体を温めるとダイエット効果アップで痩せ体質に!
暖かい部屋にいても、足が冷たい。
寒い場所から戻ってきても、なかなか体が温まらない。
そんな人には、温めるダイエットをオススメします。
体温が低下すると、痩せにくい体質になり、免疫力も低下してしまいます。良くないことばかりですね。
冬こそ体を温めて、ダイエット効果をアップさせちゃいましょう。
でも一番大事なのは、自発的に体温を上昇させる体質になること。これを最終目標にしましょう。
とはいえ意識的に体温を上げるだけでも、代謝や免疫力はアップしますので、ご安心ください。これであなたも痩せ体質になれちゃいます。
目次
そもそも痩せやすい体質とは?
体を温めると痩せやすい体質になれると言っても、そもそも痩せやすい体質とは、どんな状態なのでしょうか?
血液がサラサラで基礎代謝が多い
血液がサラサラで血行が良く、基礎代謝が多い人は、痩せやすい体質だと考えられます。基礎代謝とは、何もしない状態で消費されるカロリーのこと。
つまり息して座ってるだけで、消費されるカロリーを基礎代謝量と言います。
血液がサラサラだと、病気にもなりにくいですし、代謝量も多いということですね。
内臓の機能が活発で一定の食欲がある
痩せやすい体質の人は、一定の食欲があります。「一定の」というのは、食欲があり過ぎてもダメということです。
だいたい食欲があり過ぎる理由は、食べている物にも関係しています。塩分や添加物の多い食べ物ばかり食べていると、正常な食欲ではなくなることが多いです。
また睡眠不足の場合には、満腹中枢が正常に機能しません。逆に食欲がない人は、体温が低い人に多い症状です。つまり代謝が悪い人の特徴と言えるでしょう。
体温が高く、病気になりにくい
痩せやすい体質の人は体温が高く、病気になりにくい人です。つまり免疫力が高い人ということですね。簡単に言うと、「健康的な人」です。
体温が低く、体調不良になることが多い人は、免疫力と代謝が低いということです。
便秘しないで、老廃物を排出できる
便秘をしない人は、体内の老廃物を排出できるので、痩せやすい体質になります。体内に老廃物がたまっていると、血行が悪くなったり、体調不良を起こしたりして、正常な代謝機能を発揮できません。
体が冷える・体温が低い人の原因と特徴
では体が冷えやすい人、体温が低い人は、どのような原因や特徴があるのでしょうか?
生理痛がひどい
生理痛がひどい人は、体温が低いと考えられます。とくに子宮周辺の血行が悪くなっている可能性があります。この場合は、不妊症の可能性も高いです。
子宮周辺の血行が悪いと、下半身にむくみが出る場合も多いです。そのため下半身がなかなか痩せない人は、生理痛がひどい人が多いのではないでしょうか?
なかなか眠れない・眠りが浅い
なかなか眠れない人や、眠りが浅い人は、体が冷えている可能性が高いです。とくに手足の末端が冷えている人は、体内の熱を放出できないと言われています。
体にたまった熱は、手足などの先端から熱が放出されるようなメカニズムになっているそうなんです。そして体温が低下していく時に、眠気が強くなるんです。
でも手足が冷えていると体内に熱がこもってしまい、眠りが浅くなってしまうんです。夜中に目が覚めることも多いみたいですよ。そのため安眠できないんです。
「体内に熱があるなら良いんじゃない?」と思うかもしれませんが、手足が冷えているということは、全身の血行が悪いということ。そのため冷え性であると考えられます。
寝起きが悪く、朝ギリギリまで寝ている
体が冷えて安眠できない人は、良く眠れないため、寝起きも悪いと考えられます。そしてギリギリまで寝てしまうことで、朝の排便を済ませる時間もないんです。
朝はデトックスの時間ですから、排便しやすい時間帯のはずなんです。でも時間的な余裕がなく、便意をもよおしても見過ごしてしまうことが多いでしょう。
結果的にそれが、便秘の原因になります。
イライラすることが多い
ストレスがたまりイライラすることが多いと、交感神経が優位な状態が続き、リラックスできません。副交感神経が優位になることがないんですね。
つまり「ずっと緊張状態」ということ。
この交感神経と副交感神経は、自律神経の一種ですが、自律神経は体温調節をする神経でもあるんです。
ストレスにより自律神経が乱れると、体温調節ができなくなり、体が冷えた状態のままになってしまうんです。
疲れやすく、疲労が回復しにくい
疲れがたまると、血中の疲労物質を体外に排出しないといけません。でも体が冷えていると血行が悪くなっているので、疲労物質が排出されにくいんですね。
そのため疲労が回復しにくくなる特徴があります。
体を温めることでダイエット効果がアップするだけでなく、疲労回復にも効果的なんですね。
