いっぱい食べても太らない人は何が違うの?
いっぱい食べても太らない人を見て、あなたは「きっとそういう体質なんだ」と思っていませんか?
体質には、遺伝による体質と、習慣によって作られる体質があります。
もし食べても太らない人がいるなら、それは習慣によって作られた体質の可能性大です。
つまり、体質は変えられるということ。だから、あなたも今から「食べても太らない人」になれます!
そこで今回は、いっぱい食べても太らない人の特徴と食べても太らない方法をご紹介します。
最低でも「太らない食べ方の極意」だけ覚えておけば、あなたも痩せ体質になれますよ。
目次
食べても太らない人になりたい!
食べても太らない人と食事に行くと、いつも食べたい物を何の迷いもなく注文していませんか?
それを見て「食べても太らない人になりたい!」と羨ましがっている場合ではありません。
食べても太らない人は、まるでいつも好きな物だけ食べているように見えますが、じつは色々考えて食事を調整している可能性があります。
ここで大事なのは、「頑張って努力している」という感覚がないこと。食べ物以外の習慣についても、それは同じです。
食べても太らない人は、すべてが当り前にしていることなので、頑張っているとか我慢している感覚がありません。
だから、普通の人でもそれを習慣にしてしまえば「食べても太らない人」になれます。
ここでは、食べても太らない人の習慣や特徴を見ていきます。
それを真似するだけで痩せ体質になれますし、毎日ほんのちょっとのことを意識するだけで、みるみる体が変化していくのがわかりますよ。
いっぱい食べても太らない人の特徴
いっぱい食べても太らない人には、どのような特徴があるのか見ていきましょう。無意識にしている行動もありますが、もしかしたら意識的にやっているのかもしれません。癖になるまで繰り返せば、あなたもそれが習慣になります。
基礎代謝量が多い
まずは、「食べても太らない」というメカニズムを考えてみましょう。いっぱい食べても太らない人は、魔法のように食べた物がどこかへ消えているわけではありません。
普通の人と同じように、食べた物は摂取カロリーになります。ではなぜ太らないのか?
それは基礎代謝量が多いからです。基礎代謝量とは、運動などをせずに普通に生活しているだけで消費されるカロリーのこと。
この基礎代謝量が多い人ほど、摂取カロリーをどんどん消費してくれるメカニズムができ上がっているのです。
残念ながら年齢とともに基礎代謝量は少なくなっていくので、日常的に基礎代謝量を増やす生活を心がけることが、食べても太らない人になる秘訣です。
基礎代謝量を増やすには、筋肉を増やすことが一番簡単です。
腸活がライフワークになっている
いっぱい食べても太らない人は、腸内環境のバランスが整っているのが特徴です。腸内の善玉菌の量が多いと、体内にたまった老廃物をスムーズに排出できるので、便秘に悩まされることはありません。
たとえ便秘していない人でも、必ずしも腸内環境が良いとは言い切れないのがむずかしいところ。
いっぱい食べても太らない人は、日頃から食事に乳酸菌などの発酵食品を取り入れ、腸内環境を整えるための「腸活」がライフワークになっていることが多いです。
便秘しないだけではなく、腸内環境が本当に良くなればお肌の調子も良くなります。
また疲れにくくなったり、風邪を引きにくくなったり、毎日を元気に過ごすことができます。元気に活動すれば消費カロリーもアップ! 腸活は、いい事づくめなのです。
無意識に体を動かしている
いっぱい食べても太らない人は、いつも無意識に体を動かしていることが多いです。ちょっとした選択肢でも、無意識に体を動かすほうの道を選んでいます。
もしかしたら無意識ではなく、太りたくないから意識的に体を動かしているのかもしれません。もしそうだとしたら、この小さな努力が大きな差を生みだしているのです。
一方太りやすい人は、いつも楽する道ばかりを選んでしまうのでは? たとえば電車では必ず座るとか、階段を使わずエレベーターを待つとか。
ちょっとだけ意識を変えれば、グッと太りにくくなります。「エレベーターに乗らず階段を昇る」と決めるだけでも、痩せやすくなるはずですよ。
無意識に太りにくい食べ物を選んでいる
いっぱい食べても太らない人は、本当にいっぱい食べている人が多いですよね。なぜあんなに食べても太らないのかといえば、無意識に太りにくい食べ物を選んでいる可能性があります。
たとえば血糖値が上がりにくい「低GI食品」や低カロリーでビタミンが豊富な「野菜類」などを多く食べていることが多いです。
これらの食べ物は多めに食べても太りにくく、それでいて満腹感があるので食事に満足できます。
食事に満足できればストレスも減り、エネルギーも満たされて活動的になれます。ちなみに糖質の多い食事をしている人は、すぐにお腹が空いたり、眠くなったりしやすいと言われています。
ストレスをうまく解消している
ストレスがたまると太ると聞いたことはありませんか? これは事実です。
ストレスがたまるとドカ食いしてしまうのも1つの理由ですが、血行が悪くなって自律神経のバランスが乱れることが大きな原因です。
体の機能が正常にはたらかないことで、消化機能や脂肪を燃焼させる機能などに支障が出て太りやすくなってしまうのです。
いっぱい食べても太らない人はストレスをうまく解消していて、ホルモンバランスが整っていたり、免疫力が高まっているので太りにくい体質が完成しているのです。
たまったストレスは早めに解消し、代謝を低下させないことが大切です。
食べても太らない食べ方の極意
いっぱい食べても太らない人は、太りにくい食べ物を無意識に選んでいるとご紹介しましたが、それをもっと詳しく見ていきましょう。食べても太らない食べ方がわかれば、今よりもっと食事に満足することができ、太りにくくなりますよ。
食べても太らない食事はコレ!
