万歩計ダイエットで成功するには何歩がベスト?
万歩計でダイエットするなら、1日1万歩がベストだと思っていませんか?
誰もが1日1万歩を目指して、ダイエットや健康のために歩いていた時期がありました。これは当時の常識だったのです。
でも実は、1万歩では歩きすぎの可能性があるんです。
では、いったい何歩あるけばベストなのでしょうか。
万歩計でダイエットに成功する歩数の目安をご紹介していきます。
目次
万歩計ダイエットの効果
万歩計ダイエットには、どのような効果があるのでしょうか。歩く時間帯についても考えてみます。
「万歩計」と「歩数計」のちがい
そもそも「万歩計」と「歩数計」のちがいって、わかりますか?
万歩計が一般的に広まっている呼び方ですが、これは「山佐時計計器株式会社(YAMASA)」の登録商標だったんです。
そのため一般的な呼び名としては、歩数計のほうが正しかったというわけですね。
でも今回は、あえて「万歩計」という呼び方でいきたいと思います。
1万歩の消費カロリーは300kcal
アメリカスポーツ医学協会によると、1万歩で約300キロカロリー消費する計算になることがわかりました。ただし条件は以下の通りです。
- 体重60キロ
- 時速4キロ(分速70メートル)
- 歩幅70センチ
の人が10分間歩く場合、「距離600メートル」「歩数1000歩」の計算になります。
この場合の消費カロリーを計算すると、30キロカロリーなるとのことなのです。
つまり、この10倍が1万歩になるため、単純計算で300キロカロリーとしたことになりますね。
朝に歩くと代謝アップ、夕方に歩くと安眠効果
万歩計でダイエット効果に期待する場合、朝に歩くと代謝がアップすると考えられます。
朝日を浴びながら歩くことで、セロトニンの分泌も活発になりますね。セロトニンとは別名「幸せホルモン」のことで、自律神経の乱れを調整する役割もあります。
セロトニンの分泌が減ると、うつ病になりやすくなることもわかっています。
また万歩計で健康効果に期待する場合、夕方に歩くのがベストだと言われています。
夕方4~6時は人間の体温がもっとも高い時間帯です。この時間に歩くことで、筋肉への刺激が高まり、血行が良くなると言われています。
夕方に体温が上がることで、夜にかけて徐々に体温が下がっていきます。これが安眠効果につながるんです。
朝に歩く注意点
寝起きは体内の水分が不足している状態です。その状態のまま水分補給せずに歩いてしまうと、脳卒中のリスクや心臓に負担がかかる場合が多いので、気をつけましょう。
歩数が多すぎると免疫力が低下する
万歩計でダイエットする場合、歩数が多すぎると良くないと言われています。まず体の疲労が大きくなり過ぎて、免疫力が低下すると考えられます。免疫力が低下すれば、病気にかかりやすくなりますね。
また歩数が多ければ痩せるというわけでもなく、足を痛めたりすると、継続することができなくなります。
万歩計は短期間だけやれば良いダイエット方法ではなく、続けることが健康的に痩せる秘訣なんです。
万歩計でダイエット効果があるのは何歩なの?
万歩計でダイエット効果があるのは、いったい何歩なんでしょうか。
体重・年齢・性別によってベストな歩数がちがう
万歩計でダイエット効果が期待できるのは、人によって違います。これは万歩計ダイエットに限ったことではないのですが、人によって体の状態がちがいますよね。
ということは、その運動をした場合の負荷も人それぞれなんです。
たとえば体重が軽い人よりも、体重が重い人のほうが消費カロリーは大きいです。高齢になるほど、体にかかる負担が大きくなります。
性別や身長によって歩幅がちがいます。つまりベストな歩数は、人によってちがうんです。
とはいえ、どれくらいが目安なのか知りたいですよね。
1日平均8000歩・うち20分は早歩きがベスト
万歩計でダイエット効果に期待するなら、平均で1日8000歩が良いと言われています。
でもこれは、「1日のトータルで何歩あるくのがベストか」ということらしいです。つまり一気に運動として8000歩あるくわけではありません。
先ほどの計算に単純に当てはめると、80分かかることになりますね。もちろんウォーキングをこれくらいしている人もいると思います。
先ほども言ったように負荷は人それぞれですので、あくまでも目安としてお考えくださいね。
ちなみに8000歩なら、1時間くらいで歩ける人もいるかもしれません。歩くスピードも人それぞれです。
その8000歩のうち、1日に20分間は早歩きするのが良いと言われています。つまり、ちょっとキツめの運動を20分すると良いということですね。
万歩計でダイエットに成功するためのコツ
万歩計でダイエットに成功するためのコツは、モチベーションを保つことですよね。ここでは、モチベーションを保つ方法をご紹介したいと思います。
日中も万歩計を身につけておく
「ウォーキングするぞ!」という時だけ万歩計をつけるのも良いのですが、日中も身につけておくと、1日にトータルでどれくらい歩いたのかがわかります。
これって、モチベーションにつながると思いませんか?
今日は仕事がんばったな!と自分を労うこともできそうです。そして足りない歩数分だけウォーキングすることで、1日8000歩は余裕でクリアできるでしょう。
外に出たくない日は家で足踏み運動をしてみる
万歩計でダイエットに成功するためには、外に出たくない日でも継続することが大切です。外に出たくない理由は、いろいろあると思います。雨が降っているとか、暑いとか寒いとか。
そんな時は、家の中で足踏みするだけでもちがいますよ。
毎日やらなくても良い
万歩計でダイエットに成功するためには、継続することが大切だと言いました。でも毎日やる必要はないんです。
1日のトータル歩数としては、8000歩を目指すのがベストです。でも、ウォーキングというカタチでやらなくてもOKです。
大切なのは、無理をしないこと。何歩あるくかということも、毎日やるかということも、自分に合ったペースで続けていくことが大切です。
これから一生つづけていきましょう。自分の健康を守るために。
万歩計ダイエットで痩せるには体重を気にしない
万歩計でダイエット効果を出すためのポイントやモチベーションアップの秘訣をご紹介しました。万歩計ダイエットで痩せるためには、とにかく続けることが大事です。
健康管理もダイエット効果も、万歩計に表示される歩数をモチベーションにして、続けることが大切です。だから「消費カロリー」も「体重」も気にしないで、何歩あるいたかという達成感を味わいながら続けていきましょうね。