ストッキングは履いたほうが良いけど、体を冷やすこともある
日頃から生足の人は、なるべくストッキングを履いたほうが良いでしょう。
薄い布一枚でも、あるのとないのとでは全然ちがいます。
ただし、ストッキングは締めつけがキツイので、血行の妨げになります。そのため体を冷やしてしまうこともあるんです。
正直なところ、どちらが良いかはハッキリ言いにくいです。どちらかと言えば、「履いたほうが良いかな」という感じです。
ガーターベルトで履くわけにもいかないですしね。
温めるとダイエット効果がアップする理由
体を温めると、ダイエット効果はアップします。その理由は、ズバリ「代謝がアップするから」。これに尽きます。どれくらいの平熱なら良いのか。また体温を上げることで、他にも良いことがあります。
体を温めると代謝がアップする
体を温めるとダイエット効果がアップする理由は、代謝がアップするからです。体温が1℃上がると、基礎代謝は13%アップするそうです。
基礎代謝とは、何もしなくても生きている上で消費されるカロリーのこと。
基礎代謝量は人によって違うのですが、一般的に成人女性で1200キロカロリーと言われています。
1200キロカロリーの13%というと、156キロカロリーです。
目安としては、ご飯1膳の摂取カロリーが160キロカロリー、体重55kgの人がウォーキングを40分した時の消費カロリーが154キロカロリーです。
平熱が36.5℃以上を目指そう
体温が上がると、代謝や免疫力がアップします。痩せやすい体質になるためには、平熱が36.5℃以上が望ましいと言われています。
36.5~37.0℃がいちばん免疫力が高い状態だそうですが、37.0℃はちょっと高いですよね。他の支障がありそうです。
体温が1℃上がると、免疫力は5~6倍になる
ちなみに体温が1℃上昇すると、免疫力はなんと5~6倍にもなるそうです。これは大きいですね。
免疫力が直接ダイエットには関係ありませんが、免疫力が高いほうが痩せやすい体質に近づけることは考えられます。
風邪がなかなか治らないのは、体が冷えたままの状態だからです。一時的でも体温を上げると、一時的に免疫力がアップします。
その時に風邪のウィルスが、いくらか死滅すると考えられます。ただし、その後に体が冷えるときにまた免疫力が下がりますので、注意しましょう。
体の中で温めると良いのは、お腹・足首・腰
では、体の中でどの部分を温めれば良いのでしょうか?
おもに、お腹、足首、腰が効果的だと言われています。ダイエット効果を考えると肩甲骨を温めるのも効果的ですが、今回は省略します。
肝臓を温める
お腹の中でも肝臓を温めると代謝がアップすると言われています。肝臓は毒素を排出する解毒器官です。
そのため肝臓を温めると肝臓の機能が活発になり、解毒作用が高まるということです。
肝臓は右の胸の下あたりにあります。肋骨より、もう少し下くらいの場所です。押すとちょっと苦しい場所です。
子宮を温める
生理痛がひどい人や、妊活中の人は、とくに子宮を温めると良いでしょう。子宮を温めることで、女性ホルモンのバランスが整い、太りやすい体質を改善できます。
女性ホルモンのはたらきが低下すると、太りやすい体質になってしまうと言われています。
足首を温める
足の先が冷たい人は多いと思いますが、先端を温めるよりも、足首を温めたほうが良いと言われています。
足先だけ温めたところで、全身にまで温かい血流が行き届かせるのはむずかしいです。
また足首には「三陰交(さんいんこう)」というツボがあり、冷えのツボとも呼ばれています。
そこを刺激したり、温めると効果的です。三陰交の場所は、内くるぶしから指四本分上のところです。くるぶしまで隠れる靴下を履くだけでも効果的です。
腰を温める
腰にもツボがあり、その部分を温めると効果的だと言われています。腰にあるツボは、「腎兪(じんゆ)」です。
腎兪の場所は、骨盤とウエストのちょうど中間あたりです。腰の中央を温めると良いでしょう。
寒いと感じる時に腎兪にホッカイロを貼ると、じわ~っと全身が温かくなります。
外側から体を温める方法
では直接外側から体を温める方法をご紹介します。
寒いと感じたら首・足首・手首を温めると良い
寒いと感じたら、免疫力が低下している証拠なので、風邪をひきやすい状態です。寒さを感じた時に温めると良い場所は、「首」「足首」「手首」です。
マフラー、靴下、手袋や長袖シャツなどで温めるようにしましょう。
入浴で体の芯から温める
入浴で浴槽に浸かって、全身を直接温めると効果的です。運動以外では、入浴がいちばん体を温めるのに最適です。
半身浴でも良いのですが、全身浴で首まで温めると良いでしょう。
ワタシは、ここ最近疲れがたまって風邪をひいているのですが、肩まで浸かるよりも、首まで浸かるほうが断然体が温まりました。
