紫外線から髪を守るトリートメントでパサパサ髪にサヨナラ!
春先から強くなってくる紫外線。
お肌のケアはバッチリだけど、髪が無防備な状態になっていませんか?
じつは、肌よりも髪のほうが、3倍も紫外線ダメージを受けやすいんです。
そのまま何もしないでいると、髪がパサパサになり、老け髪・ずぼら髪になってしまいます。
髪は意外と年齢が表れやすく、パサついていると「老けた印象」を与えてしまいます。
また、髪が傷んでいると、何もお手入れをしていない「ずぼら女性」に見えてしまうので、しっかりとケアしたいところ。
そこで今回は、「紫外線ダメージから髪を守るトリートメントの効果」と、「日焼けしてしまった髪のケア方法」をご紹介します。
夏が終わる秋頃の髪を守れるのは、今のあなたしかいませんよ。しっかりと紫外線ケアをして、1年中キレイな髪をキープしましょう!
目次
紫外線によるダメージで髪はパサつきがちに!
紫外線は、春から夏にかけて強くなりますが、本当は1年中ケアが必要です。それは肌も同じですよね。
もし紫外線によるダメージを受けると、髪はどうなってしまうのでしょうか?
- パサパサに乾燥してしまう
- 切れ毛・枝毛が増える
- 色が抜けて赤茶色になる
- 白髪が増える
- 抜け毛・薄毛の原因になる
- 髪と同様に、頭皮も乾燥する
こんなにたくさんの悪影響があるんですね。髪の毛が日焼けするということは、頭皮も同じように日焼けしている可能性が高いです。
そうなると、抜け毛や薄毛の原因になることもあるので、どうにかして防がないと取り返しのつかないことになります。
そんな髪へのダメージを防いでくれるのが、「トリートメント」なんです。
シャンプー後に、トリートメントをするかしないかで、髪の状態が大きく変わりますよ。
紫外線ダメージから髪を守るトリートメントの効果
シャンプー後に「リンス」や「コンディショナー」をする人、または「トリートメント」をする人で、何か違いはあるのでしょうか? リンスやコンディショナーは、基本的に「髪の表面しか補修できない」のです。
でもトリートメントなら、「髪の内部まで補修してくれる」ので、効果的にダメージを改善できます。具体的にはどんな効果があるのか見ていきましょう。
保湿することで枝毛・切れ毛を防ぐ
スキンケアでは、保湿がかなり重要なポイントになりますよね。水分量が充分にある肌は、ターンオーバーが正常に行われ、さまざまな肌トラブルやエイジングサインの予防にもなります。
それと同じことが、髪にも言えます。髪がしっかり保湿されていると、外部から受けるダメージに強くなります。
逆にダメージがある髪は、どんどん水分が抜けて、ダメージもひどくなっていきます。
つまり、保湿ケアをすることで「枝毛」や「切れ毛」を防ぐこともできるのです。
髪をコーティングして刺激から守る
トリートメントの効果は、髪をコーティングして外部刺激から髪を守ることです。そのため、すでにダメージが進行した髪を守り、これ以上傷むのを防いでくれます。
それだけでなく、できてしまったダメージを、内部から根本的に補修してくれるのは「トリートメント」だけの効果です。
リンスやコンディショナーでは補修しきれない内部のダメージを、トリートメントの効果で改善できるのです。
しっかり乾かすとトリートメント効果アップ
髪をドライヤーで乾かすとき、髪は熱によるダメージを受けています。そのため、髪を完全に乾かさずに寝てしまう人もいるのではないでしょうか?
これは、髪を傷める一番の原因になります。
髪が濡れている状態は、一番髪が傷みやすい状態。そのため、完全に乾かさないと、余計にダメージが進行してしまいます。
とくに、寝ている間に枕と髪がこすれ、摩擦によるダメージが進行してしまうのです。
これを防ぐためにも、髪の毛はしっかりと乾かしてから寝ましょう。トリートメントの性質によっては、熱を与えることでトリートメント効果がアップするものもあります。
白髪・色抜けを防ぐ
髪が紫外線ダメージを受けると、白髪の原因になる場合があります。白髪は、髪を黒くする色素「メラニン」が足りなくなることで白くなる現象。
これは、紫外線ダメージが頭皮や髪を乾燥させ、栄養が毛根に届かなくなることが原因です。
また、髪が日焼けすると、色素が抜けて赤茶色になってしまうことがあります。カラーリングが長持ちしないのも、紫外線ダメージによるものかもしれません。
紫外線ダメージから髪を守るトリートメントの使い方
では、紫外線ダメージから髪を守るには、トリートメントをどのように使えば良いのでしょうか? 効果的なケア方法をご紹介します。
インバストリートメントは丁寧に浸透させる
トリートメントには、お風呂の中でやる「インバストリートメント(洗い流すトリートメント)」と、お風呂上がりにやる「アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)」の2種類あります。
インバストリートメントをする場合には、しっかりと髪に浸透させることが大切です。
- シャンプー後に、軽くタオルドライをする
- トリートメントを手のひらと指につける
- まずは毛先につけ、指で髪をとかすようになじませる
