食べてないのに痩せない理由と食事制限だけで痩せるコツ
つら~い食事制限をしているのに「なんで痩せないのー?」と思っている人はいませんか?
ぜんぜん食べてないのに、なぜか痩せないときってありますよね。
カロリー制限をして、食事量も減らして、高カロリーなものを食べないようにして……。
涙ぐましい努力をしているのに痩せないと、本当に泣きたくなってしまいます。
実は、食べてないのに痩せない理由は、ほとんどが間違った食事制限によるものなんです。
そこで今回は、食べてないのに痩せない理由と、食事制限だけで痩せるコツについてご紹介します。
食事制限のやり方を間違えると、痩せるどころか、逆に太ってしまう場合も。
そんな悲しい結末を迎えないためにも、正しい食事制限のコツを見ていきましょう!
目次
食べてないのに痩せない理由
ほとんど食べてないのに痩せないと、ダイエットを頑張るためのモチベーションも下がってしまいますよね。
「食べてない」ということは、摂取カロリーが減っているはずなので、消費カロリーのほうが多くなって必然的に痩せるはず。それなのに痩せない理由とは、いったい何なのでしょうか?
水分の摂り方が間違っている
食事制限でダイエットすると、食べ物ばかりに気を取られがち。でも、飲み物のことを忘れていませんか?
ジュースや砂糖入りのコーヒーなどは、食べ物以上に太りやすいんです。
そのため、水やお茶、ブラックコーヒーや無糖の紅茶など、できるだけノンカロリーの飲み物を選ぶことが大切です。
また、食べてないのに痩せない理由は、そもそも水分補給が足りていないのかもしれません。
通常は食べ物に含まれる水分も摂取していますが、食事制限中は食べ物からの水分補給が減り、水分不足になりやすいのです。
水分が不足すると血液がドロドロになり、血行が悪くなります。血行が悪くなると「冷え」や「むくみ」、「便秘」や「代謝の低下」などを引き起こします。
もう、悪いことだらけ! だから、ダイエット中の水分補給は大切ですよ。
便秘をしている
食べてないのに痩せない理由は、便秘をしているせいかもしれません。食べる量が減ると便のカサも減り、十分な便を作れなくなってしまいます。
すると、スムーズに便を排泄できなくなり、便秘を引き起こします。
便秘になると体内に老廃物がたまり、血行が悪くなります。血行が悪くなると、むくみや冷えの原因になり、代謝が低下することで痩せにくくなるのです。
代謝が低下している
食べてないのに痩せないのは、代謝が低下している可能性があります。代謝が低下する理由は、加齢や栄養不足、運動不足や水分不足などが挙げられます。
代謝が低下すると痩せにくくなるのはもちろん、少し食べただけでも脂肪がつきやすくなります。この状態を抜け出さなければ、思うように痩せることはできないでしょう。
◆ダイエット特有の「停滞期」かも?
ダイエットで食事制限を始めて、1ヶ月目は順調に体重が減っていたのに、2ヶ月目になると急に痩せなくなることがあります。これは「ダイエットの停滞期」に入ってしまったのかもしれません。
1ヶ月目に体重の5%以上の減量をすると、体が生命の危機を感じて、飢餓状態になります。つまり、これ以上体重が減ると命の危険があるので、脂肪を蓄えて体重の減少を阻止しようとしているのです。
ダイエットの停滞期は、体重が減らないだけでなく、脂肪がつきやすい状態。間違った食事制限は、太りやすい体を作ってしまう危険があることを覚えておきましょう。
ストレスによる睡眠不足
食べてないのに痩せない理由は、ストレスの影響かもしれません。ストレスがたまると脳が興奮状態になり、体は疲れているのに眠れなくなってしまうんです。
これは、自律神経が乱れ、交感神経が優位になっている状態。
本来、夜になると副交感神経が優位になり、リラックスして眠くなるのですが、交感神経が優位な状態が続くと、寝たとしても安眠できず、睡眠不足になってしまうのです。
睡眠不足になると、食欲を増進させるホルモンが分泌され、逆に、食欲を抑えるホルモンの分泌が低下してしまいます。
すると、食べ過ぎてしまったり、食欲を我慢するのがつらくなったりしてしまうのです。
必要な栄養を十分に摂れていない
食べてないのに痩せない理由は、必要な栄養を十分に摂れていないことです。つまり、偏った食生活をしていると、「食べてないのに痩せない」という状況に陥りがち。
