頭皮のオイルマッサージとクレンジングのやり方
毎日シャンプーしているのに、フケやかゆみが気になっている人はいませんか?
また頭皮の臭いが気になって、髪を下ろせない人もいるかもしれません。
「髪は女の命」と言われているので、しっかりとケアしたいですよね。
そこで、頭皮のケアに最適なアイテムが「オイル」なんです。
頭皮にオイルをつけると、「マッサージ」と「クレンジング」のW効果が期待できるのです。
では、どのようにオイルで頭皮ケアをすれば良いのでしょうか?
目次
頭皮のオイルケアは、3つの効果がある
頭皮環境を良くするためにオイルケアをするのですが、おもに3つの効果が期待できます。それぞれご紹介していきましょう。
頭皮マッサージで血行を促進させる効果
頭皮をオイルでマッサージすると、血行促進の効果が期待できます。
オイルで滑りを良くして、マッサージ効果を高めることができます。硬くなった頭皮を柔らかく揉みほぐすことで、血行をうながし、抜け毛やフケなどを防ぐことができます。
頭皮の汚れをクレンジングする効果
メイク落としにもオイルを使うように、頭皮の汚れもオイルでクレンジングすることができます。オイルには、高いクレンジング効果があり、汚れをごっそり落とすことができます。
ただしオイルクレンジングは、乾燥しやすいというデメリットがあり、やりすぎると頭皮の乾燥を招きますので、ご注意ください。
頭皮をオイルで保湿する効果
頭皮のオイルケアとしては、頭皮を保湿する効果も期待できます。
ただ先述のように、オイルは乾燥を招きやすいので、保湿を目的とする場合には気をつけましょう。
少量を手に取り、保湿効果の高い「馬油」や「椿オイル」を使うのがおすすめです。オイルには真逆の作用があるため、使い方やオイルの種類は厳選しましょう。
頭皮のオイルマッサージとクレンジングのやり方
頭皮のオイルマッサージのやり方と、頭皮クレンジングのやり方をご紹介しましょう。
オイルマッサージは、頭皮の血行を良くすることが目的。
オイルクレンジングは、頭皮の汚れを落とすのが目的。
目的は違いますが、オイルで頭皮を揉みほぐすことで、同時に両方の効果が得られます。
そして、ドライヤーの前にオイルをつけることで、「頭皮を保湿する」効果もあります。では、やり方をご紹介しましょう。
頭皮マッサージの手順
- まずは髪をブラッシングする
- オイルを手に取り、頭皮全体に馴染ませる
- 指の腹で、頭皮のマッサージとクレンジングを同時にする
- 5分程度そのままにし、ぬるま湯で洗い流す
- シャンプーをして、落ちない場合は二度洗いする
- オイルで保湿をする場合は、ドライヤーの前に少量を馴染ませる
4の「5分程度そのままに」する場合には、タオルで頭を覆うと、頭皮の乾燥を防ぐことができます。
頭皮マッサージのポイント
髪の毛は意外と汚れているので、頭皮マッサージの前にブラッシングをして、汚れを落としておきましょう。
オイルを頭皮に馴染ませる方法は、手に取って直接つけても良いですが、髪が多い人はなかなか頭皮にオイルが届かないかもしれません。
もしやりにくい場合には、次のような方法もありますので、使いやすいものを選んでください。
- オイルボトル(先が細くなってるタイプ)から、直接頭皮に油を垂らす
- スプレーボトルに入れて、頭皮に噴射する
- 先が細くなっているケチャップボトルなどを使う
髪をかき分けて、頭皮に直接行き渡るようにしましょう。
頭皮マッサージのやり方
頭皮のマッサージ方法は、いくつかありますので、組み合わせてやってみてください。
- 円を描くように、クルクルとマッサージする
- 下から上に向かって指を滑らせる
- おでこの生え際から、後ろに向かって滑らせる
- 耳の後ろ(洗い残しが出やすい場所)を重点的にやる
耳の後ろや側頭部は、洗い残しが多い場所です。オイルクレンジングをするなら、やり残しができないように、気をつけましょう。
頭皮ケアにおすすめのオイル
