ダイエットしたいけど、体がなまっていて運動するのはキツイ。
そんなあなたにオススメのダイエット方法が、「ラジオ体操ダイエット」です。
誰でも一度はやったことがあるラジオ体操なら、子どもから高齢者まで誰でもカンタンにできます。
とはいえ、しばらく何の運動もしていなかった大人にとっては、意外とキツイと感じるかもしれません。中には、筋肉痛になる人もいるくらいです。
では、ラジオ体操のどんなところが、ダイエットに効果的なんでしょうか?
目次
ラジオ体操ダイエットの効果とは?
ラジオ体操ダイエットの効果は、ダイエットと健康の両方の効果が期待できます。
代謝がアップする
普段動かしていない筋肉を動かすだけでも、代謝アップに効果的です。筋トレのように「筋肉を鍛える」という動きでなくても、「筋肉を動かす」だけでOKなんです。
しばらく何の運動もしていなかった人なら、それくらがむしろちょうど良いのです。
いきなり激しい運動をしたら、体を壊してしまう恐れがありますからね。またラジオ体操は、人間の体のことを考え尽くされた動きが凝縮しています。
そのため1つ1つの動きが、とても重要なんです。
たとえばケガをした後のリハビリにも良いですし、スポーツのパフォーマンス向上のための準備運動にも効果的です。
幅広くさまざまなことに効果が期待できるラジオ体操は、ダイエットにも効果的なんです。
腰痛や肩こりの改善になる
ラジオ体操ダイエットは、全身運動の最高峰と呼べるくらいに、全身をバランスよく動かします。
そのため体のバランスが崩れたことによる痛み、たとえば肩こりや腰痛の改善にも効果が期待できるんです。
ラジオ体操は、血行が促進されて、筋肉をまんべんなく動かすことができます。体の筋肉バランスも良くなるため、姿勢が良くなることも期待できます。
姿勢が良くなれば、肩こりや腰痛の再発も予防できますね。
便秘が解消される
ラジオ体操ダイエットは、便秘解消の効果も期待できます。直接的な効果ではありませんが、全身運動の中には腸のはたらきを活発にする動きもあります。
お腹を伸ばしてストレッチしたり、縮こまってみたり、伸び縮みをくり返すことで、腸のぜん動運動をうながすことができると考えられます。
むくみや冷え性が改善される
ラジオ体操ダイエットの効果は、むくみや冷え性が改善されることです。ラジオ体操は、体の柔軟性を高めて、血行を促進する効果が期待できます。
血行が良くなると、老廃物が排出されやすくなり、むくみの解消に効果的です。また血行が良くなると、手足などの末端の冷え性も改善できますよね。
モチベーションUPやストレス解消に効果的
ラジオ体操ダイエットの効果は、体のことだけではありません。朝にやることでモチベーションがアップしますし、夕方にやることでストレス解消にも効果的です。
どんな効果が欲しいかによって、ラジオ体操ダイエットをする時間帯を変えてみると良いかもしれませんね。
いちばん良いのは、毎日朝晩でやること。回数は何回やってもOKです。体力と相談しながらやってみましょう。
ラジオ体操ダイエットのやり方
ラジオ体操ダイエットは、どのようなやり方なのでしょうか。要は、ただラジオ体操を毎日数回やるだけです。
1つ1つの動きをしっかりやる
ラジオ体操ダイエットのやり方は、1つ1つの動きをしっかり大きくやることです。ラジオ体操は、適当にやるなら全くやる意味がないと思ったほうが良いでしょう。
それくらい1つ1つの動きをしっかりやることが大切です。
朝晩の最低1日2回はやる
ラジオ体操ダイエットは、朝晩の最低2回はやると良いでしょう。朝やるメリットと夜やるメリットは後ほどご紹介します。
回数は、それなりに多いほどダイエットには効果的です。3~5回くらいやると良いでしょう。
ラジオ体操は簡単な動きですから、1回やったくらいでは痩せる効果は期待できません。1日を通して、間隔をあけて数回やると効果的ですよ。
ラジオ体操第一・第二の両方をやる
ラジオ体操ダイエットの効果は、ラジオ体操第一と第二の両方をやることでダイエット効果がアップします。
というのも、第一と第二では多少動かす筋肉が違うからです。どちらもバランス良く全身の筋肉を動かすのですが、第一が基本編とすれば、第二は応用編という感じです。
朝にやるメリット
- 代謝アップする
- 自律神経を整える
ラジオ体操を朝にやるメリットは、代謝をアップすることです。目覚めたばかりの体は、まだ活動を始めていません。
徐々に活動モードになるところですが、ラジオ体操をすることで一気に血行が促進されます。そのため活動モードにいち早く入れるということです。
また眠っていた時は副交感神経が優位ですが、朝になると交感神経が優位になります。このような自律神経のバランスを整える効果も期待できます。
自律神経を整えると、ストレスの緩和ややる気アップなどの効果も期待できますよ。
夕方にやるメリット
- 不眠症の改善
- ストレスや疲労を緩和させる
夕方にラジオ体操をやるメリットは、体をストレッチできることと、適度に体が疲れることです。
1日過ごした体は、疲れがたまっている状態ですよね。そのまま何もしないと、疲れが体に溜まったままになってしまいます。
でも夕方くらいに体を動かしておくことで、今日の疲れを明日に持ち越さずに済みます。さらに夕方に適度な運動をしておくと、体が疲れて眠くなりやすくなります。
そのため不眠症の改善と、ストレスや疲労の緩和の効果が期待できるのです。
ラジオ体操ダイエットの注意点
ラジオ体操ダイエットのやり方をご紹介しましたが、注意点をいくつかご紹介しておきましょう。
- 寝る直前にやると眠れなくなる
- 食後にやると消化不良になる
- 毎日継続してやる
寝る前は副交感神経が優位になり、とてもリラックスしている状態です。
副交感神経が優位の時に筋肉を動かしてしまうと、体が目覚めて交感神経が優位になってしまいます。すると眠れなくなってしまうんですね。
また食後に運動するのは、言うまでもなく良くありません。血流が全身に流れてしまうと、消化のための血流が足りなくなり、消化不良を起こしかねません。
また毎日継続してやらないと、ラジオ体操ダイエットは効果を発揮してくれません。
しかも即効性はないので、長期的に続ける必要があります。できれば3日以上は休まないこと。せっかく変わりはじめている体が、元の状態に戻ってしまいますよ。
ラジオ体操ダイエットは毎日継続することが大切
ラジオ体操ダイエットは、はっきり言ってそれほど消費カロリーは多くありません。ウォーキング10分間と同じくらいの消費カロリーですが、それって多くないですよね。むしろ歩いた方が楽かも。
有酸素運動は脂肪が燃焼しやすいと言われていますが、燃焼する脂肪の量は少ないのです。では、何がメリットなのか。それは全身をバランス良く動かすことによって、代謝がアップするということが最大のメリットです。
だから毎日続けないと意味がありませんし、長期的に続ける必要があります。でも筋肉痛の時は無理してやるよりも、休むほうが良いでしょう。ただし3日以上は休まないことが大切です。
ラジオ体操ダイエットは、家族全員でできるダイエット法なので、家族の健康づくりのためにも全員でやってみてはいかがでしょうか。