ヘマチンとは、もともと育毛剤に配合されている成分で、育毛効果が期待できるといわれています。
それ以外にも白髪や美髪効果が期待できるとのこと。
そんなヘマチンとは、いったい何なのか?
効果や使い方について、見ていきましょう。
目次
ヘマチンとは?
そもそもヘマチンとは、いったい何なのでしょうか。
動物の血液からできている
ヘマチンは、動物の血液からできています。なんて言うと、ちょっと怖いですよね。ヘマチンは、血液中にあるヘモグロビンを分離させてできた化合物です。
血液中ではグロビンという成分と結合していたのですが、それを分離させることによって、似たような成分と結合しようとするはたらきがあります。
髪の毛の成分である「ケラチン」は、グロビンと似ているため、ヘマチンがケラチンと結びついて髪をダメージから守ってくれるのです。
美容院でカラー後のシャンプーとして使われる
ヘマチン配合のシャンプーは、美容院でカラーやパーマの後のシャンプーとして使われています。
その理由は、パーマやカラーを長持ちさせるためです。なぜ長持ちするのかは、後ほどご紹介します。
ヘマチンのデメリット
ヘマチンには、とくに副作用はないとされています。しかし高価なのがデメリットです。使ってみたい人は、美容院かネット通販で購入が可能です。
またヘマチンを使いすぎると、髪がゴワゴワになると言われています。適量ならば美髪効果があるのですが、使いすぎは禁物ですね。
さらにヘマチンは酸素と結合しやすい性質があるため、炭酸水を使ったシャンプーには適していません。
ヘマチンの効果とは?
気になるヘマチンの効果とは、どんなものがあるのでしょうか。
パーマやカラーが長持ちする
パーマやカラーをすると、髪がアルカリ性に傾きます。もともと髪は弱酸性なのですが、いち早くアルカリ性から弱酸性に戻さないと、パーマやカラーが落ちやすくなると言われています。
ヘマチンには、アルカリ成分を除去するはたらきがあると言われています。そのためパーマやカラーが長持ちすると考えられています。
またパーマやカラーによって傷んだ髪の毛を修復する作用もあると期待できます。
白髪を予防する効果が期待できる
年齢を重ねると、髪の毛を黒くする「メラニン色素」の生成が減っていくと言われています。そのため髪の毛を黒くすることができずに、白髪になってしまうのです。
ヘマチンはメラニン色素を生成する「チロシナーゼ」を活性化させるはたらきがあるため、白髪予防の効果が期待できると言われています。
ただし、今ある白髪を黒くする作用はないと言われています。
抜け毛予防になる
ヘマチンには、抜け毛予防の効果も期待できます。抜け毛の原因となる活性酸素を除去して、毛根や頭皮の状態を良くする効果茶期待できるからです。
また紫外線ダメージによっても、頭皮や毛根が弱っていきます。そのため秋になると抜け毛が増えると言われています。
そんな紫外線によるダメージを修復する作用があるので、ヘマチンは抜け毛予防になるのです。
髪のダメージを修復して美髪になる
ヘマチンは、ヘモグロビンから分離してできた成分で、髪の毛の成分である「ケラチン」と結合しやすい性質を持っています。
ダメージを受けた髪は、ヘマチンとケラチンの結合によって、ダメージを修復してくれると考えられています。
そのためヘマチン配合のシャンプーを使うと、髪が元気で美しくなると言われています。
ヘマチンの使い方
ヘマチンは、具体的にどのような使い方があるのでしょうか。
ヘマチン配合のシャンプーとして
ヘマチンは高級シャンプーの成分として含まれています。髪にダメージを受けた時や、抜け毛が気になる時などに使うシャンプーとして効果を発揮してくれるでしょう。
またカラーやパーマをかけた後のヘアケアとして、ヘマチン配合のシャンプーを使うと良いでしょう。効果が長持ちします。
育毛効果のあるヘマチンで頭皮マッサージ
ヘマチン配合の育毛剤もあるように、育毛効果もあると言われています。
そのためヘマチン配合のシャンプーを使った時や、ヘマチン配合の育毛剤と一緒に頭皮マッサージをすると良いでしょう。
頭皮マッサージの方法は、指の腹で頭皮を動かすようにマッサージすることです。ヘマチンとの相乗効果で、より頭皮の血行が促進されると考えられます。
ヘマチンで美しく元気な髪へ
ヘマチンの効果や使い方について、ご紹介しました。ヘマチンは、白髪予防・抜け毛予防・髪ダメージの修復に効果が期待できます。年齢とともに抜け毛や白髪が気になりはじめますし、紫外線やカラーリングなど日常的に髪はダメージにさらされています。そんな髪を美しく元気な状態にしてくれるのが、ヘマチンの効果です。