拭き取り化粧水の効果で透明感のあるクリアな素肌へ
1日の仕事を終えて帰宅したら、真っ先にメイクを落としてスッキリしたいですよね。
でも、ちゃんとメイク汚れを落とせていますか?
ていねいにクレンジングや洗顔をしたつもりでも、メイクや皮脂が毛穴に残っていると、ニキビやくすみの原因になります。
そこで活躍してくれるのが、「拭き取り化粧水」。
「拭き取り化粧水って聞いたことあるけど、どうやって使えばいいの?」
というあなたのために、拭き取り化粧水の効果と正しい使い方をたっぷりとご紹介します。
拭き取り化粧水を使う際の注意点や、使わないほうが良い人も併せてご紹介しますね。
拭き取り化粧水を上手に使って、くすみのないクリアで透明感のある素肌を手に入れましょう!
目次
拭き取り化粧水とは?
そもそも拭き取り化粧水が何なのか、良くわからない人もいるかもしれません。
拭き取り化粧水とは、クレンジングや洗顔では落としきれなかったメイク汚れを、キレイに落とすための化粧水です。
拭き取ることで、毛穴につまった汚れや、古い角質などを取りのぞく効果もあり、くすんだ肌をクリアで透明感のある美肌にしてくれます。
市販されているピーリング剤(ピーリング洗顔)にも同じような効果がありますが、拭き取り化粧水は、そこまで刺激が強くないのが特徴です。
拭き取り化粧水の効果
拭き取り化粧水は、肌にどんな効果を与えてくれるのでしょうか? 基本的な拭き取り化粧水の効果は、以下の2つです。
- クレンジングで落ちなかったメイクまで落とす
- スキンケア化粧品の浸透が良くなる
拭き取り化粧水は、肌に残っているメイク汚れをキレイにしてくれる効果がメインです。毛穴をキレイにし、古い角質を取りのぞくことで、化粧水などのスキンケア化粧品の肌への浸透を良くしてくれます。
この基本的な効果によって、拭き取り化粧水には3つの美肌効果があります。
角質を除去して、くすみのないクリアな肌に
古い角質が肌表面にたまると、化粧水などのスキンケア化粧品が浸透しにくくなり、肌がゴワついた感じになりますよね。
拭き取り化粧水の効果は、古い角質をやさしく取りのぞくことで肌を柔らかくし、くすみのないクリアな肌にしてくれます。
ターンオーバーを活発にしてシミを改善
年齢とともに遅れがちになるのが、肌の新陳代謝である「ターンオーバー」です。ターンオーバーが遅れると、紫外線によって発生したメラニンを排出できなくなり、シミになってしまいます。
拭き取り化粧水の効果は、ターンオーバーを活発にすることでメラニンを排出し、シミのない素肌にする美白効果があります。
毛穴の汚れを落としてニキビ予防
皮脂の分泌が多く、肌がベタつきがちな人や、毛穴の黒ずみが気になる人は、拭き取り化粧水がオススメです。拭き取り化粧水の効果は、毛穴の汚れを落とし、ニキビ予防をしてくれることです。
拭き取り化粧水の使い方
拭き取り化粧水の効果はわかったけど、どのタイミングで、どのように使えば良いのかわからない人も多いかもしれません。
拭き取り化粧水は使い方を間違えると、逆に肌荒れしたり、肌を老化させてしまうことがあります。
美肌を保つためにも、拭き取り化粧水の正しい使い方をご紹介します。
拭き取り化粧水を使う手順
拭き取り化粧水は、スキンケアのどのタイミングで使えば良いのでしょうか? 普段のスキンケアの手順に組みこんでご紹介します。
- クレンジング
- 洗顔
- 拭き取り化粧水
- 化粧水
- (ここで美容液パックをするのもオススメ)
- 乳液
- 保湿クリーム
拭き取り化粧水は、クレンジング・洗顔の後に使います。そして、いつも通りのスキンケアをおこないます。
間違った使い方として多いのが、洗顔の代わりに拭き取り化粧水を使うという方法。これはオススメできません。
