30代くらいになると、転職したい人が増えてきます。
実際、転職に成功した人の平均年齢は32歳となっています。
30代の転職には、どんなメリットやデメリットがあるのか。
転職したい理由と併せて見ていきましょう。
30代で転職したい理由
30代で転職したい理由は、先行きの不安と危機感がポイント。
安易な考えで何となく転職すると、後悔することになるかもしれません。
収入をアップさせたいから
30代で転職したい理由は、ほとんどの人が収入アップを狙ってのことではないでしょうか。
現状の収入に満足していない場合も多いからです。
またお金が必要な時期でもあります。
自分の結婚式や子どもができる時期でもあるからです。
また親の介護の問題も出てくる頃ですから、何かとお金が必要になりますよね。
キャリアを積んでスキルアップしたいから
30代で転職したい理由は、スキルアップしてキャリアを積みたいからです。
現職でそれなりに経験を積んで、そろそろスキルアップしたいと考える時期です。
このまま今の会社にいても、他の会社では通用しないことも多いです。
だから自分の力を試すためにも、転職したいと考える30代が多いのでしょう。
現職の人間関係に疲れたから
実は転職したい理由で、人間関係に疲れたという理由は一番多いのではないかと思われます。
スキルアップや収入アップのように前向きな理由ではありませんが、精神を病んでまで勤め続ける必要もないでしょう。
軽はずみなことは言えませんが、ワタシの意見は、人間関係を理由に転職するのも前向きな一歩です。
仕事は人生の多くの時間を費やすことですから、健全な環境ですることをおすすめします。
残業が多すぎて体力がもたないから
転職したい理由は、残業が多すぎて体力がもたないからと言う人も多いでしょう。
ブラック企業までいかなくても、サービス残業が多いとか、激務を強いられる会社は多いようです。
それで自殺をする人までいる時代ですから、そうなる前に自分の人生は、自分でコントロールした方が良いでしょうね。
仕事は仕事と割り切って、プライベートを充実させるという方法もあります。
転職しなくても、仕事は割り切って残業を断ることも1つの方法かもしれません。
30代の転職は未経験でもOKなのか?
30代の転職は、未経験の分野に踏み込んでみたいという人も多いはずです。
その理由は、本当にやりたい仕事をする最後のチャンスだと思っているのではないでしょうか。
結論から言うと、30代までなら未経験でもOKだと言われています。
でも実際には30代前半くらいまででしょう。
30歳ならOKだけど、35歳になるとチョット…ということもあります。
逆に考えると、やりたい仕事があるのなら、30代前半までに転職すべきと言えますね。
採用する側のことを考えてみてください。
未経験の人には、1から仕事を教えなければいけません。
となると、やはり新しいことを吸収する力があるうちの方が採用しやすいのです。
独自のやり方で進める人よりは、まったくの素人の方が教えやすいからです。
30代の転職のメリット
30代の転職のメリットは、キャリアアップになる可能性が高いことです。
では具体的にどんなメリットがあるのか、見ていきましょう。
30代の転職は収入アップが見込める
30代の転職のメリットは、収入アップが見込めることです。
未経験の職種ならそうはいかないでしょう。
でも今までの経験を活かした転職なら、収入アップも充分見込めます。
応募する企業の賃金体系を把握して、どの企業を受けるべきか見極めましょう。
30代の転職は即戦力になるので成功しやすい
30代の転職は即戦力になるので、成功しやすいのがメリットです。
新卒ならば企業側も、1から育て上げるのが目的で採用します。
でも30代となると、それなりにキャリアを積んでからの採用ですから、教育は楽でしょう。
またその分野でキャリアがあるなら、管理職として転職することもできるかもしれません。
そのためには、今までの実績をしっかりとアピールすることが必要ですね。
30代男性の転職は女性より有利
30代の転職は、残念ながら女性よりも男性の方が有利です。
ですから男性にとってはメリットでしょう。
