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おみくじ引いたら結ぶ?持ち帰る?おみくじのマナーは神社とお寺で違う

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おみくじ引いたら結ぶほうがいいの?大吉と凶のマナー

お正月の初詣で神社やお寺に行くと、おみくじを引くのが楽しみですよね。

今年一年の運だめしをするためにも、おみくじを引く人が多いのではないでしょうか?

でも、意外と知らないおみくじのマナーについて、ご紹介していきます。

おみくじは結ぶほうが良いのか、凶が出たらどうすれば良いのか、気になることは多いですよね。

ご利益を上げるために、神様や仏様に失礼のないような作法を心がけましょう。

神社のおみくじマナー

おみくじを結んで帰ると、神様との縁を結ぶなどと言われますが、実はそういう意味はないそうです。

基本的には、良いおみくじでも悪いおみくじでも、持ち帰るのがマナーとなっています。

持ち帰る理由としては、おみくじは神様からの言葉であり、今現在の自分が進むべき道を示してくれているので、大事に持ち帰り、たまに見直すことが大切なのだそうです。

そして次のおみくじを引く時に持って行き、古いおみくじを結ぶのが、神社の正式なマナーだと言われています。

凶などの悪いおみくじを引いたら、どうすればいいの?

凶のおみくじは、あまり持ち歩きたくないというのが多くの人の本音かもしれませんね。もう一度引き直したくなる気持ちもわかりますが、日を改めるようにしましょう。

おみくじを何度も引くのはタブーとされていて、最低でも1ヶ月くらいは日を空けたほうが良いと言われています。

また凶が出ると落ち込みますが、吉凶よりも中に書かれている内容が大切です。今のあなたへ、神様からのお告げだと思って、真摯に受け止めましょう。

そのため大吉でも、あまり良い内容ではないことや、凶なのに良い内容の場合もあります。吉凶にこだわるよりも、神様からのお告げをしっかりと胸に刻んでおきましょうね。

自分の行いが悪い場合は、その行いを改めるチャンスを与えられていると考えられます。逃げないで、しっかりと受け止めてみてください。

◆利き手と逆の手で結び、困難を乗り越える

凶が出た時は、凶を吉に転じさせるために、利き手と逆の手で結ぶと良いと言われています。必ずしもそうではないようですが、困難なことをやることで、それを乗り越えたとみなされるんだとか。

決まりではありませんが、凶が出た時に試してみると良いかもしれませんね。

おみくじを納める(結ぶ)場所は?

おみくじは、ゴミと一緒に捨てるのは、神様に失礼になると言われています。そのため次のおみくじを引く時に、神社に納めましょう。

おみくじを納める神社は、必ずしもおみくじを引いた神社でなくても良いそうです。遠方の神社だと、なかなか行けないですよね。そのため、近くの神社でも良いと言われています。

ただし、神社のおみくじは神社へ、お寺のおみくじはお寺へ納めるのが基本です。

おみくじを納めるタイミングですが、「そのおみくじが必要なくなった時」もしくは「次のおみくじを引く時」だと言われています。

たとえば願いが叶った時や、神様からのお告げが達成できた時などです。そして、新たなおみくじを引く時に、古いおみくじを納めるのが基本です。

昔は木に結んでいましたが、樹木の成長に支障が出るということで、最近は「みくじ掛け(おみくじを結ぶ場所)」ができました。

そのため、なるべく木には結ばないようにしましょう。

また、みくじ掛け以外におみくじを納める場所は、「古いお札などを納める場所」に一緒に入れても良いそうです。

お寺のおみくじマナー

お寺によってルールが違う場合もあるようなので、迷ったらお寺に聞いてみると良いかもしれませんね。

お寺でもおみくじは基本的に持ち帰り、願いが叶った時に結ぶのが良いそうです。

でも凶が出たら、厄を置いていく意味を込めて結ぶのでも良いそうです。

おみくじを引く前に参拝するのがマナーです。

神社でもお寺でも、おみくじを引く前に参拝するのがマナーとなっています。

参拝方法は、神社とお寺では違いますので、その点だけはご注意ください。

神社の参拝作法

  1. 鳥居の前で一礼し、参道の左側を通って手水舎へ行きます。
  2. 手水舎で手と口を清めてから、参拝へ向かいます。
  3. お賽銭を先に入れて、「二拝、二拍手、一拝」の二拍手の後で「願掛け」をします。
  4. ほとんどの神社では、この作法で間違いないと言われています。
  5. 終わったらクルっと後ろを向いてお尻を向けると、神様に失礼なので、斜めに少し下がってから向きを変えるのが良いそうです。

◆神社の願掛けの作法

じつは願掛けにも作法があるそうなので、正しい願掛けをすることで、願い事が成就しやすくなるかもしれませんね。

  1. まず、名前・住所・職業を告げます。
  2. 前の年を無事に過ごせたことへの感謝の言葉を言います。
  3. 「これから○○という努力をしますので、○○という願いを叶えられるよう見守っていてください」と最後に願います。

願い事ばかりを要求されても、神様の心を動かすことはできないのかもしれませんね。これから、どんな努力をするのかをしっかり伝えることが大切です。

お寺の参拝作法

お寺には、神社ほどの厳しい作法はないそうです。

ちなみに神社には「神様」が祀られていて、お寺には「仏様」が安置されています。

仏様は見ることができますが、神様は見ることができません。

  1. 山門(神社で言う鳥居のような門のこと)の前で一礼し、中へ入っていきます。
  2. 手水舎で手と口を清めます。
  3. 「常香炉(じょうこうろ)」と呼ばれる煙が出ている場所で、身を清めます。
  4. 合掌して一礼し、願掛けをします。

お寺には「常香炉」という煙がもくもく出ている場所がありますよね。

よく言われているのが「体の悪い場所に煙を当てると、調子が良くなる」と思われていますが、じつはその意味はないそうです。

◆お寺の願掛けの作法

とくに決まりはありませんが、個人的な願い事の他にも、世の中の平和など大きな願い事をすると良いそうです。

自分のことだけでなく、周りの幸福も願うことで、自分に返ってくると言われています。

おみくじは山口県で作られている!?

神社やお寺のおみくじは、いくつかの場所で作られています。その中でも7割のおみくじを作っているのが、山口県周南市の「女子道社」という場所なんだとか。

それぞれの神社やお寺で作っている場合もあるようですが、ほとんどの場合は取り寄せているんだそうです。

おみくじに書かれている和歌は、100年ほど前から使われていて、印刷後に手作業で折り上げ、最後にお祓いをして完成します。

おみくじの正しい読み方

和歌が書かれているおみくじが多いので、まずは和歌を読み、その意味を理解することが大切です。その後に解釈として、下のそれぞれの項目を読むのが良いそうです。

自分の知りたい事の項目がない場合には、大吉などの吉凶で判断するという解釈もあるそうです。

要は、自分がそのメッセージを読んで、どう感じたかが大切なのかもしれませんね。そして改めるべき事と、進むべき道を判断するためのお言葉なのだと思います。

おみくじは占いではない。吉凶に惑わされないで。

おみくじを引く際のマナー、良い内容・悪い内容のおみくじを引いた場合の対処方法についてご紹介しました。そもそも、おみくじは占いではありません。そのため吉凶に惑わされずに、書かれている内容をしっかりと読み解くことが大切なのです。そう考えると、新年の運だめしと言うよりも、現在の状況と未来を知るための道しるべと言えるかもしれませんね。