健康にもダイエットにも美容にも良いと言われている「アカモク」。
そんな万能な食品があるの? と思った人もいるのではないでしょうか。
その通りです。アカモクは、スーパーフードと呼ばれているそうなんですよ。
アカモクは「褐藻類(ヒバマタ目ホンダワラ科)」の海藻です。
じつは日本で良く採れる海藻の1つ。「ぎばさ」という名前で売られていることもあるようです。
海藻類に「ダイエット効果」や「健康効果」があるのはご存知でしょうが、アカモクはさらにスゴイ効果が期待できると言われています。
どんな効果なんでしょうか?
目次
アカモクの効果・効能
アカモクの効果がどれくらいスゴイのか見ていきましょう。場合によっては、今すぐ食べないと!!
脂肪燃焼と脂肪の吸収を抑える効果
アカモクのダイエット効果は、「フコイダン」と「フコキサンチン」の効能によるものです。
この2つの成分が含まれていることで、脂肪が燃焼しやすくなる効果と、脂肪の吸収を抑える効果が期待できます。
また脂肪をつくりやすくなる「血糖値の上昇」も抑えるので、太りにくく痩せやすい体を実現させることができるんですね。
脂質の吸収を抑えるので、食事の最初に食べると良いですよ。
血行が促進されて代謝アップ
アカモクには食物繊維が多く含まれているので、脂肪の吸収を抑え、血行を良くしてくれます。また抗酸化作用も高いので、血行促進効果がバツグンです。
そのため代謝をうながし、ダイエット効果を高めてくれるのです。
むくみや便秘を解消する
アカモクに含まれる食物繊維が、便秘やむくみを解消してくれます。アカモクはネバネバしているので、便を包み込み、柔らかくして出やすくする効果も期待できます。
また血行が良くなることで、むくみや冷え性も改善されることでしょう。
美肌・アンチエイジング効果
アカモクは抗酸化作用が高く、美肌効果やアンチエイジング効果に優れています。
体内で発生した活性酸素を除去して、ニキビなどの肌トラブルを改善してくれます。また肌のハリや弾力をとり戻し、ターンオーバーをうながす作用も期待できます。
アレルギー症状(花粉症)を抑える
アカモクの抗酸化作用は、花粉症などのアレルギー症状を抑える効果も期待できます。免疫力をアップして、ガンなどのさまざまな病気予防にも役立ちます。
たとえば花粉症の場合は、免疫機能が過剰に反応することでアレルギー症状が出ますが、免疫機能を正常に戻す作用も期待できるのです。
花粉症の薬は副作用も心配なので、食品で摂れるアカモクがおすすめです。
アカモクを食べる際の注意点
アカモクは体に良いことづくしの万能食材ですが、食べる際には注意点もあります。
ヨード(ヨウ素)の過剰摂取に注意
海藻類全般に言えることですが、海藻類にはヨード(ヨウ素)と呼ばれる成分が含まれています。
このヨードは人間に必要な栄養ですが、摂りすぎるとさまざまな悪影響を及ぼす場合があります。
とくに妊娠中の過剰摂取には、注意が必要だと言われています。
大豆と一緒に食べるとヨードの吸収をおさえる
ヨードは大豆製品と一緒に食べると吸収を抑えられると言われています。
そのため納豆とアカモクを一緒に食べると良いでしょう。大豆製品はたくさんありますから、ぜひ一緒に摂ってみてください。
生食にはヒ素が含まれている
ちょっと怖い話ですが、アカモクにはヒ素が含まれているそうです。ヒ素と言えば、事件がありましたよね。それほど毒性が強いということです。
とくにアカモクに含まれているそうですが、おなじ種類の海藻である「ひじき」などにも含まれているんだとか。
生食がダメということなので、スーパーで売られている乾燥しているものは大丈夫でしょう。調理処理することで、ほとんどのヒ素が除去できるそうです。
アカモクの食べ方・買い方
アカモクは健康効果が高い食品として話題になりました。とはいえ、一般的なスーパーではあまり売っていないことが多いです。
石川県や山口県、東北地方などでは良く見かけることでしょう。
でも東京近郊では、なかなか知らない人も多いはず。東京近郊の大手スーパーでも、一部の店舗では置いているそうです。もしなければ、ネット通販や物産展などで買うこともできます。
アカモクの食べ方は、意外といろいろあります。さまざまな料理に利用すると、レパートリーの幅も広がりますね。
こちらのサイトでは、かなりの数の「アカモクレシピ」が紹介されていました。
アカモクレシピ▶アカモクの食べ方をご紹介 | EVAHのホームページ
あまりにもたくさんあってビックリしたのですが、その中から2つだけご紹介します。
アカモクのしょっぱいパフェ風レシピ
画像&レシピ引用元:アカモクしょっパフェ | EVAHのホームページ
材料はこちら
- アカモク 40g
- 卵 2個
- きゅうり 1本
- パプリカ 1/2個
- ミニトマト 4個
- レタス 適量
- 大葉 4枚
ドレッシングやぽん酢、お醤油など(お好みのもの)適量
野菜はお好みで変えてOKです。
タンパク質が摂れる「卵」と、水分の多い「きゅうり」、抗酸化作用の高い「ミニトマト」はあったほうが良いかもしれません。
トマトは彩りを良くするためにもおすすめです。
作り方
卵は茹で玉子にして、1個は刻み1個は飾り用に切る。
野菜は食べやすい大きさに切る。
透明なグラスに野菜と卵を彩り良く盛りつけ、最後にアカモクをのせる。
お好みのドレッシングをかけて完成。
引用: EVAHのホームページ
こちらのアカモクは、そのまま使えるものでしたが、通常は水で戻したもので良いでしょう。ちょっと味付けするなら、めんつゆで和えておくと良いかもしれません。
もしくはドレッシングをかけるので、そのままでも良いでしょう。
アカモクと納豆キムチの油揚げ包み焼き
アカモクのダイエット効果はご紹介しましたが、キムチのダイエット効果も有名ですよね。また「ヨード」の過剰摂取を抑えるのが「大豆製品」。
大豆製品と言えば「納豆」が代表格です。この2つを一緒に食べるられるおすすめレシピです。
材料はこちら
アカモク 80g
納豆 120g(3パック)
キムチ 50~100g
葱 適量
しょうゆ 小さじ1
ごま油 小さじ1
油揚げ 小5枚
作り方
①アカモク・納豆・キムチ・小口切りにした葱・しょうゆ・ごま油をよく混ぜ合わせる。
②油揚げを袋にして①を詰めて爪楊枝でとめる。
③トースターでこんがり焼き色がつくまで焼いたら完成。
アカモクダイエットは体の中も外もスッキリする
アカモクダイエットの効果とレシピをご紹介しました。
アカモクダイエットの健康効果は絶大で、体の中から健康になれる食品です。また脂肪燃焼効果も高いので、体の外側も見た目がスッキリします。
美容効果も高いので、まさにスーパーフードと呼ばれるにふさわしい万能食品ですね。
手に入れるのが多少困難な地域もありますが、ぜひ毎日の生活に取り入れて健康ダイエットを実現させましょう。