「とうとう新入社員として、社会人生活がはじまった」
と、やる気に満ちあふれている人が多いのではないでしょうか。
でも、やる気だけではうまくいかないことも多いのが社会人生活。
もちろん、やる気がないと困りますけどね。
では、新入社員はどんなことに気をつければ良いのか。
そんな新入社員の心得をご紹介したいと思います。
目次
新入社員と学生はココがちがう!
学生時代とおなじような気持ちで新入社員になると、社会人としては大変な思いをすることになるかもしれません。
どんなところが学生時代とちがうのか、いくつか見ていきましょう。
①上司は先生ではない(教えるのが上手ではない)
学生時代は、先生が丁寧に質問に答えてくれて、わからない知識を埋めることができましたよね。でも社会人になると、そうはいきません。
そもそも上司は先生ではありませんので、教えるのが上手ではない人も多いです。
説明が足りずに、何をどのようにやれば良いのかもわからない指示をされることもあるでしょう。それでも仕事を進めなければいけません。
もちろん、わからないことを質問するのは良いですが、質問のレベルが初歩的すぎたり、細かすぎると教えるのが面倒くさくなる上司もいます。
あなたのペースに合わせて、はじめからキッチリ仕事を教わることは不可能だと思っておいたほうが良いでしょう。
②アルバイトのように甘やかされない
新入社員になると、アルバイト感覚で仕事をすることはできなくなります。
学生時代のアルバイトなら、褒めてくれたり、わからないことを丁寧に教えてくれる先輩がいたかもしれません。
多少失敗しても、フォローしてくれたはずです。
でも新入社員への風当たりは、けっこう厳しいでしょう。
社会に出ると、たとえ優秀でも精神力が弱くて蹴落とされる人もいます。
新入社員をいじめて、辞めさせようとする悪質な先輩もいることでしょう。
それらに耐える精神力が必要になります。
③気にかけて、手を差しのべてくれる人はいない
学生時代は、あなたを気にかけ、手を差しのべてくれる先生がいたかもしれません。
先生でなくても親や友人などが、あなたの気持ちを考えて助けてくれたことでしょう。
でも社会人になると、あなたの問題はあなた自身が解決しなければいけなくなります。
会社の中には、遅れをとっているあなたを気にかけ、手を差しのべてくれる人はいないと思ったほうが良いでしょう。
新入社員が心得ておくべきこと
新入社員がかならず心得ておくべきことをご紹介しますね。
はじめは誰だって、何もできません。そこから、どのように成長していくかが大切なんですよ。
①挨拶と身だしなみは基本中の基本
挨拶と身だしなみに関しては、基本と言うのもどうかと思うくらい、できて当然のレベルです。これができないと、そもそも社会人としてやっていくのは無理です。
お辞儀の仕方など細かいやり方も大事ですが、感じ良くさわやかな挨拶ができればOKです。
また身だしなみは「清潔感」と「好感度」しかありません。
変にセンスが良くオシャレであるよりも、真面目そうに見えることが重要です。
②素直に学び・素直に反省する
新入社員のあなたは、これから失敗をたくさんするでしょう。
怒られることも多くなると思います。
きっと精神的にヘコんでしまうでしょうが、素直に学び、反省する気持ちが大切です。
素直な新入社員は、先輩からも可愛がられることでしょう。
それは、媚びを売るのとは違います。
堂々として、それでいて謙虚な気持ちを持っていれば、なめられることもありません。
③早く仕事をおぼえるスキルが大事(コスパ高い人材)
新入社員は「期待される」ことはほとんどなく、「使えるか・役に立つか」という厳しい評価の目にさらされています。
なぜなら、そもそも何の経験もないので「仕事のスキル」よりも「仕事をおぼえるスキル」を見られています。
仕事を早くおぼえる新入社員は、会社にとってメリットです。手間のかからないコスパが高い人材です。
しかし仕事を覚えるまでは、あなたは会社にとって「利益をもたらさない人」なのです。
これは自分を卑下するのではなく、当たり前のこと。
だから1日でも早く仕事をおぼえて、会社の利益になる人材になりたいものですね。
【新入社員の心得】能力よりも人間性を磨くのが生き残るコツ
新入社員の心得をご紹介しました。早く仕事をおぼえて会社に貢献することは大事です。でも、社会人として生き残っていくためには、能力よりも人間性を磨くほうが重要なんです。現代社会では、人間関係などのストレスによって精神を病んでしまう人が、あまりにも多いです。その中で忍耐強く仕事をこなしていくためには、やはり精神力が必要なんですね。
そして、できるだけ精神力を使わずに荒波を乗り越えるためには、人間性を磨いてコミュニケーションスキルを上げること。これに尽きます。逆境にあった時のための「精神力」と、人間関係を円滑にする「人間性」を高めていきましょうね。