女性なのにひげが生える原因と処理方法
人と話すとき、ひげが生えていないか心配になったことはありませんか?
女性なのに、ひげに悩んでいるなんて、なかなか人に打ち明けられないですよね。
でも、あなたの周りにも、ひそかにひげに悩まされている女性がいるかもしれません。
では、どのような処理方法をすれば良いのでしょうか?
そこで今回は、女性なのにひげが生える原因と、女性のための正しいひげ処理方法についてご紹介します。
ひげが生えにくくなる対策もご紹介しますので、併せてご覧くださいね。
目次
女性のひげの悩みは意外と多い!?
女性で、ひげに悩んでいる人は、意外と多いようです。女性にも産毛のようなひげはありますが、それが濃いと気になりますよね。
最近あなたも、こんなことで悩んでいませんか?
産毛が濃くなってきた気がする
鼻の下の産毛が、濃くなってきた気がすると悩んでいる女性がいますが、産毛が濃いのは、もともと毛の量が多い女性にありがちなことです。
ただ、昔よりも濃くなったと感じるなら、他にも原因があるかもしれません。
数本だけ、太くて濃いひげが生える
女性のひげの悩みは、全体的に濃いのではなく、数本だけ太くて濃いひげが生える場合もあります。ある意味、産毛が濃いよりも気になりますよね。
うっかり処理するのを忘れたら、ピョンと伸びたひげが目立って、人とまともに話せない場合もあることでしょう。
緊急の対処法としては、マスクをする方法もありますが、根本的にひげ対策をしなければ意味がありませんよね。
鼻下の化粧のノリが悪くなってきた
女性でひげに悩んでいる人は、鼻の下あたりの化粧のノリが悪くなったと感じる場合もあるようです。
ファンデーションが白浮きしてしまい、ひげを隠すつもりが、逆に目立ってしまうこともあるでしょう。
女性なのに、ひげが生えるのはなぜ?
では、女性なのにひげが生えるのはなぜなのでしょうか? そもそも原因がわからないと、対処法を見つけることはできませんよね。
加齢などによる男性ホルモンの増加
女性なのにひげが生える原因は、加齢などによる「男性ホルモンの増加」が考えられます。
女性も男性ホルモンが分泌されていますが、女性ホルモンの分泌のほうが多いため、ホルモンバランスを安定させることができているのです。
でも、加齢により女性ホルモンの分泌が減ると、男性ホルモンが優位になってしまう場合があります。
また生活習慣の乱れなどによって、男性ホルモンが増加してしまうこともあります。
男性ホルモンは、ひげなどの体毛を濃くする作用があり、女性でもひげが濃くなることが考えられます。
ホルモンバランスの乱れ
女性の不調の多くは、ホルモンバランスの乱れが原因になることが多いです。女性はデリケートなので、ちょっとした心身の変化によって、ホルモンバランスを崩しやすいのです。
女性ホルモンは、体毛を薄くしたり、女性らしい体をつくる作用がありますが、ホルモンバランスが乱れると、女性でもひげが生えることがあります。
ストレスや睡眠不足
ホルモンバランスが崩れる原因として、ストレスがたまっていたり、睡眠不足で疲れがたまっていることも考えられます。
ストレスや睡眠不足は、ホルモンバランスが乱れるだけでなく、自律神経のバランスも崩してしまうので、精神的に不安定になってしまう場合もあります。
「最近メンタルが疲れてきたな」と感じたら、女性でもひげが濃くなる場合があります。そんなときは、意識的に休息をとるように心がけることが大切です。
タバコを吸っている
女性なのにひげが生える原因は、タバコを吸っていることが考えられます。
タバコは百害あって一利なしと言われますが、本当にその通りで、ホルモンバランスを崩したり、体調が悪くなったりすることが多いです。
いきなりやめるのはストレスがたまるかもしれませんが、できるだけ本数を減らすか、少しずつやめるようにすると、ひげが薄くなっていくことが考えられます。
過度なダイエット
女性に多いのが、過度なダイエットをしてしまうこと。過度なダイエットで食事を減らし過ぎると、生理が止まったり、栄養不足で体調不良になったりすることが多いです。
その影響で、女性でもひげが濃くなる場合があります。栄養バランスの良い食事をしないと、ホルモンバランスが乱れることも多く、さまざまな不調があらわれることがあります。
激しすぎる運動でダイエットするのも、男性ホルモンが増加する原因になるので、ひげが濃くなる可能性があります。
女性のひげ処理の正しいやり方は?
