顔が大きく見える「エラ張り」は1分マッサージで解消!
「エラが張っているから顔が大きく見えてしまう」と悩んでいる人は、骨格が原因の場合もありますが、実は顔の筋肉が関係していることが多いのです。
自分ではあまり気づかなくても、顔の筋肉は意外とこっていて、それがエラ張りの原因になっている場合も多いのです。
顔のコリを解消するマッサージをすれば、お悩みのエラ張りを解消できる可能性が高いです。
そこで今回は、エラ張りの原因と解消法をご紹介します。
あごのラインをシャープにして、すっきりとした小顔になる1分マッサージを試してみてくださいね。
目次
エラが張っているだけで顔の印象が変わる?
エラが張っていると、頑固な性格に思われてしまったり、男っぽく見えてしまうなど、顔の印象がずいぶん変わると感じたことはありませんか?
もともとエラ張りの骨格ではなかった人は、戸惑ってしまいますよね。
エラが張っていると、顔全体が下がって見えるため老け顔に見えてしまったり、あごのラインがぽってりして、顔が大きく見えてしまう場合もあるかもしれません。
もともと骨格がエラ張りで脂肪やむくみがない人は、カッコイイ女性のイメージがありますが、骨格が原因でない場合はどうして「エラ張り顔」になってしまうのでしょうか?
エラ張りの原因
エラ張りの原因は、おもに3つあります。1つは「骨格がもともとエラ張り型」の場合。それ以外は「顔にむくみがある」場合や、「顔の筋肉の問題」です。
顔の筋肉の問題でエラ張りになる原因は、さらに2つに分けられます。
1つは「筋肉がおとろえて顔全体が下がって見えてしまう」場合。そしてもう1つは「エラの筋肉だけが発達している」場合です。
では、なぜエラが張ってしまうのか、その原因をくわしく見ていきましょう。日頃の生活の中での「クセ」が原因になっている場合が多いです。
エラ張りで顔が大きく見える原因とは?
エラ張りで顔が大きく見える原因の中でもとくに多いのは、エラの筋肉だけが発達してしまう場合です。
エラの筋肉は「咬筋(こうきん)」と言いますが、実はとっても良く使う筋肉なのです。いつ使っているのかというと、それは「食べる時」と「歯を食いしばる時」です。
食べる時はよく噛んだほうが良いですが、日頃の生活の中で歯を食いしばることが多いなら改善したほうが良いでしょう。
あごにも負担がかかってしまい、顎関節症になる恐れがあります。では、どのような原因でエラ張りになってしまうのでしょうか?
寝ているときの食いしばりや歯ぎしり
疲れがたまっていたり、ストレスがたまっていると、歯を食いしばったまま寝ていたり、歯ぎしりをしてしまうことが多いです。
寝ている時のことなので自分では気づきませんが、起きたときに「あごが疲れている」「あごが痛い」と感じる人は、寝ている時に歯を食いしばっている可能性があります。
歯を食いしばることが多いと顎関節症になったり、安眠できなかったりするので生活に支障が出てしまう場合もあります。エラ張りを解消するとともに、これらの不安も一緒に解消していきましょう。
集中しているときに歯を食いしばる
何かに集中しているときに、つい歯を食いしばってしまうことがあります。これは起きている時のことなので、意識すれば気づくことができます。
日中に歯を食いしばっている人は、ほとんどの場合寝ている時にも歯を食いしばっていると言われています。
気がついた時に、意識して「上の歯と下の歯を離すこと」が大切です。最初は、すぐに噛みしめていることに気づくのですが、くり返すことでいつの間にか食いしばらなくなります。
ストレスやイライラしたときに歯を食いしばる
ストレスがたまった時や、イライラした時に歯を食いしばってしまうことも多いです。力を入れようとする時にも歯を食いしばることが多いですよね。
これは一時的なことですが、日頃からいつもモヤモヤとした気分で過ごしている人は、日常的に歯を食いしばるクセがついているかもしれません。
簡単にできるエラ張り解消法