拭き取り化粧水は、必ずコットンを使う
化粧水を使うとき、コットンを使う人と、手で直接つける人がいますよね。ふつうの化粧水ならどちらでも良いのですが、拭き取り化粧水を使うときは、必ずコットンを使います。
コットンを使わなければ、肌に刺激を与えるだけで、拭き取り化粧水の意味がないので気をつけましょう。
乾燥しやすい状態なので、しっかり保湿
拭き取り化粧水を使った後は、肌がとても乾燥しやすい状態です。そのまま放置したら、肌がカピカピになってしまうので、しっかり保湿ケアをしましょう。
普段よりも念入りに保湿することをオススメします。
たとえば、拭き取り化粧水の後に使う化粧水を「保湿化粧水」にしてみるのもオススメ。普段より肌に浸透しやすい状態になっているので、しっかり保湿できて、肌がもっちりしてきますよ。
拭き取り化粧水の使い方のポイント
基本的な使い方のほかに、拭き取り化粧水の使い方のポイントをご紹介しておきますね。正しく使うためにも、しっかりチェックしておいてください。
コットンにつけて、やさしく撫でるように使う
拭き取り化粧水の使い方は、コットンに染みこませたら、やさしく肌を撫でるようにします。
もちろん、肌を強くこすらないように注意してください。「拭き取る」というよりも、「撫でる」というイメージです。
拭き取り用もしくは柔らかいコットンを使う
拭き取り化粧水を使うときは、「拭き取り専用」のコットンか、もしくは、柔らかく肌にやさしい素材のコットンを使いましょう。
拭き取り化粧水は、肌に刺激を与えやすい化粧水です。そのため、コットンはできるだけ肌にやさしいものを使ってください。
コットンの摩擦を防ぐため、多めにつける
拭き取り化粧水は、肌にすべらせて使うため、コットンと肌が少なからず摩擦を起こします。
その摩擦をなるべく少なくするために、コットンに多めの拭き取り化粧水を染みこませることをオススメします。
使用限度は1日1回!朝より夜がオススメ
拭き取り化粧水を使う頻度は、1日1回が限度です。肌への刺激が強い化粧水なので、朝晩両方のスキンケアで使わないようにしてください。
朝の洗顔後に拭き取り化粧水を使うのも良いのですが、できれば夜のほうがオススメ。
メイク汚れをしっかり落とすことが、スキンケアの基本ですから、そのためにも夜のスキンケアで拭き取り化粧水を使いましょう。
◆赤みが出てきたら使いすぎている証拠。頻度を少なくしましょう。
肌に赤みが出てきたら、角質を取りすぎているサインです。バリア機能が低下して、肌がダメージを受けやすい状態になっています。
すぐに使用頻度を少なくして、毎日使うのはやめましょう。
拭き取り化粧水を使う際の注意点
では、拭き取り化粧水を使う際の注意点をご紹介します。おもに、使ってはいけないタイミングをご紹介していきます。
毎日ではなく週2~3回が目安
拭き取り化粧水は、できれば毎日使うのはやめましょう。肌質によっては毎日使っても問題ない人もいますが、それでも毎日使うことは、あまりオススメできません。
週2~3回くらいを目安にして使いましょう。
ピーリングやスクラブと一緒に使わない
拭き取り化粧水は、弱いピーリング効果があります。そのため、ピーリングと一緒に使わないようにしましょう。角質を取りすぎる恐れがあり、肌への刺激が強すぎます。
ピーリングとは、市販の「マイルドピーリング剤」や「ピーリング洗顔石鹸」などのことです。
また、スクラブ洗顔料とも一緒に使わないこと。拭き取り化粧水を使うときは、洗顔もなるべくマイルドにすることをオススメします。
ニキビや肌荒れがあるときは使わない
