ワキガの臭い対策に効果のある方法を集めました!
「もしかしてワキガかも…」と思って色々なデオドラント剤を使ってみたけど、効果がなくて悩んでいませんか?
脇の臭いが気になって、臭いと思われるのではないか、とヒヤヒヤしてしまいますよね。
ワキガは人に相談しにくい問題なので、一人で悩んでいる人が多いかもしれません。
そこで今回は、ワキガの臭い対策をご紹介します。
効果のある方法を集めたので、臭いの悩みがかなり減りますよ!
目次
ワキガの臭い対策|臭いの原因は何?
自分でも気になるくらいだから、人から臭いと思われていないか心配になりますよね。
「どうにかしてワキガを治したい!」という切実な声が聞こえてきそうですが、残念ながら、ワキガは手術や治療をしなければ治りません。
でも、しっかりとした臭い対策をすれば、ワキガの臭いを消すことは可能です。
まずはワキガの原因を知って、効果的な対策をしていきましょう!
ワキガの臭いの原因はアポクリン腺からの汗
悩みの種となる「ワキガの臭い」。その原因は、いったい何なのでしょうか?
それは、「アポクリン腺」という汗腺から出る汗の臭いです。
汗には2種類あり、体温調節のため「エクリン腺」から出る汗と、ベトベトして臭いの強い「アポクリン腺」から出る汗に分かれます。
アポクリン腺は、人によって数が異なり、多い人がワキガ体質と言えます。
また、エクリン腺から出る汗は、ほとんどが水分なので、サラサラとして臭いがほとんどありません。
それに対しアポクリン腺から出る汗は、タンパク質やアンモニアを含んでいるため、臭いが強くなる性質があります。
1日1回アポクリン腺から汗を出す
アポクリン腺は、一度活動すると24時間は汗が出てこないという性質があるようです。
そのため、1日1回は強制的にアポクリン腺から汗を出すと、日中のワキガの臭いを予防することができます。
エクリン腺は全身にありますが、アポクリン腺がある場所は、「ワキ」「デリケートゾーン」「耳」「肛門」「乳輪」などに限られています。
その中でも、とくにワキの臭いが気になるなら、ワキにラップを当てて、運動や入浴をすると効果的です。
軽度のワキガは手術できない
「自分はワキガではないか?」と悩んでいる人は、軽度のワキガである可能性が高いです。重度のワキガの人は常に臭いがするため、嗅覚が疲労して、自分では臭いに気づかなくなることが多いそうです。
つまり、軽度のワキガの人こそ、自分の臭いに敏感になり、ワキガの悩みが深いと言えます。
軽度のワキガの人は、清潔にした直後は臭わなかったり、ワキに鼻を近づけないと臭いわないことが多いのです。
軽度のワキガの場合、医師に相談しても、手術や治療をしてくれることはほとんどありません。深刻に悩んでいる人ほど、治療ができないのは皮肉なことですよね。
そのため、自分でできる方法で、ワキガの臭い対策をするしかないのです。
汗臭いとは違う!ワキガ体質の特徴
ワキガかもしれないけど、本当に自分がワキガなのか、はっきり確かめたいですよね。ではここで、ワキガ体質の特徴をご紹介します。
①両親のどちらかがワキガ体質
ワキガ体質は遺伝すると言われているので、両親のどちらかがワキガ体質である場合が多いです。絶対ではありませんが、少なくとも親族の誰かに、ワキガ体質の人がいるはずです。
②耳アカが黄色く湿っている
ワキガ体質の人は、耳アカが黄色くて、ベトベトと湿っているのが特徴です。そのため耳カキでは耳そうじができず、綿棒を使っている場合が多いでしょう。
③ワキに黄色い汗ジミがつく
ワキガ体質の人は、白いシャツを着ると、ワキに黄色い汗ジミがついてしまうのが特徴です。洗濯しても、あまり臭いが取れないのも特徴です。
④ワキがいつもベトベトしている
ワキガ体質の人は、ワキがサラサラとしていることは、ほとんどありません。つねにワキが、ベトベトと湿っていることが多いです。
