髪を毎日洗うとダメなの? 髪を洗う最適な頻度とは?
髪がキレイな女性は魅力的ですが、毎日髪を洗うのは意外と大変ですよね。
とくにロングヘアの人はシャンプーの減りも早いし、髪を乾かすのも一苦労です。また、仕事で疲れて帰って来た日は、面倒で「このまま寝てしまいたい」と思った経験がある人も少なくないはず。
とはいえ、ほとんどの人は髪を毎日洗っていると思いますが、中には「髪のために2~3日洗わない」という人もいるようです。
いったい髪は毎日洗うべきなのか、それとも洗わないほうが髪に良いのか気になりますよね。
そこで今回は、髪は毎日洗うべきなのか、髪を洗わないとどうなるのか、をご紹介していきます。
髪を洗う最適な頻度を見極めて、キレイな髪を保っていきましょう!
目次
髪は毎日洗うべき?
女性なら、いつでもキレイな髪をキープしていたいですよね。臭いやベタつきは、女性の身だしなみとして見過ごすことができません。とはいえ、「毎日髪を洗うのは良くない」という意見も……。
髪は毎日洗うべきなのか、どれくらいの頻度で洗うのが最適なのか、を見ていきましょう。
2日に1回でもOK
髪は、必ずしも毎日洗わないといけないわけではなく、2日に1回でもOKだと言われています。その理由は、洗浄力の強いシャンプーで毎日洗うと、頭皮の負担になってしまう場合があるからです。
洗浄力の強いシャンプーで洗うと、頭皮の皮脂を取りすぎることで頭皮が乾燥し、かゆみや髪のパサつきの原因になることがあります。
また、ロングヘアの人は毛先まで栄養が届きにくいため、髪が乾燥しやすく、毎日シャンプーするとパサパサに乾燥してしまうことも。
サラサラふわふわのキレイな髪をキープするためには、髪や頭皮の状態をみながら2日に1回くらいに調整してみましょう。
毎日のシャンプーが頭皮ダメージの原因に
そもそもシャンプーとは、髪の汚れだけでなく、頭皮や毛穴についた皮脂や汚れを落とすためのものです。
しかし、一般的なシャンプーのほとんどは洗浄力が強すぎるものが多く、頭皮の皮脂を取りすぎることで「カサつき」や「かゆみ」などの頭皮ダメージにつながることも。
また、皮脂を取りすぎて乾燥すると、頭皮を保湿するために皮脂が過剰分泌して、ベタつきが気になることも多いです。
これらの頭皮ダメージは、「洗浄力の強いシャンプー」や「洗いすぎ」による頭皮の乾燥が原因かもしれません。つまり、毎日のシャンプーが頭皮ダメージの原因になっているのです。
髪を洗わないとどうなる?
ここまで見ると、髪を毎日洗わないほうが良いと思いますよね。では、髪を毎日洗わないとどうなるのでしょうか?
臭くなる
髪を洗わないと、当然ですが臭くなってきます。頭皮は皮脂分泌が多い場所なので、だいたい2日目くらいから頭皮の臭いが気になりはじめることが多いようです。
食生活によっては、人よりも皮脂分泌が多くなりやすい人がいます。それは、揚げ物やケーキ、ジャンクフードが好きでよく食べる人。
このような食べ物を好む人は頭皮の皮脂が多くなり、髪を洗わないと臭いが出やすくなります。
皮脂でベタつく
髪を洗わないと皮脂でベタつきやすくなり、不潔に見えてしまいます。頭皮は皮脂分泌が多い場所なので、髪のベタつきはどうしても避けられませんよね。
適量の皮脂なら、髪をしっとりツヤツヤにしてくれる保湿効果もありますが、皮脂が多くなり過ぎると髪がベトベトになって見た目も良くありません。
フケ・ニキビなどの頭皮トラブルが発生しやすい
毎日髪を洗っている人でも、頭皮の皮脂は分泌されています。皮脂をそのままにして洗わないで過ごすと、頭皮にニキビや吹き出物ができやすくなってしまうのです。
また、髪を洗わないとフケが発生しやすくなり、不衛生な頭皮環境になることで、さらにひどい頭皮トラブルにつながってしまうことも。
髪を毎日洗わないことは、「頭皮トラブルが起きやすくなる」というデメリットがあります。
髪を洗わない日の対処法
髪を毎日洗っても洗わなくても、頭皮トラブルやダメージの原因になることがわかりました。では、一体どうしたら良いのでしょうか? どうやら「髪を洗わない」といっても、「シャンプーを使わない」だけで、実際には髪を洗う必要があるようです。そこで、髪を洗ない日の対処法をご紹介します。
ドライシャンプーで清潔に保つ
