画像:【中毒性注意】えのきの旨味を爆発的に引き出すやみつき廃人飯レシピ – ぐるなび みんなのごはん
えのきダイエットって、以前ちょっと流行しましたよね。「えのき氷」を使う方法です。でも今回ご紹介する「えのきダイエット」は、ちょっと違うんです。
えのきダイエットの効果を、さらに高めるコツをご紹介したいと思います。カロリーの少ない食材で、ダイエット向きということはご存知ですよね。
でも今回のダイエット方法は、えのきにしか含まれていない成分を活用するダイエット方法なんです。詳しくご紹介します。
目次
えのきダイエットの効果とは?
えのきダイエットには、どのような効果が期待できるのでしょうか。
βグルカンがコレステロールを下げる
えのきダイエットには、コレステロール値を下げる効果があります。
えのきに含まれる「βグルカン」には、免疫力を高めてガン予防などの効果がありますが、コレステロール値を下げる効果も期待できると言われています。
腸内環境を整えるので、コレステロールを吸着して、排出する作用にすぐれていると考えられます。
エノキタケリノール酸が脂肪を減らす
えのきダイエットの効果は、摂り続けることで脂肪を減らす作用があると言われています。えのきにしか含まれていない「エノキタケリノール酸」は、内臓脂肪を減らす効果が期待できるんです。
でも生のえのきでは細胞壁が強固すぎて、エノキタケリノール酸が充分に摂取できないと言われています。では、どのようにえのきを摂取すれば良いのか、後ほどご紹介します。
キノコキトサンが脂肪の吸収をおさえる
キノコ全般に含まれている「キノコキトサン」は、キノコの中でも「えのき」に多く含まれていると言われています。
キノコキトサンは腸内で脂肪が吸収されるのを防ぐ作用があることがわかっています。
そのため食事と一緒にえのきを食べることで、脂肪の吸収をおさえられるでしょう。また脂肪を燃焼させる効果がある可能性も高いと考えられています。
確かな実験結果は出ていないようですが、サプリメントの摂取によって体重が減少したという報告があるそうです。
食物繊維で便秘解消効果
キノコには食物繊維が豊富に含まれています。えのきも例外なく、食物繊維が豊富です。えのきに含まれる食物繊維のほとんどは「不溶性食物繊維」なので、腸のはたらきを活発にして、便秘を解消してくれます。
グアニル酸がデトックス効果と美肌効果
えのきに含まれる「グアニル酸」には、体内の老廃物を排出する効果があると言われています。
そのため毒素を排出するデトックス効果があると考えられます。体内の老廃物が排出されれば、美肌効果も期待できますよね。
グアニル酸は、干しシイタケにも多く含まれています。食後の満足感をあたえて、食べ過ぎを防止する効果もあるそうです。ダイエット中のストレスの緩和にも役立ちそうですね。
えのきダイエットのやり方
えのきダイエットのやり方をご紹介します。ただ、買ってきたえのきを食べるだけでは、そこまでのダイエット効果は期待できません。ちょっと手を加える必要があります。
えのきを天日干しする
えのきを天日干しすることで「ビタミンD」が2~4倍になり、カルシウムを吸収しやすくしてくれます。天日干しする時間によっても、変わってくるそうです。
カルシウムは一見ダイエットとは関係ないように感じますが、じつは肥満予防に効果的なんです。
カルシウムを摂取することで、脂肪の吸収をさまたげる効果があるんです。でもカルシウムだけ摂っても、体に吸収されにくい。
そこでビタミンDを一緒に摂ることで、カルシウムの吸収を助けてくれるんです。
干しえのきの作り方
- 袋から出した「えのき」の石づきを切り落とします。
- 細かくほぐして、ザルや皿に並べます。重ならないように、できるだけ広げます。
- ベランダや庭の日当たりの良い場所に干します。外が無理なら窓際の通気と日当たりが良い場所でもOK。
- 短くて2時間。長くて6時間くらい干せば良いでしょう。
- 乾燥が足りない時は、フライパンで乾(から)煎りします。
- 細かく刻んでジップロックやタッパーに入れ、乾燥剤を入れて保存します。
