ナイトブラとノンワイヤーブラは兼用できないの?
夜寝るときもブラジャーをしないと、胸が垂れたり、形がくずれるのはご存知の人も多いはず。でも、実際にナイトブラを使っている人は意外と少ないみたいです。
「寝るときにブラジャーをつけている」という人でも、実はノンワイヤーブラで代用している人がほとんど。
寝るときしかつけないブラジャーのために、何千円も出すのはもったいない気がしますよね。
「ワイヤーブラがダメなのはわかるけど、ノンワイヤーブラならOKなんじゃないの?」という人も多いと思いますが、ノンワイヤーブラでは代用できない理由があるんです。
今回は、ナイトブラとノンワイヤーブラの違いや、ナイトブラに代用できるブラについてご紹介します。
目次
ナイトブラとノンワイヤーブラの違いとは?
寝るときにブラをつけたほうが良いのはわかるけど、なぜノンワイヤーブラではダメなのでしょうか? ナイトブラとノンワイヤーブラの違いがわかれば、きっと納得できるはずですよ。
ナイトブラは、ノンワイヤーブラの一種
そもそもナイトブラは、ノンワイヤーブラの一種です。それなら、なおさらノンワイヤーブラで代用できそうですよね。
でも、ノンワイヤーブラはナイトブラと違って、寝るときの姿勢に合わせた構造になっていません。
しかもホックがついている場合が多く、寝ている間に外れてしまったり、金具でケガをしてしまうこともあるかもしれません。
ナイトブラは、アンダーベルトが太く、わき肉もサポート
ナイトブラは、寝ている間に流れてしまう脂肪を、胸に寄せ集める「ホールド力」が高いのが特徴です。そのためアンダーベルトが太く、わきの幅も広くなっています。
そうすることで背中からわきにかけての脂肪を胸に集め、バストアップ効果が得られます。
またナイトブラは、アンダーベルトが太いため、締めつける圧力が分散して、寝ているときに苦しくなりにくいのです。
ナイトブラは、眠っている姿勢に合わせた構造になっている
昼用のノンワイヤーブラは、起きているときの姿勢を前提として構造されています。
起きているときは、歩いたり走ったりすることが多く、胸が上下に揺れることが多いです。そのため、上下の揺れをサポートする構造になっているのです。
でも寝ているときは、胸が上下に揺れることはほとんどありません。その代わり、仰向けになったときは胸が四方八方に流れたり、横向きになったときは横に流れてしまいます。
このような眠っている姿勢や動きに合わせた構造になっているのが、ナイトブラの特徴なのです。
ナイトブラは肩ひもが太く、ずり落ちや肩こり予防に
昼用のノンワイヤーブラは、肩ひもがそれほど太くないブラが多いです。服から肩ひもが見えてしまったら困りますからね。
でもナイトブラは肩ひもが太く、ずり落ちにくいのが特徴です。眠っている体勢は肩ひもがゆるみやすく、ずり落ちやすいため、ナイトブラの肩ひもは太くつくられています。
また肩ひもが太いと、肩にかかる負担が少なく、肩こり予防にも効果的です。ナイトブラは締めつけがきつすぎないので、血行をさまたげないことも、肩こり予防になります。
胸は夜に垂れる!?夜用ブラが必須な理由
バストアップマッサージや、バストアップサプリ、女性ホルモンを増やす食べ物などに気をつかっているけど、なかなかバストアップできないと悩んでいませんか?
あなたがバストアップできない理由は、ナイトブラをつけていないことが原因かもしれません。
胸が垂れる一番の原因は、寝ているときの無防備な状態が引き起こしていると言われています。
寝ているときは胸が無防備な状態で、しかも長時間。この胸の状態が、バストアップに一番関係していると言われているんですね。
いくら起きているときに頑張っても、寝ているときに何も対策をしていないと、バストアップの効果がないと言えます。だから夜用ブラが必要なんですね。
ナイトブラに代用できるブラってあるの?
ふつうのノンワイヤーブラが、ナイトブラに代用できないことはわかりましたが、他のブラでナイトブラに代用できるものはあるのでしょうか?
ワイヤーブラは快適な安眠ができない
言うまでもありませんが、寝るときにワイヤーブラをつけるのはNGです。ワイヤーブラはしっかりとしたホールド力があるものの、ワイヤーが食い込んで、血流を止めてしまう原因になります。
血流が止まれば、肩こりやバストのサイズダウンにもつながり、デメリットしかありません。
何よりも、ワイヤーが痛くて、苦しくて、快適な安眠ができないですよね。バストアップに安眠は必須ですから、ワイヤーブラは、つけるだけ損です。
スポーツブラは締めつけが強く、長時間使用に向かない
ノンワイヤーブラであり、ホックもなく、見た目も似ているスポーツブラは、ナイトブラに代用できないのでしょうか?