日本では毎日髪を洗うことが常識だと思われていますが、海外では2~3日に1回くらいが主流のようです。そんな海外でよく使われているのが「ドライシャンプー」です。
ドライシャンプーとは、水を使わずに髪や頭皮を清潔にできるアイテムのことで、スプレータイプ・パウダータイプ・シートタイプなどの種類があります。
- スプレータイプ……頭皮に揉みこんで汚れを落とす
- パウダータイプ……頭皮の余分な皮脂を吸収し、髪をふんわりと仕上げる
- シートタイプ……髪や頭皮の汚れを拭き取る
ドライシャンプーの詳しい情報は、コチラを参考にしてみてください。
▶ドライシャンプーは薄毛予防に効果あるの?洗い流さないメリットとデメリット
ぬるま湯で「湯シャン」する
シャンプーで髪を洗わない日は、ぬるま湯だけで洗う「湯シャン」をするのがオススメです。そもそも毎日髪を洗わないほうが良い理由は、シャンプーの刺激で髪や頭皮にダメージを与えてしまうから。
そのため、お湯だけで洗えば問題ありませんよね。実はお湯だけでも、汚れの7~8割は落ちると言われています。
湯シャンのやり方は、洗う前にしっかりとブラッシングをして、汚れを落としてからぬるま湯で洗います。
お湯の温度は34~38℃くらいが適温。熱いお湯で洗うと頭皮の皮脂を落とし過ぎてしまい、頭皮が乾燥してしまうのでご注意ください。
髪を毎日洗ったほうがいい場合とは?
毎日シャンプーを使わないほうが頭皮や髪を守れるとはいえ、毎日洗ったほうが良い場合もあります。では、髪を毎日洗ったほうがいい場合とは、どのようなときなのか見ていきましょう。
頭皮の皮脂量が多い場合
頭皮の皮脂量が多い場合は、毎日髪を洗ったほうが良いでしょう。頭皮の皮脂量が多くなるのは、以下のような場合です。
◆汗をかきやすい季節
夏は暑くて汗をかきやすい季節なので、頭皮の皮脂が増えてベタつきやすくなります。そのため毎日洗って清潔にしたほうが良いでしょう。
逆に冬は、皮脂量が減って乾燥しやすい季節なので、毎日洗うのは控え、乾燥から髪や頭皮を守りましょう。
◆皮脂の多い年齢
10代は皮脂量が多く、頭皮もベタつきやすい年齢です。そのため、毎日髪を洗って清潔に保つことをオススメします。
しかし、加齢とともに皮脂量が減っていくため、「肌が乾燥しやすくなった」と感じる人は、頭皮の皮脂量も減っている証拠です。そのため、毎日洗わないほうが良いでしょう。
◆男性は女性より皮脂量が多い
皮脂の分泌量は、性別によっても違います。男性は女性よりも皮脂量が多いので、そのぶん頭皮もベタつきがち。そのため男性は、毎日洗ったほうが頭皮環境を良好に保つことができます。
男性は抜け毛トラブルも多いので、頭皮を清潔に保つことが大切です。
こんな人は毎日洗ったほうがいい
上記で説明した以外にも、毎日髪を洗ったほうが良い人がいます。それは、以下のような人です。
- ヘアスタイリング剤を使う
- 脂っこい食べ物をよく食べる
- お酒・タバコの量が多い
- たくさん汗をかく
このような人は頭皮の汚れや皮脂が多くなりやすいので、皮脂が毛穴につまってしまうことがあります。皮脂が毛穴につまると髪の成長を妨げてしまい、健康な髪が育たなくなります。
また、毛穴につまった皮脂が酸化すると頭皮にダメージを与え、抜け毛やかゆみの原因になることもあります。そのため、皮脂が多い人は毎日シャンプーで髪を洗うことをオススメします。
毎日洗うなら頭皮にやさしいシャンプーを使う
毎日髪を洗うなら、頭皮にやさしい「アミノ酸系シャンプー」を使うことをオススメします。
アミノ酸系シャンプーとは、頭皮や髪への刺激が少ない「アミノ酸系の洗浄成分」が配合されているシャンプーのことで、頭皮の皮脂を取りすぎることなく、やさしく洗いあげてくれるのが特徴です。
洗浄力の強いシャンプーは頭皮トラブルのもとになるので、毎日洗うなら、できるだけ頭皮にやさしいシャンプーで洗うことが大切です。
髪を洗う頻度は頭皮の状態で判断しよう!
髪は毎日洗うべきなのか、髪を洗わないとどうなるのか、をご紹介しました。頭皮や髪を守るためには清潔に保つことが1番ですが、毎日シャンプーで洗えば良いというわけでもありません。年齢や生活習慣などによって頭皮の状態が違うので、毎日洗うか洗わないかは、頭皮や髪の状態によって判断するようにしましょう。