飲む日焼け止めのメリット・デメリット!
万全に紫外線対策をしているのに、日焼けしてしまった経験はありませんか?
しっかり日焼け止めを塗ったつもりでも、意外なところに塗り残しがあって、部分的に赤くなってしまうことも少なくありません。
そんな悩みを解消してくれるのが、「飲む日焼け止め」と呼ばれるサプリ。ここ数年で、かなりポピュラーになってきましたよね。
でも、実際にはどのような効果があるのか、わからない人も多いはず。
そこで今回は、飲む日焼け止めのメリット・デメリットについてご紹介します。敏感肌の人でも効果的に美白ケアができて、アンチエイジング効果も高い「飲む日焼け止め」について見ていきましょう!
目次
飲む日焼け止めとは?
紫外線が強い季節になると、日焼け止めクリームで紫外線対策をする人は多いと思いますが、最近は「飲む日焼け止め」が人気を集めています。
飲む日焼け止めとは、日焼け止め効果のある成分が配合されているサプリメントのことです。
アメリカで話題になり、アンチエイジング効果もあるということで日本でも注目されています。とくに敏感肌の人は、日焼け止めクリームが肌トラブルの原因になることも多く、悩みの種になっている人も多いはず。
そんな人にとっての救世主が、飲む日焼け止めなんです。
飲む日焼け止めに配合されている成分とは?
飲む日焼け止めに配合されている有効成分は、「ニュートロックスサン」や「フェーンブロック」という成分です。それぞれの成分の効果について見ていきましょう。
ニュートロックスサン
飲む日焼け止めに配合されている成分「ニュートロックスサン」とは、ローズマリーやシトラスから抽出したエキスのことで、天然のポリフェノール成分です。
抗酸化作用が高く、紫外線を浴びることによって発生する活性酸素を除去し、日焼けやシミなどを予防する効果があります。
ニュートロックスサンには即効性はありませんが、飲み続けるほどに効果が高まっていくと言われています。
フェーンブロック
飲む日焼け止めに配合されている成分「フェーンブロック」とは、シダ植物から抽出したエキスのことで、「PLエキス」とも呼ばれています。
海外の日焼け止めサプリに配合されていることが多く、即効性があるのが特徴です。そのため「今日は焼きたくない」という日だけ飲む、という飲み方もできます。
ただし、シダ植物にアレルギーのある人は、服用に注意が必要です。
飲む日焼け止めのメリット
では、飲む日焼け止めにはどのようなメリットがあるのでしょうか? 塗る日焼け止めでは得られないメリットについて見ていきましょう。
日焼け止めの塗り残しの心配がない
忙しい朝の時間帯に、全身に日焼け止めを塗るのは大変ですよね。しかも、細かい部分や手が届かない部分は塗り残しやすく、それが原因でムラ焼けになってしまうことも。
飲む日焼け止めなら、飲むだけで全身の紫外線対策ができるので、うっかり日焼けの心配が少なくなります。飲む日焼け止めには、おもに以下のようなメリットがあります。
- 塗りにくい場所もUVケアができる
- 汗や水で落ちる心配がない
- 塗り残しでムラ焼けする心配がない
夏のレジャーなどで海やプールに入ったり、汗をたくさんかいたりすると、日焼け止めクリームは流れ落ちてしまいます。
でも、飲む日焼け止めなら流れ落ちる心配もなく、面倒な塗り直しの手間が省けるのもメリットです。
目から入る紫外線対策にも効果アリ
紫外線によるダメージは、肌に直接与えるだけでなく、目から入る紫外線も肌に影響を与えることがわかっています。目から紫外線が入ると、細胞がダメージを受けて脳が反応します。
脳が「危険」と判断するとメラニンが生成され、シミの原因になってしまうのです。
これを防ぐためにはサングラスが効果的ですが、サングラスの横から入った紫外線によって日焼けしてしまうこともあります。
つまり、日傘をさしていても、日陰にいても、メラニンはつくられるということです。
飲む日焼け止めには、天然のサングラスと呼ばれる「ルティン」という成分が含まれるサプリがあり、目から入る紫外線にも効果があります。
そのため、どこにいても、どこから紫外線が入ってきても、万全な紫外線対策ができるということですね。目に日焼け止めを塗ることはできないので、飲むサプリは頼もしい存在です。
美白・アンチエイジング効果が高い
飲む日焼け止めは、日焼け止めの効果だけでなく、日焼け後のケアにも効果的です。抗酸化作用が高いので、美白効果はもちろん、美肌へ導くアンチエイジング効果も期待できるのがメリットなんです。
体の外側からケアする日焼け止めクリームと違って、体の内側からケアする飲む日焼け止めは、肌そのものを美しくしてくれる効果があります。
▶おすすめの飲む日焼け止めサプリと選び方|体の内側から肌を守る紫外線対策
敏感肌の人は肌トラブルが少なくなる
日焼け止めクリームには、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤が使用されていて、敏感肌の人には刺激が強すぎる場合があります。
そのため敏感肌の人は、日焼け止めクリームで肌トラブルを起こしやすく、日焼け止めクリームを塗りたくない人も多いことでしょう。
また、シミを防ぐ「美白化粧品」も刺激が強いものが多いので、なかなか美白ケアに手が出せない人も多いのではないでしょうか?
