職場で馴染めない原因と対処法
「どうも職場に馴染めない」
「自分は嫌われているような気がする」
「職場に嫌いな人がいる」
そんなふうに、職場が居心地の悪い場所だと感じていませんか?
仕事に行くのが苦痛で仕方ないなら、何かを変えなければずっと苦しみ続けることになります。
ではそんなとき、一体どうすれば楽になれるのでしょうか?
そこで今回は、職場で馴染めないときの原因と対処法についてご紹介します。
原因がわかれば、今抱えているストレスと不安を解消できますよ!
職場に馴染めないと感じるのは、どんな時?
そもそも職場に馴染めないと感じるのは、どんな瞬間ですか?
みんなが話している輪に入れない時
新入社員で入社してまだ数ヶ月しか経っていない人や、部署異動したばかりの人は、居心地が悪いのは当然です。
すでにグループができ上っていて、みんなが話している輪に入れない時は「自分だけ馴染めていない」と感じてしまいますよね。
そのような状態だと、自分がのけ者にされているような感覚になります。まるで、まわりの人全員が敵のように感じているかもしれません。
会社の雰囲気が合わない時
転職で入社したばかりの人は、会社の雰囲気が合わないと感じた時に「馴染めない」と思ってしまいますよね。
以前の会社とあまりにも雰囲気が違ったり、同僚のノリが合わないと、うまくついていけないくなります。
とくに、異業種や異職種に転職したときは、合わないと感じやすいでしょう。でもそれは、一時的な感覚の可能性があります。
その気持ちを引きずらず、合わせる努力をとりあえずしてみてください。案外かんたんに馴染めるかもしれません。
同期とうまくいかない時
会社の中で、同期とは特別な関係になりますよね。
新卒で入社した者同士なら打ち解けやすいですが、自分だけで中途採用の場合には、何となく距離を感じてうまく打ち解けられないこともあるでしょう。
また、新卒同士でも性格的に合わないと、うまくコミュニケーションがとれないですよね。
同期とうまくいかないと、唯一の同志を失ったような感覚になり、会社に馴染めなくなってしまうことがあります。
仕事でミスばかりする時
あなたが新入社員なら、仕事ができなくてミスばかりするから、馴染めないと感じているのかもしれません。
でも、仕事でミスをするのは仕方のないこと。自分だけ怒られているように感じるかもしれませんが、あなたと同じように怒られている人もいるはずです。
また、最初のうちは丁寧に教えてくれた先輩も、同じミスをくり返すとだんだんイライラしてきます。
その感じが伝わってくると、迷惑をかけていることが気になって、余計にコミュニケーションがとれなくなり、「馴染めない」と感じやすくなります。
わからないことを誰に聞けば良いかわからない時
仕事でわからないことが出てきた場合、誰に聞けば良いのかわからないと、「馴染めてないな」と感じてしまいますよね。
でも、わからないことをそのままにしておくと、後で大きな問題に発展してしまうかもしれません。
そのため、誰でもいいから相談して、教えてもらいましょう。もし教えてくれなければ他の人、また他の人と聞いていけば良いのです。
だって、わからないことを適当に処理するほうが問題だと思いませんか?
そして、あなたに快く教えてくれる人が見つかれば、良き相談相手になってくれるかもしれませんよ。
職場に馴染めない原因とは?
では、職場に馴染めないと感じる原因は何なのでしょうか? 原因を知ることで、対処法もわかります。
そうすれば、今抱えているストレスや不安が解消されますよ。それがショックなことだとしても、いったん受け止めてみましょう。
仕事を覚えるのが遅い
職場に馴染めない原因は、仕事を覚えるのが遅いせいかもしれません。
まわりの人たちは、あなたに教えてもなかなか覚えてくれないため、「面倒だな」「厄介だな」と感じている可能性があります。
そんな困ったちゃんキャラが、職場で馴染めない原因になっているかもしれないのです。誰にでも苦手な仕事があるのは当然なので、仕事を覚える努力をすることが大切ですよ。
協調性がない
もともと人とコミュニケーションをとるのが苦手な人は、協調性がないことで職場に馴染めないのかもしれません。
仕事は一人ではできないので、多少なりとも協調性が必要になります。
無理に明るく振る舞う必要はありませんが、最低限のコミュニケーションはとっていくことが大切ですよ。ただし職場なので、ビジネスライクに接する程度でOKです。
空気が読めない
職場に馴染もうとして頑張りすぎてしまうと、逆に突っ走りすぎて「空気が読めない人」と思われてしまうことがあります。
仕事も頑張りたいし、職場の人ともうまくやっていきたいと思って、無理してしまうんですね。
その結果どうなるかといえば、うまく馴染めなくて冷めた視線を送られてしまうことに。一度ついたイメージを壊すのは、なかなか大変です。
コミュニケーション能力が低い
コミュニケーション能力が低いことが、職場に馴染めない原因かもしれません。
「そんなこといっても、コミュニケーションが苦手だから仕方ない」と思ってあきらめますか?
これから先もコミュニケーション能力は必要になるので、今のうちにコミュニケーション能力を磨いておいたほうが良いでしょう。
自分の仕事しかしない
職場では、自分の仕事だけをしておけば良いというわけでもありませんよね。みんなと協力し合って、1つの仕事を完成させることも少なくありません。
それなのに、自分の仕事しかしない人は、まわりから嫌われやすくなります。
嫌われ者はハブられるので、自分の仕事しかしない人は、職場で馴染めない原因になってしまうのです。
仕事にはチームワークが必要なので、まわりの人にも気を配ってみましょう。
気が利かない
職場ではチームワークの他にも、連携プレーが重要になります。気が利く人はまわりから重宝されますが、気が利かない人は厄介がられます。
それなら、気が利く人になりたいですよね。
相手が何を求めているかを見極めることができれば、仕事の連携プレーがスムーズになり、「気が利く人」と一目置かれるようになるでしょう。
職場で馴染めない時の対処法とは?