とくに、以下のような栄養素が足りていないと、食べてないのに痩せなくなる可能性があります。
◆「糖質」と「タンパク質」の減らしすぎ
糖質を摂り過ぎると太りやすくなりますが、まったく摂らないのも痩せなくなる原因の1つ。
糖質は最初に消費されるエネルギーなので、脂肪を燃焼させるための着火剤の役割があります。
また、食事制限で不足しがちなのが「タンパク質」です。タンパク質は高カロリーの食材が多く、ダイエット中は避けがちな食品。
しかし、タンパク質が不足すると、空腹時に筋肉が分解されて、脂肪に変換されてしまいます。つまり、筋肉量が減って脂肪が増えるということ。
筋肉量が減ると、代謝が低下して痩せにくくなるため、筋肉量を減らさないために、筋肉の元になるタンパク質を摂るようにしましょう。
◆代謝に関わる「ビタミンB群」不足
ビタミンB群は代謝に関わる栄養素で、これが不足すると代謝が低下して痩せにくくなります。ビタミンB群が不足する理由として、コンビニ弁当やカップ麺などの「食品添加物」の摂り過ぎが挙げられます。
食品添加物を過剰摂取すると、ビタミンB群を大量に消費し、代謝が低下してしまうのです。
ちなみに、ビタミンB1は肉や魚、卵や大豆製品などに含まれているため、タンパク質を摂ることでビタミンB1も同時に摂取できるメリットがあります。
夜遅くに食べている
いくら食事量を減らしても、夜遅い時間に食べていると痩せられません。夜は、食べた後にカロリーを消費する時間が短く、しかも、代謝が低下している時間帯です。
また、消化が終わる前に寝てしまうと、胃の中に食べ物が残ったままになり、胃腸の機能が低下してしまう恐れもあります。
そのため、寝る3時間前までには食べるのを終え、しっかり消化してから眠りにつきましょう。
消化が終わる前に寝ると、安眠の妨げにもなるため、睡眠不足によって太りやすくなることがあります。
塩分の摂り過ぎ
人間には適度な塩分が必要ですが、塩分を摂り過ぎると食べてないのに痩せにくくなります。
塩分を摂り過ぎると「むくみ」を引き起こし、血流が悪くなることで代謝が低下します。そのため、痩せにくくなってしまうのです。
塩分を摂り過ぎるとむくむ理由は、喉が渇いて水をたくさん飲み、体内の塩分濃度を一定に保とうとするから。
つまり、血液中の塩分濃度を薄めるために、体内に水分を大量にため込んでしまうのです。
むくみが生じると足や顔などがパンパンにふくらみ、体重も増えてしまいます。
とくに、外食やジャンクフード、スーパーの総菜などを良く食べる人は、塩分の摂り過ぎになっている可能性があるので、できるだけ自炊することをオススメします。
食事制限だけで痩せるコツ
食べてないのに痩せない理由がわかったところで、次に、食事制限だけで痩せるコツについてご紹介します。できれば運動を取り入れるのが1番ですが、運動をしないで痩せたい人は、コツをつかんで効果的に痩せましょう。
タンパク質を必ず摂る
食事制限だけで痩せるコツは、タンパク質を必ず摂ること。タンパク質を摂らないと筋肉量が減少する恐れがあり、代謝が低下してしまう原因になります。
肉や魚、大豆製品や卵などに含まれるタンパク質は、欠かさずに摂るようにしましょう。
良質なタンパク質を効率よく摂りたいなら、プロテインもオススメです。食材で摂るよりも比較的カロリーが少なく、効率的にタンパク質を補給できますよ。
▶プロテインで痩せる!種類別のダイエット効果と正しい飲み方
糖質は控えめにして、白米を玄米にチェンジ
糖質を抜くのはNGですが、摂り過ぎも太る原因になります。そのため、糖質を控えめにすることが食事制限だけで痩せるコツです。
また、炭水化物が大好きな人は、白米を玄米にチェンジするのがオススメ。玄米のほうが硬くて食べ応えがあり、お腹が空きにくいので食事制限が楽になります。
糖質量はそれほど変わりませんが、ビタミンや食物繊維などが豊富に含まれているので、栄養価が高く血糖値も上昇しにくいです。
もし玄米が苦手なら、ジャガイモやトウモロコシなどの野菜、バナナやリンゴなどの果物を摂るのも良いでしょう。
これらの食材には糖質だけでなく、ビタミン類などの栄養も含まれているので、米を抜いている人は上手に取り入れてみましょう。
絶対に便秘しない
食事制限だけで痩せるコツは、絶対に便秘しないようにすることです。運動ナシの食事制限ダイエットで、便秘をしたらすべて台無し。
体重が落ちなくなるのはもちろん、代謝が低下して太りやすくなるからです。
