新型コロナウィルスの影響で、毎日の生活が大きく変わってしまった人も多いと思います。
「緊急事態宣言」が発令されてからは外出を自粛してはいるものの、食料品の買い物には行かなければ生活できません。
もちろん、仕事に行かなければ生活できない人も多いと思います。となればマスク着用が必須なのに、マスク不足が解消される気配はなく、不安な日々が続いています。
そこで今回は、「マスク不足を解決する方法はあるのか?」について考えてみたいと思います。
それに加えて、紙マスクと布マスクの違いについても解説。効果はどれくらい違うのか、気になるポイントについて見ていきましょう。
目次
紙マスクと布マスクの違いとは?
マスクは、大きく分けて3つの種類があります。手術のときなどに使われる「医療用マスク」、工事現場などで使われる「産業用マスク」、一般の人がウィルスや花粉などを予防する目的で使う「家庭用マスク」の3種類です。
この中でも、家庭用マスクには「不織布マスク(紙マスク)」と「ガーゼマスク(布マスク)」の2種類あります。
では、紙マスクと布マスクには、どのような違いがあるのでしょうか?
不織布マスク(紙マスク)のほうがフィルター性にすぐれている
不織布マスク(紙マスク)とは、繊維をからみ合わせて接着させた紙のような布でできているマスクです。フィルター性にすぐれていて、ウィルス感染などを予防する効果が高いと言われています。
ウィルス予防の効果が高い「サージカルマスク」は「不織布マスク(紙マスク)」の一種ですが、今は一般用としても定着しましたね。
一方、昔から一般的に使用されていたガーゼマスク(布マスク)は、繊維を編み込んで作られているため目が粗く、ウィルスや花粉などを通しやすいと言われています。
不織布マスク(紙マスク)のほうがウィルス感染を防げるとは限らない
不織布マスク(紙マスク)のほうがフィルター性にすぐれているため、布マスクよりもウィルス予防の効果が高いと思ってしまいますよね。しかし、必ずしもウィルス感染を防げるとは限りません。
なぜなら、顔にぴったりフィットしていないと効果は薄れてしまうからです。顔の形は千差万別なので、マスクと顔の間に隙間ができてしまえばウィルスを通してしまうのです。
そのため、布マスクのほうが顔にフィットしやすい場合もあるでしょう。また、ゴムが伸びてしまったり、使い捨てなのに何度も使用したりしていると、フィルター性は低くなってしまいます。
つまり、不織布マスク(紙マスク)のほうがウィルスなどを通しにくい素材でできているというだけなのです。
マスク不足を解決する方法はあるの?
紙マスクと布マスクの効果の違いはわかりましたが、店頭ではマスクが販売されていないことが多いですよね。
製造メーカーはフル稼働で生産しているようですが、需要に対して供給が追い付いていない状況です。今までマスクを扱ったことがない企業も、マスク製造に乗り出しているようですが、それでもまったく追いつきません。
新型コロナウィルスの感染が落ちついたため、中国からの輸入も再開されたようですが、一般店頭に並ぶマスクは微々たるもの。
あっという間に売り切れてしまうため、入手が困難な状況が続いています。
では、このマスク不足を解決する方法はあるのでしょうか?
マスクを手作りする
マスクを購入できないのなら、手作りするしかないですよね。とはいえ、作ったことがない人は作り方もわからないことでしょう。
マスクの作り方を丁寧に解説してくれる記事がありましたので、ここでご紹介させていただきます。
マスクの材料
- 表布にオックス生地(縦15センチ×横35センチ)
- 裏布にガーゼ生地(縦15センチ×横30センチ)
- マスク用ゴム
※ガーゼ生地とマスク用ゴムは入手困難なため、布の種類を変えたり、髪結い用ゴムなどを使用したりして作ってはいかがでしょうか?
マスクの作り方
型紙を印刷します。
※こちらのページより型紙を100%で印刷してください。
>>>参照元:nunocoto fabric
型紙に合わせて布をカットします。
表布同士、裏布同士を中表で縫い合わせます。ぬいしろは1センチ。
カーブの部分に切れ目を入れます。
ぬいしろ部分にアイロンをかけます。
2枚の布を縫い目同士で合わせ、上下を端より1センチの場所を縫い合わせます。
布を表にひっくり返します。
アイロンをかけます。
両側を内側に三つ折りにし、アイロンをかけます。
端は返し縫いをして、しっかりと縫い合わせましょう。
ゴムを通して結んだら完成です。
詳しい作り方は、こちらをご覧ください。
>>>参照元:nunocoto fabric
マスク不足は手作りマスクで乗り切ろう!
マスク不足は、当分のあいだ解消されそうにありません。それなら手作りマスクで乗り切りましょう。ウィルス感染を予防する効果があるわけではありませんが、飛沫感染を防ぐ助けにはなってくれます。
行動を自粛されてストレスもたまっていると思いますが、むやみに外出するのは避け、どうしても外出する場合には手作りマスクを着用しましょう。