では、職場でどうしても馴染めない時の対処法は、どうすれば良いのでしょうか?
会社の慣習には従う
それぞれの家庭によって当り前のことが違うように、会社によっても慣習が違います。最初は戸惑うかもしれませんが、郷に入れば郷に従えです。
会社の慣習には従っておきましょう。
人付き合いの仕方も仕事の進め方も、会社によって違う可能性があるのです。無理にあなたの常識を押し通そうとすると、さらに浮いてしまいます。
まずは慣習に染まってみれば、意外と心地よいかもしれませんよ。
教えてもらったことは覚える努力をする
先輩や上司に何か教えてもらった時は、しっかりメモをとっておきましょう。メモをとらずに頭に入れるタイプの人も、フリでいいからメモをとるのです。
教えている側からすると、メモをとることで「しっかり聞いている」と感じるからです。
そして、教えてもらったことは覚える努力をしましょう。一生懸命に努力をする姿勢があれば、少なくとも嫌われることは少ないです。
覚えるのが遅くても、覚えようと努力することが大切ですよ。
わからないことがあれば素直に質問する
わからないことをわかったフリをしてスルーすると、それがミスにつながります。いつまでも同じことでミスをする人は、厄介がられてしまいますよ。
だから、わからないことがあれば、素直に質問することです。
同じ質問を何度もするのは良くありませんが、わからないことを素直に聞くことは大切です。人から頼られると、あまりイヤな気分にはならないものです。
忙しい時以外は、むしろ手を貸してあげたくなるものなんですよ。
とりあえず飲み会には参加しておく
あなたが職場で馴染めないと感じるなら、飲み会にはとりあえず参加してみましょう。
普段はなかなか話せない上司とコミュニケーションをとる良い機会になりますし、同僚とも打ち解けるチャンスです。
仕事中は無口で堅いイメージの人も、飲み会ではひょうきんな人に激変するかもしれません。そんな一面を見るのも意外と楽しいものです。
ただし、2次会には無理に参加する必要はありません。2次会になると、みんな酔っぱらってしまうので、行ってもあまり覚えてもらえない可能性があります。
飲み会が苦手な人も、1次会だけ参加すればあなたの印象は残ります。無理に仲良くならなくても、いつもよりチョットだけ笑顔でいれば十分。
余計なことを考えずに、ただ参加して早めに帰りましょう。帰る際には、ちゃんと上司に断りを入れてから帰ってくださいね。
自分から挨拶をする
引っ込み思案で口数が少ない人は、まわりの人から「なんとなく感じ悪い」と思われやすいです。だから、挨拶だけでも自分から言うようにしましょう。
あまりベラベラと余計なことをしゃべる人も嫌われますが、無口すぎると相手もどうコミュニケーションをとれば良いのかわからないのです。
そんなときは、挨拶からはじめるのがオススメ。朝夕の挨拶はもちろん、仕事を手伝ってくれたお礼や、ミスに対する謝罪もしっかり伝えるようにしましょう。
積極的にコミュニケーションをとってみる
挨拶ができるようになったら、たまには世間話も織り交ぜてみてください。他愛のない話でOKです。
たとえば、「今日も暑いですねぇ~」とか、言えばいいんです。その後の会話が続かなくたって、話しかけただけでも進歩です。
もし相手があなたに興味があったら、相手から勝手にしゃべってくれます。
本当はあなたと話したかったけど、あなたがとっつきにくいから話しかけられなかっただけかもしれません。
人間関係って、意外とそれくらいチョットしたことで大きく変わるものですよ。
言葉づかいに気をつける
職場で馴染めないのは、自分でも気づかないうちに失礼な言葉づかいをしているのかもしれません。
言葉づかいは仕事をする上で一生必要になるスキルです。そのため、今のうちに身につけておきましょう。
また、変におどおどしていると攻撃されやすいので、もし何かミスをした時には、堂々と大きな声で「すみませんでした」と爽やかに謝罪することが大事。
不思議と人は、堂々とした態度の人には攻撃を仕掛けなくなるものなのです。
人として好きになろうとしない
職場で馴染めない時の対処法は、職場の人を人として好きになろうとしないことです。人付き合いが苦手な人ほど相手に執着して、無理に仲良くしようとします。
心のどこかで仲良くしたいという感情があるため、頑張って好きになろうとしてしまうのです。
でも社交的な人は、それほど相手に執着しません。職場の人は職場の人であって、それ以上でもそれ以下でもないからです。
少なくとも友達ではないし、尊敬する必要もありません。単なるビジネスです。うわべだけ感じ良くしておけばOKですよ。
職場で馴染めないストレスと不安は解消できる!
職場で馴染めない時の対処法をご紹介しました。職場での疎外感の原因は、自分自身が生み出していた可能性があります。自分ではそんなつもりないのに、無意識のうちに相手との間に高い壁をつくってしまっているのかもしれません。でも、その壁を完全に壊す必要はありませんよ。顔が見えるくらいの高さまで壊せばOKです。相手の顔さえ見えれば、壁はあっても大丈夫です。
壁さえあれば、いつでも逃げられます。そうすれば、ちょっと気が楽になりますよね。ダッシュで逃げれば、相手が壁を乗り越えようとしているうちに、遠くへ逃げられます。壁があることで安心して相手とコミュニケーションが取れるなら、それでいいじゃないですか。心の奥まで入り込む必要はありません。何かあったら、逃げれば良いのです。職場という戦場では、身を守るための心の壁は必要ですよ!