部下に好かれる上司になるには、「この人に、ついて行きたい」と思わせるリーダーになることが大切です。
そのためには、部下とコミュニケーションをとり、円滑に仕事を進めていくことが必要になります。
では、どんな上司なら仕事がやりやすく、信頼できるのでしょうか?
そこで今回は、部下に好かれる上司になる方法と、逆に、部下に嫌われる上司の特徴についてご紹介します。
部下に好かれる上司になって、仕事を円滑に進めていきましょう!
目次
部下に好かれる上司になれば仕事がうまくいく!
部下に好かれる上司になれば、仕事がうまく進んでいきます。これは、上司にとっても部下にとってもメリットになります。
上司のメリットは、部下との信頼関係ができることで部下をうまく動かせるようになり、仕事が円滑に進むこと。
それが成果につながるため、自身の出世の道もひらけることがメリットです。
部下のメリットは、上司との信頼関係ができることでコミュニケーションがスムーズになり、仕事へのモチベーションがアップすること。
すると仕事で成果を出すことができるようになり、自分の評価を高めることができるのです。
そして、職場の人間関係が良好になることでお互いのストレスが減り、仕事への満足度がアップします。
仕事は1日の大半の時間を費やしているため、仕事の満足度がアップすれば、人生の満足度も格段に上がります。
そのため、部下に好かれる上司になることは、あなたの人生を大きく変えることになるかもしれません。
部下に好かれる上司になる方法
では、部下に好かれる上司になるには、どうすれば良いのでしょうか? 一番のポイントは、部下の気持ちを考えることです。仕事は業務だと思いがちですが、お互いに人間なので気持ちを切り離して考えることはできません。
そこを忘れてしまうと、部下に好かれる上司になることはむずかしいでしょう。では、部下に好かれる上司になる方法についてご紹介していきます。
部下の話をしっかり聞く
部下に好かれる上司になる方法は、部下に話しかけられたときに、しっかりと話を聞いてあげることです。
あなたが話をしっかりと聞くことで、部下は「自分のことをちゃんと考えてくれている」「自分のことをしっかり見てくれている」と感じ、あなたを信頼するようになります。
「忙しいから後にしてくれ」とか、顔も見ないで「はいはい」と適当に受け答えをしていると、部下に信頼されることはないでしょう。
たとえ忙しくても、いったん作業の手を止めて、部下の目を見て話を聞くことが大切です。
正しい叱り方をする
上司になると、部下を叱らなければいけない場面が出てきますが、そのときに正しい叱り方ができなければ、部下に好かれることはありません。
正しい叱り方は、決して感情的にならず、冷静にミスを指摘することです。
そして、何がダメだったのか、どのように改善すれば良いのか、論理的に説明すると良いでしょう。
部下に好かれたいあまりミスを見逃して叱らなかったり、感情的に怒鳴りつけるのはNGです。
正しい叱り方をしなければ部下になめられたり、部下が委縮して自信を失くしたりしてしまいます。
すると、いずれ大きなミスにつながり、あなたが責任を取らなければいけなくなってしまうでしょう。
誰に対しても平等に扱う
部下に好かれる上司になるには、誰に対しても平等に扱うことです。誰に対しても敬意を持って接し、人によって態度を変えることがない人は信頼できます。
取引先の人でも部下でも、会社の上役でも態度を変えることなく接することができる人は、部下に好かれる上司の特徴です。
部下の長所を褒める
部下に好かれる上司になるには、部下の長所を見つけて褒めてあげることです。人は誰でも「認められたい」という欲求があるため、褒められたいと思っているのです。
上司に褒められることで「自分のことをちゃんと見てくれている」と感じ、上司を信頼するようになります。
上司を信頼するようになれば、何かあったときに相談しやすくなり、風通しの良い職場環境をつくることができます。