頭皮の「オイルマッサージ」や「オイルクレンジング」に、おすすめのオイルをご紹介しましょう。
頭皮ケアにおすすめのオイルは、「オレイン酸」や「ワックスエステル」が含まれているものが良いでしょう。頭皮の皮脂の成分と似ているので、馴染みやすいと考えられます。
頭皮用のクレンジングオイルやオイルのメイク落とし
頭皮用のクレンジングオイルを使うこともできますが、保湿用には使えないでしょう。また全身には使えないので、使い勝手が悪いと言えそうです。
メイク落とし用のオイルクレンジングも使えますが、洗浄力が非常に強いので、頭皮が乾燥しすぎないように注意しましょう。
オリーブオイル
オリーブオイルは料理で使うことが多いと思いますが、スキンケアや頭皮マッサージなどに使うこともできます。
オリーブオイルは種類が豊富にありますが、不純物が混ざっていない「エキストラバージンオリーブオイル」がおすすめです。
オリーブオイルには「オレイン酸」含まれていて、頭皮の皮脂と性質が似ているので、馴染みやすくマッサージに使いやすいでしょう。
ホホバオイル
ホホバオイルの主成分は、「ワックスエステル」です。ワックスエステルは、もっとも人間の皮脂に性質が似ているため、頭皮マッサージにはおすすめのオイルです。
比較的サラっとしているので、使いやすいでしょう。頭皮だけでなく、顔や全身にも使えます。
馬油
馬油は保湿力が高く、スキンケアにもよく使われているオイルです。シャンプーなどに配合されていることも多いようです。
また馬油には育毛効果もあると言われていて、顔につけると産毛が濃くなる場合もあるようです。
椿オイル
頭皮や髪をケアするオイルといえば、椿オイルが真っ先に思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか? ドラッグストアでも、シャンプーコーナーに椿オイルがありますよね。
椿オイルもオレイン酸が豊富で、頭皮マッサージに適しています。また昔から使われているオイルで、カメリアオイルとも呼ばれています。
椿オイルは、クレンジングよりもヘアケアにおすすめのオイルです。
頭皮のオイルマッサージやオイルクレンジングの注意点
頭皮のオイルマッサージやオイルクレンジングは、注意点もあります。どんなことに気をつければ良いのか、見ていきましょう。
頭皮のオイルケアの頻度は週1回くらい
頭皮のオイルクレンジングは、ディープクレンジングをするようなイメージです。そのため頻繁にやると、頭皮を乾燥させてしまうのでご注意ください。
頻度としては、週1回くらいがベストです。
酸化するオイルもあるので、保管場所に注意する
オイルの中には、酸化してしまう物もあります。とくに頭皮マッサージに効果的な「油脂系のオイル」は、保管方法によってはすぐに酸化してしまうので気をつけましょう。
酸化を防ぐ、最適な保管方法は……
- 冷暗所
- 湿気が少ない場所
- 空気に触れさせない
という3つのことに気をつけてください。
酸化したオイルは、シャンプーで落としにくい上に、頭皮の刺激になる場合がありますので、使わないようにしましょう。
オイルマッサージとクレンジングの後は、しっかりと洗い流す
頭皮のオイルマッサージとクレンジングの後は、しっかりと洗い流すようにしましょう。頭皮にオイルが残っていると、毛穴をつまらせてニキビなどの原因になります。
そのためオイルが残っているようなら、シャンプーで2度洗いすることをおすすめします。
頭皮のオイルケアは、やり方次第では、乾燥やベタつきの原因になるので気をつけましょう。
頭皮のオイルマッサージとクレンジングで、臭いも解消
頭皮のオイルマッサージとクレンジングのやり方をご紹介しました。頭皮のフケやかゆみが気になる人も、頭皮の臭いが気になる人も、オイルケアでスッキリ解消できます。ただオイルは乾燥を招くこともあるので、アフターケアをしっかりするようにしましょう。オイルは保湿ケアにも使えますので、1本で頭皮環境を改善することができますよ。