では、エラ張りを解消するにはどのような方法があるのでしょうか? マッサージもその1つですが、それ以外にもあるのでご紹介しましょう。
「お」と「アイーン」の口体操をする
エラ張りを解消するには、口の体操をするのも効果的です。顔のコリがエラ張りの原因になっている場合も多いので、顔のコリをほぐす効果もある口体操をご紹介しましょう。
◆「お」の口体操
- 「お」の口にして、エラの部分を伸ばします。
- そのまま10~20秒キープしましょう。
- できるだけ思いっきり咬筋を伸ばしましょう。
顎関節症の人は、あごがカクっとなるので気をつけてください。また、痛みがある時は無理をしないでください。
◆「アイーン」の口体操
- 下唇を前に突き出して「アイーン」の口をつくります。
- そのまま10秒くらいキープしたら戻します。
- 次に、出して戻してを5回くり返します。
咬筋をゆるめるイメージで暇な時にやってみてください。
昼間に歯を食いしばらないように意識する
昼間に歯を食いしばっている人は、寝ている時も歯を食いしばっていると言われています。そのため昼間に意識して食いしばりをやめると、寝ている時の食いしばりも解消されることが多いようです。
わたしは顎関節症なのですが、やはり昼間も歯を食いしばっていることが多く、起きたら「あごから頭までの痛み」がありました。
でも意識して昼間の食いしばりをやめたら改善されました。寝ている時のことなので、疲れがたまっている時はコントロールできませんが、昼間の意識を変えるだけでだいぶ変わりますよ。
ナイト用のマウスピースをつけて寝る
エラ張りの解消法として、「ナイト用のマウスピース」をつけて寝る方法があります。
どうしても寝ている時の食いしばりが治らない場合には、歯医者さんに行って相談してみてください。値段は決まっていませんが、安いところなら3000円台で作れます。
枕の高さを低くする
エラ張りの解消法は、枕の高さを低くすることです。枕が高いと顔が持ち上がり、上の歯と下の歯がぶつかってしまうことが多いです。
その体勢のまま寝てしまうと、自然と歯を食いしばってしまうことが多いので、枕の高さを低くすることをオススメします。
理想なのは、寝たときに目線が天井を向くこと。つまり体が真っすぐの状態で寝るのが自然です。
合う枕がない場合には、「首枕」を作る方法もあります。タオルをクルクルと丸めて、首の下に入れます。これで自然な体勢で寝ることができますよ。
顔のリンパの流れを良くしてむくみを解消する
エラ張りの原因は、食いしばることで血行が悪くなり、顔のリンパの流れが悪くなっている場合があります。
リンパの流れが悪くなると、顔がむくんだり、顔に脂肪がつきやすくなってしまいます。するとエラ張りが強調されてしまう場合も。
エラ張りの解消法として、顔のリンパの流れを良くしてむくみを解消することも効果的です。次にご紹介する「エラ張りを解消するマッサージ」をすれば、顔のむくみも改善されますよ。
エラ張りを解消してシャープな小顔になる1分マッサージ
エラ張りの原因の多くは、歯を食いしばることなどによる「咬筋(こうきん)の発達」と「顔のむくみ」です。この両方を解消するマッサージをご紹介しましょう。エラ張りを解消できれば、あごのラインがシャープになって小顔効果があります。
1日1分でできるマッサージなので、ぜひ毎日続けてみてください。エラ張りとむくみを解消すれば、見た目の印象もかなり変わりますよ。小顔に見えるだけでなく、若く見えるのです。これは試す価値アリですよね。
咬筋をほぐしてエラ張りを解消する1分マッサージ
エラ張りの人は、エラの部分が硬くなっている可能性が高いので、そこを柔らかくほぐすイメージでマッサージしましょう。
- グーの手にして、第一関節と第二関節の間の平らな部分を使ってマッサージします。
- 口に力を入れない状態にして、グーの手で回すように揉みほぐします。
- 耳たぶの前くらいからエラ張りの部分まで、少しずつずらしてマッサージします。
