無理な食事制限やハードな運動はせずに、リラックスしながらダイエットしたいと思いませんか?
過度なダイエットをしてもすぐにリバウンドしてしまうなら、ゆるやかに痩せていくほうが効果的ですよね。
そんな人におすすめなのが、ダイエットに効果的なハーブティーを毎日飲むこと。
ハーブティーにリラックス効果があることは知られていますが、代謝をアップしたり、食欲を抑えたりするハーブティーもあります。
この記事では、ダイエットにおすすめのハーブティーや効果的な飲み方について解説します。
ハーブティーは飲むだけでなく、香りを嗅ぐだけでも効果的ですよ。
毎日の生活にハーブティーを取り入れて、リラックスしながらダイエット効果を手に入れましょう。
目次
ハーブティーのおもな効果
ハーブティーとは、ハーブを乾燥させたものをお湯で出したり、摘みたてのハーブをお湯に浮かべて出したりした飲み物のことです。
心身ともにリラックスできることが、ハーブティーのおもな効果。
しかし、ハーブティーにはさまざまな種類があり、その数なんと100種類以上とも言われています。
そのため、ハーブティーによってさまざまな効果が期待できると言えるでしょう。
特別にダイエット効果がなくても、ダイエット中のイライラを緩和してくれるリラックス効果を得られれば、ダイエットに効果をもたらしてくれます。
そう考えると、どの種類のハーブティーを飲んでもダイエットに少なからず効果的と言えますね。
今やハーブは手軽に手に入るものが多く、自分で栽培することもできるため生活に取り入れやすいのがポイント。
そんなハーブティーの中でも、ダイエットに効果的なハーブについてご紹介していきます。
ハーブティーにダイエット効果はあるの?
そもそもハーブティーには、ダイエット効果はあるのでしょうか?
ハーブティーを飲むと痩せやすくなると言われているため、「ハーブティーダイエット」というダイエット方法もあるくらいダイエットに効果的です。
では、ハーブティーにはどのようなダイエット効果が期待できるのか見ていきましょう。
体内の毒素を排出するデトックス効果
ハーブティーの中には、体内の毒素を排出するデトックス効果の高いものが多いです。
そのため、ダイエットを強力に後押ししてくれる強い味方。
体内にたまった老廃物を排出(デトックス)することで、血行が良くなり、代謝がアップして痩せやすい体をつくることができます。
そもそも体内に毒素がたまりやすくなるのは、塩分の摂りすぎや疲労の蓄積などによって血流が悪くなるから。
この状態になると代謝が低下し、太りやすくなるためデトックスが必要なのです。
デトックス効果のあるハーブティーを飲めば、利尿作用によって体内の老廃物がすっきりと排出されるでしょう。
代謝アップで脂肪燃焼効果
代謝が低下しているときは、むくみも併発していることが多いです。
むくみがある状態では、頑張って食事制限をしても、頑張って運動をしても、それほど痩せることができません。
それは、体内に老廃物や余計な水分がたまっているからです。
ハーブティーを飲むとむくみが解消され、代謝がアップして脂肪が燃焼しやすくなります。
脂肪燃焼効果が高まれば、運動などによる消費カロリーがアップし、脂肪が体につきにくくなるというメリットもあります。
腸の働きを活発にする便秘解消効果
ハーブティーの中には、腸を刺激する効果のある種類もあります。
腸を刺激すると、悪化した腸内環境が改善され、便秘を解消してくれます。
便秘はダイエットの大敵ですが、ハーブティーを飲むことで腸内がキレイになり、ダイエット効果を高めてくれるでしょう。
とくにハーブティーは天然の植物なので、市販の下剤を飲むよりも体に負担がかからず、自然に便秘を解消してくれるのがメリットです。
食欲を抑える効果
ハーブティーの中には、食欲を抑える効果のあるものがあります。
「ハーブティーで食欲をコントロールすることなんてできるの?」と思うかもしれませんが、食欲減退作用があることで知られているハーブがあるんです。
それが「フェンネル」というハーブ。
フェンネルを食事の30分前に飲めば、自然と食べ過ぎを抑えることができるのです。
無理な食事制限はストレスがたまり、失敗する原因になりますが、ハーブティーダイエットなら無理なく食欲を抑える効果が期待できます。
冷え性改善効果
ハーブティーには、冷え性を改善してダイエット効果を高める種類があります。
ハーブティーを飲むことで血行が促進されると、冷え性の改善はもちろん、美肌効果も期待できます。
また、ビタミンやミネラルなどの栄養素が含まれているハーブティーもあるため、体の中からキレイにする効果も期待できるでしょう。
体の中からキレイになれば、美肌にもダイエットにも効果的です。
ダイエットにおすすめのハーブティー6選
数あるハーブティーの中から、ダイエットにおすすめのハーブティーを6つご紹介します。
それぞれのハーブティーにはどのような特徴があり、どのようなダイエット効果が期待できるのか見ていきましょう。
フェンネル
「フェンネル」は、スパイシーで甘い香りが特徴的なハーブティーです。
利尿作用やデトックス効果が期待できるため、ダイエットにおすすめのハーブティー1つ。
