ゆとり世代の仕事の仕方の特徴をご紹介していきます。
「これだから、ゆとりは」などと非難されがちなゆとり世代ですが、じつは彼らにも理由があるんです。
そんなゆとりの仕事について見ていきましょう。
目次
ゆとり世代の仕事のしかた特徴
ゆとり世代の仕事の仕方は、他の世代とは少し違うようです。
でもよくよく考えてみると、あなたの世代にも似たような人がいませんか?
すぐに結果が出ないとやる気を失う
ゆとり世代は、コツコツ努力して仕事で成果を上げるという概念がありません。
そのためすぐに結果が出ないと、やる気を失ってしまうのです。
情報化社会で育ってきたゆとり世代は、パソコンやスマホがあれば瞬時に何でも解決できる環境に慣れているのです。
そのため時間をかけないと成果が出ない仕事は、割に合わないと感じてしまうのでしょう。
指示された仕事は忠実にこなす
ゆとり世代は、指示された仕事は忠実にこなす能力を持っています。
悪く言えば指示待ちですが、ちゃんと教えればその通りに仕事をしてくれます。
でも毎回同じことを教えてはいけません。
「前に教えたから、自分でやってみて」と少しだけ突き放すと、少しずつですが自分で考えるようになっていくことでしょう。
怒られるとすぐに仕事やめると言う
ゆとり世代は、怒られるとすぐに「仕事やめる」と言う傾向にあります。
それは今まで先生にも親にも、怒られた経験がないからです。
でもたとえば接客業の場合、「お客さんはクレームを言ってくるのが当り前だから、それを冷静に聞くのも仕事だよ」と言われたら、それはそれで割り切れるようになるのです。
ゆとり世代は、素直なことも長所の1つと言えるでしょう。
扱い方次第では、重宝する存在でもあるのです。
ゆとりの仕事とプライベートのバランス
ゆとり世代は、仕事とプライベートを完全に切り離して考えています。
それはゆとり世代でないワタシも同じです。
仕事は仕事で割り切って、プライベートは仕事のことを一切考えずに楽しみたいですから。
今はたまたま仕事とプライベートを切り離せない仕事をしていますけどね。
絶対にプライベートを犠牲にしない
ゆとり世代は、絶対に仕事のためにプライベートを犠牲にすることはありません。
自分の自由時間は、絶対に誰にも邪魔されたくないと思っています。
いわば仕事が授業中で、プライベートが休み時間という感じでしょう。
このように、基本的には社会人というよりも学生の頃の意識が抜けないのも、ゆとり世代の特徴と言えます。
時間外なので会社の飲み会には参加しない
ゆとり世代は、仕事の時間外の飲み会には、基本的に参加しません。
その理由は2つあります。
1つは、仕事外のことなのに、強制される意味がわからないというもの。
お酒を一緒に飲んだからと言って、今まで以上に仲良くなることはないと思っているのです。
もう1つは、飲み会そのものが楽しくないからです。
そもそもお酒をあまり飲まないし、飲み会というものの楽しさが理解できないのです。
ゆとり世代には、無礼講は通用しません。
実際のところ、本当の無礼講なんてありませんしね。
仕事へのやる気はあるが自信はない
ゆとり世代は、仕事へのやる気があることが多いです。
「はい、頑張ります」と返事は良いんですね。
でも仕事が始まってみると、思うように進まず投げ出したくなります。
それは「仕事がしたくない」というよりは、「失敗をしたくない」という気持ちが強いからなんです。
成功すれば自信がつく、失敗すれば自信を失くす。
じつにシンプルな考えをしているんですね。
ゆとり世代に仕事を教えるなら論理的に
ゆとり世代の仕事の仕方の特徴をご紹介しました。仕事に対する考え方は、ある意味独特かもしれません。でもちゃんと理由を考えてみると、筋の通ったことを言っているようにも見えます。人は自分と価値観の違う人を「無能」と決めつける傾向があります。
でも人にはそれぞれに長所も短所もあるんですよね。考えてみれば、ゆとり世代は多くの人が言えないこと、できないことを実践しているように思うのです。無理してまで仕事をしたくない、楽して短期間で成果を上げたい、失敗したくないなど、本当はワタシたちも感じていることなのではないでしょうか。
「そんなに世の中甘くない」ですが、ゆとり世代は素直なのかもしれません。もしそんなゆとり世代に仕事を教えるなら、論理的に筋の通った言い方をすればきっと理解してもらえるでしょう。根性論や精神論は通用しないのです。