便秘を予防するには、以下のような食べ物を積極的に摂りましょう。
- 海藻類やキノコなどの食物繊維
- ヨーグルトや納豆などの乳酸菌
- バナナやゴボウなどのオリゴ糖
食物繊維やオリゴ糖は、乳酸菌と一緒に摂ると便秘解消に効果的です。
◆食物繊維はダイエットの強い味方
食物繊維は、ダイエットの強い味方になってくれる食材。食物繊維を摂るとお腹がふくれるので、満腹を感じやすく食事制限ダイエットが楽になります。
また、食事の最初に食べることで血糖値の上昇を抑え、脂肪をたまりにくくする効果も。
さらに、体内のコレステロールの排出を促してくれる効果もあるので、ダイエットの強い味方である「食物繊維」を上手に利用して、食事制限だけでダイエットを成功させましょう。
夜10時以降は食べないようにする
同じ物を食べても、食べる時間帯によって太りやすさが違います。とくに太りやすいのが、夜10時以降。
夜10時~午前2時は「BMAL1(ビーマルワン)」というタンパク質が活性化し、太りやすくなります。そのため、夜10時以降には食べないようにしましょう。
寝る直前に食べるのも太る元なので、できれば夜8時くらいには食事を終わらせておくのがベストです。
食べる順番は「べジファースト」
食事制限だけで痩せるコツは、できるだけ血糖値を上昇させないことが大切です。血糖値が上昇しやすい食べ方は、白米を最初にがっつくこと。これが一番太る原因です。
痩せるためには、食べる順番をべジファーストにしましょう。つまり、野菜を先に食べること。たったこれだけで、おどろくほど痩せやすくなりますよ。
また、よく噛んで食べることも大事。よく噛むことで消化が良くなるのはもちろん、満腹感がアップして食べ過ぎ防止にもなります。
早食いは太る元ですし、胃にも負担がかかってしまいます。
よく噛むことと、食べる順番を意識することで、効果的に痩せましょう。
1.5リットルを目安に水を飲む
水分が不足すると痩せにくくなるので、1日1.5リットルを目安に水を飲むようにしましょう。
水をたくさん飲むと代謝がアップするとともに、デトックス効果も高まります。体内の老廃物が流れれば、むくみや便秘を予防できます。
また、水をたくさん飲むことで満腹感もあり、空腹をごまかすことができます。
水を飲むときのポイントは、常温で飲むこと。冷たい水は内臓を冷やし、代謝の低下を招くので注意しましょう。
ダイエットに悪い食べ物をチェック
ダイエットに良いと言われている食べ物の中には、実は、ダイエットに悪い食べ物もあります。たとえば「春雨」。
春雨はカロリーが少なくダイエット向きの食材と言われていますが、実は、糖質が多い食べ物なんです。
また、加工食品であるソーセージやはんぺんなどは、脂質が多いのでダイエット向きではありません。
ダイエット中も脂質が必要ですが、良質な脂質であるオリーブオイルやゴマ油、えごま油などを摂るようにしましょう。
我慢しすぎてストレスをためないようにする
食事制限だけでダイエットしようとすると、あれもダメ、これもダメ、と我慢し過ぎてしまう場合があります。
もちろんある程度の我慢は必要ですが、我慢することによってストレスがたまると、結果的にドカ食いしてしまう原因に。
ドカ食いしてしまったらリバウンドする確率も高くなり、ダイエットが失敗に終わってしまいます。
我慢するだけの食事制限ではなく、上手に好きな物を取り入れながらダイエットを成功させましょう。
◆ダイエットの休息日も取り入れる
ときどき好きな食べ物を取り入れるのも良いですが、1日ダイエットをお休みにするのもアリです。
ダイエットの休息日を取り入れることで、ストレスを解消できるのはもちろん、飲み会のお誘いなどにも参加できますよね。
とはいえ、ダイエットの休息日が頻繁にあると、当然痩せられなくなります。最低でも、1週間は間隔を空けるようにしましょう。また、ダイエットの休息日の前後には、摂取カロリーを少なめにしておく工夫も大事ですよ。
食べてないのに痩せない状況から脱出しよう!
食べてないのに痩せない理由と、食事制限だけで痩せるコツについてご紹介しました。食事制限ダイエットを成功させるには、ちょっとした戦略が必要です。計画的にダイエットを進めることで、食べてないのに痩せない状況から脱出できます。食事制限だけで痩せるには、コツをつかめば成功する確率はグンと高くなりますよ!