乾燥肌に効く保湿クリームでうるおい美肌になる!
寒く、空気が乾燥する季節になると、乾燥肌の人でなくても肌がカサカサになることがありますよね。
そんな乾燥肌でお悩みなら、効果の高い保湿クリームを使うことで、潤いのある美肌へ導くことができます。
- 今まで、どんな保湿化粧品を使っても乾燥肌が改善できなかった人
- 保湿化粧品を使ってるのに、乾燥肌が改善できない人
- ちょっとカサカサするけど、ひどい乾燥肌ではない人
- 部分的にベタつき、部分的に乾燥が気になる人
これらの悩みがある人は、あなたに合った保湿クリームを正しく使うことで、乾燥肌を改善することができます。
では、保湿クリームにはどのような効果があるのでしょうか?
目次
保湿クリームには、肌を守る効果がある
生活習慣やスキンケアによって起こる「乾燥肌」。乾燥肌になると、肌を守る「バリア機能」が低下して、肌が刺激を受けやすい状態になります。
保湿クリームには、肌に充分な「水分」と「油分」を補い、肌を守る効果があります。
たとえば乾燥肌が気になる人は、保湿効果の高い化粧水を使っているかもしれませんが、化粧水だけでは乾燥肌を改善するのはむずかしいのです。
また化粧水と乳液を使っているのに乾燥肌が改善できない人は、保湿クリームを使うことで改善できる場合が多いです。
化粧水や乳液の種類によって、保湿クリームを使い分ける
もし化粧水や乳液に充分な保湿成分が含まれている場合、必ずしも「保湿クリームを使うべき!」とは言い切れません。
また肌質によっては、保湿が充分できているなら、保湿クリームを使う必要はありません。
ただしほとんどの化粧水は、保湿が充分でないため、乾燥肌に悩む人は保湿クリームを使うことで改善できる場合が多いです。
では、そもそも乾燥肌はなぜ起こるのでしょうか?
乾燥肌になる原因は、保湿不足とは限らない
乾燥肌になる原因は、おもに5つ考えられます。
- 加齢による保湿成分の減少
- 季節による乾燥
- ストレスによる乾燥
- 食生活と生活習慣の乱れ
- スキンケアによる保湿不足
乾燥肌は年齢とともに悪化しやすく、加齢により肌細胞が老化して、肌に元々ある保湿成分が減少してしまうことがあります。また冬は空気の乾燥から、肌も乾燥しやすくなります。
ストレスや生活習慣も乾燥肌の原因になりやすく、とくに食生活は栄養バランスに気をつけたいところです。
そしてスキンケアによる保湿不足も乾燥肌の原因になりますが、実はしっかり保湿しているのに乾燥肌になってしまう場合もあります。
保湿が充分でも、スキンケア次第で乾燥肌になる
間違ったスキンケアをしていると、しっかり保湿クリームを塗っても乾燥肌になってしまうことがあります。とくに気をつけたいのが「こすり過ぎ」です。
自分ではそんなにこすっていないと思っても、スキンケアの時に知らず知らずのうちにこすってしまうことがあります。
スキンケアは手早くやるのではなく、丁寧にやさしくするように心がけましょう。
また、あなたの肌質に合った保湿クリームを使っていないことで、乾燥肌になっている場合もあります。
では、自分の肌質に合った保湿クリームは、どのようにして選べば良いのでしょうか?
肌質に合った保湿クリームの選び方
乾燥肌と言っても、それぞれ特徴や原因が異なります。そのため肌質が同じとは限りません。そこで、あなたの肌質に合った保湿クリームの選び方をご紹介しましょう。
セラミド配合の高保湿クリームを使う
乾燥肌の人は、ほとんどの場合「セラミド不足」になっていることが多いです。そのため乾燥肌に悩む人は、セラミド配合の保湿クリームで補うことが必要です。
化粧水にも「セラミド配合」と書かれている化粧品がありますが、セラミドの性質は「水に溶けにくい」のが特徴です。
そのためセラミド化粧品を使うなら、クリームが最も効果的です。
◆効果の高いセラミドを選ぶ
セラミドには種類があり、高保湿なのが「ヒト型セラミド」です。化粧品に表示される場合には、「セラミド1」や「セラミド2」などと書かれているそうです。
ヒト型セラミド以外のセラミドの種類は、「スフィンゴ脂質」「グルコシルセラミド」「セレプロシド」「ビオセラミド」などがあります。
これらも保湿効果が高い成分ですが、ヒト型セラミドには劣ります。
また配合量の多い成分から先に表示されるため、セラミドの表示が早いほうが、配合量が多いということになります。
季節的な乾燥肌や、軽い乾燥肌ならヒアルロン酸
セラミドは乾燥肌の改善に高い効果がありますが、そのぶん高価でもあります。
そのため軽い乾燥や一時的な乾燥肌なら、「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「エラスチン」配合のクリームがオススメです。
