股関節が硬いと太る!股関節ストレッチで全身ダイエット
体が硬いと太ると言われていますが、とくに、股関節が硬いと太りやすいのをご存知ですか?
普段はあまり意識することはないと思いますが、ダイエットや健康において、股関節はとっても重要な部分なんです。
女性に多い「冷え性」や「むくみ」、なかなか痩せない「下半身太り」の原因は、もしかしたら「股関節の硬さ」のせいかもしれません。
運動やエクササイズも効果的ですが、もっと簡単にダイエットする方法が「股関節ストレッチ」です。
今回ご紹介するストレッチは、運動が苦手な人や、体が硬い人でも簡単にできるものばかり。毎日やることで、痩せやすい体へと導いていきましょう!
目次
股関節が硬いと太る理由
そもそも股関節が硬いと、なぜ太るのでしょうか? そこには、下半身太りだけでなく、全身も太りやすくする理由があります。
股関節の役割と重要性とは?
股関節とは、いわゆる「足の付け根」の関節のことです。体のあちこちにある関節の役割は、前後左右に自由自在に動き、いろいろな動きをするサポートをしています。
その中でも、股関節のおもな役割は、以下の3つです。
- 体重を支える役割
- 体を動かす役割(立つ・座る・歩く)
- 大きなリンパ節があり、リンパや血液を流す役割
股関節は体のほぼ中央部分にあるため、体を支える役割をしています。上半身の体重を支えたり、体を動かすときの中心になる部分です。
毎日の生活で必ずやる動作「立つ」「座る」「歩く」ときに、股関節が硬いと不自然な動きになり、体の歪みをつくる原因にもなります。
下半身太りや代謝が落ちる原因になる
毎日の生活では意識していない場所なのに、ちょっとした動きにも関わってくる「股関節」。股関節には大きなリンパ節があり、股関節が硬くなると、リンパや血行が悪くなってしまいます。
すると下半身太りになるだけでなく、全身の代謝が落ちて、太りやすくなってしまうのです。
股関節は健康にも関わっていて、全身の血行が悪くなることで疲れやすくなったり、高血圧などの病気を引き起こしたり、冷え性になったりします。
ダイエットだけでなく、健康にも関係している股関節は、なぜ硬くなってしまうのでしょうか?
股関節が硬くなる原因
股関節が硬くなる原因には、加齢や日頃の生活習慣が関係しています。色々ありますが、おもな原因は以下の3つです。
- 加齢により血管や筋肉が硬くなる
- 猫背やXO脚による体の歪み
- 運動不足による血行不良
加齢とともに筋肉が衰えるのはご存知だと思いますが、血管も加齢とともに硬くなってしまいます。血管が硬くなると血行が悪くなるため、代謝が低下して、ダイエットに悪影響を及ぼします。
また現代人に多い「猫背」や、デスクワークで長時間同じ姿勢でいることも、股関節が硬くなる原因になります。
さらに日頃の運動不足による血行不良や、X脚・O脚による体の歪みも、股関節が硬くなる原因だと考えられます。
股関節が硬いと動きにくく、しかも血行が悪いと疲れやすいので、ダイエットのための運動が続かない原因にもつながります。
そこで、股関節を柔らかくする簡単ストレッチで、痩せやすい体を目指しましょう。
簡単ストレッチで股関節を柔らかくして痩せる方法
股関節ストレッチは、健康やダイエットに高い効果を発揮しますが、とっても簡単なのがメリットです。運動が苦手でダイエットが続かない人や、体が硬くてストレッチをしたくない人でも、毎日テレビを観ながらできます。
これからご紹介するストレッチは、すべて「股関節ストレッチ」ですが、それぞれ効いている場所が違います。股関節は前後左右に自在に動くため、色々な方向にストレッチするのが効果的です。
どれも気持ちいいストレッチなので、全然つらくありません。わたしも毎日ストレッチをしていますが、楽しみで仕方ないくらいです。
そんな「簡単ストレッチ」をあなたにもご紹介しますね。
【股関節ストレッチ1】あぐらストレッチ
まずは、あぐらストレッチからご紹介します。「これ以上簡単なストレッチはない」というくらい簡単です。
- 床に座り、あぐらのような体勢で足裏同士をくっつけます。
- 足先を持ち、ヒザを上下に揺らしてほぐしましょう。
- ヒザが、なるべく床に近づくように、手でヒザを押します。
- 上体を前に倒し、20秒くらいキープします。
股関節が硬い人は、ヒザがあまり床に近づかないと思います。いきなり無理せず、少しずつ股関節を柔らかくしていきましょう。
【股関節ストレッチ2】股関節(そけい部)伸ばしストレッチ
股関節には大きなリンパ節があり、股関節が硬くなると、リンパや血液の流れが悪くなります。それが代謝の低下や下半身太りの原因になるため、血管を柔らかくして、血行を良くすることが効果的です。
血管を伸ばして柔らかくするなら、鼠径部を伸ばす「股関節ストレッチ」がオススメ。
股関節のばしストレッチなら、ヨガポーズにもいくつかありますので、アロマやお香を焚きながら、リラックスした状態でやると良いでしょう。
鳩のポーズ
スワンのポーズ
体が硬い人でも、流れでストレッチをすれば、できるかもしれません。股関節(そけい部)を伸ばすストレッチの流れをご紹介します。
参照:https://allabout.co.jp/gm/gc/470987/
- 左足のヒザを床につき、右足は前に出します。
- 両手を右ヒザに置き、前に体重を移動していきます。
- お尻がかかとについたら、深呼吸を3~5回します。
- 右足のつま先を外側に向け、股関節を開きながら、ヒジを床につきます。
- そのままお尻を床について、スワンのポーズに行ってもOKです。
- 足を入れ替えて、同じようにやってみましょう。
【股関節ストレッチ3】開脚ストレッチ
日頃の生活では股関節を動かすことが少ない上、とくに「開脚」という動作は滅多にしません。そのため硬くなっていることが多いです。
開脚ストレッチについては、「▶開脚ストレッチで下半身痩せ」の記事も参考にしてみてください。
- 床に座り、両足を左右に伸ばします。
- 左右と前に上体を倒してストレッチします。
◆開脚ストレッチのポイント
- なるべく、背すじが丸まらないようにする
- ヒザが曲がらない状態で、行けるところまででOK
- なるべく、つま先が前に倒れないように上を向けておく
股関節ストレッチの効果を高める2つのコツ
股関節ストレッチの方法を3つご紹介しました。前後左右に動かして、股関節を柔らかくしましょう。効果を高めるコツとしては、「お風呂上がりにやること」「呼吸を止めないこと」です。
この2つのポイントを守るだけで、ストレッチの効果がグーンと高まりますよ。
気持ちいい股関節ストレッチでキレイになろう!
股関節が硬いと太る理由と、股関節を柔らかくして痩せる「簡単ストレッチ」の方法をご紹介しました。
股関節は動かす機会が少ないので、硬くなりやすい場所です。また血管は加齢とともに硬くなってしまうので、Wパンチで血行が悪くなりやすいのです。
気持ちいい股関節ストレッチで痩せやすい体になり、体の中も外もキレイになりましょう!