M字ハゲの原因と対策・チェック方法と予防法
おでこが広がっているような気がするけど「まだ大丈夫」だと思って、ほったらかしにしていませんか?
M字ハゲは放っておくと、どんどん進行して、取り返しのつかない状態になってしまうことがあります。
そのためM字ハゲは、早めの対策が必要なのです。
M字ハゲの原因とチェック方法を知ることで現状を把握し、適切な対策を今すぐはじめる必要があります。
また「M字ハゲになりそう」「何となく気になりはじめた」くらいの人でも、しっかりと予防法を実践して、M字ハゲの進行を最小限に食い止めましょう。
M字ハゲとは
M字ハゲとは、額の左右の生え際が後退して、おでこが広くなったように見える状態のことです。それが「M」の字のように見えるので、M字ハゲと呼ばれています。
じつは「自分はまだ大丈夫」だと思っている人が意外と多く、気づかないうちにどんどん進行してしまうこともある薄毛なのです。とくに以下のような人は、要注意です。
こんな人は要注意!
- 普段は前髪を垂らしていて、鏡でおでこを見る機会が少ない人。
- そもそも、自分の生え際の位置がどこかわからない人。
- 父親がフサフサだから、自分はハゲないと思っている人。
心当たりのある人は、今すぐM字ハゲ対策が必要かもしれません。
とくに気になる特徴を見ていきましょう。
「自分は大丈夫」だと思っている人が多い
M字ハゲにかぎらず、薄毛は遺伝することが多いと言われています。そのため父親の髪がフサフサだと、自分はハゲないと思っていませんか?
だから「何となくおでこが広くなったかも」と思っても、まさか自分がM字ハゲになるとは思っていない人もいます。
ちょっとでも気になったら、早めに対策することが、M字ハゲの進行を止めるポイントになります。
前髪を垂らしている人は、気づかない場合も
M字ハゲは、前髪を垂らしていると気づきにくい場合があります。
普段から前髪を持ち上げておでこを確認している人は良いですが、とくに気にしていない人は、意識的に鏡でチェックしてみる必要があるかもしれませんね。
自分の生え際がどこなのか、もチェックしておきましょう。
若い男性でも、M字ハゲになる人はいる
若い男性は「まだ自分はハゲないだろう」と油断していませんか?
そうすると、いつの間にかM字ハゲになっている場合があります。早い人は、高校生でも悩んでいるそうです。
最近は若い男性でも薄毛に悩んでいる人が多くなっているので、意識しておくことで早めの対策が可能になります。
M字ハゲの前兆とチェック方法
M字ハゲは早めの対策が重要です。そのためには、M字ハゲの前兆を知っておく必要があります。
また自分がM字ハゲなのかを簡単に判断する「チェック方法」もご紹介していきます。
前髪が少なくなってきた
前髪を普段からおろしている人は、前髪が少なくなってきたと感じていませんか?
それはM字ハゲになる前兆だと考えられます。少しでも気になるようなら、何らかの対策をはじめる時期なのかもしれません。
抜け毛が増えて、おでこが広くなってきた
M字ハゲは髪の生え際部分から薄くなっていくので、よく見ないとわからない場合があります。
もし最近「抜け毛が増えてきた」と感じるなら、以前よりもおでこが広くなったか確認してみましょう。
おでこが広くなったと感じるなら、M字ハゲがはじまっているのかもしれません。
髪のセットがうまくできない
最近あなたは、こんな悩みを抱えていませんか?