スポーツブラは、激しい上下の揺れに対応できる構造になっていますが、寝ているときの「横流れ」には対応できません。
また、しっかりとしたフィット力で、クーパー靭帯を守るには最適ですが、締めつけが強く、長時間の使用には向いていません。
激しく胸が揺れても対応できるように、胸を圧迫しているため、血流が悪くなってしまうデメリットもあります。
スポーツをするときには必須のブラですが、ナイトブラとして代用することはできません。
ブラトップは寝ている時の胸を支えられない
カップが内臓されているタンクトップである「ブラトップ」は、着け心地が快適なので、ナイトブラとして代用できそうですよね。
でも、残念ながらブラトップもナイトブラに代用できないんです。
ブラトップは、「ホックなし」「ワイヤーなし」「締めつけなし」「肩ひもがずり落ちない」など、寝るときに適した条件はそろっているのですが、バストアップにいちばん大事な「ホールド力」がないのがデメリットなんです。
たしかに快適で、安眠できるのですが、ブラトップではナイトブラとして代用することはできません。
24時間つけられるブラなら、なんとか代用可能
最近はいろいろなブラが販売されていて、昼夜兼用の「24時間つけられるブラ」があります。
このブラの特徴は、起きているときの上下の揺れや、寝ているときの横流れにも対応できる構造になっていることです。
そう考えると、ナイトブラに代用できるのは、「24時間つけられるブラ」だけです。
「昼用と夜用のブラを買うのはもったいない!」という人にはオススメですが、注意点もあります。それは、ナイトブラほどの機能は備えていないということです。
また、昼用のサポート力も、多少は劣ることが多いようです。
そして、昼間につけていたブラは、汗や汚れがあるので、やはり寝る前にはブラを着け換えたいところ。そう考えると、やはり昼用ブラと夜用ブラを分けておく必要がありますね。
ナイトブラがないなら、ノーブラの方がいいの?
ナイトブラに代用できるブラは、24時間つけられるブラだけでした。寝るときに昼用ブラを使うデメリットが多いなら、「もしナイトブラがないなら、ノーブラの方がいいのでは?」と考える人もいることでしょう。
その真相を、最後にご紹介しておきますね。
休日の散歩やリラックスタイムはノーブラがオススメ
「ノーブラは、胸が垂れる原因になる」と言われていますが、実はメリットもあるんです。
それは、「胸を締めつけないことでクーパー靭帯を守る」ことと、「血行をさまたげない」ことです。
とくにワイヤーブラの場合、胸やバスト周りを締めつけているわけですから、とうぜん血行は悪くなります。
ホールド力が高く、脂肪を集めることはできても、血行不良で肩こりになったり、バストのサイズダウンの原因になる場合もあります。
また合わないブラで胸を締めつけると、クーパー靭帯に負担がかかり、伸びたり、損傷する原因になることも。
フランスの研究によると、ノーブラで過ごした女性の方が、胸が垂れていないという驚きの結果が出ているそうですよ。
ただしこれは、18~35歳の女性を対象としているため、加齢による垂れは、ノーブラでは防ぐことはできないそうです。
ブラを着け続けるのは血行不良になりますから、休日の散歩に出かけるときや、家の中でのリラックスタイムには、ノーブラで過ごすと良いかもしれませんね。
その解放感から、よりリラックスすることができ、ストレスの軽減にもなるでしょう。
スポーツ・寝るときにノーブラはNG!
とはいえ、やはりノーブラのデメリットもあり、寝るときと、スポーツをするときは絶対にブラが必要です。
スポーツをするときは、胸が激しく揺れるため、ノーブラだとクーパー靭帯が損傷したり、切れたりして元に戻らなくなってしまいます。これが垂れ乳になる、いちばんの原因ですね。
また寝るときも、胸が引っ張られることでクーパー靭帯が損傷してしまいます。横向きで寝れば、横に引っ張られ、仰向けで寝れば、四方八方に胸が引っ張られます。
やはり寝るときは、ナイトブラが必須ということが結論です。
やっぱりシーン別にブラを変えるのがベスト!
ナイトブラとノンワイヤーブラの違いや、代用できるブラについてご紹介しました。ノーブラの意外なメリットもありましたが、やはりナイトブラは必要です。完ペキにナイトブラの代用になるブラはないので、シーン別にブラを変えるのがベストです。バストアップの効果がなかなか出ない人は、ナイトブラをしていないことが大きな原因かもしれませんよ。