食べても太らない食べ方をするには、まずは太らない食事をすることが大切です。では太らない食事とは、どんなものを食べれば良いのでしょうか?
◆低GI食品を積極的に選ぶ
先ほども少し触れましたが、低GI食品を積極的に選んで食べれば太りにくくなります。低GI食品とは血糖値が上がりにくい食品のことで、たとえば玄米や蕎麦、葉物野菜やキノコ類、海藻類や豆類などです。
逆にGI値が高い食べ物は、白米やパンなどの糖質類、砂糖たっぷりのケーキなどの洋菓子やジュースがもっともGI値が高い食品になります。
◆タンパク質の必要量をクリアする
食べても太らない食事は、タンパク質を積極的に摂ることです。とくにダイエットをしているのに痩せにくい人は、タンパク質の量が足りていない可能性があります。タンパク質を毎日摂るのは当たり前ですが、毎食で摂る必要があります。
カロリーが少なめの食品だと赤身肉や鶏肉、大豆や卵などにタンパク質が多く含まれています。乳製品にも多く含まれていますが、オススメなのはヨーグルトです。
ヨーグルトにはタンパク質のほかに乳酸菌も含まれているので、腸内環境を整える働きがあります。
タンパク質の必要量は年齢や性別、体重によって異なりますが、体重60キロの成人男性で1日あたり60gくらい必要になります。運動をしている人はもっと必要です。
なるべく脂質量が少ない食品の中でタンパク質を60g摂るには、豚もも肉・鮭で約270g、鶏むね肉(皮なし)で約250g、かつおで240gになります。これを3食分に分けて食べれば必要量に達します。
◆お腹が空いたときは糖質を最初に食べない
食べても太らない食べ方は、お腹が空いているときに糖質から食べないことです。糖質は血糖値が急上昇する食べ物なので、脂肪がつきやすくなります。
お腹がペコペコの時こそ白ご飯からガッツリ食べたくなりますが、そこはグッと我慢です。まずはスープや野菜から食べて、つぎにタンパク質、そして最後に糖質です。
間食も同じです。小腹が空いたときは、なるべく糖質以外のものを選びましょう。
◆朝こそ高カロリー食を
お肉を食べると太ると言われるのは、脂質が多く含まれているからですよね。脂質は確かに太りますが、良質な脂質ならむしろコレステロールを排出しやすくしてくれる効果もあります。
良質の脂質を摂るのに最適なのは、朝食です。朝はあっさりしたものを食べる人が多いと思いますが、朝こそ高カロリー食をオススメします。太らないだけでなく、集中力がアップする効果もあります。
夕食はなるべく早い時間に済ませる
食べても太らない食べ方は、なるべく早い時間に夕食を済ませることです。夜22~0時に寝る人なら、18~20時には夕食を終わらせておきましょう。
そして食べても太らない夕食を選ぶことも大切です。
◆食べても太らない夕食のコツ
- 糖質(ご飯)を少なめにする
- 脂質を少なめにする(揚げ物NG)
- 3食の中では量を少なめにする
朝と昼は糖質を摂ってもエネルギーとしてすぐに消費されますが、夜はあまりエネルギーを必要としないので糖質は少なめにします。
脂質は朝に充分摂り、昼は少なめ、夜は摂らないほうが良いでしょう。とくに揚げ物はNGです。
そして全体的な食事量も、3食の中でいちばん少なめにするのもポイントです。
食べる順番と腹八分目をつねに意識する
食べる順番については低GI食品のところでお話しましたが、腹八分目をつねに意識することも大切です。
お腹がはち切れそうなほど食べるのは、カロリーの摂りすぎです。また、お腹が空いていないのに食べるのも太る原因になります。
1日3食食べることは大切ですが、お腹が空いていないなら少なめにするなど調整をしましょう。
むやみに食事を抜いてしまうと、次の食事で血糖値が上がりやすくなるので、抜くのではなく少なめにするのがポイントです。
よく噛んで、よく味わって食べる
食べても太らない食べ方は、よく噛んでよく味わって食べることです。よく噛むことで血糖値が上がりにくくなる効果もありますし、お腹いっぱいになるのが早くなります。
またよく味わって楽しんで食事をすることも、太らない食べ方の1つです。
いっぱい食べても太らない方法
では、いっぱい食べても太らない方法はどうすれば良いのでしょうか? ずばり「痩せ体質」になることです。生まれつき痩せ体質の人もいますが、痩せ体質は作ることができます。これからご紹介することを習慣にすれば、いっぱい食べても太らない人になれますよ。