- 最後に、口を軽く開いて手の付け根部分でエラを両側同時に押します。
エラ張りの出っ張りを、押し込むイメージでやると良いでしょう。
リンパを流してエラ張りを解消する1分マッサージ
顔にコリがあると、リンパの流れがとどこおっている可能性があります。そのリンパの流れを良くすることで、顔のむくみが解消されて小顔になることができます。
むくみが解消されることで、エラ張りも同時に改善されやすくなります。
- グーの手にして、第一関節と第二関節の間の平らな部分を使ってマッサージします。
- 頬骨の下のラインに第二関節を当て、小指から人差し指まで順番に、頬骨を上げるようなイメージでマッサージしていきます。
- 10回くり返します。
- グーの手のまま親指と人差し指であごを挟みます。
- 親指であごの下を押して、順番にエラの部分まで移動します。
- 四本指の腹を使って、耳の後ろから首すじを通り、鎖骨までリンパを流します。
首すじにはリンパがあるので、あまり強く刺激しないようにしてください。
熱がある時はリンパが腫れている可能性があるので、マッサージをやらないでください。
エラ張り解消のために日常生活で気をつけること
顔のむくみや咬筋が発達しすぎていること、そして顔の筋肉のおとろえなど、エラ張りの原因すべてに共通する解消法です。前述の「マッサージ」も、すべての原因に対応できる方法なのですが、日常生活で気をつけることをご紹介します。
よく噛んで食べる・左右対称に使う
エラ張りを解消するためには、よく噛んで食べることも大切です。噛むことが多いと咬筋が発達する場合もあるのですが、よく噛むことで顔の血行が良くなるため、エラ張りを解消しやすくなります。
また片側ばかりで噛むクセがある人は、左右対称に使うようにしましょう。片側でしか噛まないと、バランスが悪くなって顔に歪みが出る場合があります。
すると血行が悪くなるので、左右対称に噛むことも大事ですよ。
よく笑い、リラックスして過ごす
顔の筋肉がおとろえてしまうことでエラ張りになっている人は、とくに表情筋を使うように心がけましょう。咬筋が発達しすぎている場合も、血行を良くするために表情筋を使うことが大切です。
よく笑ってリラックスして過ごせば、昼間に歯を食いしばることも少なくなるでしょう。
人間は忙しいとイライラしてしまうことも多いですが、意識すれば気持ちだけでもリラックスすることはできます。あまり頑張りすぎないで、時には息抜きすることも大切ですよ。
体を冷やさない。とくに首を温める
エラ張りを解消するには、体を冷やさないことも大切です。体が冷えると血行が悪くなるので、顔の血行も悪くなり、むくみがちになります。とくに顔から近い「首」を温めることで、顔の血行が良くなります。
寒いと感じたら温めることはもちろんですが、夏でも「体が冷えているな」と感じたときは首を温めましょう。
お風呂でゆっくりと温まることも大切です。とくに首まで浸かって、首の血行を良くすると効果的です。
ただし、あまり長時間首を温めると、のぼせてしまうので気をつけてください。入浴前後に水分補給をすることで、より血行が良くなります。
良質な睡眠をとって、疲れを残さない
エラ張りを解消するには、良質な睡眠をとって疲れを残さないことも大切です。疲れがたまると、無意識のうちに歯を食いしばってしまうことも多くなるので、寝ることは大切です。
自分に合った快適な寝具をそろえて、睡眠の質を上げることがエラ張りの解消にもつながります。直接的な解消法ではありませんが、意外と大切なポイントなので覚えておいてくださいね。
エラ張りを解消してシャープな小顔になろう!
エラ張りの原因と解消法をご紹介しました。とくに効果的なのは、「マッサージ」と「歯を食いしばらないこと」です。それ以外の解消法と並行してやれば、少しずつエラ張りが解消されていくことでしょう。エラ張りを解消すれば、あごのラインがシャープになって小顔になれますよ。ぜひ実践してみてくださいね。