では、女性のひげを正しく処理するには、どうすれば良いのでしょうか? 男性のひげ処理のやり方と、基本的には同じなのですが、美肌のためには正しく処理することが大切です。
電気シェーバーで剃る
女性の正しいひげ処理のやり方は、電気シェーバーで剃ることです。多くの女性は、ひげが気になると剃っていると思いますが、カミソリで剃るのはNGです。
カミソリでは、肌を傷つける場合が多いので、できるだけ電気シェーバーで剃ることをオススメします。
電気シェーバーは、刃が直接肌に触れないような仕組みになっていることが多いので、デリケートな女性の肌を守ることができます。
女性のひげ処理なら、体用の電気シェーバーではなく、顔用の電気シェーバーを使うことをオススメします。
◆顔を温めるか、入浴後に剃る
電気シェーバーでひげを剃るときは、剃る前に顔を温めておくと剃りやすくなります。蒸しタオルで温めたり、入浴後に剃れば、ひげが柔らかくなるので剃りやすいですよ。
◆機種によっては、クリームなどで滑りを良くする
電気シェーバーの機種によっては使えませんが、肌をなるべく傷つけないためには、クリームなどを塗ってから剃ることをオススメします。
そのほうが滑りが良くなって、肌を守ることができますよ。
剃った後は保湿ケアをする
ひげ処理をした後は、保湿ケアをすることをオススメします。電気シェーバーでも、少なからず肌の表面を傷つけている可能性があるので、保湿ケアをして肌を守りましょう。
また、ひげ処理は夜やることをオススメします。ひげを剃った直後は、肌が炎症しているので、できるだけそっとしておくことが大切です。
後は寝るだけの夜なら、肌を休めることができますね。
冷たいタオルで冷やして炎症を抑える
女性の正しいひげ処理方法は、剃った後に、冷たいタオルで冷やすことです。剃ると肌が炎症を起こすので、炎症を鎮めるためにも、冷やすステップを忘れないでくださいね。
もし冷やさないと、肌に赤みが出てしまい、ひげ処理したことがバレてしまうかもしれません。
赤みが出ると、化粧しても目立ってしまうことがあるので、そうならないためにも、ひげ処理後はしっかりと冷やしましょう。
女性のひげ処理には「顔脱毛」するのもアリ
女性のひげ処理は、肌を傷つけるかもしれないし、顔の目立つ場所なので、失敗したくないですよね。それなら、顔脱毛をするのもアリでしょう。
今や男性でも「ひげの永久脱毛」をする人がいるくらいですから、女性も負けてられませんね。
でも、「顔脱毛まではしたくない」という女性には、シェービングサロンで剃ってもらうという方法はいかがでしょうか?
シェービングサロンで剃ってもらう
脱毛までは考えていないけど、肌を傷つけないようにしっかりケアしたい人は、シェービングサロンで剃ってもらうという方法もあります。
シェービングサロンで剃ってもらうなら、ひげだけでなく、顔全体の産毛も剃ってもらうと良いですよ。産毛がなくなると、化粧のノリが格段に良くなりますので、キレイにメイクが決まります。
月1回くらいなら、エステ感覚で通えますよね。
女性のひげが生えにくくなる「イソフラボン」で対策
女性のひげ対策としては、ひげが生えにくくなるような方法もあります。それには、女性ホルモンと似たような働きをする「イソフラボン」が効果的です。
女性ホルモンを活発にするイソフラボンを食べる
大豆製品に含まれている「イソフラボン」は、女性ホルモンの1つであるエストロゲンと似たような働きをすると言われています。
そのため、女性ホルモンのバランスが整い、ひげが薄くなることが考えられるのです。
イソフラボンは、納豆や豆乳、きな粉や豆腐などに含まれているので、毎日食べるようにすると良いでしょう。
大豆イソフラボンは、大量に摂ると副作用のような症状が出る場合もあるので、食べ過ぎには注意が必要です。
納豆なら1パック、豆腐なら半丁、豆乳なら200ml程度が適量です。
女性ホルモンのバランスを整えれば、ひげ対策だけでなく、バストアップ効果や美髪・美肌効果など、オマケの効果がたくさんあります。