⑤デリケートゾーンの臭いも気になる
ワキガ体質の人は、ワキ以外の臭いにも悩んでいることが多いでしょう。アポクリン腺がある場所の中でも、デリケートゾーンは蒸れやすく、臭いが気になりやすいのが特徴です。
【即効性アリ】ワキガの臭いを一瞬で消す方法
欧米人では7割もの人がワキガ体質なのに、日本人では、たった1割の人しかワキガ体質ではないと言われています。そのため、今すぐにでもワキガの臭いを消したい! と切実に思っていることでしょう。
そこで、ワキガの臭いを一瞬で消す方法をご紹介します。
アルコールで殺菌する・保湿を忘れずに
ワキガの臭いを消す方法は、アルコールで殺菌するのが最も効果的です。まさしく一瞬で臭いが消えることでしょう。
お風呂に入るなど、ワキを清潔にしてから、市販の「アルコール殺菌剤」などをつけるのがオススメ。
しかし、問題が2つあります。
「2~3時間しか持続しないこと」と、「肌が乾燥しやすくなること」です。
アルコールは揮発性が高く、すぐに蒸発してしまいます。すると、あるべきはずの水分まで飛ばしてしまうので、非常に乾燥しやすい状態になります。
ワキが乾燥すると、余計に臭いが強くなる場合もあるので、あまり頻繁につけないように注意しましょう。そして、保湿も忘れずにおこなってくださいね。
皮膚科で塩化アルミニウムを処方してもらう
ワキガの臭いを一瞬で消す方法は、塩化アルミニウムです。塩化アルミニウムは、皮膚科で処方してもらう必要があります。そのため定期的に診察を受ける必要があり、ちょっと面倒です。
でも、効果が持続するし、確実にワキガの臭いを消すことができるので、精神的にダメージを受けるほど悩んでいる人には良いかもしれません。
ワキが嘘のようにサラサラになり、ワキガの臭いがまったくしなくなることでしょう。
ただし、かゆみやかぶれなどになる場合があるので、肌に合わないときは、使用を中止しましょう。
(※アルミニウムの人体への影響が懸念されるようになってから、処方されなくなったかもしれません。事前にご確認ください。)
ワキ脱毛で臭いを抑える
ワキガ体質の人は、脇毛の量が多いのも特徴の1つだと言われています。そのため、エステのワキ脱毛をすることをオススメします。とはいえ、確実にワキガの臭いが消えるわけではありません。
それに値段も高額ですし、痛みがある場合もあるので、やるかどうかは人それぞれです。
脇毛がなくなることで、雑菌が繁殖しにくくなり、臭いが軽減されるという効果は期待できます。
ワキガ専用クリームを使う
皮膚科処方の「塩化アルミニウム」や、「アルコール殺菌」と同レベルかはわかりませんが、ワキガ専用クリームを使うのが、一般的なワキガ対策になります。
通販でよく見かける「クリアネオ」の口コミでは、ワキガの臭いがかなり抑えられた人が多いようです。しかも、つけたら数十秒で臭いが消え、夜まで持続するそうです。
ちょっと値段が高いので迷いますが、残念ながら、ドラッグストアで売っているデオドラント剤は、ワキガの人には効果がないのです。
皮膚科に行くのは面倒ですし、ワキ脱毛は確実な臭い対策にはならないので、セルフケアとしては、これがいちばん試しやすいでしょう。
ワキガ専用の石鹸で、傷つけないように優しく洗う
ワキガ体質の人は、ふつうの石鹸やボディソープでは、しっかりと臭いが消えない場合が多いです。
そのため、ワキガ専用の石鹸で洗うことをオススメします。アポクリン腺から出る汗はベトベトなので、ふつうに洗っても、なかなかワキがサラサラになってくれません。
または、「ミョウバンせっけん」や「重曹せっけん」を使うのもオススメ。
しかしミョウバンには「アルミニウム」が含まれているので、ワキガの臭い対策には効果的ですが、あまり体に良い成分ではありません。
