椿油の効果は髪や頭皮をキレイに保ちながらツヤ髪へ
オイル美容が注目されるようになって、しばらく経ちますが、「ココナッツオイル」や「ホホバオイル」は、お洒落なイメージがあって人気ですよね。
それに比べて椿油は、地味で古くさいイメージがあるかもしれません。
でも椿油(ツバキオイル)は、日本が誇る「世界三大オイル」の1つなんです。
なんと、1200年も前から愛され続けてきたというのだからオドロキ!
椿油には、それだけの理由があったんです。
今回は、椿油のさまざまな効果や、ヘアケアとしての使い方をご紹介します。
髪や頭皮をキレイに保ち、しっとりサラサラのツヤ髪を目指しましょう!
目次
椿油とは?
椿油(つばきあぶら)は、「椿オイル」や「カメリアオイル」と呼ばれることもあり、髪への効果が高いことで知られています。
でも、母親や祖母の世代の美容オイルというイメージがあり、若い世代には、あまり浸透していないようです。
ところが最近、椿油の効果がスゴイということで、注目されるようになってきました。では、椿油にはどのような特徴があるのでしょうか?
日本が誇る「世界三大オイル」の1つ
「世界三大オイル」と呼ばれるのは、「オリーブオイル」「ホホバオイル」、そして「椿油」の3つのことです。
椿油とは、おもに「ヤブツバキの種子」から採ったオイルのことを言います。
伊豆大島、長崎県の五島列島、佐渡島などが原産で、純日本産の椿油は純度が高く、人気が高いオイルになっています。
皮脂に似た成分「オレイン酸」を多く含む
椿油の最大の特徴は、「オレイン酸」の含有量が多いことです。
オレイン酸は、オリーブオイルに含まれていることで知られていますが、なんとオリーブオイルよりも椿油のほうが、オレイン酸の量が多いのです。
オレイン酸は、人間の皮脂と似た成分のため、肌や髪に浸透しやすく、保湿効果を高めてくれます。
フェイシャルケア・ボディケアにも使える
椿油は、髪のケアだけでなく、顔や体、手のケアにも効果的です。保湿効果や殺菌作用があるので、肌を清潔にしながら、しっとり保湿する効果が期待できるのです。
椿油があれば、全身をケアできるのでお得な感じがしますね。
ただし、なるべく「スキンケア用」「ヘアケア用」など、用途に応じた椿油を使うことをオススメします。
使えないわけではないようですが、それぞれの効果に合わせて作られているので、より効果を高めるには用途別に選んだほうが良いでしょう。
食用ならコレステロールを下げる効果も
椿油に含まれる「オレイン酸」は、食べることで健康効果が期待できます。
血中コレステロールを下げたり、ガン予防にも効果的。スキンケアにも使えて、食べても健康になるなんて、万能オイルですね。
もちろん、食べることによる美容効果も期待できます。
ただし、食用と書かれた椿油を食べるようにしてください。
椿油の髪への効果とは?
全身のスキンケア、ヘアケア、食用など、まさに万能オイルと呼べる椿油ですが、髪への効果に絞ってご紹介していきましょう。
頭皮の汚れを落とし、殺菌作用もある
正しいシャンプーの使い方をしても、頭皮を完ペキにキレイにするのは、意外とむずかしいものです。
皮脂をとり過ぎると頭皮が乾燥するし、皮脂や汚れが残っていると、フケや抜け毛の原因になる場合もあります。
椿油は、シャンプーではとり切れない皮脂汚れなどを浮かせて落とす効果があるので、頭皮を清潔に保ち、育毛効果も期待できます。
また、殺菌作用もあるので、頭皮の皮脂による雑菌の繁殖を防ぎ、皮膚炎の予防にも効果的です。
パサついた髪にうるおいとツヤを与える
椿油のいちばんの効果といえば、やはり「髪の保湿」です。傷んでパサついた髪に、うるおいとツヤを与えて、美しい髪を保つことができます。
女性は髪がキレイだと、それだけで美しく若々しい印象を与えることができるので、いつまでもキレイな髪を保ちたいですよね。
紫外線ダメージから髪をまもる
椿油には、紫外線によるダメージから髪をまもる「日焼け止め」の効果もあります。
髪は、肌よりも紫外線からのダメージを受けているので、美しい髪を保つには、髪の紫外線対策も大切です。
とはいえ、日常的に浴びている紫外線から髪をまもる効果なので、長時間のアウトドアやレジャーのときには、しっかりと紫外線対策をする必要があるようです。
フケ・かゆみを防ぐ
椿油は、頭皮にうるおいを与えることで、フケやかゆみを防ぐ効果もあります。
フケやかゆみは、頭皮の乾燥が原因の場合が多いので、椿油で頭皮を保湿できれば、フケやかゆみを防ぐことができます。
また、頭皮の皮脂が多くて髪がベタつく人も、もしかしたら乾燥が原因かもしれません。椿油で乾燥を防げば、頭皮のベタつきも改善される可能性がありますよ。
椿油の使い方【髪と頭皮のケア】
さまざまな効果が期待できる「椿油」は、どのような使い方をすればヘアケアに効果的なのでしょうか?
