仕事・人間関係

新年の挨拶は何を言えば良い?会社の朝礼(スピーチ)・メールの例文を紹介!

新年の挨拶

年末年始の休暇を楽しんだあとの仕事始めは、何だか気分が憂鬱ですよね。

「朝礼の新年の挨拶は何を言えば良いの?」

「上司や顧客にどんな挨拶メールを送れば良いの?」

と頭を抱えている人も多いでしょう。

新年からスマートに挨拶ができれば、きっと1年の仕事がうまくいくはず!

そこで今回は、会社での新年の挨拶のポイントをご紹介します。

例文もあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも新年の挨拶とは?

社内で日頃からお世話になっている人や、取引先の人に対し、新年最初にする挨拶のことです。新年の挨拶は、松の内(1月7日)までにするようにしましょう。

もっとも短い新年の挨拶の例文

もっとも短い新年の挨拶としては、「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」が基本です。

ただし、「あけましておめでとうございます」を控えるべきケースが2つあります。

  • 相手が喪中の場合
  • 1月7日を過ぎてから挨拶する場合

上記の場合は「本年もよろしくお願いいいたします」もしくは「昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします」と挨拶すると良いでしょう。

会社の朝礼で新年の挨拶スピーチをするときの3つの心得

会社の朝礼で新年の挨拶をする場合は、大勢の前でスピーチするので緊張してしまいますが、基本を頭に入れておけば大丈夫です!

ここでは、新年の挨拶を会社の朝礼でスピーチするときの心得をご紹介します。一年の始まりにふさわしい、しっかりとした新年の挨拶ができるように、連休中に練習しておきましょう。

①年始の挨拶は明るく元気にしよう

新年の挨拶は、仕事始めに行う大事な行事です。

正月ボケが抜けていないようなフニャフニャした態度で挨拶したら、これからの一年が台無しになってしまいます。

また、年始はおめでたい時期なので、まずは明るく元気に挨拶をすることが何よりも大事。元気があれば、挨拶がある程度おそまつでも何とかカバーできるでしょう。

②口の体操・発声練習を軽くやっておく

会社の規模にもよりますが、朝礼をする部屋が広いと、後ろまで声が届かない場合があります。せっかく年始の挨拶をしても「良く聞き取れなかった」と言われてしまったら残念ですし、小さな声でモゾモゾ話すと暗い印象を与えてしまいます。

これから1年間の印象を良くするためにも、挨拶前は、トイレでこっそりと「口の体操」と「発声練習」を軽くやっておきましょう

やり方は簡単! 口を大きく開けて「あいうえお」と言うだけ。声を出さなくてもOKです。口の動きが柔らかくなっていないと滑舌が悪くなってしまうので、前後左右に口を動かしておいてください。

また、朝は声が出にくいので、自宅を出る前にある程度の声を出しておくと良いでしょう。

③ふざけずに礼儀正しくキビキビと

本人はふざけているつもりがなくても、緊張しすぎるとヘラヘラ笑ってしまうことがありますよね。明るい印象は大切ですが、ヘラヘラと笑ってしまうのは、印象が良くありません。

上司から「ふざけてるのか!」と思われないように、礼儀正しくキビキビと話すことが大切です。

新年の挨拶の例文を紹介!ポイントは3つ

新年の挨拶の例文を紹介!ポイントは3つ

新年の挨拶をするときは、3つのポイントを押さえておけばいろいろな場面で応用できます。

会社の朝礼は時間が限られているので、長すぎてもダメ。逆に、短すぎるとやる気がないように見えてしまうので、程よい長さが必要です。

シンプルな言葉で、今後の意気込みも盛り込めば、上司からの受けが良いでしょう。

①話しながらお辞儀をしない

新年の挨拶なので、まずは「あけましておめでとうございます」から始めましょう。

スマートに見えるポイントは、話しながらお辞儀をしないことです。

お辞儀をしてから言うか、言ってからお辞儀をしましょう

ちょっとした立ち居振る舞いひとつで、社会人としての品格を上げることができます。

取引先の人に会うときも、プレゼンをするときも、ちょっとした動作で相手の印象は大きく変わるので、しっかり習得しておきましょう。

②新年の抱負を掲げる

上司からの印象を良くするためには、新年の抱負を話に盛り込むと良いでしょう。年末年始休暇のあいだに考えておくことをおすすめします。

ここでの注意点は、簡潔に結論から言うこと。ダラダラと話が長引くと、誰も話を聞いてくれません。また、結論から先に言うこともポイントです。

新年の挨拶では「新年の抱負」がメインテーマなので、一番言いたいことを最初に言うと、話がわかりやすくなります。

③誠実に教えを乞う態度を示す

最後は、誠実に教えを乞う態度を示すことです。

簡単に言うと「今年もご指導をよろしくお願いします」ということですね。

この言葉を誠実な態度で伝えれば、上司や先輩からの印象は良くなるでしょう。

【新年の挨拶の例文】明るく、わかりやすくが基本

新年の挨拶はおめでたい挨拶なので、「明るく」が基本です。それに加えて、シンプルにわかりやすく伝えることが大事。ダラダラと話を長引かせるのはスマートではないうえ、新年から誰も聞きたくありません。

しっかりとあなたの挨拶が印象に残るように、シンプルでわかりやすい言葉で伝えましょう。時間としては1~2分程度、長くても3分で終わるように構成を考えます。時間を測って練習しておくと安心ですね。

新年の挨拶【スピーチの例文】

明けましておめでとうございます。

昨年は先輩方にご指導頂きまして、大変感謝しております。

昨年の反省点は、(ここに反省点を入れてください)でした。

それを踏まえて、新年の抱負は(ここに新年の抱負を入れてください)にしました。

(ここで、それを新年の抱負にした理由を述べましょう)

まだ未熟な部分もありますが、精一杯頑張っていきたいと思っております。

今年も一年、ご指導のほど宜しくお願いいたします。

新年の挨拶【メールの例文】

メールの場合は、「あけましておめでとうございます」を別の言い方にするのも1つの方法です。

  • 謹んで新春のお慶びを申し上げます
  • 謹んで新春の祝詞を申し上げます

この後に、続く言葉は、相手が誰なのかによって多少変わってきます。

  • 顧客の場合
    「昨年は弊社の○○をご利用いただき、誠にありがとうございました」
  • 取引先の場合
    「昨年は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます」

ここから先は、「会社の商品やサービスがどんなものなのか」「どんな相手なのか」によって変わってきます。

内容としては、以下の意思を自社が扱う商品・サービスに絡めて言うのがおすすめです。

  • 「本年もよろしくお願いいたします」
  • 「本年もお引き立てのほどよろしくお願いいたします」

上記の3文を基本として、相手によって以下の内容を付け加えていくと良いでしょう。

  • 自社の状況説明
  • 相手へのお礼や謝罪
  • 今年の意気込み

新年の挨拶が一年の仕事を決める!

人前で話すことが苦手な人も多いと思いますが、新年の挨拶はとても大事な仕事です。ただし、うまく話そうとしなくても大丈夫。基本を押さえてきちんと伝えれば、悪い印象にはなりません。

ワンランク上の挨拶をしたいなら、聞いている人の心を掴むような話題を冒頭で提供することです。ネタ探しが大変ですが、人と差を付けたいならぜひ考えてみてください。

「新年の挨拶は、一年の仕事を決める」と言っても過言ではありません。社内の人からの印象を良くするためにも、新年の挨拶は手を抜かずに準備しておきましょう。