そんな敏感肌の人には、飲む日焼け止めがおすすめです。飲む日焼け止めなら、肌に負担をかけることなく紫外線対策ができます。
ただし、飲む日焼け止めだけで紫外線を100%カットできるわけではありません。
飲む日焼け止めの効果を利用すれば、肌にやさしい日焼け止めと併用することで、より高い日焼け止め効果が期待できますよ。
日焼けせずにビタミンDの吸収ができる
昨今、問題になっている「ビタミンD不足」。子どもの頃から紫外線を避けすぎると骨がもろくなり、骨粗しょう症などの骨の病気のリスクを高めます。
これは、ビタミンDが不足することで、カルシウムの吸収率が低下してしまうからです。
ビタミンDは食品にも含まれていますが、日光を浴びることによって皮膚から吸収するの効果的だと言われています。
とはいえ、子どもの頃から紫外線に当たると、今度は皮膚ガンのリスクを高めます。
18歳までの子ども時代に浴びた紫外線の量によって、皮膚ガンのリスクを高めることがわかっています。
この両方を解決してくれるのが、飲む日焼け止め。
飲む日焼け止めなら、皮膚ガンのリスクを減らすとともに、骨の健康を守ることもできるというメリットがあります。
飲む日焼け止めのデメリット
メリットの多い飲む日焼け止めですが、デメリットはあるのでしょうか? 飲む日焼け止めのデメリットについてご紹介します。
塗る日焼け止めに比べると高い
飲む日焼け止めのデメリットは、塗る日焼け止めに比べると金額が高いことです。平均すると、1ヶ月あたり5000円くらいのものが多いようです。
飲む日焼け止めの種類にもよりますが、飲み続けることで効果がどんどん高まっていくため、続けられる価格のものを選ぶことも大切ですね。
一定期間飲み続けないと効果が得られない
飲む日焼け止めは、飲み始めてすぐには効果が実感できないことが多いです。2~3週間くらい飲み続けないと、十分な日焼け止め効果が期待できない場合があります。
一定期間飲み続けないと効果が得られないのはデメリットですね。
とくにニュートロックスサン配合のサプリは、効果が出るまで3ヶ月くらいは飲み続ける必要があります。できれば夏の時期だけでなく、1年中飲み続けることが大事。
冬の間もしっかり飲み続けることで、夏の紫外線に対抗できる肌をつくることができます。
妊婦や授乳中のママは服用しないほうが良い
飲む日焼け止めに含まれる成分は、天然由来のものなので、基本的には副作用などはありません。とはいえ、妊婦や授乳中のママは服用しないほうが良いでしょう。
とくに「ニュートロックスサン」は、ハーブの一種である「ローズマリー」から抽出したエキスです。
ローズマリーには、子宮を刺激する作用があるため、妊婦さんは服用しないほうが良いでしょう。早産や流産のリスクを高めます。
また、赤ちゃんへの影響を考えると、授乳中のママも念のため控えましょう。
日焼け止めクリームと併用する必要がある
飲む日焼け止めのメリットは、日焼けダメージに負けない肌をつくってくれることですが、飲む日焼け止めだけでは完全に紫外線をカバーできません。
そのため、日焼け止めクリームと併用する必要があります。
とはいえ、体の内側から紫外線ダメージに対抗してくれているので、何も飲まないときに比べると、格段に日焼け止めクリームでの対策が楽になりますよ。
飲む日焼け止めで敏感肌でも効果的に美白ケア
飲む日焼け止めのメリット・デメリットについてご紹介しました。「ここぞ!」というときに飲むタイプのサプリと、毎日飲んで体の内側から美白ケアするタイプのサプリの2つに分かれます。敏感肌の人は、塗る日焼け止めでの肌トラブルを起こすことが多いので、飲む日焼け止めで効果的に美白ケアしていきましょう!