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行きたくない結婚式の上手な断り方|スマートな理由の伝え方と欠席マナー

結婚式の招待状が届いたけど、「行きたくないなぁ」と思った経験はありませんか?

結婚式はおめでたい席だから、招待されたら基本的には出席するのが礼儀。でも、どうしても出席できない理由があったり、行きたくない気持ちがあったりすると悩みますよね。

そこで今回は、行きたくない結婚式の上手な断り方についてご紹介します。欠席時のマナーや理由の伝え方について見ていきましょう。

結婚式に行きたくない理由

結婚式に招待されたけど「行きたくないなぁ」と思った経験がある女性は、なんと6割を超えているようです。では、結婚式に行きたくないと思ってしまう理由とは何なのでしょうか?

結婚式の日程に問題アリ

本当は出席したい結婚式であっても、結婚式の日程に問題がある場合には行きたくないと思ってしまいます。たとえば、以下のような日に結婚式に招待されるのは困りもの。

  • クリスマスやバレンタインデーなどのイベント日
  • 平日
  • 午前中や夜おそい時間帯
  • お盆や年末年始などの長期連休中

明らかに他の予定がありそうなイベント日や、帰省などの予定がある可能性の高い長期連休中は、結婚式に招待されるゲストの負担になります。

そのような日程を組む新郎新婦のほうが非常識なので、行きたくないと思うのも当然です。

また、仕事を休まなければいけない平日や、夜おそい時間帯なども次の日の仕事に影響を及ぼします。

さらに、午前中の早い時間だと、ヘアセットなどの予約が割高になるため、負担に感じてしまう場合もあるでしょう。

海外や地方での挙式

友人の結婚式を機に、ついでに旅行するのも良いかもしれませんが、海外や地方での挙式は出費がかさむので困りもの。

ご祝儀のほかにも旅費や準備などにお金や手間がかかり、お祝いしたい気持ちが削がれてしまいます。

このような結婚式に招待された場合には、交通費や宿泊費を新郎新婦が負担してくれるのかどうかによって、出席する意思が変わってくるでしょう。

親しくない友人の結婚式に招待された

学生時代の友人や仕事仲間の結婚式に招待されることは多いですが、それほど親しくない友人の結婚式に招待された場合には、行きたくないと思ってしまうでしょう。

あきらかに「人数合わせ」で招待されている感じが伝わってしまうと、無駄な出費が増えると思ってしまいます。

この場合には断っても良いと思いますが、大人としてのマナーをわきまえた断り方をしたいですよね。

ご祝儀の負担がつらい

生活が苦しくてご祝儀の負担がつらい場合には、「結婚式に行きたくない」と思ってしまいます。ご祝儀の相場は3万円程度なので、それだけでも負担が大きいでしょう。

そのうえ、ドレスを購入したり、ヘアセット代や交通費なども併せると、5万円くらいかかってしまうことも。それが立て続けに起こると、経済的な理由から行きたくないと思ってしまう人が多いようです。

行きたくない結婚式の上手な断り方

では、行きたくない結婚式に招待された場合、どのように断ると失礼にならないのでしょうか? 結婚式の上手な断り方についてご紹介します。

結婚を祝う気持ちは必ず伝える

たとえ行きたくない結婚式でも、相手の結婚を祝う気持ちは必ず伝えましょう。返信用のはがきの場合にも、欠席に丸印をつけるだけでなく、ひとこと添えるのがマナー。

新たな門出を祝う気持ちをスマートに伝えることも、上手な断り方の1つです。

結婚式の断り方①仕事の都合

仕事の都合で結婚式を欠席するのはやむを得ない理由の1つ。行きたくない結婚式を上手に断るなら、仕事を理由にすると良いでしょう。

とはいえ、結婚式の招待状が送られてくるのは2~3ヶ月前。そんな先の予定を仕事の都合にするのは無理があるので、出張などどうしても外せない先の予定が決まっている場合のみ使える断り方。

