髪のベタつきの原因と対策! サラサラヘアになる方法
毎日ちゃんと洗っているのに、髪がベタつくと悩んでいませんか?
髪がベタつくとペタンとして、サラサラヘアとはほど遠くなってしまいますよね。
シャンプーしたらサラサラになるはずなのに、なぜ髪がベタついてしまうのでしょうか?
そこで今回は、髪のベタつきの原因と対策についてご紹介します。
風になびくサラサラヘアを手に入れましょう!
目次
髪のベタつきの原因
髪がベタついてペタンとしてしまうのは、シャンプーや日頃の生活などが原因になっていることが多いです。では、どのような原因が考えられるのか見ていきましょう。
皮脂の過剰分泌
頭皮はもともと皮脂分泌の多い場所ですが、皮脂が過剰に分泌すると髪がベタつく原因になります。では、なぜ皮脂が過剰に分泌してしまうのでしょうか?
◆ストレスや不眠
ストレスや不眠は、自律神経のバランスを乱します。自律神経が乱れると、皮脂の分泌が過剰になって髪がベタついてしまうのです。
仕事や家事に追われている人は、大きなストレスを抱えてしまったり、睡眠時間を削って活動したりすることもあるでしょう。
しかし、無理をすると、それが皮脂の過剰分泌につながることがあります。
◆偏った食生活
お肉や揚げ物などの油っこい食べ物ばかり食べていると、皮脂の過剰分泌を招きます。
野菜や果物をあまり食べない人は、ビタミンが不足して皮脂分泌をコントロールできなくなります。
また、ジャンクフードやインスタント食品ばかり食べると偏った食生活になり、皮脂分泌が多くなりやすく、その結果、髪がベタついてしまいます。
◆シャンプーのしすぎ
「朝も夜もシャンプーしているのに、なぜ髪がベタつくの?」と悩んでいる人は、そもそもシャンプーのしすぎが髪のベタつきの原因です。
シャンプーには皮脂を洗い流す効果がありますが、1日に何度もシャンプーしたり、洗浄力の強いシャンプーを使ったりすると、皮脂を落としすぎて頭皮が乾燥してしまいます。
頭皮が乾燥すると、その乾燥を補うために皮脂が過剰に分泌されて、髪のベタつきの原因になってしまうのです。
◆ホルモンバランスの乱れ
皮脂が過剰に分泌する原因は、男性ホルモンの分泌が多くなることです。加齢やストレスなどによって女性ホルモンの分泌が減ると、男性ホルモンの分泌が多くなり、ホルモンバランスが乱れてしまいます。
男性ホルモンが優位になると皮脂の分泌が増え、髪がベタついてしまうのです。
女性ホルモンの分泌は加齢とともに減少していくので、30代後半くらいから髪のベタつきが気になりはじめる人もいます。
シャンプーの洗い残し
シャンプーはしっかりできていても、すすぎがしっかりできていないと皮脂の分泌が増えることがあります。
シャンプーの洗い残しがあると、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなり、かゆみやフケを伴う場合も。
また、コンディショナーの洗い残しや、スタイリング剤などが頭皮に残って、皮脂分泌が増えている場合もあります。
シャンプーでしっかり洗うのはもちろん、すすぎもしっかりすることが大切です。
ワックスなどの付けすぎ
髪をセットするときにつけるワックスやスプレーなどのスタイリング剤は、つけ過ぎると髪がベタついてしまいます。
スタイリング剤には油分が多く含まれているので、つけ過ぎると髪がペタンとなってしまう恐れがあります。
シャンプー後につける「洗い流さないトリートメント」も同様に、つけ過ぎないように注意しましょう。
髪のベタつきを抑えてサラサラヘアになる方法
では、髪のベタつきを抑えるには、どのような対策をすれば良いのでしょうか?