デトックス効果により血行が促進されれば、むくみや冷え性を改善し、代謝がアップします。
そのため、ダイエット効果のあるハーブティーの代表格と言われています。
また、消化を促進する効果もあるので、食べ過ぎた後に飲めば胃腸の働きをサポートしてくれます。
食欲を抑える効果もあると言われているため、フェンネルは必ず取り入れたいハーブティーです。
レモングラス
レモングラスは、レモンのようなさわやかな香りが特徴のハーブティーです。
ハーブティー独特のクセはほとんどないため、初心者でも飲みやすいのがポイント。
レモングラスは腸内環境を整えて便秘を解消したり、体内のガスを排出する効果があると言われています。
そのため、デトックス効果によってダイエットを後押ししてくれます。
また、消化を促進する効果があることから、タイ料理にも良く使われるハーブの1つ。
疲労回復効果も期待できるため、さわやかな香りを楽しみながらリフレッシュするのも良いでしょう。
ネトル
ネトルにはビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、デトックス効果の高いハーブティーです。
利尿作用があり、体内の余分な水分を排出し、むくみを解消することで代謝をアップしてくれます。
そのため、ダイエットに効果的なハーブティーと言えるでしょう。
味にクセがなく飲みやすいので、ハーブが苦手な人や初心者でも気軽に飲めるハーブティーです。
カモミール
カモミールは、リラックス効果や安眠効果が有名なハーブティーですが、ダイエットにも効果が期待できます。
その理由は、ストレスはダイエットの大敵だからです。
ストレスによって食生活が乱れがちになったり、胃腸の調子が悪くなったりする人におすすめのハーブティーです。
また、カモミールによって安眠効果がアップすると、食欲を増進させる「グレリン」というホルモンの分泌を抑えることができます。
その結果、食べ過ぎを防ぐことでダイエット効果が期待できるのです。
ローズマリー
肉料理に使われることが多いローズマリーは、ハーブティーとして飲むこともできます。
ローズマリーにはデトックス効果があり、体の中からキレイに痩せられることがポイント。
とくに、ローズマリーには便秘解消や脂肪燃焼に効果のある「フラボノイド」という成分が含まれているため、ダイエット効果があると言われています。
また、香りが強くリラックス効果もあるので、ダイエット中のストレス解消にも効果的です。
ハイビスカス
ハイビスカスは鮮やかな赤色が特徴的で、女性に人気のハーブティーです。
ハイビスカスといっても、真っ赤な花を咲かせるあのハイビスカスではなく、「ローゼル」というハイビスカスに近い植物を乾燥させたものです。
ハイビスカスには「カリウム」や「クエン酸」が含まれていて、便秘やむくみの解消、血行促進などの効果があることから、代謝をアップさせる効果が期待できます。
そのため、ダイエットにおすすめのハーブティーです。
ダイエット効果を高めるハーブティーの飲み方
ダイエットにおすすめのハーブティーをご紹介しましたが、ダイエット効果のためにはいつ飲むのが効果的なのでしょうか?
基本的にはいつ飲んでもOKですが、ダイエット効果を高めるハーブティーの飲み方のポイントをご紹介します。
まずは基本のハーブティーの飲み方から解説
ハーブティは、1度に大量に飲むよりも、数回に分けて飲むほうが効果的です。
仕事中に一息つくときのお茶代わりに飲んでもOKです。
あまり飲み過ぎるのは良くありませんが、適量ならある程度の量を飲んでも問題はありません。
ハーブティーの効果を存分に引き出すためには、同じ種類のハーブティーばかり飲むのではなく、いくつかの種類をローテーションで飲むほうが効果的です。
ダイエット効果を高めるなら食前に飲む
ダイエット効果を高めるためにハーブティーを飲むなら、最適なタイミングは食前です。
食前にハーブティーを飲むことで、ハーブティーの効果を存分に体に吸収することができます。
また、ハーブティーの食欲を抑える効果を体感するためには、食後に飲んでもあまり意味はないですよね。
こまめにハーブティーを飲むことで、間食を抑えられる効果も期待できるでしょう。
朝・昼・夜の1日3回くらいは最低でも飲みたいところ。普段の飲み物をハーブティーに置き換えてみてくださいね。
ハーブティーは3ヶ月くらい飲み続ける
ハーブティのダイエット効果には、即効性はありません。
そのため、最低でも3ヶ月くらいは飲み続けることが必要です。
飲みはじめて3ヶ月くらいたつと、じわじわと体に変化が現われてくるはずです。
即効性を期待せず、気長に体質を改善していきましょう。
また、ハーブの香りにもさまざまな効能が含まれているため、ハーブの香りを楽しみながらリラックスして飲むと効果的ですよ。
ハーブティーの淹れ方
ここまでハーブティーについてご紹介してきましたが、おいしくハーブティーを淹れるにはポイントがあります。
そもそもハーブには、「ドライハーブ」と「フレッシュハーブ」があります。
ドライハーブとはハーブを乾燥させたもので、フレッシュハーブとは生のままのハーブの葉や花のことです。