また、文面に「多忙で」や「忙しいので」という言葉を使うのは避けたほうが良いでしょう。

結婚式の断り方②家族の都合

家族や子どもが大きなケガや病気をしているなど、身内の都合で欠席するのも上手な断り方。

しかし、結婚式はおめでたい行事なので、マイナスな内容ならはっきりとは言わないほうが良い場合もあります。

また、家族の都合で地方や海外に滞在している場合は、遠方なので出席するのがむずかしい旨を伝えると良いでしょう。

結婚式の断り方③ほかの結婚式と重なった

友人や親せきなど、ほかの結婚式と予定が重なってしまったことを理由に欠席するのもスマートな断り方。

「どうしても行きたかったけど、すでに出席することを伝えてしまったから、途中で断るのは失礼になる」というような内容を伝えると角が立たないでしょう。

結婚式の断り方④妊娠などの体調不良

長期的な体調不良を起こしている場合には、結婚式を欠席する理由になります。人ごみに行くことが困難な病気や、長時間の外出がむずかしいなどの体調不良を抱えているなら、きっと相手も理解してくれるでしょう。

また、妊娠中で大事をとって欠席したい場合や、出産予定日が近いなどの理由でお断りすることも可能です。

結婚式の断り方⑤あえて明確な理由を伝えない

欠席理由がマイナスの内容の場合には、あえて明確な理由を伝えないことも上手な断り方です。たとえば、以下のような理由なら、はっきりと理由を伝えないほうが良いでしょう。

  • 身内に不幸があった場合
  • 経済的な理由から欠席したい場合
  • 旅行などの予定が入っている場合
  • 親しくない人の場合

結婚式はおめでたい席なので、身内に不幸があった場合には出席をお断りするケースが多いです。法事の予定が入っているなどの理由も伝えないほうが良いでしょう。

また、ご祝儀の負担がきついなどの経済的な理由や、旅行などのプライベートな予定が入っている場合には、正直に理由を伝えてしまうと失礼になる場合があります。

親しい間柄なら、メールなどのやり取りで打ち明けるのはアリかもしれませんが、それを返信はがきに記入するのはやめましょう。相手の身内の方が見たら、非常識だと思われてしまいます。

さらに、それほど親しくない人の結婚式に招待された場合には、とくに理由を伝えずに「とても残念ですが……」という気持ちを伝えるのが良いでしょう。

断るタイミングは、招待状が届いてから一週間後がベター

結婚式の招待状は、一般的に2~3ヶ月前に届きます。その場合には、招待状が届いてから一週間後くらいに返信すると良いでしょう。

「出席したくて予定を調整してみたけど、無理だった」という演出にもなるので、一週間くらいがベター。

あまりにも早くに返信してしまうと、「そんなにイヤなのかな?」と思われてしまいます。また、遅すぎると人数が決まらずに、結婚式の準備が進まなくなってしまいます。

断るタイミングは早すぎても遅すぎても失礼なので、一週間後くらいを目安に返事を出しましょう。

結婚式を欠席したときのマナー

結婚式を欠席した場合、それで終わりではありません。招待された結婚式をお断りしたのですから、それなりのお祝いをするのが欠席時のマナーです。では、どのようなことをすれば良いのか見ていきましょう。

1万円程度のお祝いを贈る

結婚式を欠席した場合、一般的には1万円程度のお祝いを贈るのがマナーです。相場としては、5千円~2万円くらい。

ただし、お断りをしたタイミングによってお祝いの金額が異なります。招待状が届いた時点でお断りしたなら、5千円~1万円程度でOK。

しかし、一度は出席を伝えた後での欠席や、結婚式まで1ヶ月を切っている場合の欠席は、出席したときのご祝儀と同額にするようにしましょう。すでに引き出物などの準備が終わっているため、キャンセルできない可能性があるからです。

電報でお祝いメッセージを贈ると喜ばれるかも

これは欠席時の一般的なマナーではありませんが、結婚式を欠席した場合、電報でお祝いメッセージを贈るのもオススメ。

結婚式には出席できないけど「二人を祝福したい」という気持ちが伝わり、新郎新婦もきっと喜んでくれることでしょう。

上手な断り方でスマートに結婚式を欠席しよう

行きたくない結婚式の上手な断り方についてご紹介しました。結婚式は、新しい門出となるおめでたい席。そんな二人を不快にさせないためにも、上手な断り方でスマートに欠席しましょう。欠席した後のフォローもしっかりすれば、決して失礼になることはありません。「お祝いしたい」という気持ちが大切ですよ!