これらのクリームには、美白など他の機能もセットになっている化粧品が多く、配合されている成分の種類が多い場合があります。
あまりにも成分の種類が多すぎると、肌の負担になる場合もありますので、できれば試供品などで試してから使うと良いでしょう。
伸びが良く、低刺激のクリームを選ぶ
保湿クリームは、商品によってテクスチャーが全く違います。
たとえば、柔らかいけど伸びが悪いクリームや、硬くて伸びが悪いクリームは、肌をこすってしまう場合があります。
すると肌に負担をかけてしまうため、なるべく伸びの良い保湿クリームを選びましょう。
また肌が乾燥している時は、刺激に弱い状態です。そのため添加物など、刺激になる成分が含まれていない「低刺激のクリーム」を使うことをオススメします。
保湿クリームは、肌質によって使い方も違う
保湿クリームを塗る順番ですが、基本的には「化粧水→(美容液)→保湿クリーム」です。(美容液を使っていないなら、化粧水の後に保湿クリーム)
もし乳液を使っているなら、保湿クリームを使う必要はありませんが、乳液で充分な保湿ができていないなら、乳液をやめて保湿クリームにチェンジしましょう。
顔の中でも乾燥している部分を見極めて使う
顔の中でも、皮脂が多くベタつきやすい場所と、カサカサに乾燥してしまう場所があります。とくに「目元」と「口元」は乾燥しやすく、白くなってしまうこともありますよね。
そのような乾燥のひどい場所には、重ね塗りをすると良いでしょう。
逆に皮脂が多い場所には、薄めにのばす程度で充分です。保湿クリームは多く使えば良いというわけではなく、使いすぎるとニキビなどの原因になる場合もあるので、気をつけましょう。
こすらずに、やさしくハンドプレス
肌は多少こすっても傷がつくことはないと感じますが、目には見えない小さな傷ができている可能性があります。
その傷口から水分が逃げてしまうため、保湿クリームを使う時は、こすらずにやさしくハンドプレスしましょう。
ハンドプレスとは、手のひらでやさしく肌を押さえることです。また手のひらで保湿クリームを温めることで、伸びが良くなり、すぅーっと浸透しやすくなります。
その日の皮脂量によって、使う量を調整する
保湿クリームは毎日使うことが基本ですが、その日の肌質によって使う量を調整しましょう。また保湿クリームは、商品ごとに使用量が決められています。そのため、使用量目安を守ることが基本です。
ただし季節によっては皮脂量が多くベタついたり、ニキビができやすい時期などは、使う量を調整するようにしてください。
逆に乾燥がひどい時期は、使用量を増やすよりも、しっかりと浸透させることが大切です。洗顔後やお風呂上がりには、すぐに保湿クリームまでの工程を終わらせるようにしましょう。
時間が経つと、乾燥により皮脂が出てきて、浸透しにくくなってしまいます。
乾燥肌の人はスキンケアにも気をつけて!
乾燥肌に悩む人は、そもそもスキンケアの仕方が原因で、肌が乾燥している場合があります。とくに以下の3つのスキンケアに気をつけるようにしましょう。
- クレンジングシート・オイルは使わない
- こすり過ぎ禁止!
- パックするならシートではなく「塗るパック」
手軽にメイクを落とせる「クレンジングシート」や、ディープクレンジングができる「クレンジングオイル」を使っている人は、肌が乾燥しやすくなります。
クレンジングシートはアルコールにより、肌の水分が蒸発しやすくなっています。またクレンジングオイルは、肌に必要な油分まで落としてしまい、肌が乾燥しやすくなります。
こすり過ぎがダメなのは冒頭のほうで説明しましたが、やりがちなのが「シートパック」です。化粧水を染みこませて、肌に貼りつけるタイプのパックは、乾燥肌の人には向いていません。
シートが肌の水分まで吸い取ってしまう恐れがあるため、できれば塗るタイプのパックをするようにしましょう。
脂性肌の人も、本当は乾燥肌かも……
肌がベタついて悩んでいる人は、もしかしたら本当は乾燥肌なのかもしれません。
肌の水分量が足りなくなると、自分で潤いを補うために、皮脂の分泌を増やすメカニズムがあります。
そのため本当は乾燥肌なのに、ベタつきを改善するためにゴシゴシ洗って、乾燥肌を悪化させている場合があります。
わたしも一時期「肌がベタベタするのが気になる」と悩んでいたのですが、原因は「保湿不足」だった経験があります。
肌がベタつくからクリームを使っていなかったのですが、たまたまクリームをつけたら、翌日の皮脂量が激減したのです。
それ以来クリームが欠かせなくなり、ベタつきも乾燥も気にならなくなりました。
肌の乾燥を防ぎ、ツヤツヤのうるおい肌へ
乾燥肌に効果的な保湿クリームの選び方をご紹介しました。人によって肌質は様々なので、自分に合った保湿クリームを使うことが大切です。また皮脂量によって使用量を調整して、しっとりツヤツヤなうるおい肌を目指しましょう。