またハーブティーは、茶葉をそのまま使う場合と、ティーバッグになっているものがあります。
どちらも効能は同じですが、ティーバッグの場合はいくつかのハーブがブレンドされているものが多いでしょう。
では、「ドライ」と「フレッシュ」のハーブティーの淹れ方をご紹介します。
ドライハーブティーの淹れ方
ドライハーブティーは、茶葉などを乾燥させることで成分が凝縮されています。
そのため、ハーブティーの効果を存分に体に吸収するには、ドライハーブティーのほうがおすすめです。
- あらかじめティーポットにお湯を入れて温めておきます。
- お湯を沸かし、沸騰させます。
- ティーポットのお湯を捨て、カップ1杯分につき、ドライハーブをスプーン1杯ほど入れます。
- そこにお湯を注ぎ、フタをして5分くらい蒸らします。
- カップにもお湯を注ぎ、温めておきます。
- 5分たったらカップのお湯を捨て、ティーポットのハーブティーをカップに注ぎましょう。
フレッシュハーブもドライハーブも、濃い目にしたい場合には少し長めに蒸らしても良いでしょう。
ただし、あまり長く蒸らすと「えぐみ」が出てきてしまうので、5分くらいがちょうど良いです。
フレッシュハーブティーの淹れ方
ドライハーブに比べてフレッシュハーブのほうが成分を抽出しにくいので、茶葉の量を2倍にします。
基本の淹れ方は、ドライハーブティーと同じです。
お湯を沸かしている間に、フレッシュハーブを洗って水気を吸い取っておきましょう。
葉が大きいものはハサミでカットするか、手でちぎります。
ティーバッグの場合も、基本のハーブティーの淹れ方は同じです。
アイスティーの淹れ方
ダイエット効果を期待するなら、ハーブティーをホットで飲むのがおすすめです。
体が温まることで、代謝がアップするからです。
とはいえ、アイスティーとして飲んでもハーブ自体の効能は変わりません。
アイスティーを作る場合は、ホットの2倍の茶葉を使用して蒸らしましょう。
あらかじめグラスを冷やしておき、氷をたっぷりと入れて熱いハーブティーを注ぎ入れます。
ホットとはまた違った風味を楽しむことができますよ。
また、だんだんと色が出てくるのを楽しむのも、ハーブティーを淹れるときの醍醐味。
ホットの場合もアイスの場合も、ガラスのティーポットを使って色が出てくる時間を楽しみましょう。
リラックスして待つのがポイントです。
ハーブティーをダイエットに活用する際の注意点
最近ではスーパーでもハーブティーを購入できるほど、身近な存在になったハーブティー。
だからこそ、注意点を守って飲むことが大切です。
ここまでハーブティーをダイエットに活用する方法についてご紹介してきましたが、注意点がいくつかありますので最後にご紹介します。
飲みすぎない
ハーブティーはダイエットに効果的ですが、たくさん飲めば早く効果が出るわけではありません。
そのため、あまり飲みすぎないように注意しましょう。
普段のお茶の代わりにハーブティーを飲んでも問題ありませんが、過度に摂取するのはおすすめできません。
また、ハーブティーには利尿作用の高い種類も多いため、飲みすぎると体内の水分が不足してしまう恐れもあります。
ハーブティーばかり飲むのではなく、水も並行して飲み、水分補給をするようにしましょう。
薬との飲み合わせや持病への影響に注意
ハーブティーにはさまざまな種類があるため、中には薬との飲み合わせが悪い種類もあります。そのため、何らかの薬を服用している人はハーブティーを控えましょう。
また、持病に悪影響を与える可能性のあるハーブティーもあるため、医師に相談してから飲むことをおすすめします。
ただし、医師でもハーブティーについての知識がない場合もあるので、薬の服用中や持病のある人はハーブティーを控えたほうが良いでしょう。
また、ハーブティーを飲みはじめてから体に何らかの異変を感じた場合には、すみやかにハーブティーを飲むのをやめ、医師に相談してください。
妊娠中や授乳中は控える
ハーブティーの中には、子宮を収縮させる作用のあるハーブティーがあるため、妊娠初期~中期に飲んでしまうと胎児に悪影響を及ぼす場合があります。
そのため、妊娠中はハーブティーを飲むのを控えましょう。
また、授乳中もできればハーブティーを飲むのは控えたほうが良いかもしれません。
副作用はないが、体質に合わない場合は中断する
ハーブティーは天然の植物のため、基本的には副作用はありません。
ただし、天然成分は体に良いというイメージがありますが、ハーブの有効成分が体質に合わない場合もあります。
そのため、異変を感じたらすぐにハーブティーを飲むのを中断しましょう。
まとめ
ハーブティーのダイエット効果やおすすめハーブ、効果的な飲み方などについてご紹介しました。
ハーブティーにはさまざまな効果がありますが、好きな香りやおいしく飲めるハーブティーを選ぶほうが続けやすいですね。
ハーブティーは3ヶ月くらいは飲み続ける必要があるため、ぜひお気に入りのハーブティーを見つけてみましょう。
ハーブティーを上手に毎日の生活に取り入れて、リラックスしながらダイエットを成功させましょう!