「髪のセットがうまく決まらない」
「髪の毛の立ちあがりが悪くなってきた」
そんな風に感じているなら、M字ハゲがはじまっているのかもしれません。
ワックスやジェルを使う量が増えたり、強力に固めるタイプじゃないと、うまく髪がまとまらないなら、前髪が薄くなっている可能性があります。
今すぐ鏡でチェックしてみてください。
M字ハゲの進行をチェックする方法
では、M字ハゲが進行しているのか、M字ハゲがはじまっているのか、チェックする方法をご紹介します。
ポイントは「生え際の後退具合」と「薄毛の進行具合」です。では、見ていきましょう。
◆生え際の後退具合をチェックする
自分がM字ハゲかどうかをチェックする方法は、「生え際がどれくらい後退しているか」が判断基準になります。
耳と頭頂部を結ぶラインと、生え際の深い部分との幅が、2センチ未満かどうかを確認しましょう。
もし2センチよりも幅が短ければ、残念ですが「M字ハゲ」だと判断できます。
画像:https://www.veriteclinic.or.jp/takumi_tanaka/5379
このチェック方法は、薄毛専門クリニックと同じ判断基準なので、自分がM字ハゲなのか明確にチェックできます。
◆M字ハゲの進行具合をチェックする
薄毛の進行具合を調べるには、「ハミルトン・ノーウッド分類」という分類方法があります。
でもこの分類は、欧米人を対象としてつくられているので、日本人とは特徴が異なる場合もあるようです。
欧米人はM字ハゲから薄毛が始まることが多いのですが、日本人は割と初期の段階で、O字ハゲがミックスされることが多いようです。
そのため日本人向けにつくられたのが「高島分類」です。以下の絵をご覧ください。
画像:AGA(男性型脱毛症)の話~診断編 – 東京の美容整形・美容外科ならヴェリテクリニック
- Ⅰ型……髪の生え際が、ほんの少しだけ後退している状態。
- Ⅱ型……Ⅰ型よりも生え際の後退が、少しだけ深くなっている状態。
- ⅡVertex……生え際の後退に加えて、頭頂部にもO字ハゲが出てきた状態。
- Ⅲ型……生え際の後退がさらに進行し、自分でも気づくようになる状態。
- ⅢVertex……Ⅲ型とO字ハゲがミックスして、より広がっている状態。
- Ⅳ型……Ⅲ型とO字ハゲが同時に、さらに進行している状態。
- Ⅴ型……もはやM字ではない程、後退が進行している状態。
- Ⅵ型……M字とO字がつながり、後頭部まで進行している状態。
- Ⅶ型……薄毛が最高に進行した状態。
※Vertex……頭頂のこと
自分の進行具合を知ることが、より早く適切な対策を取るためのポイントになります。
M字ハゲの原因
では、M字ハゲの原因をご紹介していきます。どんな原因が考えられるのか、しっかりチェックしてみてくださいね。
AGA(男性型脱毛症)の特徴の1つ
M字ハゲは、AGA(男性型脱毛症)の特徴の1つだと言われています。
AGAとは、男性ホルモンが原因で起きる薄毛の症状です。
男性ホルモンである「テストステロン」が、5αリダクターゼという「酵素」と結びついて「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変換されることが、AGAの原因になります。
このDHTが、AGAを発症させる原因物質です。
AGAは額の生え際や頭頂部に発症することが多く、M字ハゲはAGAの特徴の1つと考えられます。
母方の遺伝が関係している
「薄毛は遺伝する」と聞いたことがあると思いますが、父親がフサフサだからといって安心していませんか?
じつは父親ではなく、母方の遺伝によって、薄毛になる確率が高くなると言われています。これに深く関係しているのが、「アンドロゲン受容体」という物質です。
アンドロゲン受容体は、DHT(AGAを発症させる原因物質)と結びつくことで、髪の毛の成長を止めてしまう物質です。
このアンドロゲン受容体は、女性の遺伝子である「X染色体」に存在しているので、母方の遺伝子により薄毛体質を受け継いでしまいます。
つまり母方の祖父(おじいちゃん)や母方の叔父(おじさん)が薄毛なら、あなたも薄毛になる可能性が高いということになります。
そしてAGAの原因となる「DHT」も遺伝が関係しているので、「遺伝する体質」をまとめると以下のようになります。
- DHTをつくる「5αリダクターゼ」を多く持っている体質
- アンドロゲン受容体が反応しやすい体質
この2つが、遺伝による薄毛の原因です。
またアンドロゲン受容体は、側頭部(頭の横側)や後頭部にはないため、M字ハゲのように「額の生え際」や、O字ハゲのように「頭頂部」からハゲる人が多いのです。
でも稀に、側頭部から薄毛になる人もいて、その場合は、何らかの皮膚疾患や血行不良などが原因の場合があります。
血行不良なら「頭皮マッサージ」などで改善できますので、この後の「M字ハゲの対策」をチェックしてみてくださいね。
眼精疲労による血行不良
最近は、スマホの使用時間が長い人が増えているようです。そのため眼精疲労になる人も多く、これがM字ハゲの原因になっている場合があります。
眼精疲労は目の血行を悪くし、目から場所が近い「額の生え際」の血行も悪くする可能性があります。
血行不良は薄毛の大きな原因になりますから、M字ハゲになる確率が高くなるのです。
血行が悪くなると頭皮への栄養供給をストップさせ、抜け毛が増える原因になります。そのため血行不良を改善することが、M字ハゲの予防や改善につながると言えます。
生活習慣による頭皮環境の悪化
先ほど、遺伝がM字ハゲの原因の1つだとお伝えしましたが、じつは遺伝よりも生活習慣のほうが、薄毛の原因になると言われています。
たとえば、以下のような生活習慣に心当たりはありませんか?
