仕事・人間関係

仕事に疲れた…と思う原因と対処法|働き方の見直しとリフレッシュが必要

「仕事に行きたくない」
「仕事を辞めたい」
「何もしたくない」

そんなふうに、「仕事に疲れた……」と感じることはありませんか?

ストレスの多い現代社会では、「仕事に疲れた」と感じている人が約半数もいると言われています。

でも、仕事を辞めるわけにもいかないし、上手にリフレッシュすることもできなくて、つらい思いをしている人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、仕事に疲れたと感じてしまう原因と対処法についてご紹介します。

何が原因でつらいのかを突きとめ、疲れた心と体を回復させるための対処法を見ていきましょう!

仕事に疲れた……と思う原因は「無理をしている」から

仕事にやりがいを感じると仕事がどんどん楽しくなり、人生が充実して幸せな気分になりますよね。

しかし、あるアンケートによると、約半数の人が「仕事が楽しくない」と回答しています。

では、仕事が楽しくないと思ってしまう原因は何なのでしょうか?

それは、仕事がハードワークで疲れていたり、人間関係などの悩みを抱えていたりする人が多いからです。

つまり、無理をしているから仕事に疲れ果ててしまうのです。

本当は「仕事に行きたくない」と思っていても、「仕事をしなければいけない」という責任感や一般的な常識に縛られて、自分の本当の気持ちから目を背けてしまうのです。

すると心身ともに疲れてしまい、正常な状態ではなくなってしまう場合もあります。それが更なるストレスを生み出し、仕事に疲れ果ててしまうのです。

仕事に疲れたらリフレッシュも必要

心や体から「仕事に疲れた」というサインが出たら、リフレッシュすることも必要です。

疲れには「身体的な疲れ」と「精神的な疲れ」の2種類がありますが、どちらも放置すると日常生活に支障をきたす危険があります。

仕事を頑張ることは素晴らしいですが、無理をして心や体をこわしたら仕事ができなくなってしまいます。

だから、自分なりのリフレッシュ法を見つけて、心と体を癒してあげましょう。

早めに対処するためにも、心や体から出ているサインを見逃さないことも大切です。

とはいえ、「仕事に疲れた」と感じるのは、悪いことばかりではありません。

実は、「仕事に疲れた」と思うようなつらい時期は、成長のチャンスの場合もあるのです。

実は、「仕事に疲れた」と思うのは成長のチャンス!

仕事に疲れたと感じて休みたくなったり、辞めたくなったりしたときは、つらくて何もしたくない気分になることも多いと思います。

しかし、そんなつらい時期は、もしかしたら成長のチャンスかもしれません。

なぜなら、あなたに降りかかる苦痛や困難は、あなたが乗り越えるべき試練だからです。

その試練を乗り越えたとき、あなたは確実に成長できます

人間はつらいことがあると逃げたくなりますが、逃げてもくり返し降りかかってくる試練があるなら、それを乗り越えるまで何度でもやって来ます。

その試練は、あなたに必要だから降りかかっているのです。そして、その試練を乗り越えたときに、あなたは確実に成長できます。

チャンスとは、苦痛や困難の先にあるものだからです。

仕事に疲れたときの対処法

成長のチャンスだとわかっていても、仕事に疲れたときは上手にリフレッシュすることも必要です。では、仕事に疲れたときの対処法をいくつかご紹介しますので、参考にしてみてください。

ゆっくり休む

仕事に疲れたときの対処法は、まずはゆっくり休むことがオススメ。1日仕事を休んでも良いですし、思い切って長期休暇を取っても良いでしょう。

とにかく、心と体をゆっくりと休める時間をつくることが大切です。

いつも忙しくて疲れている人は、体が疲れているだけでなく、脳も疲れ果てています。脳が疲れると思考力が低下し、正常な判断ができなくなったり、うつ病につながったりすることもあります。