そのことを考えると、「渋柿エキス」や「緑茶エキス」などの殺菌効果の高い成分のほうが効果的で安全です。これらの成分が含まれたせっけんを使うのも、ワキガの臭い対策にオススメです。
ワキガ専用の石鹸には、渋柿エキスや緑茶エキスが含まれていることが多いです。
◆ワキを傷めないように、やさしく洗うことが大事
ワキガ体質の人は、とくにワキがベトベトしているので、お風呂でゴシゴシ洗いたくなりますよね。でも、ワキに刺激を与えたり、傷めてしまうと臭いが強くなることがあります。
そのため、やさしく洗うことが大事です。とはいえ、ふつうの石鹸でやさしく洗っても落ちないので、ワキガ専用のせっけんで洗うことをオススメします。
自分でできるワキガの臭い対策
即効性のある臭い対策をご紹介したので、次に、日常生活の中でできるワキガの臭い対策をご紹介します。
運動や入浴で汗を出し、新陳代謝をよくする
ワキガの臭い対策は、日頃の生活の仕方によってもセルフケアができます。効果的なのは、運動や入浴でアポクリン腺から汗を出し、新陳代謝をよくすることです。
汗をよく出し、代謝がよくなれば、ワキガの臭いが少しずつ軽減されていきます。
完全に消えるまでではありませんが、しっかりとアポクリン腺から汗を出せば、24時間は臭いを抑えることが可能です。
水分補給を小まめにする
自分でできるワキガの臭い対策は、水分補給を小まめにすることです。水分が足りないと、濃度の濃い汗が出てくるので、ワキガの臭いがより強くなる恐れがあります。
そのため小まめに水分を摂り、新陳代謝をうながしましょう。また、水分補給をすることで血行がよくなり、臭いの元となる体内の老廃物を排出することができます。
脇汗を小まめに拭き、清潔にする
ワキガの臭い対策は、脇汗をかいたら小まめに拭くことです。汗が出ると、2時間ほどで臭いが強くなると言われているので、小まめに拭いて清潔にしておけば、ワキガの臭いを軽減することが可能です。
◆衣類についた臭いにも注意
ワキガの臭い対策は、体だけでなく、衣類についた臭いにも注意が必要です。むしろ、衣類についた臭いのほうが厄介なのです。
体は拭けばキレイになりますが、衣類についた臭いは、時間の経過とともに、どんどん臭いが強くなっていきます。
そのため、「汗わきパッド」などを使って、衣類に臭いがつかないようにすることが大切です。
酢にはワキガ臭を抑える効果がある
ワキガの臭い対策は、酢を上手に使うことで、かなり臭いを抑えられます。酢に含まれる「クエン酸」には、ワキガ臭を抑える効果があります。
ワキガ臭にかぎらず、体臭は、疲労物質である「乳酸」と、皮脂腺から分泌される「過酸化脂質」による臭いです。
クエン酸には、この2つの分泌を抑える効果があり、ワキガの臭い対策として有効なのです。
毎日「大さじ一杯の酢」を摂ることで血行がよくなり、ワキガの臭いの元になる物質を抑えられます。
また、バスタブにコップ一杯の酢を加えた「酢風呂」に入ることで、汗腺からクエン酸が吸収され、乳酸と過酸化脂質の分泌を抑えることができます。
動物性タンパク質の食べ物をひかえる
乳製品や肉などの「動物性タンパク質」が好きな人は、ワキガの臭いが強くなる傾向があります。
また、スパイスやニオイの強い食べ物(ニンニクやニラなど)をよく食べる人は、体臭が強くなる可能性が高いです。
これらは、体には良い食べ物なので、まったく食べないのではなく、量をひかえるようにすると良いでしょう。
デトックス効果の高い食べ物を食べる
ワキガの臭いは、デトックス効果の高い食べ物を食べることで、かなり軽減できます。
そこで活躍してくれるのが、デトックス効果の高い食べ物。体の中から毒素や老廃物を排出することで、ワキガの臭いを抑えられます。
おすすめのデトックス食材は、「キノコ類」「海藻類」「根菜類」「緑黄色野菜」などです。納豆や麹などの発酵食品もオススメです。