- タバコを吸う
- アルコールの飲み過ぎ
- 睡眠不足
- ストレスが多い
- 食生活が乱れている
- 運動不足
このような人は、M字ハゲのみならず、薄毛になる可能性が高いと言われています。
タバコ・アルコール・睡眠不足・ストレス・運動不足は、どれも血行不良を引き起こします。
また食生活が乱れていると、頭皮に栄養を届けることができなくなり、薄毛になる可能性が高くなるのです。
では、どのような対策をすれば、薄毛の進行を止めることができるのでしょうか?
M字ハゲの対策
M字ハゲの対策は、とにかく早くはじめることが大切です。では、どのような対策があるのかご紹介していきましょう。
睡眠時間を確保して、規則正しい生活をする
仕事が忙しく、残業が多い人は、睡眠不足になっていませんか?
睡眠時間を確保することは、M字ハゲ対策に必要です。
また休日は起きる時間が遅くなり、生活リズムが崩れている人は、規則正しい生活をすることが大切です。
睡眠中に分泌される「成長ホルモン」は、髪や頭皮の状態を良くしてくれます。そのため睡眠時間を確保し、熟睡することが大事なのです。
また規則正しい生活をすると、自律神経が整い、成長ホルモンの分泌をうながしてくれます。これがM字ハゲの対策になります。
食生活は栄養バランスが大事
脂っこい物やしょっぱい食べ物が好きな人は、血行が悪くなり、M字ハゲを進行させる原因になります。
食生活は薄毛と大きく関係していて、栄養バランスの良い食生活をすることがM字ハゲ対策になります。
とくに必要な栄養は、以下の3種類と言われています。
- ビタミン……緑黄色野菜・ナッツ類・果物など
- ミネラル……海藻類・貝類・玄米など
- タンパク質……肉類・魚類・タマゴなど
ビタミンとミネラルは、種類がたくさんありますので、いろいろな種類をバランスよく食べることが大切です。野菜や果物、海藻類や玄米など、ヘルシーな食事が良いでしょう。
またタンパク質はアミノ酸の一種で、体に必要不可欠な栄養素です。そのため毎日、毎食で食べるようにしましょう。
タンパク質の種類によっては脂質が多く、頭皮の皮脂分泌を増やして薄毛の原因になります。なるべく脂質が少ない物を選びましょう。
育毛剤で頭皮マッサージは必須
M字ハゲの進行を止めるには、育毛剤を使うのがオススメです。頭皮に栄養を与え、血行を良くしてくれる効果が期待できます。
そして育毛剤を使う時には、頭皮マッサージをしっかりおこなうことが必須です。
頭皮マッサージの目的は、おもに3つあります。
- 頭皮の血行を良くする
- 頭皮の毛穴をキレイにして、毛根を元気にする
- 頭皮を柔らかくして、毛の成長を助ける
薄毛対策には、頭皮の血行を良くすることが大切です。生活習慣で適度な運動をしたり、睡眠をしっかりとることも血行促進の効果が期待できます。
全身の血行が良くなれば、頭皮の血行も良くなるからです。
また頭皮の皮脂が多いと、髪の成長をさまたげます。そのため頭皮マッサージをすることで、毛穴の汚れを落とし、毛根を元気にする効果が期待できます。
さらに頭皮が硬くなると薄毛が進行するため、頭皮マッサージで柔らかくすることも大切です。
◆頭皮マッサージのポイント
M字ハゲは前髪の生え際の抜け毛が増える症状なので、「前頭部」をマッサージすると良いでしょう。
でも前頭部だけでなく、頭皮が硬くなりやすい「頭頂部」をはじめ、頭皮全体をマッサージすると効果的です。
頭皮マッサージをすると、頭皮の血行を良くし、頭皮に栄養が届くようになります。M字ハゲ対策には、頭皮の血行促進が欠かせないポイントです。
シャンプー前、シャンプー中、髪を乾かす前などのいずれかのタイミングで、頭皮マッサージをしてみましょう。
- シャンプー前なら、しつこい皮脂汚れを落とすオイルマッサージが効果的です。
- シャンプー中なら、やさしく皮脂を洗い流すのに効果的です。
- シャンプー後なら、育毛剤と一緒にマッサージすると効果的です。
頭皮のオイルマッサージは、シャンプー前に頭皮の汚れを落とす効果が期待できます。オリーブオイルや椿油、ホホバオイルを使うのがオススメです。
