そげ胸の原因と改善方法を知ってハリのあるバストへ!
「ブラの上がパカパカする」
「デコルテのふっくら感がなくなった」
そんなふうに感じたら、そげ胸になっているかも。
そげ胸の大きな原因は、加齢によるもの。でも、20代の女性でもそげ胸に悩んでいる人がいます。胸が痩せたように感じる「そげ胸」は、正しいケアをすることで改善できますよ。
そこで今回は、胸がそげる原因と改善方法についてご紹介します。魅力的なふっくらバストを蘇らせるために、何をすれば良いのか見ていきましょう!
目次
「そげ胸」ってどんな状態?
そげ胸とは、胸の上部にハリがなくなってきた状態のこと。胸のボリュームがなくなるので、胸が痩せたように感じます。そげ胸は、胸が垂れる前兆なんです。
このままだと、垂れ胸になるのは時間の問題。そうなる前に、ふっくらとしたバストをキープして、魅力的なバストを蘇らせましょう。
そのためには、そげ胸になる原因から知っておくことが大事。おもな原因は、「クーパー靭帯の伸び」や「ホルモンの減少」などです。
とくに胸が大きい人は、胸の重みでクーパー靭帯が伸びやすく、垂れ胸になりやすいのです。その前段階が、そげ胸。
また、加齢によるバストの変化は、女性なら誰にでも起こり得ること。その大きな原因が、ホルモンの減少なのです。では、どのような推移で女性のバストが変化していくのでしょうか?
- 女性の胸は、10~20代ではハリがあってきれいなお椀型をしています。
- しかし、30代くらいになると、バストの上部のボリュームがなくなり、そげ胸になっていきます。
- そして、バストトップが次第に下を向き、垂れ胸の状態になります。
- さらに、バストが外側を向いて離れ乳になってしまいます。
このように女性のバストは、加齢とともに形が変化していきます。これを見ると、そげ胸に悩んでいるのは、30代~40代前半くらいの女性だといえます。
では、もう少し詳しく「そげ胸の原因」について見ていきましょう。
胸がそげる原因とは?
バストは「10%の乳腺」と「90%の脂肪」でできています。それを「クーパー靭帯」と「大胸筋」が支えています。
しかし、何らかの原因で胸を支えられなくなると、そげ胸になってしまうのです。では、胸がそげる原因について見ていきましょう。
女性ホルモンの分泌が減少する
女性ホルモンの分泌は、20代後半をピークにしてだんだん減少していきます。
バストは、女性ホルモンの「エストロゲン」の働きによって大きくなりますが、加齢とともにエストロゲンが減少すると、胸にハリがなくなっていくのです。これが、そげ胸の原因。
エストロゲンは、40歳くらいから急激に減少していき、ホルモンバランスが乱れやすくなります。
すると、バストの形が崩れるだけでなく、女性らしいボディラインも崩れ、さらに肌トラブルなども起こりやすくなります。これらは、すべて女性ホルモンによる働きなのです。
筋肉の衰え
筋肉は、加齢とともに衰えていきます。大胸筋は胸を支えている筋肉ですが、加齢とともに衰え、胸の上部がそげてしまうのです。これが、そげ胸の原因。
そげ胸を改善するには、大胸筋の下部を鍛えるのがオススメ。大胸筋の下部を鍛えることで、バストを下からしっかりと持ち上げてくれる効果があります。
姿勢の悪さ
姿勢の悪さも、そげ胸の原因になります。デスクワークで一日中パソコン作業をしている人や、スマホを長時間みている人は、猫背になりやすいのです。
若い女性でそげ胸に悩んでいる人は、姿勢の悪さが原因かもしれません。
姿勢が悪くなると、背中の筋肉がこわばり、リンパや血液の流れが悪くなります。背中の血行が悪くなることで、胸の血行も悪くなります。
すると、胸に必要な栄養が行き届かなくなり、バストの成長の妨げに。そして「そげ胸」になってしまうのです。
ブラの影響
ブラは、胸を支えてくれる重要なアイテム。しかし、機能性の低いブラジャーや、自分に合っていないブラジャーをつけていると、そげ胸になる可能性があります。
どんなブラジャーがNGなの?