毛を薄くする「イソフラボン配合」の抑毛ローション
イソフラボンを食べるのも良いですが、直接肌に塗ることで、毛を薄くする効果も期待できます。
女性ホルモンには、体毛を薄くする作用があるので、イソフラボン配合の抑毛ローションをつけると良いでしょう。
女性のひげ専用の抑毛クリームもある
抑毛ローションは以前からありますが、最近は、女性のひげ専用の抑毛クリームというものがあるようです。
これにもイソフラボンが含まれていて、女性のひげを薄くしていく効果が期待できます。
女性のひげをメイクで隠す方法
女性のひげを薄くする対策には、ちょっと時間がかかりますよね。そのため、効果が出るまでの間の対策として、メイクで隠す方法をご紹介しましょう。
- コントロールカラーで目立たなくする
- コンシーラーで隠す
ファンデーションを厚塗りして、ひげを隠している女性もいるかもしれませんが、それでは肌全体に負担がかかってしまいます。
それなら、「コントロールカラー」や「コンシーラー」で隠すのがオススメです。
コンシーラーで隠すのは、一般的な方法ですが、ワンランク上の対策として、コントロールカラーによる対処法があります。
コントロールカラーで、女性のひげを目立たなくさせるには、「オレンジ」「黄色」「ベージュ」あたりの色が効果的です。
とくに、女性なのに青ひげが目立ってしまう人は、この方法でかなり目立たなくさせることができます。
逆にひげが濃くなる! NG処理とは?
女性のひげ対策をするつもりが、じつは逆効果になってしまうNG処理をご紹介します。
カミソリで剃ると肌を傷つける
女性のひげ処理でNGなのは、カミソリで剃ることです。電気シェーバーなら良いですが、カミソリは皮膚の表面を剥がしてしまうので、オススメできません。
女性用のカミソリなら、肌にやさしくできているので、何とかセーフです。その中でも、「顔剃り専用」のカミソリを使う選ぶようにしてくださいね。
毛抜きで抜くと濃くなる
女性のひげは、数本だけ濃い毛が伸びてしまう場合もあるので、毛抜きで抜きたくなる気持ちはわかります。でも、毛抜きで女性のひげを抜くのは、絶対にNGですよ。
ほぼ確実に、ひげが濃くなります。ひげを抜くと、毛穴がダメージを受けてしまい、肌を守るために、太くて濃い毛が生えてきてしまうのです。
そのため、まったくの逆効果。絶対にひげは抜かないでください。
脱毛ワックス・除毛クリームは色素沈着の恐れあり
女性のひげ処理でNGなのは、脱毛ワックスや除毛クリームを使うことです。ツルツルにしたいから、使いたくなる気持ちはわかりますが、肌が荒れてしまうのでオススメできません。
しかも、ほとんどの脱毛ワックスや除毛クリームは、「顔には使用しないでください」と書いていることが多いので、ひげ処理に使うのはNG。
体の中でも顔の皮膚は薄くてデリケートなので、肌に刺激が強すぎて、ひどく荒れてしまう可能性があります。
また、脱毛ワックスや除毛クリームの刺激が強すぎると、そのせいで色素沈着してしまう恐れがあるので、絶対に避けましょうね。
剃る頻度が多いと濃くなる
単純なことですが、女性のひげが濃くなる原因として、剃る頻度が多いからという可能性もあります。
何度も頻繁に剃ると、毛を抜くのと一緒で、肌を守るために、太くて濃いひげが生えてきてしまう可能性があるのです。
もちろん、伸びているのに放っておくことはできませんが、なるべくひげ処理の頻度を少なめにすることをオススメします。
応急処置として、マスクやメイクで隠すこともできるので、併用しながら対処していきましょう。
女性にひげが生えるのは、オス化のサインかも!
女性なのにひげが生える原因と、正しい処理方法をご紹介しました。女性でもひげが生えることはありますが、濃くて気になるようなら「オス化」のサインかもしれません。ホルモンバランスを整えて、抑毛クリームなどでケアすれば、ひげの悩みから解消されるでしょう。