汗脇パッドでワキガ対策はできるの?
ワキガに悩んでいる人は、小まめに汗を拭いたり、服を着替えたりして対策をしていると思いますが、仕事中は服を着替えることができないし、汗を拭く時間が取れないときもありますよね。
ワキガのニオイは、服についた汗が長時間放置されることで強くなると言われています。
そのため、できるだけ服に汗がつかないようにすることが大切です。そこで活躍してくれるのが「汗脇パッド」です。
今回は、汗脇パッドがワキガ対策に効果的な理由や使い方などについてご紹介します。
上手な使い方をすればワキガ対策に大活躍してくれる汗脇パッドで、ニオイの悩みを解消していきましょう!
目次
汗脇パッドがワキガ対策に効果的な理由とは?
汗脇パッドは本来、服の汗じみを防ぐためのものです。そのため、ワキガ対策のために作られた商品ではありませんが、なぜワキガ対策に効果的なのか、その理由を見ていきましょう。
服の黄ばみを防ぐ
ワキガの人は、白い服の「脇の部分」が黄ばんでしまった経験があると思います。これは、ワキガ体質の人の脇汗に、微量の色素が含まれているためです。
とくに、化学繊維のブラウスなどはニオイを吸着しやすい素材のため、ワキガ臭が染みついて服に蓄積されてしまいます。これが、黄ばみの原因です。
この黄ばみは、ふつうに洗濯しただけでは落ちないので、漂白剤などを使用して「もみ洗い」や「押し洗い」などをしなければ落ちません。
仕事や家事で忙しい人は、毎回このような洗濯方法をするのは一苦労ですよね。
しかも、漂白剤で服が劣化しやすく、お気に入りの服がすぐにダメになってしまうのは悲しすぎます。
汗脇パッドは、このような厄介な脇汗を瞬間的に吸い取ってくれるので、服につくことなく、黄ばみを防いでくれるのがメリットです。
今まで白い服を敬遠していた人も、心おきなく好きな服を着られますね。
瞬間的に脇汗を吸い取ってくれる
ワキガのニオイは、アポクリン腺から出た汗を長時間放置し、雑菌が繁殖することで強いニオイを発生させます。そのため、できるだけ早く脇汗を取り除かなければいけません。
汗脇パッドは、脇から出た汗を瞬間的に吸い取ってくれるので、「皮膚」や「服」に長時間とどまることなく、雑菌が繁殖しにくい状態をつくってくれます。
ワキガ対策で大切なのは、脇をつねに清潔に保つことなのです。
服にワキガ臭が移るのを防ぐ
ワキガの人は、服が黄ばむだけでなく、ワキガ臭が服に移ってしまうことも悩みの1つですよね。服にワキガ臭が移ると、洗濯してもなかなか消えません。
とくにドライクリーニングが必要な「おしゃれ着」や「ニット」などは、クリーニングをしてもニオイが消えないことがほとんどです。
汗脇パッドは、汗そのものが服につくのを防いでくれるので、ワキガ臭が服に移るのを防ぐ効果があります。
このように汗脇パッドは、ワキガの人のさまざまな悩みを解決してくれるアイテムと言えるでしょう。
ワキガ対策におすすめの汗脇パッドの種類
ワキガ対策に効果的な汗脇パッドには、いくつかの種類があります。それぞれのメリット・デメリットを中心にご紹介しますので、自分が使いやすいタイプのものを選び、効果的にワキガ対策をしていきましょう。
服に貼る汗脇パッド(使い捨て)
汗脇パッドの中でも手軽に使えるのが、服に貼るタイプの汗脇パッドです。使い捨てなのでコストは多少かかりますが、管理がしやすく、交換するのも簡単です。
広範囲の汗を抑えられ、服の汗じみを防いでくれるのがメリット。つねに服を清潔な状態に保てるので、ワキガ臭を気にすることが少なくなります。
しかし、Tシャツやブラウスなどの薄手の服の場合は、服の上からでも目立ってしまうのがデメリットの1つ。
また、粘着部分が剥がれやすいので、ずれてしまうと効果が半減してしまいます。そのため、小まめにチェックしなければいけないのが面倒かもしれません。
ブラの紐につける布製汗脇パッド(洗って繰り返し使用可能)
「使い捨てだとコストが気になる」という人には、洗濯すれば何度でも使える「布製」の汗脇パッドがおすすめです。
ブラの紐にクリップで留めるだけなので、装着が簡単なのもメリットの1つ。使い捨てタイプよりも、大量の汗を吸収できるのもうれしいポイントです。
とはいえ、柔らかい布製なのでずれやすく、狙った位置に固定できないのがデメリットの1つです。
また、パッドのストラップ部分が肌に密着してかぶれてしまったり、脇や腕を絞めつけている感覚があるため、それを不快に感じてしまう人もいるようです。