- 胸を支える機能が低い
- サイズが合っていない
- 自分の胸の形に合っていない
- 使うシーンに合っていない
胸をしっかり支えられないブラジャーや、サイズや形が自分の胸に合っていないブラジャーをつけていると、クーパー靭帯が伸びてしまいます。それが「そげ胸」の原因。
そのため、しっかりと自分に合ったブラジャーを選び、さらに、使うシーンによってブラの種類を変えることも重要です。(たとえば寝るときの「ナイトブラ」など)
産後や卒乳後のバストの変化
胸がそげる原因は、女性ホルモンが大きく関係しています。女性ホルモンは、出産や授乳によっても変化するため、産後や卒乳後にはそげ胸になる人が多いのです。
20代で出産した人は、若くてもそげ胸になってしまう可能性があります。
では、どのようなメカニズムでそげ胸になってしまうのでしょうか?
妊娠すると女性ホルモンの分泌量が増え、胸が大きくなります。母乳を出すために乳腺が発達するからです。
乳腺は、母乳をつくる大切な器官。赤ちゃんを育てるために、女性の体は変化するんですね。
これが、卒乳後には女性ホルモンの分泌が減少し、胸の大きさが戻っていきます。しかし、ただ元の大きさに戻るのではなく、ハリがなくなってしまう場合が多いんです。
また、胸が大きくなったときに伸びた皮膚はそのままなので、胸が小さくなっていくと、胸が垂れたようにハリがなくなってしまうのです。これが、そげ胸の状態です。
胸に栄養が届かない
バストにハリを持たせるには、胸に必要な栄養を届けることが大切です。しかし、十分な栄養を摂取できていないと、胸に届ける栄養が足りなくなり、そげ胸になってしまうのです。
偏った食生活や、過度なダイエットなどは、栄養不足になりやすいので食生活を見直すことが大切です。
◆血行不良
摂取した栄養は、血液によってバストまで運ばれます。しかし、血行不良になっていると、せっかく摂取した栄養を胸まで届けられなくなってしまいます。
睡眠不足や冷え、猫背やブラの締めつけなどによる血行不良は、そげ胸の原因になるだけでなく、胸の成長も妨げてしまいます。
クーパー靭帯が伸びる
クーパー靭帯が伸びる原因は、バストが引っ張られたり、バストが揺れたりすること。クーパー靭帯が伸びると胸を支えられなくなり、そげ胸の原因になります。
バストが引っ張られるのは、「寝ているとき」や「バストサイズの大きな変化があったとき」。
寝ているときは、バストが四方八方に流れるため、バストに負担がかかっている状態です。
また、バストサイズの大きな変化とは、妊娠や出産、体重の急激な変化などがあります。
さらに、バストが揺れるのは、運動をするときや、正しいブラをつけていないとき。胸が揺れると、クーパー靭帯に負担がかかってしまいます。
クーパー靭帯は、一度伸びたり切れたりすると、元に戻らないと言われているので、正しいブラをつけて予防することが大切です。
そげ胸を改善する方法
おもに加齢による変化で起こる「そげ胸」ですが、若い女性でもそげ胸に悩んでいる人はいます。その理由は、「生活習慣の乱れ」や「姿勢の悪さ」などによるもの。
では、そげ胸を改善するには、どんなことをすれば良いのでしょうか? ふっくらとしたバストを蘇らせるために、日々のケアを実行していきましょう。
ホルモンバランスを整える
加齢とともに減少する女性ホルモン。女性ホルモンの分泌が減少すると、ホルモンバランスが乱れ、そげ胸やバストダウンの原因になります。
そのため、そげ胸を改善するには、ホルモンバランスを整える生活をすることが大事。
ホルモンバランスを整えるには、日頃から十分な睡眠をとり、栄養バランスの良い食事を摂ることが重要です。
また、女性ホルモンと似た働きをする「イソフラボン」を摂取すると、ホルモンバランスが整いやすくなりますよ。
イソフラボンは、大豆製品に含まれる栄養で、豆乳や納豆、みそや豆腐などに含まれています。これらの食品を食生活に取り入れて、ホルモンバランスを整えていきましょう。
大胸筋を鍛える
そげ胸を改善するには、大胸筋を鍛えることが効果的です。大胸筋はバストの土台となる部分なので、しっかり鍛えることでハリのあるバストをつくることができますよ。
◆合掌のポーズ
- 背すじを伸ばします。
- 両手を胸の前で合わせます。
- そのまま両手を押し合うようにして力を入れましょう。