頭皮マッサージのオイルとして使う
抜け毛や薄毛が気になり始めた人は、頭皮マッサージで頭皮の血行を良くすることが大切ですよね。頭皮マッサージのタイミングは、「シャンプー前」か「ドライヤーの前」です。
頭皮に椿油をなじませて、指の腹でやさしくマッサージしましょう。
シャンプー前のスカルプケアとして
おなじ「頭皮ケア」でも、マッサージではなく、頭皮の皮脂や汚れを落とす「スカルプケア」として椿油を使うのも効果的です。
シャンプー前に、椿油を頭皮全体になじませ、5分おきます。
皮脂や汚れを浮かせて落としやすくしてくれるので、シャンプー後はすっきりキレイになりますよ。
◆椿油を頭皮につける方法
- 小さな器にティースプーン1~2杯程度の椿油を入れます。
- 指先に椿油をつけて、頭皮につけていきます。
- 前髪をかき上げるように、指先で地肌をすべらせていきます。
- えりあしから頭頂部に向かって、指先で地肌をすべらせていきます。
- 耳の辺りから頭頂部に向かって、指先で地肌をすべらせていきます。
とくに髪が長い人は、手のひらにつけても頭皮になじませることはできません。
指先につけてすべらせることで、やさしく頭皮全体に椿油を浸透させることができますよ。
シャンプーやトリートメントに混ぜて使う
椿油をシャンプーに混ぜれば、頭皮を保湿しながら、汚れをすっきり落とすことができます。またトリートメントに混ぜれば、保湿効果がアップします。
いつも使用する量のシャンプーやトリートメントに、1滴の椿油を混ぜると良いでしょう。椿油は少量でも効果があるので、まずは1滴から始めてみるのがオススメです。
リンス代わりに椿油を2~4滴お湯と混ぜる
椿油をリンス代わりに使うときは、お湯をはった洗面器に、椿油を2~4滴混ぜます。そのお湯を、髪に少しずつなじませていきます。
そして、お湯で洗い流さずに、そのままタオルドライをして、ドライヤーで髪を乾かしましょう。
洗い流さないトリートメントとして
洗い流さないトリートメントとして椿油を使うときは、シャンプー後のタオルドライした髪になじませます。
毛先を中心になじませ、あまり地肌に近い部分にはつけないほうが良いでしょう。頭皮から皮脂が出てくると、ベタつくことがあります。
椿油の使用量は、ロングでも3滴ほどなので、まずは1滴から使ってみましょう。椿油はべたつきにくいですが、つけ過ぎるとべたつく場合もあります。
少量でも効果があるので、安心して1滴から使ってみてください。
外出前の紫外線ケアに
椿油には、紫外線のダメージから髪を守る効果もあります。そのため、外出前のヘアケアとしてつけておくと、保湿と同時に紫外線ケアもできます。
手のひらと指に椿油をつけ、手櫛で髪全体になじませましょう。
最後に髪の外側を、手のひらで撫でるようにすればOKです。
美髪・育毛効果のある椿オイルでツヤ髪へ
椿油の髪への効果や使い方をご紹介しました。美髪と育毛に効果のある椿オイルで、魅力的なツヤ髪になっちゃいましょう。椿油は、昔から愛され続けている美容オイルなので、安心して使えますよね。天然成分100%のオイルを使えば、ほとんどの場合はトラブルが起きることはないでしょう。とはいえ、人によって肌質に合わない場合もありますので、パッチテストをおこなってから使ってくださいね。