シャンプーを見直す
髪のベタつきを抑えてサラサラヘアになるには、まずはシャンプーを見直してみましょう。
洗浄力の強いシャンプーは皮脂の過剰分泌を招くので、髪のベタつきを抑えるには、洗浄力がマイルドなシャンプーを使うことがオススメです。
洗浄力がマイルドなシャンプーでオススメなのは、「アミノ酸系シャンプー」です。
アミノ酸系シャンプーとは、主成分である洗浄成分に「ココイルグルタミン酸」や「ココイルメチルアラニン」などが含まれているシャンプーのことです。
成分表示に記載されているかどうかチェックしてみてください。
アミノ酸系シャンプーは低刺激で頭皮にやさしく、適度に皮脂を残しながら頭皮や髪を洗うことができます。
適度に皮脂を残すことで、頭皮の乾燥を防ぎ、過剰な皮脂分泌を防げます。
シャンプーの手順を見直す
皮脂の過剰分泌を防ぐシャンプーを選んだら、正しいシャンプー方法で髪を洗うことが大切です。シャンプーの洗い残しや洗いすぎを防ぎ、髪のベタつきを抑えるためにも、正しく髪を洗いましょう。
正しいシャンプーの手順は以下のとおりです。
- シャンプー前にブラッシングをする
- お湯だけで頭皮を洗う
- しっかり泡立てたシャンプーをつける
- 頭皮や根元をしっかり洗う
- ぬるま湯でしっかり洗い流す
シャンプーは1日1回までにしましょう。それ以上洗うと、頭皮が乾燥して皮脂の過剰分泌を招きます。
では、正しいシャンプーの手順を見ていきましょう。
①シャンプー前にブラッシングをする
シャンプー前にブラッシングすることで、頭皮の汚れやフケなどを浮かせることができます。
また、ブラッシングによって頭皮の血行が良くなり、結果的に皮脂の過剰分泌を抑えることにつながります。
②お湯だけで頭皮を洗う
シャンプー前にお湯だけで頭皮を洗うと、7割くらいの汚れを落とすことができます。
ササっと濡らしただけでは頭皮までお湯が届かず、泡立ちも悪くなります。
頭皮や根元に汚れや皮脂がたまっているので、まずは頭皮をお湯で洗う手順は必須ですよ。
③しっかり泡立てたシャンプーをつける
シャンプーは、髪につける前に手のひらでしっかり泡立てましょう。
泡立てる前にシャンプーを髪につけると、髪や頭皮をこすりながら泡立てるため、髪や頭皮の刺激になりやすく、皮脂の過剰分泌を招きます。
④頭皮と根元をしっかり洗う
シャンプーで洗うときは、髪を洗うのではなく、頭皮や髪の根元部分をしっかり洗うことが大事。
頭皮や根元部分がしっかり泡立っていないなら、十分に汚れを落とせていない証拠。2度洗いをするなどして、泡立ちが良くなるまで洗いましょう。
⑤ぬるま湯でしっかり洗い流す
頭皮にシャンプーが残らないように、ぬるま湯でしっかり洗い流すことが大切です。熱いお湯だと頭皮の皮脂を流しすぎて乾燥を招くので、ぬるま湯を使って洗いましょう。
襟足や耳の後ろなど、泡が残りやすい場所を入念に洗い、頭皮のヌルヌルがなくなるまでしっかりと流します。シャンプーで洗うときの2倍くらいの時間をかけて流すのが目安です。
頭皮ケアをする
髪のベタつきは、頭皮環境が大きく関係しているので、頭皮ケアをすると改善できます。
◆ヘッドスパ
髪のベタつきを抑えるには、ヘッドスパもオススメ。ヘッドスパは、ヘッドスパ専門店や一部の美容院などでやっています。
プロのヘッドスパは、自分でシャンプーするのとは一味違ったすっきり感があるので、たまにやってもらうと気持ちいいですよ。
皮脂の過剰分泌を抑えるだけでなく、フケやかゆみ、臭いを改善することもできます。
髪の乾かし方に気をつける
シャンプー後に髪を自然乾燥させている人は、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなり、皮脂の過剰分泌を招きます。
そのため、シャンプー後はしっかり乾かすことで皮脂の過剰分泌を防げます。
◆正しい髪の乾かし方