拭き取り化粧水は、ニキビや肌荒れがあるときは、使わないことをオススメします。肌に刺激を与えてしまうので、ニキビや肌荒れが悪化する場合があります。
ニキビや肌荒れがあるときは、拭き取り化粧水だけでなく、ほかの化粧品にも注意したほうが良いです。肌荒れしているときは、なるべく肌を休めてあげましょう。
顔剃り後の使用にも注意が必要
顔の産毛を剃ると、肌がワントーン明るくなったり、化粧のノリが良くなると言いますよね。でも、このような顔剃りの後は、拭き取り化粧水を使わないようにしましょう。
ヒリヒリするときは、もちろんNGですし、顔がヒリヒリしなくても、拭き取り化粧水はオススメできません。日をあらためて使いましょう。
拭き取り化粧水を使う必要のない人
拭き取り化粧水の効果や使い方をご紹介してきましたが、そもそも拭き取り化粧水を使う必要がない人もいます。拭き取り化粧水は、必ずしも使ったほうが良い効果があるとは限りません。
クレンジング・洗顔でしっかりメイクを落とせている人
拭き取り化粧水は、クレンジングや洗顔で落としきれなかったメイク汚れを落とす効果があります。
ということは、そもそもクレンジングや洗顔で肌をきれいな状態に保てる人は、拭き取り化粧水を使う必要がありません。
「毛穴がつまる・肌が硬くなっている」などの問題がない人は、拭き取り化粧水を使う必要がありません。
メイクをしていない人
そもそもメイクをしていない人は、拭き取り化粧水を使う必要はありません。普段のスキンケアで充分なので、やり過ぎないように注意してくださいね。
それでも毛穴の汚れが気になるとか、角質がたまっていると感じる人は、いつもの化粧水を拭き取り化粧水と同じように使いましょう。
ふつうの化粧水をつけてコットンでやさしく撫でるだけでも、毛穴の汚れを落とす効果があると言われています。
拭き取り化粧水をオススメできない人
では、拭き取り化粧水をあまり使わないほうが良い人をご紹介します。絶対にダメというわけではありませんが、肌質によってはオススメできません。
以下のような人が拭き取り化粧水を使うと、肌トラブルが悪化する場合が多いので気をつけましょう。
敏感肌・乾燥肌の人は使い方に注意を
敏感肌や乾燥肌の人は、普段からあまり刺激を与えないように気をつけてスキンケアをしていますよね。だから、ピーリングやスクラブは避けていることが多いでしょう。
それらよりも刺激がいくらか少ない「拭き取り化粧水」なら、絶対にダメというわけではありません。ただし、使い方に注意が必要です。
- 敏感肌や乾燥肌の人は、毎日拭き取り化粧水を使ってはいけません。
- 拭き取り化粧水を使うときは、ごく弱い力で肌を撫でましょう。
- 拭き取り化粧水は、肌に刺激を与える「アルコール」が入っていることがほとんどなので、使う頻度も少なめにしてください。
- 拭き取り化粧水を使った後の保湿ケアは、万全におこないましょう。
敏感肌や乾燥肌の人は、できれば拭き取り化粧水も、保湿成分が配合されているものがオススメです。
皮脂が少なくなる40~50代以降の人
拭き取り化粧水をあまりオススメできない人は、40~50代以降の世代です。このくらいの年齢になると、皮脂の分泌量が極端に減ってきます。
その状態で拭き取り化粧水を使ってしまうと、肌がガピガピに乾燥してしまうことがあります。
とくに、インナードライ肌の人は注意しましょう。
拭き取り化粧水は、40~50代の肌には刺激が強すぎるので、おすすめしません。
拭き取り化粧水は想像以上の効果でクリアな美肌へ
拭き取り化粧水の効果と正しい使い方をご紹介しました。毛穴の汚れや古い角質をキレイにする拭き取り化粧水は、想像以上の効果が期待できます。ただし、乾燥しやすくなるのがデメリット。しっかりと保湿して、クリアな美肌を目指しましょう!