頭皮マッサージの方法は、指の腹を頭皮に当てて、押しながら動かす感じです。頭皮を柔らかくするようなイメージで、やさしくマッサージしましょう。
目の疲れは早めに改善する
パソコンやスマホを長時間使用している人が多いですが、そうすると眼精疲労がひどくなります。
眼精疲労は目の血行を悪くして、頭皮の血行も悪くしてしまいます。そのため、なるべく使用時間を減らし、目を休めることが大切です。
対処法としては、作業が終わってから目を温めると良いでしょう。目の疲れは、目周辺の血行を良くすることで改善できます。
でも目が充血しているなど、目の血管が炎症を起こしている場合は、温めるのではなく冷やすことです。
炎症を治すのが先決で、それから血行を良くしましょう。
目の周辺の血行が良くなれば、頭皮の血行も改善できます。
タバコはやめたほうが良い
生活習慣の中でも、とくにタバコは薄毛の原因になりますので、できればやめたほうが良いでしょう。
タバコを吸うと、ニコチンが血管を収縮させて血行が悪くなります。血行が悪くなると頭皮への栄養が届かなくなり、抜け毛が増えて薄毛が進行してしまいます。
またタバコを吸うと頭皮が乾燥してしまうので、その乾燥を補うために、皮脂の分泌が多くなります。
皮脂が多くなると薄毛が進行するので、皮脂を減らすためにも、タバコはなるべく吸わないことをオススメします。
さらにタバコを吸うと「ビタミンC」を大量に消費するので、頭皮環境を悪化させたり、活性酸素が増えて抜け毛が増えたりします。
いきなり禁煙は無理でも、少しずつ減らして、ゆくゆくはノンスモーカーを目指しましょう。そのほうが体も元気になりますよ。
◆アルコールも、なるべくひかえめに
ストレスが溜まると、お酒が飲みたくなる日もありますよね。でもお酒を飲み過ぎると、薄毛の原因になると言われています。
アルコールを飲むと「アセトアルデヒド」という有害物質が発生し、肝臓で分解されます。
適度な量なら良いのですが、大量にアルコールを飲むと、アセドアルデヒドが肝臓で分解しきれなくなり、体内に残ってしまいます。その有害物質が、薄毛の原因になると言われています。
適量をたまに飲むならよいストレス解消になるかもしれませんが、毎日飲んだり、一度に大量に飲むのはひかえましょう。
女性でもM字ハゲに悩んでいる人がいる
薄毛は男性の悩みの定番ですが、最近は女性でも薄毛に悩んでいる人もいるようです。女性のM字ハゲは、何が原因になっているのでしょうか?
牽引性脱毛症の場合が多い
女性のM字ハゲは、「牽引性脱毛症」の可能性が高いです。牽引性脱毛症とは、髪の毛を結んだ時に、髪を強く引っ張ることが原因で抜け毛が増える症状です。
髪を結ぶ時はゆるめにしたり、結ぶ位置を変えてみるのも1つの対策になります。抜け毛が増えてきたと感じたら、なるべく髪を結ばないようにするなど、工夫してみましょう。
ホルモンバランスが乱れている
女性の薄毛のおもな原因は、ホルモンバランスの乱れです。加齢とともに女性ホルモンの分泌が少なくなり、それに比例して男性ホルモンの分泌が増えると言われています。
男性ホルモンは皮脂の分泌を増やし、抜け毛が増える原因となります。
そのため薄毛と深く関わっている男性ホルモンを減らして、女性ホルモンのバランスを整えることが薄毛対策になります。
たとえば睡眠をしっかりとる、食生活を見直す、規則正しい生活をするなど、生活習慣を改善することで、ホルモンバランスを整えることができるでしょう。
M字ハゲの予防法
これ以上M字ハゲを進行させないために、またM字ハゲになりそうな人のために、予防法もご紹介しておきます。
では、どんなことに気をつければ良いのか見ていきましょう。
間違ったヘアケアに気をつける
M字ハゲを進行させない予防法は、間違ったヘアケアに気をつけることです。
正しいケアケアを挙げると、次のようになります。
- 正しいシャンプーの仕方をする
- パーマやカラーの回数を減らす
- 爪を立ててゴシゴシ頭皮をこすらない
- 髪の毛はしっかり乾かす
このように、気をつけるヘアケアはたくさんあります。
その中でもシャンプーの仕方は、薄毛予防でいちばん大切です。では、どのようなことに気をつけてシャンプーをすれば良いのでしょうか?