しっかりと水分が抜けた物を冷凍するなら、1ヶ月くらいは保存可能だそうです。もちろん少量ずつ、小まめに天日干ししてもOKですよ。
1日の摂取量は150g(生のえのき)
えのきダイエットでは、1日あたり150gのえのきを摂ります。でもこれは、生のえのきの場合です。天日干ししたえのきの場合には、5g程度になります。
乾燥したえのきは水分が蒸発して小さくなりますので、摂りすぎないように注意しましょう。
冷凍して「えのき氷」にしてもOK
一時期すごく流行した「えのきダイエット」は、この「えのき氷」を使ったダイエット方法でした。えのきは、そのまま食べてもあまりダイエット効果が期待できません。
細かくしたり、えのきから出てくるエキスにダイエット効果があるからです。
- えのき氷の作り方は、まずえのきの石づきを取ります。
- えのき300gと400mlの水をミキサーに入れてペースト状にします。
- 鍋に移し、弱火で1時間ほど煮詰めます。焦げないように、かき混ぜながら煮詰めましょう。
- 粗熱が取れたら製氷皿に入れて、キューブ型に凍ったらOKです。
1日3個くらいを料理などに使って食べましょう。ご飯と一緒に炊いても良いですし、炒め料理などに利用することもできます。
簡単なものだと、味噌汁にそのまま入れるだけでもOKです。
細かく刻むだけでもOK
えのきダイエットの効果を最大限に発揮させるには、乾燥させることがベストです。でも乾燥させたり、えのき氷を作ったりするのが面倒なら、細かく刻むだけでも良いでしょう。
そして料理の段階で、えのきのエキスが出てきた場合には、そのエキスは絶対に摂りましょう。ダイエット効果が詰まっています。
えのきダイエットの効果を高めるコツ
えのきダイエットの効果を高めるには、ちょっとしたコツを守るだけでOKです。えのきダイエットの効果を、最大限に発揮させちゃいましょう。
えのき茶にして飲む
天日干ししたえのきは、料理に利用してもダイエット効果は期待できます。でも、あまり高温で調理すると成分がこわれる可能性があるそうなんです。
そのためお湯を注いで飲むだけの「えのき茶」にして摂ることが一番効果的です。
- 干しえのき5gをポットに入れる。(細かく刻んだもの)
- そこへお湯を500ml注いで30分置く。
- 保温ポットを使うのがおすすめ。
- えのきのエキスが溶け出してきた「えのき茶」を、1日かけて飲む。
干しえのきも食べる
えのき茶には、乾燥えのきをそのまま入れるので、残ったえのきもしっかり食べましょう。
えのきのエキスのほうにダイエット効果の高い成分が含まれていますが、えのきそのものにも、高いダイエット効果があります。
えのきダイエットの効果を最大限に発揮させるには、しっかりえのきも食べましょうね。
熱湯ではなく90~95℃くらいのお湯がベスト
えのき茶をつくる時のお湯の温度は、熱湯ではなく、ほんのちょっと冷ましたお湯にしましょう。あまり高温だと、えのきの成分が壊れる可能性があると言われています。
だいたい90~95℃くらいがベストでしょう。
えのきダイエットの注意点
えのきダイエットの注意点は、えのきの摂りすぎに注意することです。
えのきをたくさん摂れば、ダイエット効果が高まるわけではありません。適量を毎日摂り続けることが大切なんです。
えのきを摂りすぎると、下痢や腹痛を引き起こすことがあります。えのきの1日あたりの摂取量を守りましょう。
生のえのきと乾燥したえのきの量を間違えないようにしてください。生のえのきで150gが1日の摂取量目安です。
えのきを干すことがダイエット効果を高めるコツ
えのきダイエットの効果とやり方をご紹介しました。えのきダイエットの効果を高めるコツは、天日干しすることです。えのきを天日干しすることで、えのきにしか含まれていない「エノキタケリノール酸」を充分に摂取できるんです。
エノキタケリノール酸は、内臓脂肪を減らす効果が高いと言われています。ダイエット効果だけでなく、生活習慣病の予防にもかなり効果が期待できます。
天日干しをして、おひさまの栄養をたっぷりと浴びた「えのき」でダイエットを成功させましょう。