そうすれば未然にミスを防ぐことにつながったり、より良い成果を出すことにつながったりするため、お互いに快適に仕事ができるようになるでしょう。
的確な指導で部下を成長させる
部下に好かれる上司になるには、「この上司の下について良かった」と思われるような指導をすることです。
的確な指導で部下を成長させることができれば、部下はあなたに感謝し、部署全体の士気も上がります。
部下には色々なタイプがいるので、部下の能力を上手に引き出すのも上司の仕事。
部下が活躍できる場所を提供したり、目標を決めてゴールへと導いたりすることで、部下も自発的に成長していけるようになるでしょう。
部下に嫌われる上司の特徴
部下に好かれたいと思っていても、「もしかして部下に嫌われてるかも?」と感じた経験があるかもしれません。では最後に、部下に嫌われる上司の特徴についてご紹介します。
反面教師にして、自分の行動を見直してみましょう。そうすれば、部下に好かれる上司になるのは簡単です。
自分が正しいと思っている
部下に嫌われる上司の特徴は、自分がいつも正しいと思っていることです。たしかに部下よりも上司のほうが知っていることは多いし、正しいことも多いかもしれません。
しかし、頭ごなしに部下を叱責したり、どんなときでも自分のほうが正しいと思ったりする行為は部下に嫌われます。
もし自分が間違っていると気づいたら、素直に認めて謝る上司が部下に好かれます。
イライラして攻撃的
部下に嫌われる上司の特徴は、イライラして攻撃的なことです。
部下を見下して横柄な態度をとったり、つねにイライラして八つ当たりしたりする上司は、言うまでもなく部下に嫌われます。
上司も人間なので、たまには機嫌が悪いときもあるでしょう。だからといって、それを部下の前で態度に出すのは上司として失格です。
明確な指示を出さない
部下に嫌われる上司の特徴は、明確な指示を出さずに、曖昧な指示を出すことです。
曖昧な指示を出された部下は、仕事の内容がよくわからないため、上司が求めるような結果を出すことができません。
すると上司に怒られて、部下は「やる気」や「自信」を失ってしまいます。
そしてどんどん仕事の効率が下がり、さらに部署内の雰囲気も悪くなり、「成果を出せない部署」というレッテルを貼られてしまうかもしれません。
上司が何か部下に指示を出すときは、わかりやすい言葉で「何をどうするのか」、明確な指示を出すことが大切です。
それが仕事の結果につながり、上司のストレスも軽減されるでしょう。
部下を信頼していない
仕事ができる上司には、2種類のタイプがいます。1つは、すべて自分がやって仕事を片づけるタイプ。そしてもう1つは、その仕事が得意な部下に任せるのが上手なタイプです。
どちらも仕事ができる上司ですが、前者の「すべて自分がやって仕事を片づける人」は、場合によっては部下に嫌われる恐れがあります。なぜなら、部下を信頼していないからです。
上司に信頼されていない部下は、仕事へのモチベーションが下がるのはもちろん、成長の機会を奪われていることになります。
そのため上司を信頼することができず、上司に不満を持つようになるのです。
すべて自分がやって仕事を片づければ、その時点での効率は良いかもしれません。
しかし、部下を育てることができないため、自分の負担が増えるだけです。その結果、効率が悪くなってしまうのです。
仕事ができて部下に好かれる上司は、部下をうまく育てて仕事を任せ、部署の生産性をどんどん向上させていくことができます。
そのためチーム全体が会社から評価されるようになり、部下と上司の関係性も良くなります。
リーダーに求められる条件を知って部下に好かれよう!
部下に好かれる上司になる方法についてご紹介しました。部下に好かれるメリットは多いため、部下に嫌われる上司の特徴を見直しつつ、部下に好かれる方法を実践してみてくださいね。尊敬されるリーダーの条件を知れば、自然と部下がついてくるようになります。そうすれば仕事が円滑に進むだけでなく、人間関係も良好になり、人生の満足度が格段にアップしますよ!