ブルーチーズの血管年齢の若返り効果がスゴイ!
ブルーチーズは青カビチーズとも呼ばれ、独特な風味があることから、好き嫌いがハッキリと分かれるチーズ。
お洒落なレストランでは、好みの分量を削ってくれるところもあり、何となく洗練されたイメージがあります。
日本で有名なブルーチーズと言えば「ゴルゴンゾーラ」。
リゾットやパスタに使われることが多いので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
そんなブルーチーズに、驚くべき高い美容・健康効果があることがわかったのです。
ブルーチーズは、ほぼ全ての栄養素が含まれている、とても優秀な食材。
その芸術的な見た目同様に、女性を美しくしてくれる効果がギュっとつまっています。
高血圧やガン予防、美肌効果やイライラ防止、ダイエットの強い味方にもなってくれるのがブルーチーズなのです。
いつまでも若々しさを保つために、ブルーチーズでアンチエイジング生活を始めてみませんか?
目次
なぜブルーチーズの青カビは食べられるの?
ブルーチーズを彩る、まるで大理石のように美しい「青カビ」。
チーズが発酵食品であることはわかるけど、なぜブルーチーズの青カビは、食べられるのでしょうか?
青カビといえば、ミカンなどの柑橘類やパンなどに生えることが多い「カビ」の一種。
あの青カビとブルーチーズの青カビは、どのような違いがあるのか不思議ですよね。
ブルーチーズ(代表的なのは「ロックフォール」というチーズ)に含まれる青カビは、「ペニシリウム・ロックフォルティ」と言って、食用の青カビです。
それに対してミカンなどの食品に生えた青カビは、明らかに毒性があるので、間違っても食べないようにしてくださいね。
ふつうの食品にできる青カビの中には、ガンの原因にもなる有毒物質があるので、気をつけてください。まぁ、食べる人はいないと思いますが……。
ブルーチーズ(青カビ)の栄養価はとても高い
ブルーチーズには脂肪分や塩分が多く含まれていて、あまり健康に良いイメージはありませんよね。
ところがブルーチーズには、ほぼ全ての栄養素が含まれていると言っても過言ではないほど、豊富な栄養がつまっているのです。
ブルーチーズの栄養素を挙げてみると……
- タンパク質
- ビタミンA
- ビタミンD
- ビタミンE
- ビタミンK
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ナイアシン
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- 葉酸
- パントテン酸
- カルシウム
- カリウム
- マグネシウム
- リン
- 鉄
- 亜鉛
- 銅
- 乳酸菌
と、こんな感じ。
カンタンに言うと、「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」が豊富ということです。
これだけ豊富な栄養が含まれているのですから、健康や美容に良い効果があるのも納得ですね。では、具体的にはどんな効果があるのか見ていきましょう。
ブルーチーズの健康効果は血管年齢の若返り
ブルーチーズの健康効果は、ズバリ「血管年齢」の若返りです。
血管は年齢とともに硬くなっていく性質があり、いくら血液がサラサラでも、血管がしなやかで柔らかくないと、高血圧や動脈硬化などを引き起こす恐れがあります。
これが「血管の老化」です。
ブルーチーズには、このような血管の老化を防ぐ効果があるのです。
また、免疫力をアップする効果、ガンなどの病気予防、コレステロールを下げて生活習慣病予防などの様々な効果が期待できます。
さらに、自律神経を整えてイライラを予防し、安眠効果を高める作用まであるのです。
ブルーチーズは、心身ともに健康にしてくれるということですね。
その中でも、とくに注目すべきなのは、以下の2つの効果です。
「LTP」が豊富で高血圧予防