- 頭皮にはトリートメントがつかないようにする
- そのまま10~20分、じっくり浸透させる
- 髪をこすらないようにして、しっかりと洗い流す
洗い流すトリートメントの場合は、しっかりと時間をおいて、髪に浸透させる工程を省いてはいけません。これが重要です。
ドライヤーの後に少量のオイルかトリートメントを
インバストリートメントで洗い流す場合も、洗髪後に洗い流さないトリートメントをする場合も、ドライヤーの熱から髪を守ってくれる効果があります。
とはいえ、ドライヤーの後は髪がパサついたり、広がったりしがちです。そのため、ドライヤーの後にも、洗い流さないトリートメントをつけておくのがオススメ。
このときは、少量をなじませる程度でOKですよ。
ドライヤーの熱を当てると、キューティクルが広がった状態になっているので、トリートメントをつけたら、軽く風に当てることでキューティクルが収まります。
朝の外出前に、洗い流さないトリートメント
紫外線ダメージから髪を守るには、朝の外出前に「洗い流さないトリートメント」をつけるのがオススメです。
夜はインバストリートメントでもOKですが、寝ている間にトリートメントが落ちている可能性があるので、朝も髪をコーティングするためにトリートメントをしましょう。
場合によっては、日中に重ね塗りするのも良いでしょう。髪がパサついていると感じたら、洗い流さないトリートメントをつけるのがオススメです。
オイル+日焼け止めスプレーで紫外線対策
洗い流さないトリートメントとして代用できるのが、「美容オイル」です。「椿オイル」「ホホバオイル」「ココナッツオイル」などには、日焼け止めの効果があると言われています。
とはいえ、完全なる紫外線対策にはならないため、美容オイル+日焼け止めスプレーをつけると良いでしょう。
できれば髪用の日焼け止めスプレーを使うほうが良いですが、肌用のスプレーでも使えるそうですよ。
紫外線ダメージを受けた髪のケア方法
できる限り紫外線対策をしたつもりでも、思いがけず日焼けしてしまうことってありますよね。または、時間がなくて紫外線対策をしていない日に限って、紫外線をたくさん浴びてしまったりすることも。
では、紫外線ダメージを受けてしまった髪のケア方法はどうすれば良いのでしょうか?
ヘアパックでダメージケア
紫外線で日焼けしてしまった髪のケアには、「ヘアパック」がオススメ。
傷んだ髪には、いち早くディープトリートメントをしてあげましょう。
- やさしくシャンプーをした後に、リンスやコンディショナーをつけます。
- 洗い流したら、「洗い流すトリートメント」をつけて、蒸しタオルを頭にかぶせます。
- そのまま10~20分おきましょう。
- 髪にしっかり浸透したら、やさしく洗い流しましょう。
紫外線を浴びた髪は、キューティクルが剥がれている状態です。そのため、保湿効果の高いトリートメントを使うのがオススメ。
また、すすぐ時は髪をこすらないように、やさしく洗い流すことが大切です。さらに、蒸しタオルをかぶせている間は、浴槽に入っていると、より効果的です。
ブラッシングで更なるダメージを与えない
紫外線ダメージを受けた髪は、できる限り更なるダメージを与えないことが大切です。
シャンプー前に乾いた髪をブラッシングすると、汚れを落としやすくするのですが、ダメージが増えるので注意が必要です。
髪にやさしい天然素材のブラシで、やさしくブラッシングしましょう。必要以上に何度もとかさないことが大切です。
シャンプーは刺激の少ないものを使用
紫外線ダメージを受けた後の髪をシャンプーするときは、刺激の少ないシャンプーを使いましょう。
髪に刺激を与える「高級アルコール系シャンプー」ではなく、髪にやさしいマイルドな洗浄力の「アミノ酸系シャンプー」がオススメ。
頭皮も日焼けしている可能性があるので、頭皮もやさしく洗いましょう。保湿成分が配合されたシャンプーもオススメです。
洗い流さないトリートメントで集中補修
刺激に少ないシャンプーで髪をキレイにし、トリートメントでヘアパックをしたら、さらに「洗い流さないトリートメント」をつけて、集中補修をしましょう。
ドライヤー前につけて熱から守り、ドライヤー後のキューティクルが広がった状態のときにも、少量のトリートメントをつけるのがオススメです。
頭皮の日焼けにも「保湿ケア」が効果的
紫外線ダメージを受けると、肌も髪も乾燥します。そのため、頭皮の保湿ケアも重要です。
シャンプー後、タオルドライした後の濡れた髪に「オイル」をつけると良いでしょう。
洗い流さないトリートメントは、頭皮につけると良くないので、美容オイルを少量つけるのが効果的。
頭皮がベタつくのを防ぐためにも、サラっとしたつけ心地の「ホホバオイル」「あんず油」「馬油」がオススメです。
紫外線から髪を守るトリートメントで艶めき美髪へ
紫外線ダメージから髪を守るトリートメントの効果と、日焼けした髪のケア方法をご紹介しました。紫外線は、肌にも髪にも頭皮にも良くないですね。ダメージを最小限にするためにも、しっかりと日頃からヘアケアに力を入れておくようにしましょう。髪を守るトリートメントを上手に使って、艶めき美髪を保ちましょうね。