攻撃的な上司に対処して快適に仕事をしよう!
職場に攻撃的な上司がいると、仕事がやりにくくて困りますよね。困るだけでなく、精神的にも肉体的にも疲れ果ててしまいます。
攻撃的な上司は、いきなり大声を出したり、物に当たったりして周囲を惑わせます。
それに怯えてしまったら、上司の思うつぼです。だから、攻撃的な上司にうまく対処して、快適に仕事をしていきましょう。
そこで今回は、攻撃的な上司の心理や特徴、対処法についてご紹介していきます。
基本的には近づかないのが1番ですが、関わらなければいけないときの対処法をご紹介しますね。
目次
攻撃的な態度をとる上司の心理とは?
そもそも攻撃的な態度をとる上司には、どのような心理があるのでしょうか? 意外な心理を抱えている場合もあるので、ぜひここでチェックしておきましょう。
反論されたくない
攻撃的な態度をとる上司は、反論されたくないという心理があります。もともと自分の意見に自信がないため、部下につっ込まれると言い返せなくなってしまうのが怖いのです。
だから攻撃的な態度をとり、部下が言い返せないようにします。強い言い方をすれば、部下が話す気をなくすだろう、踏んでいるのです。
本当は自信がない
攻撃的な態度をとる上司は、もともと自信がない人が多いんです。本当は弱い人間で、その弱さを隠すために攻撃的になってしまうのです。
弱い人間だけど、人より偉いと思われたい、上に見られたいという心理がはたらくため、結果的に攻撃的になってしまうというパターンです。
声が大きく、高圧的な態度をとっていれば、イヤでもまわりの人よりも目立ちますよね。まわりの人も関わりたくないので、小さくなってしまいます。
攻撃的な上司は、自分が「強そう」で「偉そう」に見えるように計算しているのです。
舐められたくない
攻撃的な態度をとる上司は、「部下に舐められたくない」と思っていることも多いです。舐められるとプライドが傷つき、自分の立場が悪くなると思っているのです。
舐められたくないから大声で怒鳴ったり、高圧的な態度をとってまわりの人を威嚇します。威嚇すれば「舐められないだろう」と思って、攻撃的な態度になってしまうのです。
自分の思い通りに操りたい
部下を自分の思い通りに操りたい上司は、攻撃的な態度になることが多いです。部下を威圧することで強さを見せつけ、文句を言えないようにします。
しかし本当は、上からのプレッシャーに押しつぶされそうになっていたり、部下に舐められるのが怖いと思っていたりします。
部下に舐められると、自分の思い通りに動いてくれなくなるので、結果的に成果につながらず、上から責められることになります。
それを避けたいばかりに、部下を攻撃してしまうことがあるのです。
現状に不満がある
自分の現在の地位や待遇、または、私生活に不満がある上司は、部下に対して攻撃的な態度をとりがちです。日頃の不満を部下で発散しているのです。つまり、八つ当たりですね。
自分の仕事がうまくいかなくて、自分自身にイライラしている場合もあります。
いずれにしても器が小さく、能力が低い上司にありがちなのが、攻撃的な態度をとってしまうことなんです。
攻撃的な上司の特徴
では、攻撃的な上司の特徴には、どのようなものがあるのでしょうか?
すぐにイライラする
攻撃的な上司は、いつも何かにストレスを感じています。だから、すぐにイライラするし、基本的にいつもイライラしていることが多いです。
そのイライラを部下にぶつけて、ストレスを発散しているんですね。何とも救いようのない人です。
上司がイライラしているだけで、まわりに嫌なオーラをまき散らすので、直接攻撃してこなくても迷惑ですね。
高圧的な態度で言葉づかいも荒い
攻撃的な上司は、つねに部下に対して高圧的な態度をとる特徴があります。しかも言葉づかいが荒くて、声が大きいのも特徴の1つ。
一見自信があるようにも見えますが、実は自信がなく、弱い自分を悟られまいとしているのです。
机を叩いてみたり、大声で怒鳴ったり、高圧的な態度をパフォーマンスとして演出している場合もあります。
このような態度をとれば、部下が怯えることを想定してやっているのです。
自分のまちがいを認めない
攻撃的な上司は、自分の意見が絶対に正しいと思っています。そのため、部下に何かを指摘されたところで、自分のまちがいを認めることはないでしょう。
その自信はどこから来るのかというと、部下よりも経験が長いから。しかも出世したわけですから、部下よりはデキる人間だと思っているのです。
つまり、立場も能力も自分より下の部下に頭を下げるなんて、プライドが許さないからできないのです。
部下の意見を聞かない
攻撃的な上司は、部下の意見を聞かないのが特徴です。独りよがりで自分勝手なうえ、頑固な性格であることも特徴の1つ。
そのため、部下の意見を聞かないどころか、話すら聞いてくれないこともあるでしょう。
そもそも攻撃的な上司は、部下とうまくコミュニケーションをとれず、会話そのものが下手な場合も多いです。
それを隠すために攻撃的になって、話を聞かないようにしているのです。
仕事をしない
攻撃的な上司は、もともと仕事があまり好きじゃない傾向があります。そのため仕事をするよりも、部下の悪い部分ばかりを探そうとします。要するに、暇だということですね。