筋肉を増やして代謝を上げる
食べても太らない方法は、筋肉を増やして代謝を上げることです。筋肉が増えると脂肪が燃焼しやすくなり、太りにくくなります。
筋肉は運動しないと年齢とともに減ってしまうので、日頃から体を動かす習慣が大切です。
これは食べても太らない人の特徴でしたよね。無意識に体を動かせるように習慣化すれば、あなたはもう食べても太らない人です。
筋肉を使った軽めの運動を朝の習慣にする
筋肉を増やすなら、体を動かすことを朝の習慣にするのがオススメ。ストレッチは血流アップに効果的ですが、できれば筋肉を使った軽めの運動をすると良いでしょう。
スクワットや体幹トレーニングなどを朝に軽くしておけば、体が目覚め代謝がアップします。
体を冷やさない。温めることを心がける
いっぱい食べても太らない方法は、体を冷やさないことです。食べても太らない人の中に、冷え性の人はほとんどいません。体温が高いということは、血行が良く代謝量が多いということ。
もし体が冷えている人は、体を温めることを心がけましょう。
お風呂に浸かって温まったり、体を冷やさない服装をしたり、温かい飲み物を飲んだり、日頃から体を温める習慣を意識すると良いでしょう。
睡眠をしっかりとる
いっぱい食べても太らない方法は、睡眠をしっかりとることです。私たちの体は色々なホルモンの働きによって成り立っています。
女性ホルモンや男性ホルモン、痩せるホルモンや太るホルモン、ストレスホルモンなど様々です。
睡眠はホルモンと深く関係していて、食べても太らない体を作るにはホルモンの働きを正常にすることが大切なのです。
睡眠は7時間くらいがベストで、寝ている間に分泌される「成長ホルモン」の分泌を増やすことも大切です。
水分を小まめに補給する
食べても太らない方法は、代謝が良い状態を保つこと。代謝が良い状態とは、簡単にいうと血行が良い状態のことです。
血行を良くするためには、水分を小まめに補給することが大切です。水をたくさん飲むと痩せると言われるのは、そのためです。
むくみやすい人は水分を摂るのが怖いかもしれませんが、むくみ体質の人こそ水分補給が大切です。1時間おきに200mlくらいの水分を摂ることが最低量です。
もっと多くても良いですが、多ければ多いほど良いというわけでもありません。1日1.5リットルくらいが良いでしょう。
ただし、水分なら何でも良いわけではありません。清涼飲料水であるジュースや缶コーヒーは糖分が多すぎるので、飲むこと自体がNGです。
むくみ体質の人以外は、利尿作用のあるお茶やコーヒーを大量に飲むこともオススメしません。ベストなのは水です。できるだけ良質な水を飲むと尚良いでしょう。
食べても太らない方法の意外な落とし穴に注意!
食べても太らない方法として、多くの人が誤解している意外な落とし穴には注意が必要です。どんなことなのか見ていきましょう。
食べても太らない食べ物には要注意
ゼロカロリー食品や糖質オフなど、さまざまなダイエット系健康食品がありますが、食べても太らない食べ物には要注意です。
たとえばゼロカロリー食品であるデザートやお菓子などには、100gあたり5キロカロリー以下のカロリーが含まれている可能性がありますし、人工甘味料が使用されていることが多いです。
人工甘味料には依存性があるという指摘もあり、天然の成分ではないものを摂ると、体に悪影響を及ぼす危険性があります。
食事制限でダイエットしない
食事制限でダイエットをしている人は多いのではないでしょうか? 消費するカロリーよりも食べる量が多くなると太るのは当然ですが、「食べなければ太らない」という解釈はちょっと違います。
基礎代謝量が多ければ太らないとご紹介しましたが、摂取カロリーが基礎代謝量を下回ると痩せなくなります。これは、食べないのに痩せないという地獄のような状態です。
だからむやみに食事制限はせず、必要なものを必要量食べることが、食べても太らない人になるコツです。
いっぱい食べても太らない方法を覚えれば痩せる!
いっぱい食べても太らない人の特徴をご紹介しました。太らない食べ方の極意や生活習慣などを覚えれば、あなたもきっと今より痩せられます。意外とカンタンですよね。ただし、食べても太らない体質は年齢とともに退化していくので、継続することが何よりも大切ですよ。