体の芯までしっかりと温めるには、体温よりも4℃高い湯温で、全身浴なら10分、半身浴なら15~20分温まると良いでしょう。
ただし体温よりも4℃高い湯温では、熱いと感じる人もいると思います。
平熱が36.5℃だとすると、40~41℃くらいになりますよね。これって、意外と熱いです。熱いお湯に我慢して入るよりも、気持ちいいと感じる温度のお風呂がベストですよ。
靴下やレッグウォーマー・腹巻を着用する
体を外側から温める方法は、靴下やレッグウォーマーをすることです。足はとくに冷えやすい場所ですから、日頃からしっかりと温めておく必要があります。
オフィスでは無理でも、自宅では必ず靴下を履きましょう。オフィスでは温かいスリッパがあれば良いですね。
またお腹を温めるなら、腹巻もオススメ。ワタシは冬になると、必ず腹巻をします。通勤時などに歩くとすぐに暑くなるタイプなので、オフィスに行ってからこっそりトイレでつけてました。
ホッカイロで主要部分を温める
前項でご紹介した「温めると良い場所」にホッカイロを貼って、温めると良いでしょう。
ホッカイロは、直接肌に貼らないように注意してください。貼るタイプのホッカイロを、服の上から貼ると良いでしょう。
ただし熱いと感じたらはがして、さらにもう一枚上から貼るなどしましょう。そのままにしておくと、低温火傷になる場合があるので注意してください。
靴に唐辛子をちょっとだけ入れる
ワタシは冷え性ではないので、やったことはありませんが、やった人に聞いたら「熱すぎる」と言っていました。
そんなに温まることが、意外でビックリですね。唐辛子を切って、ほんのちょっと入れるだけで充分です。
温めるとダメな場所はあるの?
温めると良いというお話ばかりしてきましたが、温めてはいけない場所もあるんです。
心臓付近を温めてはダメ!
心臓は血液のターミナルです。心臓から血液が流れ出て、全身を回って心臓に戻ってきます。
そのためダイレクトに温まり過ぎる可能性があります。体温は高ければ良いというわけではないので、心臓付近は温めないでください。
心臓を温めてしまうと、動悸や息苦しさなどの症状が出る場合があります。
心臓に負担をかけるだけでなく、何らかの機能不全を起こす可能性もあるので、ご注意ください。
わきの下や頭も、あまり温めないほうが良い
寒い時にニット帽をかぶることはありますが、熱を与えて温めるのは良くありません。
またわきの下を温めると、発熱してしまうこともあるようです。逆に高熱が出た時は、わきの下を冷やすと良いと言われていますが、かなりの高熱の場合だけです。
体の内側から体温を上げる方法
では、体の外から温めるのではなく、体の内側から体温を上げる方法をご紹介しましょう。これを続けることで、自力で体温を上げる体質になることができます。つまり痩せやすい体質になるということです。地道に続けてくださいね。
温かい飲み物・食べ物を選ぶ
夏でもなるべく、冷たい飲み物は飲まないようにしましょう。屋外など暑い場所にいる時なら、程よく冷たいほうが熱中症を防げますが、エアコンの利いた室内にいるなら、夏でも常温か温かい飲み物がオススメ。
とくに冬は暖かい室内にいても、温かい飲み物をオススメします。意外と足先などは冷たくなっていることも多いので、温かい飲み物を飲むクセをつけると良いでしょう。
適度な運動で体温を上げる
体温を上げる方法でいちばん有効なのが、運動することなんです。運動よりも血行を良くする方法はありません。
しかも筋肉から熱が発せられるので、筋肉量を増やすことで体温が上昇し、痩せやすい体質になれるんです。
男性よりも女性に冷え性が多い理由が、まさに筋肉量の差によるものです。何も筋トレをしなくても、有酸素運動をするだけでもOKですよ。
マッサージで血行を良くする
血行を良くすること=体温が上昇することですから、マッサージも効果的です。とくにふくらはぎは筋肉がかたまりやすく、血行が悪くなりやすい場所です。
そのためマッサージで良くほぐし、血行を良くしておくことが大切です。
体を温める食材を食べる
体の内側から体温を上げる方法は、体を温める食材を食べることです。
体を温める食材とは、寒い時期の食材や、寒い地方で栽培される作物などです。また土の中で育つ「根菜類」も、体を温める食材の1つです。
たとえばゴボウ・レンコン・かぼちゃ・生姜・ニラ・山芋などが、体を温める食材です。
温活ダイエットで体の芯からポカポカになろう
体を温めるとダイエット効果があるのが、わかりましたね。
体を温めることで、代謝がアップして、ダイエット効果も高まります。
また免疫力もアップしたり、生理痛などの不快な症状も改善できます。
今日から、温活ダイエットを始めてみましょう。