仕事が嫌いで、面倒くさい。できれば仕事をしたくない。そんな上司は、部下にどんどん仕事を振ってくるのも特徴です。
とくに自分がやりたくない仕事は、高確率で部下に押しつけるでしょう。
仕返しがしつこい
攻撃的な上司は、とにかくプライドを傷つけられることを嫌います。自分が弱いことを知っているからこそ、プライドや威厳を守りたいのです。
もし部下にプライドを傷つけられたら、その部下に仕返しをします。
しかも、その仕返しがかなりしつこいのも特徴の1つ。どんな小さなアラも見逃さず、一生恨み続けるくらいのしつこさがあります。
攻撃的な上司への対処法
では、攻撃的な上司にうまく対処するには、どうすれば良いのでしょうか? 攻撃的な上司にも色々なタイプがいるので、それぞれに合った対処法を見つけていきましょう。
何を言われても聞き流す
攻撃的な上司の言葉をまともに受け取ると、精神的にまいってしまいますよね。でも、そんな言葉、受け取る必要はありません。
どうせ上司は、自分のストレス解消のためにあなたを利用しているだけなんですから。
そんな会話に付き合っていたら、あなたの身がもちませんよ。だから、何を言われても聞き流すのが、攻撃的な上司への対処法になります。
上の人に相談する
攻撃的な上司の行動は、パワハラに該当する場合が多いため、上の人に相談してみると良いでしょう。
上司よりも上の上司に相談するか、会社の人事部などに相談するのもオススメ。
もし会社がまともに取り合ってくれないようであれば、労働基準監督署に相談しましょう。電話で相談をするか、直接行って相談することもできます。
その際には詳細を聞かれることが多いので、「日時」と「されたこと」をできるだけ細かくメモしておくと話がスムーズに進みます。
まわりの人を巻き込む
攻撃的な上司が何か言ってきたら、まわりの人を巻き込んで、味方をつくるようにしましょう。あなた一人が相手なので、上司はどんどんエスカレートして攻撃的になっていきます。
それを阻止するためには、まわりの人にも聞こえるような大きな声を出したり、上に報告することをにおわせるのです。
「そんな言い方をするのは、なぜですか?」と、まわりの人にも聞こえる声で言ってみたり、上司に都合の悪い相手を引き合いに出して「〇〇部長に報告します」と言ってみたりしましょう。
まわりを巻き込むことで一対一ではなくなり、上司はあなたを攻撃しづらくなります。そもそも攻撃的な上司は、あなた一人だから攻撃してくる場合が多いんです。
心の中で上から目線になる
攻撃的な上司と接するときは、相手と同じ土俵に立ってはいけません。あなたもイラっとして上司に言い返してしまったら、火に油を注ぐようなもの。
できるだけ心に余裕を持って、冷静な対応をするように心がけましょう。
そもそも部下を攻撃してくる上司は、自分よりも弱い立場の人間をいじめて楽しんでいるだけ。相手にするだけムダなんです。
そんな上司は「かわいそうな人」と思い、心の中で上から目線になるのがうまい対処法です。態度に表さなければ、どんなに上司を蔑んでも、見下してもOKです。
仕事の指示を受けたら細かく質問する
指示するのが下手な上司への対処法は、細かく質問をして疑問点をなくしておくことが大事。上司はわざと詳しく指示を出さずに、失敗させて文句を言ってやろうと思っている場合もあります。
ここをスルーしてしまうと、すべてあなたの責任にされてしまうので、仕事の指示を受けたときは、簡単に引き受けないことが大切です。
上司が言ったことを復唱してみたり、疑問点を質問してみたり、期限などを細かく確認してみたり、いずれにしても最初が肝心です。
あとで堂々と「それは〇〇だと確認したはずです」と言えるような状態にしておきましょう。
無視する
攻撃的な上司への対処法は、無視することも時には有効です。弱い者いじめをする人は、相手が何も反応しないとつまらなくなって、いじめるのをやめるものなんです。
攻撃的な上司もそれと同じ。
あなたが怯えた態度をとったり、落ち込む様子が見られたりすると、上司はあなたをいじめることをどんどん楽しむようになります。
こんな楽しみ方をする人間はクズなので、無視するくらいでちょうど良いのです。誰もあなたを責めないでしょう。
転職する
どうしても耐えられないときや、手を打っても何も変わらない場合は、転職するのも1つの対処法です。
どこに行っても同じような人はいますが、パワハラを受けているのが当り前だと思ってはいけません。
快適な労働環境を用意するのは会社の義務ですし、あなたには快適な環境で仕事をする権利があります。パワハラ以外にも会社に不満があるなら、転職のいい機会かもしれません。
攻撃的な上司にうまく対処して快適な職場環境を
攻撃的な上司の特徴や対処法についてご紹介しました。同じような上司は、どこの会社にもいますが、パワハラは普通のことではありません。あなただけが我慢する必要はないし、改善してもらうのが当然です。だから、自分一人で悩まずに、まわりの人に相談したり、適切な対処をして解決していくことです。攻撃的な上司にうまく対処すれば、快適な職場環境を手に入れられるでしょう!