ブルーチーズに含まれる「LTP(ラクトトリペプチド)」は、血圧を下げる薬と同じくらいの効果があると言われるほど、高血圧予防に効果的な成分です。
数週間にわたって摂り続けると、血圧が下がることが、研究によって明らかになっています。
LTPとは、乳酸菌がタンパク質を分解する際に発生する成分です。最近では、カルピスのトクホ食品やサプリなどにも使用されています。
加齢とともに血管が硬くなり、高血圧を発症する人が非常に多いですが、LTPはそんな高血圧予防・改善に高い効果があるのです。
血液サラサラより血管を柔らかくすることが大事
健康を保つためには、ドロドロの血液をサラサラに保つことが大事だと言われていますよね。
でも実は、血液をサラサラにしても、血栓(血液が血管内で固まること)を防ぐことはできないと言われています。
血栓を防ぐには、血管年齢を若返らせることが大事! 血管年齢を若返らせるには、血液をサラサラにすることよりも、血管を柔らかくしなやかに保つことが大切なのです。
それにより血栓を防ぎ、動脈硬化や脳梗塞などを予防できると考えられます。
ブルーチーズは、この「血管若返りの効果」がスゴイんです。
ブルーチーズは高カロリーなのにダイエットに良い理由
ブルーチーズは健康に良いだけでなく、ダイエットにも良いと言われています。
でもブルーチーズは脂質が多く、しかも高カロリーなので、ダイエットに良いイメージがありません。100gあたり約350キロカロリーあります。
それなのに、なぜダイエットに良いと言われているのでしょうか?
高カロリーでも糖質が少ない
ブルーチーズはチーズの中でも高カロリーですが、実は「糖質(炭水化物)」が少ない食品なのです。
糖質と言えば、ダイエットの大敵ですよね。「パン」や「白米」を食べ過ぎると太る、というのは、多くの人が知っている情報です。
ダイエットのために糖質制限をしている人も多いと思いますが、ブルーチーズなら安心して食べられます。(あくまでも、糖質制限の観点で考えればの話です)
ただし、塩分が多いのが気になるところ。カロリーが高いのも事実ですから、食べ過ぎには注意しましょう。
タンパク質が豊富で代謝アップ
ブルーチーズには、タンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は筋肉の元になる栄養なので、ダイエット中は欠かせないですよね。
筋肉が少なければ、脂肪が燃焼しにくくなりますので、ダイエット中はしっかりとタンパク質を摂りましょう。
乳酸菌で便秘解消
ブルーチーズは発酵食品ですから、腸内環境を良くして、便秘解消に効果的です。
またチーズは乳製品のため、乳酸菌も含まれています。乳酸菌が腸内環境の改善に良いのは、多くの人が知っていることですよね。
ダイエット中は便秘になりやすいため、ブルーチーズを取り入れて、健康的なダイエットを実現させましょう。
ブルーチーズは美肌・美髪などの美容効果も
ブルーチーズの健康・ダイエット効果をご紹介しましたが、なんと美容効果も高いのでご紹介します。
シミやニキビを防ぐ美肌効果でアンチエイジング
ブルーチーズに含まれる「ビタミンB群」には、肌の新陳代謝を良くする作用があり、ターンオーバーを整えて、シミやシワなどの年齢肌の改善に効果的だと言われています。
また、ブルーチーズに含まれる「ビタミンA」は、皮膚や粘膜を強くし、ニキビの改善に効果的です。
肌がキレイなら、いつまでも若々しい肌を保てるので、アンチエイジング効果もバッチリですね。
ツヤ髪で女性の魅力が満開に
美しい髪に必要な栄養素は、「タンパク質」や「カルシウム」、「ビタミンB群」などです。
ブルーチーズに含まれるタンパク質が、髪の毛のハリやコシを保ち、美しい髪をつくってくれます。
また、ビタミンB群が頭皮の血行を良くし、抜け毛や乾燥を防いでくれます。
さらに、カルシウムの効果でストレスを解消し、ホルモンバランスを整えてくれます。
女性の髪を美しく保ってくれるのは、女性ホルモンの働きが大きいのです。