そのため、仕事のことを一旦忘れて頭を空っぽにすることも大事。脳・体・心をゆっくりと休めて、リフレッシュしましょう。

気分転換に軽く体を動かすこともオススメ。自然の多い場所で、新鮮な空気を吸いながらウォーキングなどの軽い運動をすると、心も体も元気になりますよ。

生活習慣を整える

良い仕事をするためには、体が資本ですよね。しかし、生活習慣が乱れていると、健康な体を維持できなくなり、疲れやすくなってしまいます。

体が疲れてくると、心まで弱気になり、うつ症状が出てきてしまう場合も少なくありません。

そのため「疲れてきたな」と感じたら、生活習慣を整えることが大切です。

早寝早起きをして生活リズムを整え、栄養バランスの良い食事を摂り、十分な睡眠をとることで健康な体を取りもどすことができるでしょう。

また、たまにはちょっと贅沢をして美味しいものを食べるのもオススメ。自分へのご褒美をあげることで、毎日の疲れを緩和することができるでしょう。

リフレッシュ法を見つける

仕事でのストレスがたまっていて、疲れている人も多いと思います。そんなときは、自分なりのリフレッシュ法を見つけることで対処しましょう。

自分が快適な気分になるリフレッシュ法なら、何でもOK。たとえば、以下のような方法を試してみてください。

  • マッサージ
  • 温泉
  • 近場の旅行
  • 自然に親しむ

疲れやストレスがたまると血行が悪くなり、体にコリが出てきます。そのため、マッサージで体のコリをほぐしてもらうのもオススメ。

また、近場に旅行に行ったり、温泉に入ったりするのも良いでしょう。とくに自然の多い場所なら、心も体も癒してくれますよ。

仕事以外の人間関係をつくる

仕事の人間関係に疲れてしまった人は、仕事以外の人間関係をつくるのがオススメ。職場の人間関係に悩んでいる人は多いですが、それがすべてではありません。

むしろ職場の人間関係なんて、仕事のつながりしかないので、あなたの人生においてそれほど重要ではないのです。

そのため仕事以外の人間関係をつくって、その仲間とリフレッシュしましょう。たとえば、学生時代からの友人と定期的に会ってストレスを発散するのも良いですね。

また、地域のコミュニティーや習い事などの仲間、ボランティア活動での仲間をつくるのも良いでしょう。

あなたの人生を豊かにする人間関係を大切にしてください。

自分の能力を再確認する

「仕事を頑張っているのに評価されない」「今の仕事が向いていないような気がする……」このように感じているなら、自分の能力を再確認してみましょう。

同僚よりも努力しているし、仕事もサボらずに一生懸命やっているのに成果が上がらないなら、向いていないのかもしれません。

その仕事が好きなら続けることをオススメしますが、もしそうでないなら今の仕事にしがみつく必要はありません。他の道を探すことも1つの方法です。

今一度自分の能力を確認し、自分の強みとは何か、逆に自分の弱みとは何かを考えてみましょう。

退職しなくても異動することが可能であれば、違う職種にチャレンジしてみるのも良いでしょう。あなたの能力を発揮できる場所で、生き生きと仕事をしてください。

働き方を見直す

仕事に疲れたと感じるのは、働き方が自分に合っていない可能性もあります。働き方を変えれば、今の仕事でも十分に人生を豊かにすることができるかもしれません。

たとえば、以下のような働き方を見直してみてはいかがでしょうか?

◆仕事量や仕事内容を見直す

仕事量が多すぎて仕事に疲れているなら、働き方を変えるだけで仕事への意欲が戻ってくるかもしれません。

たとえば、自分がやるべき仕事以外も引き受けてキャパオーバーになっていませんか? 誰かに頼めることは、思い切って頼んでみましょう。

また、自分が苦手な仕事や嫌な仕事をリストアップして、その仕事が得意な人に頼んでみるのも1つの方法です。

苦手なことを克服することも大切ですが、仕事の効率を考えると得意な人に頼んだほうが円滑に仕事が進みます。無理して一人で抱え込まず、仕事を分担しましょう。

逆に、あなたが得意な仕事があれば率先して引き受け、強みを伸ばしていくことによって仕事での評価が望めるでしょう。

◆やりがいのない仕事も極めれば一流になる

「仕事にやりがいを感じない」「仕事が単調すぎてつまらない」と感じている人もいるかもしれません。仕事にやりがいを感じないと、疲れは倍増してしまいます。

しかし、やりがいのない仕事でも誰よりも極める努力をすれば、だんだん楽しくなり、生き生きと仕事をすることができます。

つまらない仕事を「つまらない」と思いながらやっても成長にはつながりませんが、極めようと努力すると一流になることも可能です。

意識を変えるだけで、仕事に対する姿勢も意欲も変わってきますよ。

◆時短・在宅などの働き方も検討する

現代社会には、多様な働き方があります。必ずしも会社で朝から晩まで働く必要はないのです。

満員電車に揺られて会社へ行き、疲れ果てて終電で帰るだけが正社員の働き方ではありません。

たとえば、正社員でも勤務時間が短かったり、在宅勤務が可能な仕事もあります。そのような働き方ができれば、プライベートを重視することも可能です。

あなたに合った働き方ができる仕事を探し、人生を豊かにしていきましょう。仕事のためにプライベートを犠牲にするという考え方は、もう古いのです。

何もしたくないほど仕事に疲れたら?

仕事に疲れたときは働き方を見直したり、リフレッシュ法を見つけたりして対処することが大切ですが、仕事に疲れすぎて無気力になり「何もしたくない……」という場合もあると思います。

それほどまでに疲れ果ててしまったときは、ちょっとしたリフレッシュでは対処できないかもしれません。

では、何もしたくないほど仕事に疲れたら、どのように対処すれば良いのでしょうか?

休職する

とくに職場の人間関係で悩んでいる人は、仕事に行きたくないのはもちろん、家に帰ってからも気が休まらず、うつ状態になってしまう人も少なくありません。

また、ハードワークで過労寸前まで疲れ果てている人は、命の危険さえあります。その場合には、休職するのも1つの方法です。

医師の診断書が必要になりますが、それを会社の総務課などに提出すれば、休職の申請をすることができます。

休職の申請をすれば、給料の一部を受け取ることも可能です。心身ともに疲れ果ててしまったら、休職も検討してみると良いでしょう。

転職する

今の会社ではこれ以上改善が望めない場合は、転職も視野に入れて将来を考えてみると良いでしょう。

有給休暇を利用して転職活動をすることも可能ですし、今後の人生についてじっくり考えてみるのもオススメです。

一度きりの人生ですから、悔いのない道を歩んでください。逆境に打ち勝つために根性で乗り切ることも大切ですが、心と体が壊れてしまったら本末転倒です。

自分の体を守れるのは自分だけなので、壊れる前に対処して有意義な人生を送りましょう。

自分に合った働き方とリフレッシュ法を見つけよう!

誰しも「仕事に疲れた……」と思うことはあります。そんなときは何もかもがイヤになってしまいがちですが、上手に対処すれば大丈夫。自分に合った働き方とリフレッシュ法を見つけて、心と体の疲れを癒してあげましょう。また、何もしたくないほど仕事に疲れたときは、休職や転職を視野に入れて対処しましょう。自分らしい生き方を見つけていけば、ふたたび人生が輝きはじめますよ!