◆シャンプーの仕方
シャンプーの仕方は、薄毛ケアでとっても大切です。とくに頭皮の皮脂をしっかりと落とすことが、抜け毛を減らす対策になります。
でも洗浄力の強いシャンプーは皮脂汚れが良く落ちるものの、頭皮が乾燥しやすいというデメリットがあります。
また頭皮への刺激も強いので、頭皮環境を悪化させてしまう恐れがあります。
そのため、なるべく頭皮にやさしいタイプのシャンプーを使うことをオススメします。
アミノ酸系シャンプーなら洗浄力が弱く、頭皮への刺激も弱いので、やさしく洗い流してくれます。
ただし皮脂をしっかり落とせているかが重要なので、洗い残しのないように注意しましょう。
洗い方のポイント
- 先にお湯で洗い流します。
- シャンプーを泡立ててから、頭につけます。
- 頭皮に爪を立てないで、指の腹でやさしく洗います。頭皮をやさしくマッサージするように洗うと良いでしょう。
- 洗い流すときは、ぬるめのシャワーで流しましょう。熱いお湯だと、頭皮の皮脂を流しすぎてしまいます。
丁寧に洗うことが大切です。あまり長い時間かけると頭皮が乾燥する恐れもありますが、シャンプーには、2~3分くらい時間をかけたほうが良いでしょう。
育毛剤を使うタイミングを間違えない
M字ハゲを進行させない予防法は、育毛剤をなるべく早めの段階で使いはじめることです。育毛剤は、薄毛がかなり進行した後では、あまり効果が期待できません。
育毛剤の効果をいちばん発揮してくれるのは、「薄毛になりそう」とか「何となく抜け毛が増えてきた気がする」くらいの段階の人なのです。
だから育毛剤を使うタイミングを間違えて、手遅れにならないように気をつけてくださいね。
ストレスと疲れをためない
ストレスは、薄毛を進行させる大きな原因になります。そのため、なるべくストレスや疲れをためないようにしましょう。
ストレスを感じると、血管を収縮させてしまい、血行が悪くなります。すると頭皮に栄養が届かなくなり、薄毛を進行させてしまいます。
またストレスがたまると自律神経が乱れ、安眠できなくなったり、髪の成長を助ける「成長ホルモン」の分泌を減らしてしまいます。
ストレスは小まめに解消して、疲れは睡眠で解消しましょう。それがM字ハゲの進行を食い止める大事なポイントになります。
首や肩のコリを解消する
目の疲れで目の血行が悪くなると、頭皮の血行も悪くなるとお伝えしましたよね。
それと同じように、首や肩のコリによって血行が悪くなると、頭皮の血行も悪くなると考えられています。
頭皮は体の中で一番上にあるので、ただでさえ血流が昇りにくいのです。それなのに首や肩のコリで血流が止められてしまうと、頭皮の血流がとどこおってしまいます。
そのため首や肩のコリを解消することで血液が頭皮まで届くようになり、M字ハゲを予防することができるのです。
M字ハゲは早めの対処で進行を止める
M字ハゲの原因と対策をご紹介しました。
M字ハゲは、早めの対処で進行を止めることが可能です。そのためもう一度、原因と対策・予防法を確認しておいてくださいね。
M字ハゲの原因
- 母方の遺伝が関係している
- AGA(男性型脱毛症)の特徴の1つ
- 眼精疲労による血行不良
- 生活習慣による頭皮環境の悪化
M字ハゲの対策
- 睡眠時間を確保して、規則正しい生活をする
- 食生活は栄養バランスが大事
- 育毛剤で頭皮マッサージは必須
- 目の疲れは早めに改善する
- タバコはやめたほうが良い
M字ハゲの予防法
- ヘアケアに気をつける
- 育毛剤を使うタイミングを間違えない
- ストレスと疲れをためない
- 首や肩のコリを解消する
主な予防法は、ヘアケアの方法と生活習慣の改善です。この2つに重点をおくことで、できる限りM字ハゲを予防できるはずです。でもAGAやすでに進行してしまった人は、クリニックなどに相談してみることをオススメします。育毛剤と並行して、薄毛治療をするのが効果的でしょう。とにかく早めの対処が肝心ですので、今すぐチェックしてみてくださいね。