ブルーチーズの種類【豆知識】
ブルーチーズには、さまざまな優れた効果があることが、わかりましたね。
ブルーチーズと言っても、その種類は1つではありません。中でも「世界三大ブルチーズ」と言われるのは、以下の3つです。
- ゴルゴンゾーラ
- スティルトン
- ロックフォール
日本では、イタリアの「ゴルゴンゾーラ」が有名ですが、世界中の通のあいだでは、ロックフォールに想いを馳せる人が多いです。
ロックフォールというブルーチーズは、フランスのロックフォール村で、羊飼いが偶然チーズを洞窟に置き忘れて、青カビが生えたことが発祥だと言われています。
今でも、その洞窟で熟成されたチーズだけを「ロックフォール」と呼ぶそうです。ピリっとした刺激と、クリーミーな風味が特徴的なブルーチーズです。
スティルトンは、イギリスのスティルトンという町で、ある紳士が食べて、その美味しさに感動し、広まったと言われています。
エリザベス女王が、こよなく愛したチーズとしても有名です。
ブルーチーズにまつわる話を知ると、何とも言えない魅力を感じずにはいられませんね。世界中には、まだまだ私たちが知らない食べ物がたくさんあるのでしょうね。
ブルーチーズのレシピと食べ方
日本人の私たちには、あまり馴染みのないブルーチーズ。美容や健康、ダイエットに良いと言っても、どのように食べれば良いのでしょうか?
サラダにかけて食べるのが手軽
ブルーチーズを手軽に食べるには、サラダにかけるのがオススメです。
私がはじめてブルーチーズを食べたのは、アメリカのあるレストランでした。
「ブルーチーズは臭い」という悪いイメージしかなかったのですが、いとこに「だまされたと思って食べてみな」と言われ、おそるおそる食べてみたところ、あまりの美味しさに衝撃を受けました。
それ以来、どハマリ状態。その足でスーパーへ行き、ブルーチーズとワインを買って、しっぽりと晩酌しました。
だからあなたも、だまされたと思って食べてみてくださいね。世界が変わりますよ。
パスタやリゾットとして
「ブルーチーズの独特の風味が、どうしても苦手」という人は、ゴルゴンゾーラがオススメです。
日本でもイタリアンレストランに行くと、ゴルゴンゾーラのパスタやリゾットがありますよね。まずは、そこからチャレンジしてみてください。
ダイエット効果で考えると、ちょっと糖質オーバーになりそうですが、1日のトータルで調整すれば大丈夫でしょう。
また、最近はスーパーに色々なチーズが売っていますので、自宅で調理してみるのも良いかもしれませんね。
食べ過ぎ注意!1日30~60g程度
いくらブルーチーズが美容や健康に良いと言っても、食べ過ぎには注意が必要です。高カロリーなのも理由の1つですが、実はほかの作用もあります。
食べ過ぎると……
- 下痢
- 体臭がきつくなる
- 頭痛や吐き気
などの症状が起こる可能性があります。
ブルーチーズに含まれる「チラミン」は、頭痛や吐き気を引き起こす作用があります。片頭痛(偏頭痛)の人は、とくに頭痛を誘発しやすいです。
また、ブルーチーズの脂質が腸内にたまると、腐敗して体臭がきつくなることがあります。欧米人の体臭がきついのも、そのためですね。
さらに、チーズはタンパク質や脂質が多く、消化の悪い食品です。そのため食べ過ぎると、下痢や便秘になる場合もあります。
消化を促進するためにも、「酵素」を含む食品と一緒に食べると良いでしょう。酵素を含む食品は、おもに野菜やくだもの、麹(こうじ)などです。
ブルーチーズを食べる量の目安は、1日あたり30~60gまでにしましょう。ほかの食品で脂質などを摂取することを考えると、30gくらいが無難です。
ブルーチーズの効果でアンチエイジング
ブルーチーズの驚くべき健康・美容・ダイエット効果をご紹介しました。毎日ちょっとずつ食べるだけで、血管もお肌も若返り効果を得られます。いつまでも元気で美しく過ごすためにも、ブルーチーズでアンチエイジングを始めましょう!