ワキガの臭い対策をするなら、これらの食品で、便秘を解消することも大切です。
タバコ・お酒をひかえる
ワキガの臭い対策をするなら、タバコとお酒はひかえたほうが良いでしょう。タバコとお酒は汗腺を刺激し、汗の分泌を増やすと言われています。
さらに、臭いの強い汗が出る傾向があり、ワキガの臭いを強めてしまう恐れがあります。できればタバコとお酒をやめたほうが良いですが、せめて量を減らすようにしましょう。
ストレスをためない
緊張したり、ストレスがたまると、アンモニア臭の強い汗が出ると言われています。そのため、ワキガの臭いも強くなることが多いです。
日頃のストレスは、なるべく早めに解消し、リラックスして過ごすことが、ワキガの臭い対策に効果的です。
また、ストレスがたまると自律神経のバランスが乱れ、体温調節がうまくできなくなります。すると、いつもより汗が出やすくなり、ワキガの臭いが強まる可能性があります。
ワキガの臭いが気になるあまり、ストレスをためることも多いので、今日ご紹介した方法で、臭い対策を試してみてくださいね。
衣類につくワキガの臭い対策
ワキガの臭い対策をひと通りご紹介しましたが、衣類につくワキガの臭いにも注意する必要があります。
小まめに着替えるのが効果的ですが、仕事中はなかなか着替えられませんよね。そこで、日頃からできる衣類のワキガ対策をご紹介します。
ワキガの臭いは服の素材によって強くなる
ワキガの臭い対策をするなら、臭いがつきにくい服の素材を選ぶことが大切です。ポリエステルやナイロンなどの化学繊維は、ワキガの臭いを強くする傾向があります。
制服などに使われることが多いので、仕方なく着ている人も多いと思いますが、普段着はなるべく「綿100%」に近い素材を選ぶと良いでしょう。
ワキの黄ばみと臭いを消す洗濯方法
ワキガ体質の人は、シャツのワキの部分が黄ばんでしまうことが多いです。これは、ふつうの洗剤だけでは落としきれず、臭いが残ってしまうこともあります。
ワキガの臭いを消す洗濯方法としては、「塩素系漂白剤」を使うのがベストです。とはいえ、色落ちすることが多いので、注意して洗いましょう。
色落ちが心配な場合は、重曹を使うのがオススメです。ぬるま湯に重曹を混ぜて、「もみ洗い」か「つけ置き」すると良いでしょう。
ドライクリーニングでワキガ臭は消えない
オシャレ着や冬服は、ドライクリーニングに出すことが多いですよね。でも、ドライクリーニングでは、ワキガの臭いは消えないのです。
クリーニングに出すのであれば、「水洗い」コースを選ぶようにしましょう。素材によっては水洗いができない物もあると思いますので、臭いを落としたい旨を伝えるのが一番です。
衣類にワキガ臭がつかない工夫をする
そもそも衣類につくワキガの臭い対策は、衣類にワキガ臭がつかない工夫をすることが大切です。
衣類を頻繁に着替えられる環境なら良いですが、着替えられないのなら、汗わきパッドなどで脇汗を吸い取りましょう。
できれば、ワキに密着するタイプの「汗わきパッド」がオススメ。ワキに密着していないと、たとえ服に臭いがつかなくても、汗をかいてワキガの臭いを発することになります。
2~3時間おきに汗わきパッドを取りかえれば、最大限にワキガの臭いを抑えられます。
ワキガは治らないけど臭いを抑えるのは可能!
ワキガの臭い対策で、効果のある方法をご紹介しました。いろいろなパターンの臭い対策をご紹介したので、できそうな方法を試してみてくださいね。ワキガは手術や治療をしない限り治りませんが、臭いを抑えることは充分に可能です。今日ご紹介した中で、安全で効果も期待できる方法は、「ワキガ専用クリーム」や「ワキガ専用の石鹸」を使うことです。そして、1日1回はアポクリン腺から汗を出すことで、24時間臭いを抑えましょう。