」と感じることが大切なのです。
「やらなきゃいけない」と思わないようにする
めんどくさいけどやらなきゃいけない時って、頭の中でいろいろな事を考えてしまいますよね。たとえば、「効率よくやらなきゃ」とか「うまくやらなきゃ」とか。
その結果、「失敗したらどうしよう」とか「時間内に終わらなかったらどうしよう」とかネガティブな感情が湧いてきます。すると、やる気が失われ「めんどくさい」と思ってしまうのです。
そんな時の対処法は、「やらなきゃいけない」」と思わないこと。
- 効率を考えないでやる
- 「失敗してもいい」と考える
- やりたくない事をやめてみる
「失敗してもいいや」くらいの気持ちでやると、意外と上手にできたりします。不思議ですよね。
頭の中のモヤモヤを整理する
やらなきゃいけない事があるのに、めんどくさいと思ってしまう時、頭の中がモヤモヤしていませんか? この頭のモヤモヤをなくさなければ、やる気が出ることはありません。
では、どうすれば頭の中のモヤモヤが消えるのでしょうか?
それは、自問自答することで解決できます。
- なぜ、この作業をめんどくさいと感じているのか?
- なぜ、この作業をやらなければいけないのか? その目的は?
- この方法がめんどくさいなら、他の方法はないのか?
- もし、うまくできなかったら、どんなデメリットがあるのか?
このように、自問自答をしてみましょう。紙に書き出してみるのもオススメです。
そして、最終的に「それくらいのデメリットなら、大したことないじゃないか」と思えるようになり、頭の中のモヤモヤが整理できるでしょう。
完璧主義の人ほど「めんどくさい」という心理が生まれやすいので、「80%くらいできれば良し!」と思ってやれば、めんどくさい心理が消えますよ。
音楽を聴く
音楽を聴くと、やる気の元になる「ドーパミン」が分泌されます。ドーパミンには、「集中力」や「思考力」を高める効果があります。
それが結果的に、やる気につながっていくのです。
ただし、音楽によっては眠くなってしまう場合もありますし、作業の邪魔になる場合もあります。
自分が気持ちよく集中できるような音楽を見つけましょう。
軽い運動をする
日頃から運動不足になっていると、やる気が出ないことがあります。逆に、やる気がでない時に軽い運動をすると、「作業興奮」を感じることができます。
とくに、頭を使う作業をする人は、やる気がでない時に軽い運動をしてみると良いでしょう。
スクワットなどの軽い筋トレは、脳を活性化する作用があり、眠気覚ましの効果もあると言われています。
また、ストレッチやウォーキングなどで全身の血行を良くするのもオススメ。
じっとしていても、めんどくさい気持ちがなくなるわけではありません。5分程度の運動でOKなので、体を動かしてみましょう。
仮眠をとる
脳のはたらきを良くするには、仮眠をとることが効果的です。脳が疲れていると頭がはたらかないし、眠い状態でダラダラと作業しても、余計に疲れるだけです。
そのため、めんどくさいけどやらなきゃいけない時は、仮眠をとって脳を休めることが効果的。
仮眠の時間は20分程度がベストです。それ以上寝てしまうと、かえって頭がボーっとするので気をつけましょう。
ご褒美を与える
めんどくさいけど、やらなきゃいけない時は、自分へのご褒美を考えておきましょう。
「これを頑張ったら、美味しいものを食べる」などのご褒美を原動力にして、やる気を奮い立たせるのです。
最初はやる気が起きなくても、楽しみがあると頑張る気になりますよね。それをうまく利用して、めんどくさいけどやらなきゃいけない事を片づけていきましょう。
めんどくさいなら「やる気」を出すキッカケを見つけよう!
めんどくさいけどやらなきゃいけない時の対処法についてご紹介しました。やらなきゃいけない事がある時は、そこから逃げ出すことはできないですよね。でも、無理してやる気を出そうとしても、余計にめんどくさく感じてしまいます。だから、ちょっとしたキッカケを見つけて、やる気を出す一歩をつくっていきましょう。そうすれば、いつの間にか作業がサクサク進んでいく快感が得られますよ!