もし30代の女性が応募者の中にいたら、選考の結果、男性が採用される可能性が高いです。
30代の女性は、独身なら「結婚して辞めるかもしれない」と思われますし、既婚なら「子どもができて辞めるかもしれない」と思われます。
いくら説明しても、「どうせ口だけだろう」と思われてしまうのです。
確かにその可能性もありますが、本当に予定がない人にとっては理不尽です。
30代の転職のデメリット
30代の転職には、デメリットもあります。
それはやはり、未経験の職種に転職する場合が多いでしょう。
では具体的に見ていきます。
30代で転職すると先輩が年下でも耐えなければいけない
30代で転職するデメリットは、先輩が年下の場合も多いことです。
年下の先輩に指導してもらうことが耐えられないのならば、未経験の職種への転職はやめた方が良いかもしれません。
でも実際には、年上の後輩も扱いに気を遣うもの。
言ってみればお互い様なのです。
そのように割り切って考えることができるなら、転職してもやっていけますね。
30代で転職すると現職より収入ダウンもあり得る
30代で転職すると、現職より収入がダウンすることもあり得ます。
とくに未経験の場合は、その可能性が高いですね。
経験のある職種でも、初めは収入が低いことも少なくありません。
それを防ぐには、やはり転職エージェントを利用するのがおすすめです。
自分一人で転職活動をするよりも、数段有利な条件で転職できる可能性が高いからです。
30代で転職すると辞められないプレッシャーが大きい
30代で転職すると、「次は辞められない!」というプレッシャーが大きくなります。
その転職活動が大変であればあるほど、もうこんな思いはしたくないと思うことでしょう。
それに年齢はどんどん上がっていきますから、転職の条件も段々と悪くなっていくと考えられます。
ですから30代の転職は、慎重にすることが必要です。
とはいえ、好きな仕事ややりたい仕事をするなら思い切りも大切です。
どちらに比重を置くかは、あなた次第です。
30代の転職を成功させる方法
30代というのは、転職の最盛期であると同時に、転職がむずかしくなってくる時期でもあります。
そんな30代の転職を成功させる方法は、どうすれば良いのでしょうか。
転職エージェントを利用して強みをアピール
30代の転職を成功させる方法は、転職エージェントを利用することが一番です。
そしてあなたの強みを最大限にアピールしましょう。
転職エージェントも、あなたの転職を成功させたいと心から思っています。
現実的な話、歩合制である可能性が高いからです。
そうでない場合もあるでしょうが、とにかくあなたの強みはすべて伝えておきましょう。
こちらも最大限に、転職エージェントを利用するのです。
協調性と実力を兼ね備える
30代の転職を成功させる方法は、協調性と実力を兼ね備えることです。
30代くらいになると、多くの人は我が強くなってきます。
つまり自分の意見を曲げないことが多いのです。
すると既存の社員とうまくやっていくことができないと判断されますから、採用されにくいと考えられるのです。
それでいて実力やキャリアも必要です。
30代の転職を成功させるには、そのどちらも必要なのです。
ハードルがちょっと高いと言えるかもしれませんね。
職種にこだわり過ぎない方が成功しやすい
30代の転職を成功させる方法は、自分が今まで勤めていた職種にこだわり過ぎないことです。
もちろん今までやってきた仕事で転職できるのが一番理想です。
その方が収入面でも、スキルの面でも有利だからです。
でもこのご時世ですから、希望の職種の求人数が少ない場合も多いのです。
それなのに職種にこだわり過ぎていると、いつまで経っても転職できないという事態に陥ってしまうでしょう。
30代の転職は最後の大勝負
30代は転職するなら最後の大勝負の時期です。もちろん40代でも転職を成功させることはできますが、一番ベストな状態で転職できるのが30代前半でしょう。だから人生を後悔しないためにも、やりたい仕事があるのなら躊躇している場合ではありません。今の仕事を辞めるというリスクを背負えるなら、ぜひ転職をおすすめします。自分が望んだ仕事に就けるといいですね。