髪を乾かすとき、ドライヤーの熱で頭皮が乾燥し、皮脂の過剰分泌を招く場合があります。
そのため、正しい髪の乾かし方をすることが大切です。以下のポイントに気をつけて髪を乾かしましょう。
- タオルドライで髪の水分を吸い取る
- ドライヤーを頭皮から20センチ離して当てる
- 根元から乾かす
- ドライヤーを揺らして髪全体に当てる
まずはタオルドライで髪の水分を吸い取ります。髪をこすり合わせるのではなく、タオルで髪を包み、水分をタオルに吸い込ませるようにするのがポイント。
髪だけでなく、頭皮の水分も吸い取っておきましょう。
ドライヤーを当てるときは、頭皮が熱の刺激を受けないように、20センチくらい離しましょう。根元から先に乾かすことで髪が早く乾くので、頭皮や髪への負担を軽減できます。
また、ドライヤーの熱は一ヶ所に当てず、ドライヤーを揺らしながら髪全体に当てましょう。
ホルモンバランスを整える
髪のベタつきを抑えるには、頭皮の皮脂の過剰分泌を防ぐことが大切です。その対策として効果的なのが、ホルモンバランスを整えること。
ホルモンバランスが整えば、皮脂の分泌を抑えてサラサラヘアを実現できますよ。
日頃からストレスをためないようにして、適度なリフレッシュを心がければホルモンバランスが良くなります。
栄養バランスのよい食事を心がける
油っこい食事や甘い物ばかり食べると、皮脂の過剰分泌を招くため、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。
また、ビタミンが豊富な野菜もバランスよく食べ、魚介類などのミネラルも摂りましょう。
和食中心の食生活を心がければ、栄養バランスが整いやすくなります。
規則正しい生活と睡眠不足の解消
皮脂の過剰分泌を防ぎ、髪のベタつきを抑えるには、規則正しい生活と睡眠不足を解消することが大切です。
休日にまとめて寝るのではなく、生活リズムを整えるようにしましょう。
もし、どうしても睡眠時間が確保できない場合には、毎日同じ時間に起きるようにすれば生活リズムが整います。
生活リズムが整うことでホルモンバランスが整い、皮脂の過剰分泌を防ぐことができます。
また、安眠することも大切なポイントなので、寝る前にスマホやパソコンを見たり、激しい運動をしたりするのは控え、リラックスして寝る準備をしましょう。
外出先で困ったときの対処法
外出先で髪がベタついてしまったときの対処法についてご紹介します。一時的な応急処置ではありますが、どうしても困ったときに試してみてください。
分け目を変える
髪がベタついてペタンとしてしまうときは、分け目を変えるとふんわり感がよみがえります。
分け目を変えると髪が立ち上がるので、髪のボリュームが出てペタンとした髪がふんわりします。
ウェットティッシュで皮脂を拭き取る
皮脂分泌が多くて髪がペタンとしているときは、ウェットティッシュで皮脂を拭き取るのもオススメ。
ただし、皮脂を拭き取るだけではペタンとした髪をふんわりさせるのはむずかしいので、ドライシャンプーを併用すると良いでしょう。
ドライシャンプーを使う
ドライシャンプーとは、水を使わずに髪を洗えるシャンプーのこと。
乾いた髪にスプレーを吹きかけて、軽く揉みこむとサラサラヘアにすることができます。
ベビーパウダーを使う
皮脂で髪がペタンとしてしまうときは、ベビーパウダーを髪につけて、地肌に揉みこむとサラサラでふんわりとした髪になります。
どうしても外出先で困ったときには、重宝しますよ。
髪のベタつきを抑えてサラサラヘアになろう!
髪のベタつきの原因とサラサラヘアになる方法についてご紹介しました。皮脂の過剰分泌を防ぐには、シャンプー方法を見直したり、生活習慣や食生活に気をつけたりして、ホルモンバランスを整えることが大事。体が健康になれば、髪のベタつきも改善されるので、サラサラヘアを取り戻せますよ!