- 10秒キープするのを3回くり返します。
◆プッシュアップ
- 両手を床につき、肩幅に広げます。
- つま先を床につけ、腕立て伏せの状態に。
- そのまま腕立て伏せを10回行います。
- 2~3セット頑張ってみましょう。
姿勢を良くする
姿勢が悪いと、背中の筋肉が硬くなり、胸や背中の血行が悪くなります。血行が悪くなると胸に栄養が届かなくなるので、そげ胸の原因になります。
そげ胸を改善するには、姿勢を良くするように心がけましょう。
◆正しい姿勢の作り方
立っていても、座っていても、正しい姿勢を心がけましょう。とくに座っているときは猫背になりやすいので気をつけてくださいね。
- 頭のてっぺんから引っ張られているようなイメージで上に伸ばす
- 顎を軽く引いて、肩の力を抜く
- 肩が体よりも前に来ないようにする
- お腹を縦に伸ばすイメージで引き上げる
- 背中が反りすぎないように真っすぐに伸ばす
以上のポイントに気をつけて姿勢を正しましょう。
バストマッサージ
バストマッサージは、そげ胸の改善に効果的です。バストマッサージをすると、胸まわりのリンパの流れを促し、栄養をしっかりとバストに届けることができます。
また、大胸筋のコリを解消したり、乳腺を発達させたりする効果もあります。
バストマッサージと並行して行いたいのが、保湿。
加齢とともに皮膚のハリが失われると、そげ胸の原因になるため、保湿ケアで胸の皮膚のハリを取りもどせば、バストの「垂れ」や「そげ」を軽減できますよ。
自分に合ったブラをつける
自分に合ったブラをつけることは、女性のバストを守るための必須条件。これは、クーパー靭帯を守ることにつながります。
自分に合ったサイズのブラをつけるのはもちろん、クーパー靭帯を守れるブラを選ぶことが大切ですよ。
また、ノーブラの時間が長いのはNG。家にいるときや寝るときは、ナイトブラなどをつけるようにしましょう。バストをできるだけ揺らさないためにも、ブラ選びは重要です。
適切な「ブラ選び」でそげ胸対策を!
ブラ選びは、そげ胸対策の大切な要素の1つ。適切なブラを選んで、適切なシーンでつけるようにしましょう。それが、そげ胸を予防・改善するために大切なことです。
底上げ効果のあるブラを選ぶ
胸をしっかりホールドできないブラジャーでは、そげ胸を改善することができません。とくにNGなのは、カップ付きインナー。
胸をしっかりと支えることができず、「そげ胸」から「垂れ胸」へと進行してしまう原因になります。
そげ胸を改善して、ふっくらとしたバストを取りもどすには、胸をしっかりと下から持ち上げてくれる「底上げ効果のあるブラジャー」を選ぶことが大切です。
- ワイヤーで胸を支える
- 脇肉や背中の肉を寄せ集める
- デコルテにボリュームを出しやすい「3/4カップブラ」
バストを下から支える機能の高いブラジャーで、そげ胸を改善していきましょう。
サイズや形の合ったブラを選ぶ
そげ胸対策にかぎらず、自分に合ったブラを選ぶことは大切です。では、どのようなポイントに気をつけて選べば良いのか見ていきましょう。
- サイズが合っているか
- ブラの形が胸に合っているか
- ストラップが肩に食い込んでいないか
- アンダーがきつくないか
これらの条件をクリアしたブラジャーなら、きれいな胸をキープできるでしょう。
ナイトブラをつけて寝る
起きているときは、バストは下方向へ引っ張られています。しかし、寝ているときは、バストが四方八方へ引っ張られているのです。
そのため、ナイトブラをつけて寝ないと、バストが流れてクーパー靭帯が伸びてしまいます。
そげ胸対策には、ナイトブラを着用して眠るようにしましょう。
スポーツブラをつけて運動する
運動などによってバストが揺れると、そげ胸になってしまいます。そのため運動するときは、スポーツブラをつけることが大事。
ワイヤー入りの普通のブラでは、スポーツ時のバストの揺れには対応しきれないんです。
スポーツの種類によって適切なブラジャーが分かれているので、ぜひ探してみてくださいね。
そげ胸を改善してハリのあるバストを目指せ!
そげ胸の原因と改善方法についてご紹介しました。そげ胸を改善すれば、ハリのあるバストを取りもどせます。そげ胸が進行すると垂れ胸になってしまうので、できるだけ早めに改善しておくことが大切です。魅力的なふっくらバストを目指して頑張りましょう!