肌に直接貼る汗脇パッド(使い捨て)
汗脇パッドの中でも目立ちにくいのが、肌に直接貼るタイプの汗脇パッドです。肌に密着しているのでずれることもなく、しっかりと汗を吸い取ってくれます。
腕を上げることがなければ、ノースリーブを着たときでも使えます。
ただし、粘着テープで肌がかぶれてしまうこともあるので、長時間の使用はおすすめできません。
粘着テープは、大量に汗をかくと剥がれやすくなるので、シーンによって使い分けると良いでしょう。
ワキガ対策のための汗脇パッドの使い方
汗脇パッドの種類をご紹介しましたが、ニオイを最大限に抑えるためには、使い方にもポイントがあります。では、ワキガ対策のための汗脇パッドの使い方をご紹介します。
小まめに交換するのが基本
汗脇パッドはワキガ対策に効果的とはいえ、1日中同じ汗脇パッドをつけっぱなしにするのはNG。
ワキガ臭の原因となる「アポクリン腺」から出た汗は、汗脇パッドにどんどん蓄積されるので、かえってワキガ臭が強くなってしまいます。これでは、汗が服に染みついた状態と同じになってしまいます。
汗脇パッドでワキガ対策をするには、小まめに汗脇パッドを交換するのが基本です。
使い捨てタイプなら交換しやすいですし、布製でも複数持ち歩いていれば交換が可能です。小まめに汗脇パッドを交換することで、思った以上にワキガ臭を改善できるでしょう。
デオドラント剤やわきがクリームなどと併用する
汗脇パッドは、服に汗じみをつくらないようにすることが一般的な役割なので、消臭・殺菌効果などは期待できません。
瞬間的に脇汗を吸い取ってくれるのはメリットですが、皮膚についた汗のニオイを消すには、「デオドラント剤」や「わきがクリーム」などで消臭・殺菌することが大切です。
そのため、ワキガ対策で汗脇パッドを使用するなら、デオドラント剤やわきがクリームなどと併用すると良いでしょう。
とくに、薬用のワキガ専用クリームなら殺菌効果が抜群で、しかも瞬間的にニオイを軽減できるため、これらを併用してワキガ対策をしている人が多いようです。
気になるワキガ臭は、汗脇パッドとデオドラント剤の併用で軽減し、ニオイを気にせず快適に過ごしましょう!
▶わきがクリームの選び方|気になる脇の臭いをシャットアウト!
汗脇パッドを使うデメリットはある?
ワキガ対策として使うとメリットの多い汗脇パッドですが、デメリットはあるのでしょうか?
使い捨てだとコストがかかる
一般的な体質の人は、汗脇パッドを1日つけていても問題はありませんが、ワキガ体質の人は小まめに交換する必要があります。
そのため、使い捨ての汗脇パッドだと、コストがかかってしまうのがデメリットです。
汗脇パッドの交換が面倒
汗脇パッドを使うデメリットは、小まめに交換しなければいけないことです。どのようなタイプの汗脇パッドを使っても、1日に数回交換しなければいけないので、面倒だと感じてしまう人もいるかもしれません。
中には、仕事中に交換するのがむずかしい人もいるかもしれませんし、もともと面倒くさがり屋の人は管理するのが大変かもしれません。
しかも商品によっては、ずれたりヨレたりしてしまうので、小まめにチェックしないと服にニオイがついてしまいます。
このような汗脇パッドの管理が面倒だと思う人には、汗脇パッドは向いていないと言えるでしょう。
薄手の服だとパッドが見えてしまう
冬は厚着なので汗脇パッドをつけていても目立ちませんが、夏は薄着になるので、服によっては汗脇パッドをつけていることがバレてしまうことも。
ふだんの動きではあまり脇を上げることがありませんが、仕事中はいろいろな作業をするので両手を上げたりすることもありますよね。
そんなときに汗脇パッドをつけていると、服から透けて見えてしまうので恥ずかしい思いをするかもしれません。
また、まわりの人にバレないように気をつかうことで大量に汗をかき、ワキガ臭が悪化してしまうこともあります。これもデメリットの1つと言えるでしょう。
汗脇パッドを効果的に使ってワキガ対策!
汗脇パッドがワキガ対策に効果的な理由や使い方などをご紹介しました。瞬間的に汗を吸い取ってくれる汗脇パッドは、ワキガの人の強い味方になってくれます。汗を軽減したり、消臭・殺菌効果はありませんが、1番の原因となる「汗」を吸い取ってくれるのは大きなメリットです。汗脇パッドを効果的に使ってワキガ対策をしていきましょう!